2017年 04月 04日

御嶽・摩利支天山北西尾根~草木谷右俣源頭滑降

【山域】御嶽
【場所】摩利支天山北西尾根
【日時】2017年4月2日(日)
【コース】濁河温泉~北西尾根~摩利支天山~草木谷右俣源頭滑降~北西尾根~濁河温泉
【メンバー】まっちゃん、こざえもんさん、わし
【天気】快晴
【タイム】濁河温泉7:30 摩利支天の肩12:30 摩利支天13:30 肩14:10 濁河温泉16:50

ルート図(クリックしてね)
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昨年の4月24日にまっちゃんと計画し、雪が少ない年だったのと時期的にも遅すぎて尾根に取り付けず敗退した摩利支天北西尾根
まっちゃんとは沢は何度かご一緒していますが、山スキーではこれが初めてでした。
下山中にまっちゃんの登山靴が崩壊したこともあり、そのとき感じた不安は1年後もそのままでした。
・尾根の末端に雪があるのか。樹林が濃そうだがスキーが使えるのか。
・十何年ぶりというスキー道具は大丈夫なのか。特に登山靴。バンド締めのシールで大丈夫?
・まっちゃんのスキー技術はどのぐらいなのか。登山靴で滑れるのか。
などなど。

積雪については、温泉に上がる道路沿いの残雪を見てふっとびました。
道具についても、貰い物というバックスキンの冬靴を見て、少なくとも崩壊はしないな、と。
計画前のメールのやり取りで、まっちゃんの「足をひっぱるかも」と牽制があり、滑れるのかというのが一番の不安材料でした。

そして蓋をあけてみて…、
登りは今回のような柔らかい雪ならバンド締めのシールでも問題ありませんでした。
下りのほうもコペルニクス的転回で全然問題ない結果となりました。

その転回とは、下りもシール滑降するというものでした~!
隙間に雪がたっぷり詰まったシールは適度なブレーキとなり急斜面以外はほぼ直滑降。
何が狂ったのかターンがまともにできないコザエモンさんを待ちながら、余裕の下山だったのです。
普通に下れば1時間は早かったと思います。
滑る楽しみを捨てた、北海道仕込みの実践的技術でした。

わたしの まちがひだった
わたしのまちがひだった
こうして 草にすわれば それがわかる
 八木重吉「草に すわる」

ここまでは余談で、肝心の北西尾根ですが、まっちゃんが目を付けたとおり、スキー向きの素晴らしい尾根でした。
ラインの美しさはもちろん、原生林の雰囲気といい、登行・滑降に向いた適度な傾斜といい、登山口からいきなり取り付けるアプローチの良さといい。
これまでスキーの記録がなかったのが不思議なくらいです。
18世紀後半に開かれた御嶽教三道のひとつ小坂口からの道は、この北西尾根を経て剣ヶ峰に続いていました。
歴史ある、合理的なラインです。
雪の多い年なら4月中旬まで快適に登下降できると思います。
まっちゃんには関心がないようですが、草木谷右俣源頭の大斜面は垂涎物です。

(おまけ情報)
今月号の岳人のカラーページにまっちゃんのインタビュー記事があるようです。(読んでないけど)
    

登山口の橋でこんだけあります。
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雪があれば神社裏から登ったほうがいいみたいです。
わしらは仙人滝の上流最初の堰堤手前で尾根に取り付きました。
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ご機嫌なまっちゃん

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実にスキー向き

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森林限界間近。
乗鞍の眺め。
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草木谷右俣を覗く。
エキストリーマーならラインが見えるかも。
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最後のダケカンバ

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幸い、新雪が安定していました。

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濁河温泉スキー場が小さく見えてます。

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尾根通しはクラストしてきそうなので、草木谷源頭部へトラバースしました。
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帰りが楽しみな大斜面
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摩利支天の肩に着き、わしはここから滑ってもよかったのだけれど。
まっちゃんに訊くと、当然行くというので、スキーをデポしアイゼン・ピッケルで頂上を目指します。
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頂上直下の雪壁
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やっぱり
ここがいいのだに
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滑降の支度をしていて、まっちゃんがシールを締めなおしているので、びっくりした。
シールのまま滑る!?

わしはこれのために登ってきたのだ!
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こざえもんさんが降りてこない。
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あれれ?
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「忍法こずえ渡り」が使えるとこも
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沢状がいいみたい。
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戻ってきました。
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車の人となり、展望台から振り返ると、摩利支天が恥ずかしそうに雲に隠れていました。
暫く待っていると顔を見せてくれました。
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目のいいコザエモンさん「わしらのシュプールが見える!」
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この尾根に確かに足跡を刻み込んだ感慨がじわ~っと湧いてきました。





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by s_space_s | 2017-04-04 22:59 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
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