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2010年 12月 09日

唯願寺のシブナシガヤ

上石津の「緑の村公園」バンガロー村でエヌエスネットの主催事業「縄文キャンプ」が行われました。
その夜の部は忘年会も兼ねていたので、仕事が済んでから車で向かいました。
あいにく雨模様で夜のプログラムは中止になり、最初から「大人の時間」に突入。
参加の親子も一緒に猪鍋やトンチャン、差し入れの美酒で盛り上がりました。

だいぶ酔いも廻った頃、一緒に活動しているNPO「風の会」のイワさんがブルースハープを吹きだしたのには驚きました。
わしも少しは吹くのですが、イワさんは数段上。
ハープもトンボのメタルコームのスペシャル版。
リードは自分で調整し、オーバーブローをマスターして、今はブルースよりジャズのほうが面白いそうです。
わしもオーバーブローを教えてもらいました。
ブローベンド、ドローベンドができれば1つの穴で半音から1音半音を下げることができます。
それで曲の幅ができ、ブルースっぽいノートも出せるようになります。
さらにオーバーブローができれば半音上げることができ、演奏の幅が広がります。

酔っていて息切れしたけど何曲か一緒に吹いてもらって楽しかったです。
そんなこんなで、気がつくと車の中で寝ていました。

翌朝は、うどんをいただき、子供たちと「どろけい」などして遊んでから、キャンプ場を後にしました。
国土地理院の5万図を頼りに近くにあるはずのシブナシガヤを観て帰ることにしました。
古い地図なので現在地がよく分からず、裏道に入ったところの和菓子屋「宮崎屋」さんに寄って道を尋ねます。
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店のおばさんの説明では地図の位置と違うように思ったので、どら焼きをお土産に買って出ました。
(このどら焼きはとても美味しかった)
うろうろしていて、通りかかった大神神社の社叢が素晴らしかったので寄ってみました。
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スーパースターみたいな巨木はないけど、スギ、ケヤキ、アラカシなど代表的な樹木が全体的に保護されています。
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でも、普通の神社に比べたら立派なものです。
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案内板
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またまた大きな木発見。
江戸時代の宝暦年間の治水工事で植えられた千本松原の松と兄弟の松だそうです。
このあたりはちょっと探せばいろんな巨木がありそうです。
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案内板
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さて、本命のシブナシガヤ。
近くにあった上石津郷土資料館を訪ね学芸員さんに訊いてみました。
地図に載っていたシブナシガヤは国の天然記念物でしたが、何年か前に枯れてしまったそうです。
今はその場所に子供の苗が植えられているとのこと。
行ってみると、美の衆陣屋跡と書かれた石碑の横にかわいく植わっていました。
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ハイリフレフレ・ハイリホ~♪ 大きくなるんだよ。
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学芸員さんの話では枯れた木の兄弟木が近くにあるらしい。
少し離れた唯願寺の境内にも伝説のあるシブナシガヤがあるとのことでした。
宮崎屋のおばさんの話の意味がこれで分かりました。(おばさんごめんなさい。)

唯願寺の方へ行ってみることにしました。
浄土真宗のお寺のわりに?面白い伝説が多いお寺でした。

この井戸は琵琶湖まで繋がっているという伝説があります。
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廚の裏手にシブナシガヤは立っていました。
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樹齢数百年のりっぱなカヤ。
苔むした幹は年月を感じさせますが、枝振りは非常に元気そうです。
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なぜか大きなサワガニが張り付いていました。
寒い日だったので、触ってもほとんど動きませんでした。
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この木の実にも伝説がありました。

その昔、何代目かの住職が蛇身の妻をめとったそうな。
やがて夫婦に子供ができたが、妻は赤ん坊を残して消えてしまったそうな。
住職は、妻の残した言葉に従い、この木の実をお乳がわりに赤ん坊に与え、りっぱな大人に育てたそうな。
その後、この木の実を食べるとお乳の出がよくなると評判がたった。、
皮を剥くと渋皮が実のほうに付かないのでシブナシガヤと呼ばれるようになったそうな。

カヤの実と落ち葉
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落ちていた実を少しいただいて帰りました。
カヤの実は樹脂系とも柑橘系とも言えるような、強い臭いがします。
お風呂に入れたらなんか良さそうなかんじ。

実を出し、煎って食べてみました。
渋皮は実に付かず、簡単に剥くことができました。
ココナッツのような味がしました。

場所はこちら
巨木・蕎麦MAP
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by s_space_s | 2010-12-09 19:58 | 巨木巡礼 | Trackback | Comments(0)
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