2015年 12月 03日

大矢田ひんここ祭を観てきました。


ひんここ祭は、大矢田神社の例祭(4月第2日曜)と秋のもみじ祭(11月23日)の年2回行われるお祭りで、500年ほど前から始まりました。
現在公開されているのは、ひんここの舞というもので、その他に稚児・獅子渡り、稚児・獅子の舞、猩々・竜の舞などがあります。
かみさんは、関市の池尻というところの出身で、大矢田はひと山越えてすぐ近くです。
非常に素朴な祭ということで、子供のころは観に行く値打ちがないように思っていたそうです。

お昼に武芸川の道の駅で新蕎麦をすすってから、大矢田に向かいました。
舞台の近くには駐車場がないので、大矢田小学校が臨時駐車場になっています。
ここからひんここの舞台までは1㎞ほどあり、途中、古呂婆受宮(ころばずのみや)という霊場の前を通ります。
案内板によれば、ここには伝説の蛇の胴が祀られていて、ひんここの舞の行列もこの坂に来るとお囃子を止め静かに畏敬して通るのだそうです。

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ひんここの役者は休憩中。
手前が神主と須佐之男命の二役を演ずる祢宜殿。
ラモスそっくりです。
農民は、庄屋を先頭に火種持ち2、鍬持ち2、肥料持ち2、種持ち2、土かけ1、足跡付け(何をするの?)1、弁当持ち1の計12体あります。
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大蛇は、頭、胴2つ、尾に分かれています。
いい表情しています。
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舞台は小山の中腹にあります。

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登ってみました。

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かみさんが、地元の方がやってみえる売店で焼き芋を買ってきました。
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安納芋というやつで、甘くておいしかった。
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開演の2時まで時間があったので、大矢田神社に行ってみました。
紅葉はもう終わった感じです。
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ここでも気になるのがずらっと並んだ屋台です。
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地元のおばちゃんたちがやっている五平餅に行列ができていました。
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柚子がたっぷりかかっていて、これも美味しかった。

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夫婦杉

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上演時間は30分ほど。
下の広場からお囃子と一緒に舞台へ登っていくところから始まります。
踊りは、祢宜殿のお祓いから始まり、農民の麦まき、大蛇の襲撃、大蛇と須佐之男の戦いと続き、須佐之男勝利の舞で終わります。
その間、同じお囃子が延々と続き、クライマックスではテンポが速くなり、擦鉦(すねがね)が鳴り響きます。
人形は首が前後に動くだけの素朴な仕掛けで、大蛇に頭を挟まれた農民は幕下に消えていきます。
大蛇と戦う須佐之男命の武器は、神主の時持っていた大麻(おおぬさ)のまま。
神通力で大蛇を倒したのでしょう。

小さい子供がお母さんに、呑みこまれた農民は大蛇のお腹から助け出されるの?と訊いていました。
お母さんは「そうだよ」と言ってましたが、そんなに甘くはない。
呑まれた農民は最後まで出てきませんでした。




舞台から降りてきた役者が並んでお披露目があります。
人形は20㎏もあるそうです。
見かけより大変な舞なんですね。





ひんここの舞には登場しませんが、これがひんここ祭の中心になる神人の猩々姫(櫛稲田姫命)です。
500年の年月を感じさせる風貌とぼろぼろの着物です。
持っているおじさんも一体化して、雰囲気を醸し出しています。
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観客との触れ合いもあって、肩ひじはらないレイドバック感が、好ましい祭でした。
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by s_space_s | 2015-12-03 11:34 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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