blog版 がおろ亭

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2008年 08月 09日

ラングホブデルート工作完了

7月22日から25日の予定で大陸の露岩、昭和基地から南へ40kmほどのラングホブデへ行ってきました。
目的は極夜前にルートを設定した続きをルート工作して、前線基地となる雪鳥小屋までのルートを作ること、雪鳥小屋周辺のGPS観測、地震計保守でした。

当初からあまりいい天気は期待できないような予報だったのですが、最終日25日の帰路の途中で荒天に捉まり、基地に帰るのに苦労しました。
いい経験になりました。

1日目
氷山を横目に見ながらルート工作開始。
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海氷は概ね安定、氷厚も1m以上あり、ルート工作は順調に進みました。
長頭山から南に続く山なみ
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雪鳥小屋はこんな感じ。
発電機、石油ストーブ、2段ベッド、暖かい布団、豊富な食料、お酒となんでも揃っている快適な小屋です。
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既にご機嫌みたいです
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仕事の合間に周辺の散策もしました。
このあたりで幾つか見かけた海氷の盛り上がり。
まるでイグルーみたいで不思議でした。
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厳しい厳冬期の風景です
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夏に入れなかったやつで沢のゴルジュは氷って完全遡行できました。
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25日は、天気が悪くなる前に昭和基地に着けよう早めに起きて、小屋を立ち下げて出発しました。
長頭山を見ると雪煙が上がっていました。
これは荒天の前兆だったのです。
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あっという間に吹雪の中
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基地からの支援もあり、なんとか基地に帰ることができました。
ほっとして気が抜けたのか、その晩のバーでは酒が回るのが早いこと早いこと・・・
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by s_space_s | 2008-08-09 21:45 | 南極 | Trackback | Comments(3)
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Commented by ワルテル at 2008-08-10 01:12 x
厳しいミッションおつかれーライスでした。(このオヤジ臭プンプンのダジャレは昨年昭和基地に蔓延して、発する者の脳細胞を活性化し、聞く者の脳細胞を破壊したそうです。)
 わしも、3週間弱の剱岳での映画撮影の仕事にプラス1週間の研修会という長いミッションを終えて帰宅しました。映画は「剱岳 点の記」 といって、新田次郎の小説を映画化したもんです。来年公開だからがおろさんも見られるよ!乞うご期待!!
Commented by s_space_s at 2008-08-10 04:38
ただいま、昭和では、
ちょっと感心したら「まんず、たいしたもんだ。」
御馳走をいただくとき「どーれ。」
一口食べたら「うめ~。」
というAガイドの真似が大はやりです。

映画のほう、ワルテルどんも写ってるんですか?
Commented by ワルテル at 2008-08-10 08:11 x
わしは二年にわたる撮影のほんとうに終盤での参加だったので、出番はありませんでした。立山ガイドの面々は、吹き替えで宇治長治郎や柴崎芳太郎なんかをやってました。わしの役目は、監督や俳優、スタッフを山の中で安全にエスコートすることでしたが、中村Tさんにレフ板で光をあてたり録音さんのアンテナ持ちもしました。助監督の「本番!スタート!」という掛け声で50人からの人が瞬時にシンとなって集中する緊張感は素晴らしく、皆で映画を作っているんだという「気」のようなものを感じました。(これでも通常の半分以下の人数なんだそうです。)そうだ、長治郎谷では1日でAフェースの頭、源次郎尾根の懸垂場のコル、長治郎の頭へ36㎜のカメラを背負ったカメラマンと、でかい三脚、思いレンズやフィルムをかつぎあげて谷底を登る測量隊の俯瞰の映像を撮りました。映画撮影としては空前絶後の出来事だそうです。


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