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2021年 09月 21日

石徹白川支流イワナ谷から岩穴谷山1231.4m(もう一本あったイワナ谷!)

【山域】石徹白
【場所】岩穴谷山
【日時】2021年9月19日(日)
【コース】石徹白ダム上流渡渉~イワナ谷中俣~岩穴谷山~左俣~渡渉点
【メンバー】コザエモンさん、やまさん、tsutomuさん、そばつるさん、マサさん、わし(マサさん除いて岐阜テレマーク倶楽部) 
【天気】快晴
【タイム】駐車スペース7:30 奥の二俣8:45 三角点11:00 奥の二俣13:15 駐車スペース14:25

遡行図(クリックしてね)
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昨年、コザエモンさんと石徹白川上流のイワナ谷を遡行しタカノス谷を下降しました。
石徹白漁協で長年活動してみえるSさんにこの谷の状況を報告したときに、もう一本「イワナ谷」という谷があることを教えていただきました。
ダムのバックウォーターの渡渉があるため、Sさんも入ったことがないとのことでした。

地形図を確認すると出合からして不思議な感じ。
まるで尾根を割ったように谷が入っています。
中流から3本に分かれる谷の地形は源流部も含め非常に面白そうだと思いました。

テレマーク倶楽部の皆さんに声をかけると珍しく6人も集まりました。
OSKのマサさんも含め経験豊富なメンバーが揃いました。
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石徹白川に降り立つ

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台風通過の翌日で、今回の核心は渡渉にあると思っていた
幸い泳ぐことなく緩い流れを渡ることができた
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浅い瀬を選んだやまさんとコザエモンさんは思ったより強い流れに手こずっていた
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毎秒流量が同じなら狭くなっている場所、浅い場所のほうが流速が早いに決まっている
流速が2倍になれば力は4倍にもなる

奥の二俣まではこんな滝がいくつかあるだけ
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両岸はブナ、ミズナラ、サワグルミなどの原生林で非常に雰囲気が良い
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奥の二俣
当初は左を採る予定であったが、右(中俣)の地形が気になるので、滝が出てくるまで登ってみることにする
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やっぱり出た!
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滝を見ると登ってみたくなるのが・・・
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登っても登っても出てくる滝・滝・滝
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3段最上部を攀じる(やまさんとわしだけ)
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やっと大滝も優しい感じになってくる
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カサバ滝のような階段状の滝も

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1000mあたりまで15mクラスが4つほど
源流には「天空の滝」まで現れる

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緊張感から解放され頬も緩む
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どこまでも続くナメ床
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最源流まで藪漕ぎなし
稜線に出ると灌木がうるさい
草に埋もれた三角点「岩穴谷山」は簡単に見つかった
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左俣も基本的に岩盤のナメで歩きやすい

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中俣より左俣のほうが森の感じが良い
気になっていた左俣源流の最低鞍部を見に行ったやまさん
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3つほど大きな滝があるが、簡単に巻くことができる
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順調に下る
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中流のカツラの大木は見事
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また渡渉して車に戻る
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この谷は出合からすぐに魚止の滝がありました。
なので、イワナ谷の名称については、イワナがうようよしている谷という意味ではなく、岩穴谷が変化してイワナ谷と呼ばれるようになったのではないかと考えます。
岩穴の謂れになるような岩窟でもあるかと期待しましたが、今回の踏査では見かけませんでした。
ただし、中俣に入ってからは源流までほぼ岩盤で構成されており逃げ場なく、谷自体が岩でてきた穴と言っても、あながち大袈裟でもないと思います。

スケールは小さいが楽しめる沢です。






by s_space_s | 2021-09-21 17:20 | 沢登り | Comments(0)


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