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2014年 07月 01日

板取川支流海ノ溝谷ゴルジュ遡行

この日曜日は、まっちゃんと上石津の近場の沢へ行く予定でした。
数日前にまっちゃんから電話があり、海外遡行同人総会で台湾から訪日中のJasminをどこか「眠く(boring)ない沢」へ連れて行く話になった、近場で板取の海ノ溝谷を考えているが、わしもどうかというお誘いでした。

泳ぎまくりの沢はあまり経験がないわしですが、台湾遡渓のパイオニアであるまっちゃん、最近も台湾の大きな沢を登っているエキスパートえのもとさん、最近、日本の強力メンバーと15泊16日の台湾スーパーゴルジュ遡行をやったばかりのJasminという超強力メンバーと一緒なら引っ張ってもらえるかなという気楽さで参加させてもらうことにしました。
えのもとさんの古くからの相棒で「静かな山旅」のなかむらさんにお会いできるのも楽しみでした。

前日の土曜日は、長良川の河原でウエルカム・パーティー。
藍川橋の下は時折、小雨が降り込む天気でしたが、焚き火を囲んで深夜まで沢の話で盛り上がりました。
特にJasminの日本人トップ沢クライマー達のキャラクター分析が面白かったです。
まっちゃんは、なかむらさん持参のワイルドウォーターキーゴルジュに嵌まり溺れかかっていました。
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【山域】奥美濃
【場所】板取
【日時】2014年6月29日(日)
【コース】海ノ溝林道分岐P~海ノ溝谷出合いから入渓~ゴルジュ終了~林道~P
【メンバー】まっちゃん、えのもとさん、なかむらさん、Jasmin、わし 
【天気】曇り

車の中で寝たわしは5時頃目が覚めたけど、酒も残っていて、夜中に雨が降っていたし、ひょっとしたら中止?などと思いながら、なかなか起きられないでいた。
7時近くになり橋の下に行ってみると、みんな起きていて、天気も良くなってきて予定通り行くことになった(行きたくないのか!)。

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スタートが9時半と遅めなので、海ノ溝谷出合いから遡行することにした。
まっちゃんたちは、ノーロープで岩場をクライムダウンしていたが、わしは恐いので最後は短い懸垂下降で出合いに着いた。
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すぐにF1。
順番にトライするが、水量の加減か?ヌメリ具合の加減かへつりができない。
ツルッと滑ると降り出しに戻ってしまう。

Jasminの奮闘を楽しそうに眺める、3匹のおっさん。
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ゲームみたいで面白いが、歩を進めないといけないので、榎本さんが2ポイントのエイドで抜けた。
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へつりを諦めたJasminは巻きルート探索。
後で聞いたら、ここはショートルートだということを忘れていたとのこと。
ビックルートでは時間短縮が最優先なのだそうだ。

あとは、渇水のため悪いところもなく、泳いだりへつったりしながら楽しく遡行。
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大きなプールをもったF?手前の明るいゴーロで大休止。
温まった岩の上でトカゲをきめるえのもとさん
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わしは動きより保温重視のウエアで来たが、百戦錬磨のまっちゃんえのもとさんはジャージと山シャツ(舐めてます)。
まっちゃんはカッパも着ていないので、さすがに震えが来たようだ。
なので、大きなプールは誰も泳ぎたがらず、巻くことになった。
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ここもつるつる
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スケールが分かる
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次が、核心部と言われる灰色チョック。
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Jasminがスローバックで投げ縄を試みていたが上手くいかないので、わしもやってみようと思い、スローバックをぶら下げて泳いでチョックストーンに向かったら、意外や!手前のエディに入れてしまった。
おまけに古いロープが引っかかったままだったのでスリングでアブミを作って掛けてみた・・・が、そんなに甘くなかった。
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チョックを越えるにはカムやスリングが要る。(あたりまえ!)
なかむらさんがギアを持って応援に来てくれた。
おまけに「私の肩に乗ってください。」という申し出に遠慮なく甘えさせていただく。
出口下にカムを噛ませるも、全体的に被っている上につるつるでジャミング不可能。
OW登りの邪魔になるのでザックも放りだし下流で回収してもらって、クライミングに専念する。

膝に不安があるので無理はできない。
結果的には、左右のホールドを上手く使うのがみそで、CSの上に這い上がる。
スローバックを駆使して後続を迎えているうちに、えのもとさんが恐ろしい「洗濯機」の上をトラバースしてくれて、核心部は終わった。

一番危ない、ホワイトウォーター下のストレイナー
「落ちたら死ぬぞ!」
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その後は暫くのどかな遡行が続く。


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河原になったところで、カップ麺で体を温めHOT一息。
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林道までの尾根の登りは、足が重かった。
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イモリが気に入ったJasmin
むっちゃかわいいらしい。
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30分ほど歩き、16時ごろ車に戻った。
安心できる強力メンバーと渇水のおかげで無事完登できたし、Jasminも眠くならなかったみたい。
よかったよかった。

ニコラ・コンテの "jet sounds"をかけながら板取街道に車を走らせる。
プールに入った後のような気だるさに、そのサウンドが心地よかった。







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by s_space_s | 2014-07-01 12:10 | 山登り | Trackback | Comments(2)
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Commented by まっちゃん at 2014-07-02 18:00 x
手前勝手に自作自演した「ワイルドウォーターキーゴルジュ」に嵌まるとは、余念がないというか何と申しましょうか。ドウモスミマセン。
ウノミゾ二度目でしたが、やはりイイ。岐阜の宝ともいえる空間デスネ。
Commented by s_space_s at 2014-07-03 17:26
わしはまだ川浦谷本流も遡行したことがないので、また行ってみたいです。
ワイルドウォーターキーゴルジュとは言い得て妙。


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