2009年 10月 03日

板取温泉と鮎料理

板取で温泉入って鮎を食べてきました。

 ― マルバノキ ―

お昼に鮎を食べるのに、お腹を空かしていったほうが美味しいかなということで、前から気になっていた、板取の銚子洞の入り口にできたらしい、トンネルを見に行ってきました。

林道が落石のためかなり手前から通行止めで、車を置いて歩きました。
紅葉はまだ早かったけど、マルバノキだけは赤く染まっていました。

林道脇の潅木を観察しながら歩いていると、ハートが2個くっついたような可愛い実を見つけました。
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葉っぱを見ると、まだ紅葉していないけど、マルバノキです。
家に帰って調べてみると、やっぱりマルバノキの実でした。
面白いことに、この実は昨年の秋に咲いた花が実ったものだそうです。
最近では、秋に紅葉と星型の花とハート型の実までいっぺんに観賞できる庭木として人気があるそうです。

 ― トンネル ―

2kmほど歩いて、やっと銚子洞の石門に着きました。
昔は、ここを通過するのにチョックストーンの下の深い淵(写真の橋の下)を泳いだものでした。
かみさんもその自然の造形の不思議に感心したようでした。
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近くまで行ってみると、聞いたとおり右岸に穴が開けられていました。
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結構長い真っ暗なトンネルを抜けると。
そこには銚子洞に似つかわしくもないロッテリア的なデザインの休憩所が。
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その先は、板取の自然が残っているように見えました。
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谷沿いに付けられた遊歩道を少し歩き、吊橋のところで引き返しました。
計画では上流の銚子滝まで遊歩道を伸ばす予定だったけど、自然が厳しすぎたのか、今は途中までしか行けないらしい。
こういう工事で板取の経済が潤うのは悪いことではないし、だれでもこの美しい自然に触れることができるようになるのはいいことだと、ここでは言っておきます。


帰りのトンネルの中で、かみさんが何か音楽が聞こえたと言って、怖がりました。
手を繋いで真っ暗なトンネルを歩きながら、さっきのトンネルの入り口に停めてあったトラックに誰か戻って来たのかと思いました。
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トンネルを抜けトラックを覗いてみると、誰も乗っていません。
荷台には、山の道具や履物が散らかっています。
不思議なのは、浅い木箱に干からびた鮎が数匹散らばっていたことです。
まるで、ちょっと出かけたまま、何日も帰って来ていないかのように。
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 ― 温泉 ―

ちょうどお昼も過ぎたので、汗を流しに板取温泉の湯元「すぎ嶋」へ寄りました。
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少しぬるめの気持ちのいい温泉でした。
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洗い場も4人ずつしかない小さな温泉です。
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いつもどおり、早く出てしまった私は、ロビーで庄野潤三の「せきれい」を読みながら、かみさんを待ちます。
古民家を移築した建物にはジャズが流れ、休憩しているお客もゆったりしている感じ。
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庭にはヤマガラが飼ってあり、しきりにさえずっていました。
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 ― 鮎とアカメガシワ ―

少しお昼を過ぎてしまいました。
天然鮎料理の店「おもだか」に行くと、お昼のお客も一段落した感じで、おばちゃんたちがお昼を食べていました。
鮎コースを注文しました。
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座敷のすぐ脇には板取川が流れていて、一本の潅木に木の札が掛けてありました。
読んでみると、お盆にはこの木の葉っぱに料理を載せてお供えをすると書いてありました。
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おばちゃんに木の名前を尋ねるとアカメガシワだと教えてくれました。
家の裏山にも普通に茂っているアカメガシワには、今までいいイメージがなかったけど、この木の葉が昔から器として利用されてきたことを知って、少し見直しました。
人も知れば知るほど好きになれるのならいいのにね。
来年の春にはこの葉で柏餅や柏寿司を作ってみたいと思います。
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厨房に、かなり年配の釣り師のおっちゃんが、釣ったばかりの鮎を持って来ました。
おばちゃんはおっちゃんのことを○○君と呼んでいるのが面白かった。
たぶん幼馴染なのでしょう。
おっちゃんは、おばちゃんと楽しそうになにか話していましたが、その後、お金を貰うのを忘れて帰ってしまったようでした。
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やはり塩焼きが鮎料理の王様です。

川では石に腰掛けてのんびり友釣りをする釣り師の姿が。
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最後の雑炊まで、上品なお味。
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量もちょうどよく、大満足で家路につきました。


いろいろ面白いことがあった小旅行でした。
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by s_space_s | 2009-10-03 16:32 | 旅行 | Trackback | Comments(0)
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