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2015年 07月 15日

納古山633mの興味深い谷2本(木作谷、小牧谷)

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小牧谷大滝下段15m

【山域】美濃、飛騨川中流
【場所】納古山、木作谷、小牧谷川
【日時】2015年7月11日(土)
【コース】木作谷左俣~納古山~南西尾根下降~小牧谷~納古山~木作谷コース~木作谷
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】晴れ
【遡行図】(クリックしてね)


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昨年秋に揖斐のある山で偶然お会いした日比野氏から「隠れた好ルート」を幾つか教えていただきました。
先日の土曜日、その中で、納古山北面の木作谷と南面の小牧谷へ行ってみました。
当初は、久しぶりに錫杖へ行く計画だったのですが、天気があまり良くなさそうな情報が出ていたので、近場でお茶を濁そうかと思ったわけです。

ところが、予想に反してかんかん照りの猛暑日となりました。
1本目の木作谷は多少とも水があって良かったのですが、小牧谷の大滝は尾根に巻き上げられ、熱中症でふらふらになりました。

木作谷は源流が3本に分かれていて、日比野さんによれば、右・中・左の順に難しくなるとのことでした。
低山の小谷なので、すっきり感や美しいといった感じはありませんが、なかなかの地形です。
まっちゃん情報によると右俣も面白いとのことです。

小牧谷は上にも書きましたが、急に始まる連瀑帯が厳しすぎて、下段を少し登っただけで諦めました。
岩質からプロテクションを取るのが難しいので、突っ込めませんでした。
日比野さんの見立てでは50mということでしたが、もっと大きいかも。
秋とかにトライしたらどうかな、なんて今考えています。

近くの小さな山にも面白い楽しみ方があることを再認識した沢登りでした。


1本目は木作谷。
林道の途中に車を止めて、終点まで歩く。
流域は全山植林で、雰囲気は良くない。

納古山へ上がっていく不明瞭な登山道と別れ、はずれ沢の詰めのような小谷を不安になりながらも登っていく。
植林で隠れているが、谷の奥になにやら怪しい雰囲気が漂ってきたと思ったら…。
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突然、両岸に壁が現れ、予想しなかったゴルジュに突入。
両壁はかなり高くおまけに悪そうなチャート。
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チャートの節理が美しい支流の小滝
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源流の右岸からルンゼが合流する地点に、ケルンらしきものが積んであった。
そのルンゼを詰めれば尾根に上がれそうな感じである。
我々はそのまま本流を詰めることとする。
右岸に立派な岩穴があった。

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中の様子
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両岸は脆そうな壁に囲まれ、5mほどの黒い滝を越えると、奥には悪そうな被り気味のルンゼが立ちふさがった。
ここが奥深い山の源流で、退却することも難しいところであれば、奮闘的なクライミングになっても突っ込むのであろうが、そこは里山の気楽さ。
無理をする気にもなれず、適当な木の根っこを支点に懸垂下降した。

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先ほどのケルンのところまで戻らず、黒い滝左岸のハング壁のバンドをたどり巻くことにする。
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うまい具合に尾根に出て、さほど苦労もせず、頂上脇に出ることができた。
登攀ラインとしてもなかなか良いのではと、2人ともまずは満足。

頂上には数人の登山者がいた。

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ウスノキの実がもう生っていた。
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まだお昼前なので、重い腰を上げ2本目にかかる。
南面の小牧谷の大滝が次のターゲット。
日比野氏情報では、ロープがあれば登れるということだった。

まずは谷への下降である。
地形図を見ると、破線の道が送電線に絡んで、谷まで降りている。
日比野氏は、かなり遠まわりになるこの道を使わず、支流を懸垂下降を交えて下降している。
我々は時間もあるので、消えかけた道を辿って、下流から入っている林道に出た。

鶏肉でヘボ(クロスズメバチ)の巣を採っているおじさんがいた。
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こちらの谷も木作谷と同じ雰囲気である。
林道が終わって谷へ降りるとヤブと倒木で登りにくく、興ざめ気味。
小滝が幾つか出てきたなと思ったら…。
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急に連瀑帯が現れる。
2つ小滝を越えると、15mほどの大滝。
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これは厳しそうなので、右から巻く。
バンドがあり、滝の上に戻ることができた。
そこから見上げる上部にはさらに2段の滝が。
上段はハングした壁に入った狭い隙間から水が飛び出している。
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しばらく眺めていたが、やはり突っ込めず右手のバンドからこの2段も巻くことにする。
滝からかなり離れてしまったが、戻れそうなバンドがあったので辿ってみる。
壁はほぼ垂直になり、それ以上近づけないところまで行ってみたけど、滝はさらに上から落ちてきていた。

また諦めて、巻きに入る。
どんどん右に追い上げられ、谷から完全に離れた尾根に出てしまった。
気温が高く、息も苦しくなってくる感じでやばかった。

頂上脇の木陰で体温を下げてから、ゆっくり下山した。
夕飯のビールの美味かったこと!
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by s_space_s | 2015-07-15 12:02 | 山登り | Trackback | Comments(0)
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