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blog版 がおろ亭

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2017年 05月 11日

Long trail running(記録:白山南北スキー縦走)

【山域】白山
【場所】白山南北主稜線
【日時】2017年5月3日(水)~5日(金)
【コース】石徹白大杉~別谷~南龍ヶ馬場~室堂~大汝峰~七倉山~楽々新道~新岩間温泉
【メンバー】こざえもんさん、いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部) 

白山南北縦走はここ数年温めてきたプランでした。
交通の便が悪いのと三ノ峰から南龍の区間が修行になりそうで、なかなか実行できずにいました。
いつもの仲間が興味を示してくれ、また、イシハラさんが車回収のうまい方法を提案してくれたおかげで実現しました。

天気も3日間最高で思ったよりスムーズに抜けることができました。
スキーの機動力が使え、足並みのそろったパーティーなら1泊2日でも十分可能だと思います。

【行動概要】

(1日目)
朝4時半にJRの九頭竜湖駅に車2台で集合。1台デポし、石徹白へ1台で入る。

大杉の登山口まで車で入れた。

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1200mぐらいからスキーが使えるようになる。おたけり坂はツボ足。

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神鳩避難小屋。雪は少な目。

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なつかしい母御石

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銚子ヶ峰から別山を望む。
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その後、三ノ峰避難小屋までスキーが有効に使えた。

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案外早い到着
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昼前に着いてしまったので、一瞬、南龍まで歩を伸ばすことも考えたが、メンバーの疲労も考慮しここまでとする。

時間があるので、避難小屋ピークの南東斜面を300mほど滑降した。

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同宿1名

予定では各自が朝夜1回ずつ3人分の食糧を準備することにしていた。
が、わしの食糧計画の周知が拙く、山行中すべて各自のメニューで食事することになった。
なので、わしは毎回朝は五目飯、夜は早茹でパスタになる。
三ノ峰避難小屋は広く快適な小屋でトイレも2か所あった。

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ミミガージャーキーうまいよ

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タイム:大杉登山口5:50 神鳩避難小屋8:10 一ノ峰10:20 三ノ峰避難小屋12:00 小屋帰還14:00


(2日目)
3時半起床。

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三ノ峰は登山道が出ていた。

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別山の日の出
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ある程度スキーが使えるほどの残雪はあった。

しかし、朝いちの固い斜面ではアイゼン歩行のほうが安全と判断し、別山までほぼシートラーゲン(スキーを担いだり牽いたりして運ぶこと)。

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別山手前は非常に風が強く、スキーが煽られ難儀する。
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別山から大屏風前半はスキーが使えた。
まだ緩んでいない2276mピークからのシール滑降で緊張する場面があった。

大屏風の微妙なリッジ
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別山を振り返る。
このピークの下りはビビった。

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白山が近くなってきた。

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途中、高山のテレマークの大御所T師と邂逅。
南龍ヶ馬場への滑降する尾根を間違え1本手前の尾根を滑り始め、戻る。

2256mピークからの正規の尾根は末端が急斜面であるが気持ち良い滑降ができた。

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2256mピークを振り返る。
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南龍からは広大な斜面をひたすら室堂に向けて登る。

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コザエモンさんガス欠気味。
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室堂に着き、イシハラさんと彼を待つ間、我慢できず売店で泡の出る飲み物に手を出す。
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室堂でお参りし、御前峰は割愛させていただく。
鳥居はほぼ埋まっていた。
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御前峰の肩を越えて、大汝を目指す。
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お世話になりたくない、ちっちゃな大汝の避難小屋
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広い北斜面を快適に滑る。

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七倉の登り、バックは大汝

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七倉山北面。上部はハイマツがあったが下部は快適斜面。

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2415mピークの巻きはシールなしで。
清浄ヶ原の大斜面は時間があったら滑りたかったが、諦める。
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見返り坂のジャンクションでやっと本日の宿が確認できた。

スキーになったらコザエモンさん復活。

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見返り坂へトラバース気味にエントリーし、クロカン的なスキーで小桜平を目指す。
小屋への斜面は1日のフィナーレといった雰囲気でよかった。
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小屋は屋根だけ出ており、冬期入口から入る。
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同宿1名、地元の方で有用な情報が得られた。
小屋はまだ新築の感じできれいなトイレもあるが、収容MAXは8名ぐらいか。

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タイム:避難小屋5:00 別山7:15 南龍ヶ馬場10:45 室堂12:15~13:15 七倉山15:40 小桜平避難小屋16:30 

(3日目)
雪が緩むのを期待し少し遅めに出発。

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さすがに降雨による溝がうるさい。
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楽々新道をのんびり1200mあたりまで滑る。

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雪が消えると登山道脇にイワウチワ、カタクリ、タムシバ、ヤマザクラなど、お花見ロードの雰囲気

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ばんざ~い!


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ひっそりとした新岩間温泉
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ん?

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登山口から1kmほどで休業中の新岩間温泉を過ぎ、車道をさらに6.5kmで一里野スキー場でゴール!

と計画していたが、祝日はコミュニティバスが運行しておらず、さらに瀬女(せな)まで7km歩く。

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確認不足でお二人に申し訳なかった。
ぜんまいを干しているおばあさんにタクシー情報を訊いたのも拙かった(かも)。


瀬女の道の駅にたどり着き、ビールで乾杯!何物にも勝るこのうまさ!

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バスと電車を乗り継ぎ夕方までに九頭竜湖駅に戻る。
JRは乗客が多く、のんびり列車の旅とはいかなかった。
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タイム:避難小屋6:30 登山口8:30 新岩間温泉9:15 一里野スキー場10:50~11:15 瀬女道の駅12:50 九頭竜湖駅18:30

こちらにもちょっと大きい写真あります。






by s_space_s | 2017-05-11 04:55 | テレマーク | Comments(2)
Commented by faggio at 2017-05-11 22:35
くくりひめは縁結びの神様みたいですね。
色々あって面白い旅でした。
Commented by s_space_s at 2017-05-12 03:16
夢のような3日間でしたね。終わってみれば。


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