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2012年 12月 04日

川と山の岐阜自然体験活動の集い

12月1日・2日の土日に岐阜県立森林文化アカデミーで開催された集いに今年も行ってきました。

この集いは今回が9回目。
開催の趣旨は自然体験活動関係者のネットワーク作りです。
わしの場合は、自分では体験できないプログラムが用意されているのと、夜の情報交換会が楽しみで毎回参加しています。

1日目は13時からのスタートで、まず全体のパネルディスカッション。
テーマは「自然体験・京都、長野、石川の事例に学ぶ」です。
性格の異なる3団体の代表者の方をパネリストに迎え、その成功事例から理念、ノウハウなどを共有させていただこうというもの。

パネリストは、
京都、田歌舎 藤原 誉さん
長野、NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター 辻 英之さん
石川、いしかわ自然学校 越石あき子さん

たまにお手伝いするだけの者には、「この道で喰っていくのは大変だな~。」という感想が最初に来るのですが、自分で事業を立ち上げ、広げていこうという方には大変参考になり、刺激になるお話だったと思います。

その後の分科会は、「ジビエ料理 鳥の解体体験」に参加しました。
わし的には今回のメーンエベントです。
講師はパネルディスカッションのパネリストもされた田歌舎の藤原さん。
見てのとおり?豪快な方でした。
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8羽の地鶏を持って来ていただき、2羽ずつ足を縛って竿に吊すところからスタート。
頸動脈を切り、絞めて血抜きをします。
何故か2回も役が回ってきて要領が分かりました。
死んでいく鳥の羽が重力で花が咲くように開いていくのが印象的でした。
手を合わせている参加者もいました。

70℃ほどのお湯に漬け毛穴を開かせ?大まかに羽を抜き、水で洗いながら細かい羽を取って丸裸。
産毛は火で焼きます。
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ここまでは誰でも1回やれば出来ると思いますが、本当の技の見せ所は肉に切り分ける技術でした。
参加者も交代でチャレンジしましたが、時間がかかりすぎるので、途中までで後は藤原さんにお任せしました。
さすがの手際よさにみんなため息。
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スローフードのレストランもやってみえる藤原さんは、家でも鶏肉を買ったことがないとのこと。
本当にマスターしようと思うなら、鶏肉はスーパーで買わないと決めることだそうです。
10体もやれば何とかできるようになるとも言ってみえました。

鶏肉は、藤原さんの料理で情報交換会のメインディッシュに変身。
2羽分がダッジオーブンの蒸し焼きになりました。
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鶏のたたきもすごく美味しかったです。
鶏は絞めたときが一番美味いという藤原さんの説明が納得できる味でした。

夜の情報交換会は例によって二次会に突入し、気が付いたら自分の車で寝てました。

う~ん。むにゃむにゃ。朝です。

顔を洗ってからコテージのほうへ行ってみると、すでにキタさんのノルディックウォークの受付が始まっていました。
ポールを貸していただき、まだ酒が残って気持ちいい感じで着いて行きました。
美濃橋あたりや俵町の裏通りは面白い店や民家がたくさんあり楽しいところでした。
喫茶赤玉でモーニングをいただきました。
おばちゃんがやっているこんな雰囲気の店って落ち着く~。
コーヒーも美味かったです。
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次の分科会は、これも非常に興味のあった「河原の石勉強会」。
美濃橋の下流に移動して河原の石を観察しました。
講師は岐阜県博物館の久保先生、美濃市の藤岡先生です。

まずは、久保先生から河原の石の外見から解ってくることのお話がありました。

まずは気になる石を探すことから始めます。
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・石の模様はどのように出来るのか。
・この辺りでは火山活動で出来た石が多い。
・石の種類を見分けることより、どのような過程を経て石が出来たのかが大事。
などの話をされましたが、参加者が専門的な質問をするので、説明もどんどん学術的な方向へ。
専門的でわしには理解できない話(深海の酸素濃度とチャートの色の関係とか)もありましたが、久保先生の石に対する情熱が伝わってくるお話でした。

第2部は、藤岡ひろし先生による石の分類の説明です。
まず石の図鑑がなぜないかと言うお話から、地域によって石の見た目が大きく変わるという説明がありました。
また、見た目だけでは専門家でも間違うことがあり、実際に花崗岩と石灰岩を間違えた大学教授の笑い話(とほほ話)も紹介されました。
あたりを付けるには流域の地質情報が欠かせないとの説明もありました。
その上で長良川中下流域だけで使える観察シートに基づき、最初2種類、つぎ5種類、最終目標7種類の同定に挑戦しました。

美濃橋下流では火砕流として流れ出た高温火山灰が固まった溶結凝灰岩が多く、礫岩や花崗岩に似てるけどなんか怪しい感じのやつがあったら「溶結凝灰岩です。」と言うと当たりのことが多いです。
(説明が全然学術的でなくて済みません。)
「本質レンズ」という緑がかった楕円の模様が観察されるとはっきりします。
下の写真では縦に模様が入っています。
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その説明をしている藤岡ひろし先生。
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先生に同定していただいた石でも、家に帰って見てみたら、玄武岩と泥岩はそっくりだし、礫岩と溶結凝灰岩も双子のようでした。
奥の深い世界です。
「放散虫革命」という言葉も始めて聞きました。

最後は、みんな10種類の石を見つけるのに夢中(お土産にしたいので)。
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この辺りには少ない石灰岩も3個見つけることができました。
見つけるたびに久保先生に「これは珍しい、もらって良いかな」と取り上げられ、残ったのは大きな1個のみ(左端のやつ)。
お土産が重くなってしまいました。


来年は11月の金土日でトヨタ白川郷自然学校で実施されます。
次回もこの集いでしか体験できないようなプログラムが予定されているようですよ。
一般の方も大歓迎です。

森林アカデミーの川尻先生の記事
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by s_space_s | 2012-12-04 17:27 | 自然 | Trackback | Comments(0)
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