blog版 がおろ亭

sspaces.exblog.jp
ブログトップ
2009年 11月 10日

第6回川と山のぎふ自然体験活動の集い

御嶽のふもと、濁河温泉にある県立御嶽少年自然の家で開催された第6回川と山のぎふ自然体験活動の集いに参加しました。

1日目
11月7日(土)
午前中は周辺のフィールドで3つのエクスカーションが設けられました。
わしは、下呂の縄文公園で行われた「下呂石で石器づくり」に事務局担当として参加しました。
他には「岐阜の宝もの「飛騨小坂の滝」を巡る」と「日和田のキノコ狩り」と面白そうなのがあって、そちらにも参加したかったのですが、体は1つしかないのでしかたがありません。

9時に縄文公園に集合した参加者は8名。
講師は小池 秀雄氏。
下呂石シンポジウム実行委員会代表で近くに工房もお持ちで、下呂石で円空仏などの作品を作られたり、石器作り体験などを指導されてる方です。
e0064783_21424948.jpg

下呂石は、湯ヶ峰火山の活動で出来た火成岩です。
旧石器時代から石器の材料として使用され、その石器は長野県など県外からも出土されています。
(これは、落ちの伏線?)
小池さんは、子供の頃、近所の畑からよくやじりなどの石器を見つけ、集めているうちに下呂石に興味を持たれたのだそうです。
下呂石の説明があるサイト

まずは下呂石の説明をしていただきました。
黒い普通の石に見えますが、硬い石やハンマーで掻き取るように叩くと薄くスプーンで削ぎ取ったように簡単に割れます。
e0064783_214335100.jpg

石片はそのままでも十分ナイフに使えるほど鋭利です。
e0064783_21435181.jpg

薄い部分は割と簡単に割れる性質があり、石器時代には尖った鹿の角で加工していたらしい。

次に、縄文公園の芝生広場で実際に石器を作ってみました。
使うのは、丸木の工作台と鹿の角の代わりに斜めにカットした太い銅線を木製の柄に刺した工具のみ。
e0064783_21473284.jpg

先生の模範実技を見せていただいてから、あらかじめ加工しやすいように小さく割ってある石片をもらい、参加者はそれぞれやじり作りに取り組みました。

これが見本のやじりと槍
e0064783_21442875.jpg

先生のやっているのを見ると、簡単にぽきぽき割っていけるように見えます。
e0064783_2145436.jpg

しかし、実際にやってみると、いくら力を入れても思うような形にならなかったり、せっかく形のできた部分が折れてしまうなど参加者は悪戦苦闘しているようでした。
e0064783_2145334.jpg

下呂石の破片はガラスとまでは行きませんがかなり鋭利で、道具が滑るので軍手を外していたら、指などに刺さり流血しながらの作業になりました。
作業場所にあらかじめブルーシートを敷いていた意味がわかりました。
芝生などに散って後でその上に手をついたりすると、思わぬ怪我に繋がる危険があるようです。

1つめはだんだん小さくなってしまい、やじりとは別物になってしまいましたが、次第にコツがつかめてくると少しの力で石を削っていくことができるようになり、気がつくと夢中になってあっという間に終了予定の11時になっていました。
結局2個完成することができました。
e0064783_2146442.jpg

NSネットでもお世話になっている元体育教師のIさんは、さすがに呑みこみが早く、「よし、コツがわかった。これで今度のプログラムのネタができた。500円は安いもんや。」とご満悦でした。

最後に石の削り屑をまとめて所定の場所へ捨てて終了。
小池先生から、もし体験活動で材料の下呂石が必要であれば、作品の製作過程で出た石片があるので、お分けしますとのことでした。
ただし、削り屑を変なところに捨てて、何かの発掘調査で出てきてしまったりすると大変な騒ぎになりかねないので、できれば下呂まで捨てに来てほしいと言ってみえました。
真顔で言われたので冗談ではないと思います。

地味ーなプログラムかと思いましたが、やってみると非常に面白い石器作り体験でした。
午後の部も面白そうな部会がいっぱいです。

つづく
[PR]

by s_space_s | 2009-11-10 08:32 | 自然 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://sspaces.exblog.jp/tb/11550052
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ワルテル at 2009-11-11 23:01 x
やっとかめでスー
ゲロ石っちゅうんですか。
黒くて石器とくれば黒曜石かと思っていました。
黒曜石も柔らかいのかなあ。
やじりって聞くとなんだか硬いもののようなイメージをもつけれど、
鉄がない時代に石を加工するわけだからすごく硬かったら無理なんだな。硬さより、肉を切れる鋭さが大事なのか。刃物としての寿命は短かったのかな。
Commented by s_space_s at 2009-11-12 08:33
おひさ~。
これなら魚の腹もスパッと切れると思います。
刃の保ちは使ってみないとよく分かりませんが、IさんがNSネットの「縄文キャンプ」というプログラムで使ってみると言ってたので、会ったら聞いてみます。


<< 第6回川と山のぎふ自然体験活動...      初冬のこけ採り >>