blog版 がおろ亭

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2014年 06月 19日

苦味走った・・・。

昨日、岐阜大学応用生物科学部のM先生から動物の味覚に関するお話を伺いました。
ヒトの味覚には5つの基本味というのがあるそうです。

甘味  → エネルギー(糖)
うま味 → タンパク質(アミノ酸)
塩味  → ミネラル
苦み  → 毒物質
酸味  → 腐敗物

味覚は動物が自分にとって有益な物質を選好(上の3つ)するためや有害な物質を回避(下の2つ)するために発達させた感覚です。
脊椎動物なら、だいたいこの5つの味覚を備えていて、魚でも甘味などを感じているそうです。
M先生は、この味覚が遺伝子で決まるというテーマについて研究してみえます。

味覚は主に舌べろの味蕾にある味覚受容体というところで受け取った刺激が脳に伝わることで感じます。
動物によっては(たぶん)進化の過程で、ある種類の味覚受容体が退化してしまうことがあるみたいです。
例えば、ネコ科の動物は甘味を感じない。→ 完全な肉食だから甘いものを探す必要がないから。
ニホンザルは一部の苦みを感じない。→ 冬場に苦い樹皮などを食べないと生きていけないから。
とかとか。

ヒトでも、PTCと呼ばれる苦味を感じない人が25%ほどいるというお話がありました。
PTCはクレソンやカブなどアブラナ科の植物に含まれる苦み成分です。
この性質は遺伝するそうです。
程度や種類の違いはあると思いますが、苦みを強く感じる子供には野菜嫌いが多い、苦みを感じない女性には肥満が多いなどの調査結果があるようです。

ここまでが前置きです。

お話の後に苦味感覚について試験紙でテストしていただきました。
他の聴講者が「苦っ!」とか言っているのに、わしにはただの紙を舐めているようにしか感じません。
自分が苦味マイノリティであることを、生まれて初めて知った記念日です。

思えば、野菜、山菜大好きだし、コーヒーや濃茶も好きです。
ニホンザルに近いのかもね。


 「これ苦くないね」と君が言ったから
          六月七日は味覚疑念日






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by s_space_s | 2014-06-19 20:36 | あほばなし | Trackback | Comments(0)
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