blog版 がおろ亭

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2012年 06月 10日

勘違い

動物の生態について、人間目線のかってな解釈をつけて感動の安売りをしている番組がある。
先日は、群れからはぐれた雌ライオンがインパラの子供を自分の子供のように守るという話を放送していた。
わしはこの光景を見て、ライオンが哀れだとは思ったが、この病的な勘違いがなんで感動話になるのか理解できなかった。
このライオンが正気にもどり、インパラの子をがぶりとやって命をつないだという落ちなら、わしも感動したと思う。

人間もライオンも食わねば生きていけない。
たぶんこの雌ライオンは死ぬだろう。
その自然の厳しさにこそ感動すべきであろう。

他にも怪我したペンギンを仲間が助けるという話もあったけど、人間にとって都合よく編集しているようにしか見えなかった。
南極のペンギンルッカリーを見るかぎり、傷ついて弱った者には容赦のない世界である。

ネットで検索してみて、このての話に感動したというコメントがたくさんあったのが意外だった。
本物の自然とは切り離し、動物が主人公の絵本みたいなものとして楽しんでいるのなら、その感想について他人がどうこう言うことでもない。
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by s_space_s | 2012-06-10 21:58 | あほばなし | Trackback | Comments(2)
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Commented by あずうの母です at 2012-06-10 22:42 x
こんばんは
わたしはその手の番組を見ません
あまりに不自然だからです

わたしの住むところも田んぼだらけですが
あまりの不自然さに愕然とします
まさに『沈黙の春』です
生き物のザワザワがないのです

ちょっとしたあぜ道でも足を踏み入れると子どものころは何者かがぴょんぴょん飛び出してきました
小さな水たまりでも生き物がいっぱいでした
かわいいオタマジャクシを頭からがぶがぶやっているザリガニや
小鳥をのんでいる蛇をみかけたものです

今の子どもたちは日常的に生き物と接する機会を奪われています
農業の合理化で雑草さえ生きていけない農薬をまかれて
冬は干上がった田んぼでは魚や虫も死滅しまったくいなくなっています

ですから生き物が生きていく様子は想像でしか思い描けず
弱いものをいたわるようにしているライオンに感情移入し
素晴らしいこと、と勘違いする

厳しい現実を目の当たりにする機会がほとんどないことこそが問題で
だれもギモンに思わないのも問題です

これからどうなっていくんだろう
子や孫の代にはスズメも天然記念物?

そう考えるとかなりマズイですよね


Commented by s_space_s at 2012-06-11 17:33
観ていて,なんで腹が立ったのか自分でもうまく説明できなかったことを,代わりに言っていただき,ありがとうございました。


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