人気ブログランキング | 話題のタグを見る

blog版 がおろ亭

sspaces.exblog.jp
ブログトップ
2015年 07月 22日

長良川・木曽川堤防道路サイクリング

7月後半の3連休、足の調子が悪かったので、家で読書三昧してました。
3日目は晴天。
村上春樹の初期の短編集など再読していて、このいい天気に、年上の人妻と寝て彼女が泣いて云々とか読んでる場合ではないと思いたち、急遽サイクリングに出かけることにしました。

読書以外にも通勤用自転車の修理とか庭にピザ窯を作る準備とかすることはありましたが、出かけたくなったらどうしようもなく、1時間で準備して11時前に家を出ました。

目指すは長良川の河口です。
往復120㎞ちょっとかな。

まずは、通いなれた道で長良川左岸に出て、下流に向かいました。
長良橋下の川原町の街並みも、炎天下に人影まばら。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21251130.jpg
忠節橋から河渡橋までの左岸道路は日曜・休日の昼間は自動車進入禁止のため、のんびり走れます。
合渡橋過ぎても、右岸の車びゅんびゅんの道に比べ自動車が少なく、サイクリング向きです。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21252348.jpg
羽島市の南端、桑原輪中の南で長良川と木曽川が合流します。
正確には堰堤を挟んで並行して南へ流れるようになります。
その地点に大正12年に建てられた「三川分流の碑」があります。
この三川とは木曽川、長良川、揖斐川の総称で、過去、合流・分流を繰り返し、そのたびに水害を引き起こしていました。
三川分流の治水工事は、オランダ人技師デ・レーケの計画により、明治20年(1887)に着工、明治45年(1912)に完成しました。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21253924.jpg
石碑からすぐ南の地点に、ゲートがあり、木曽川・長良川間の堤防道路は、ずっと南の木曽三川公園手前まで、自動車進入禁止になっていました。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21263813.jpg
景色もいいし、自動車も来ないので、サイクリング天国みたいな道路です。
ロードレーサーが沢山走っていました。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21254976.jpg
木曽川側には、こんな感じの突堤が多い。
シジミ?を採っている人がけっこういました。
午後になると海風が強くなり、しんどくなってきました。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21263863.jpg
伊勢湾岸道路
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21254990.jpg
ホワイトサイクロンから歓声と悲鳴が
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21260756.jpg
木曽川河口の導流堤
これもデ・レーケの設計で、明治23年(1890年)竣工
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21260708.jpg
伊勢湾台風の水位(上)と現在の満潮位(下)
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21260751.jpg
長良川河口堰、左岸魚道
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21260788.jpg
魚道観察窓口
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21260774.jpg
帰りも「三川分流の碑」まで中間堤防道路を走りました。
帰りは、追い風です~いすい。
途中で、インラインスケートのトレーニング中のおじさんに追いつきました。
ホイールが普通のやつの2倍はあろうかと思われ、スピード競技用だと思いました。
一声かけて追い越してから、しばらくすると、なんと追いついてきて後ろにぴたりと付かれました。

走りながら、しばらく話をして、こんどは「お先に」と言って、40㎞/hぐらいのスピードで追い抜いて行きました。
かなりの年輩(他人のことは言えませんが)とお見受けしましたが、大腿の筋肉がスピードスケーターのそれでした。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21254943.jpg
東海大橋手前で休んでいるおじさんに声をかけて別れました。

木曽川合流点からは長良川と別れ、木曽川右岸道路を走ります。
笠松に近づくと車が多くて、走りを楽しむというより、黙々と苦行に励むという感じです。
こういうのも悪くない。

夕方、笠松競馬場を通りかかり、厩舎周辺の様子を見てみたかったので、寄ってみました。
敷地に入っていくと、門番の守衛さんに見とがめられました。
「○×▽□・・・?」
何を言っても無駄と感じる、コミュニケーションの断絶に諦めて、脇道からレースの終わったひと気のない砂場のコースを見るだけにしました。
長良川・木曽川堤防道路サイクリング_e0064783_21263848.jpg
あとは金華山を目印にして走るのみ。
赤のれんに捕まるのをぐっとこらえて、家に向かいました。






by s_space_s | 2015-07-22 21:44 | 自転車 | Comments(0)


<< 夏休み源流男キャンプ      ああ~今年も夏が来た♪ >>