blog版 がおろ亭

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2013年 03月 06日

乗鞍奥千町避難小屋を訪ねて

6年前の年末に青屋古道から奥千町の避難小屋を目指しましたが、熊笹の藪が落ち着かないラッセルに阻まれ、駒の鞍2301mまでで引き返しました。
新雪の時期にこの小屋に泊まって、周辺の斜面を滑ったら楽しいだろうなぁ。
こんなイメージが憧れみたいに頭の中に広がって、終いにはやり残した宿題のような存在になっていました。

この週末は寒気が入り、山は微妙な天気かなと思いましたが、強力な相棒が一緒に行ってくれるというので、とりあえず小屋を目指してみることにしました。

【山域】乗鞍
【場所】千町尾根
【日時】2013年3月2日(土)~3日(日)
【コース】岩井~五色ヶ原~千町尾根~奥千町避難小屋(泊)~西面S字ルンゼ滑降~避難小屋~駒の鞍北ルンゼ滑降~五色ヶ原~岩井
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部) 
【天気】2日:曇り時々雪、3日:晴れ・風強し

ルート図(クリックしてね)
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こちらは3D地図

岩井谷の集落の奥の駐車スペースに車を置かせていただき出発。
たまに晴れ間も覗くが、雪が断続的に降り続く1日であった。
五色ヶ原の休憩所の屋根にも2mほどの積雪
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高山の篠崎先生の記録と同じ尾根から千町ヶ原に上がる。
末端には変なギャップがあるので左手から回り込んで取り付いたほうがよい。
尾根上に雪庇。風上側はハードクラスト。
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雪を被ったモンスターのようなシラビソ・コメツガの大木を縫って千町ヶ原から駒の鞍2301mに向かう。
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地形が緩やかでホワイトアウト気味なのでコンパスと高度計に頼って進む。
高度計が2350mまで上がったのを見て、知らないうちに駒の鞍のピークを通過したと勘違いする。
(後で考えると、低気圧が急に発達したためであった。)
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2370m付近の尾根上にあるはずの小屋を探すが、基本的に違う場所で探しているので見つかるわけもなく、1時間ほどうろうろする。
カモシカを至近距離で見る。
結局、いしはらさんのスマホのGPSでまだ駒の鞍を通過していないことを確認。

奥千町は駒の鞍までとはうって変わって、大きな木のない雪原だった。
コンパス便りに東へ向かう。
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半分雪で埋まった避難小屋を通過しかけたが、ガスの切れ間にかろうじて捉えることができた。

入口は完全に雪の下。
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冬期入口があるのかも分からないので、風下となる東面に見当を付けて掘ってみることにした。
吹雪となり、全身雪まみれで風に体温を奪われ、除雪作業中も非常に寒い。
幸い冬期入口を発見することが出来た。
夜間に再度埋没するのを出来るだけ避けるため、入口周囲を堀り下げる。
1時間以上の作業の後、小屋にもぐり込む。
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いしはらさんはビール・ウイスキーなど飲みきれないほど担いで来てくれた。
除雪作業でばてばてのわしは、自分で持って来た焼酎を少し飲むのでやっとこさ。
夜間はさらに冷え込み、水筒の水が数分で凍り始めるほど。
飲んでも酔いが回らない。

小屋の中にあるトイレと非常用にデポしていただいているシュラフが非常にありがたかった。
夕食後、早々にシュラフに入る。
止まない風と、吹き溜まりの雪で徐々に埋まりつつある入口のことが気になり、なかなか寝付かれなかった。

タイム:岩井集落7:10 尾根取付11:30 千町尾根13:00 非難小屋16:00  


夏の様子

明日は小屋から出られるだろうか?
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by s_space_s | 2013-03-06 21:17 | テレマーク | Trackback | Comments(3)
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Commented by kozaemon at 2013-03-06 22:32 x
つづきが楽しみじゃ~。
Commented by Yt at 2013-03-07 10:25 x
お疲れ様です。やっぱがおろさんはすごいなぁ!
自分たちは諸事情から四ツ岳は今月末に変更し急きょ猫岳に行ってきました。レポの続き楽しみにしています
Commented by s_space_s at 2013-03-07 17:21
続きみてね~。
あんまりスマートな山行ではありませんが、山の中で泊まること自体に意味があると思いました。


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