blog版 がおろ亭

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2008年 01月 08日

ラジヲ体操

わしらは毎日7時45分からラジヲ体操をします。
ラジヲ体操第1をやるのですが、毎回、腕を左右に振る運動が2セットやるのに同じ方向になってしまいます。
たまにうまく右と左に大きく振れると1日が楽しくスタートできそうな気がします。

他の隊員の体操を見ていると、
完全にリズムが1テンポずれて動きが反対になっている人(I隊員)
腰を痛めたのか、恐る恐る動かしている人(K隊員、治ったみたい)
動きに妙なこぶしが入っている人(M隊員、武道家)

小学校のころは夏休みにはんこもらいに早起きするのがいやだったけど、1日の始まりとしてはなかなか面白い習慣だと今は思っています。
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by s_space_s | 2008-01-08 03:51 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 07日

台風並みの暴風が吹く

昨夜から低気圧の影響で風が徐々に強くなってきました。
朝の段階で平均風速20m/s、最大風速25m/sほどになり、雪は降ってなく視界もよいのですが、作業は中止になりました。
わしは何故か高いところが好きと思われているらしく、今は高所の燃料配管の改修などの作業をしているのですが、この風では非常に危ない。
昨日もクレーンで吊上げた資材が強風で風車のように回転しはじめ肝を冷やしました。
平均20m/sというとすでに台風並みです。
4日から「しらせ」乗組員の作業支援部隊が入って来たので、それまで宿泊していた第1夏宿から今は第2夏宿に転居しています。

部屋は2人部屋でこんな感じ
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ここには水が来ていないので、風呂も食事もトイレも洗顔もすべて200mほど離れた第1夏宿まで行かないといけない。
けど、4人部屋の第1より部屋は広いし、寛げるスペースもあるので、隊員からは好評です。
今日は休日なので共有スペースでごろごろしてる人が多い。
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越冬ビール(前次隊が持ち込み賞味期限の切れたビール)や賞味期限切れ1年~数年ものの缶詰など、なかなか嬉しい環境にあり、毎日飲んでます。

お昼になったので決死の覚悟で第1に向かいました。
前傾45度ほどにしないと前に進めません(気分的にですが)。
砂や小石が飛んできて顔にあたり痛いです。
すでに平均風速は25m/s以上になり日本なら暴風警報の真っただ中。
裏の貯水ダムの水面も波が立ち、岸ではそのまま凍りついていました。
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メニューはレトルトの牛丼。
夏期間は調理隊員ではなく、「しらせ」の調理師が来て作ってくれるのでメニューは質実剛健?です。
帰りは追い風で比較的楽でした。
左手遠くに小さく見える赤い建物が第2夏宿です。
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日程が遅れてしまう作業責任者の隊員は別ですが、一般の隊員は休日がもらえて嬉しいはずなのに、ひとつブルーになるわけは、この休みが10日に1日ある休日の前倒しだからなのです。
明日から21日まで無休の作業となります。
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by s_space_s | 2008-01-07 18:37 | 南極 | Trackback | Comments(1)
2008年 01月 06日

観測隊のお正月

観測隊員は大晦日までみっちり業務があります。
夕食後、49次隊は雪上車に乗って、沖に停泊中のしらせに行って年越しをします。
まるで、どこかの難民みたいですね。
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48次の越冬隊は昭和基地で年越しをします。
48次隊と49次隊は、宿舎も食事も作業も別々。
特に共同でやることとなっている事項以外はまったく独立した運営をしています。
50年の長い歴史からできたシステムなのでしょうが、引き継ぎとか事業の継続性から考えると疑問な点もあります。

しらせでは当然飲んで飲んで飲まれて飲んで。
テレビでは1年前の紅白歌合戦が放送されています。
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白夜なので初日の出は拝めません。
けど甲板で元旦の朝日を拝みました。
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朝は雑煮でしたが、起きてくる隊員は4分の1程度。
しらせの隊員食堂で新年会がありたらふく飲んだ後、お節料理の重箱が配布されました。
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甲板でお節を広げて記念撮影。
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午後、また雪上車で難民状態。

2日からまた通常業務です。
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by s_space_s | 2008-01-06 04:04 | 南極 | Trackback | Comments(3)
2008年 01月 05日

ヘリオペ2回目

午前中のスカーレンに続き、午後もヘリが飛ぶことになりました。
今回は沿岸ではなく、内陸のドーム富士基地(現在閉鎖中)に向かうルート上、沿岸から数十キロ入ったH57とH100というポイントの無人磁力計のメンテナンスです。
H100で標高が約1317m。
沿岸の昭和基地より10度ほど気温が低いことになります。

今回は、越冬期間中の内陸旅行のルート偵察の意味もあったので、内陸ルート上を飛んでもらいました。
ところどころ大きなクレバスがあり恐ろし~。
S17からH57へ向かう途中、雲が低くなってガスの中を飛んでいるような状況になり、スキー場でホワイトアウトになったような感じで、大丈夫か不安になりました。
このフライトの実施の判断が慎重になされた意味がわかりました。

とっつき岬。ここから大陸に取り付きます。昭和基地から15km。
左手が大陸。右手が海氷。遠くに見えるのが昭和基地があるオングル島。
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ヒドンクレバス
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内陸の風景はこんな感じ。雪と風しかない、見渡す限り白い地平線。
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雪上車ルートの標識、旗竿とドラム缶。
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ここで問題発生。
最初シルバのオリエンテーリング用のコンパスを使って、基準となる旗竿と磁力計の方向関係を記録しようとしたのですが、どうもイメージした方向と違うし、磁針の動きがおかしい。
スントのプロ用コンパスに替えてみたら磁針もスムーズに動くしルートとの方位関係もいい感じになりました。
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原因は伏角といって、緯度によって磁力線が地面に対して描く角度が異なり、南極では、その傾きが大きくなり磁針がプレートにあたったりして動きが制限されるためでした。
スントのプロ用にはグローバルニードルという多次元に動く軸受けがあり、きちんと磁北を指すみたいです。
あらためて極域で日本国内の常識が通じないことを実感しました。
ヘリの窓も凍ってたし・・・
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by s_space_s | 2008-01-05 03:47 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 02日

ヘリオペ1回目

去年の話になってしまいましたが、12月29日にヘリコプター使用の野外オペレーションに参加しました。
目的地はスカーレン大池。
ミッションは無人磁力計のメンテナンスのサポートです。

スカーレンまではリュッツォフォルム湾の沿岸を飛び30分ほどかかります。
途中にはシェッゲをはじめクライマーならおお!と目を瞠るような岩壁がいくつもあります。
岩質はちょっと脆そうなかんじです。スケールは樹木など比較するものがないので、とえらいビックウォールに見えますが、大きいので400mどまりです。
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シェッゲ。標高差400mぐらい。
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シェッゲ中央部の拡大写真(クリックすると大きくなります)
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無人磁力計
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時間があったのでスカーレン周辺を散歩してみました。
岩質は花崗岩質の片麻岩。ハーフドームの頂上を思わせる白いスラブの丘が広がっています。
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入江対岸の氷瀑
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ちょっと早くヘリが迎えにきて慌てました。
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内陸方面も晴れてきたので、午後のオペレーションも期待できそう。
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by s_space_s | 2008-01-02 13:18 | 南極 | Trackback | Comments(0)