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2008年 04月 30日

とっつきルート開通

4月25日(金)晴れ
風強し平均10m/s強、最大15m/s強、気温-14度~15度
とっつき岬ルート工作3日目
メンバー:リーダーA兄、わし、機械T、鉄人N

橇に装備を積み込んだり、スノモを立ち上げるような準備も回数重ねるうちに要領がよくなってきた。
U隊員見送り。カタバ風が強く、今日のスタートラインT22に向かって走っていると、地吹雪で雲の上を走っているような感じだった。サングラスで行ったがゴーグルのほうが良かった。手と足指が凍傷になりかけた。奥田民生の「さすらい」を大声で歌いながら走った。

最初わしとT隊員、次に鉄人N隊員と組んでスノモに乗りルート工作していく。氷厚は100cm前後あり、視程もよく、ルートは順調に伸びる。今日はA兄は雪上車で方位、GPS座標などの測定と記録の指導。雪上車で暖かい昼飯後、午後は時間短縮のためわしとA兄で組んでスピードを上げる。

突然右手にとっつき岬が見えてきたときにはちょっとびっくりした。A兄とチャツチャと穴開けをしていき、とっつきに14時39分着。上陸地点前に大きなプレッシャーリッジあり。海水が出ている。今の状態なら雪上車でも問題ないであろう。夏に来た岬が懐かしい。

帰りは夕陽が氷山列に沈むのを眺めながらスノモをひたすら走らせる。途中で日が暮れる。16時30分帰着。雪上車の給油、足回りの雪よけ、スノモの給油、エンジンルームのオーニングなど後始末をしたらいい時間になってしまった。

とにかく今後の大陸での観測の第1歩が踏み出せてよかった。
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プレッシャーリッジを点検する
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by s_space_s | 2008-04-30 01:39 | 南極 | Trackback | Comments(4)
2008年 04月 29日

ちくま文学の森7 恐ろしい話

日曜日はブリザードで外出禁止令発令。
部屋で映画鑑賞と読書三昧。
少しづつ読んでいた「恐ろしい話」を夕方読み終える。

自分としての恐ろしさベスト3は、
「剃刀」(志賀直哉) 文字どおり切れた床屋の話
「三浦右衛門の最後」(菊池寛) 殿様に寵愛された美少年の壮絶な死
「蠅」(ピランデルロ) 何気ないところに恐怖の種が

短編として面白いのは、
「詩人のナプキン」(アポリネール)
 知らないということは恐ろしい
 けど寓話としてある種の美しさがある
 韻だけではなく詩と死は相性がいい
「爪」(アイリッシュ) これは痛そう、自分でやるとこが怖い
「ひかりごけ」(武田泰淳) 極限状況での人間性とは?

怖さの種類で分類すると・・・(重複あり)

★カニバリズム(人肉食)系
「爪」(アイリッシュ)  指を食う。と言うより食ってしまう。な~んでか?
「盗賊の花むこ」(ヤーコプ・グリム)  盗賊が娘を・・・塩ふって・・・
「貧家の子女がその両親並びに祖国にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」(スウィフト) 子豚も食うのだから案外・・・
「ひかりごけ」(武田泰淳) 海に飛び込んで自殺するぐらいなら食われろ!

★人間性の怖さ
「出エジプト記」より(アポリネール) 目には目を歯には歯を
「蠅」(ピランデルロ) 何やかや言ってても自分の命が大切だってこと
「剃刀」(志賀直哉) サクッといったときの静けさがたまらない
「ひも」(モーパッサン)  こんなものを拾ったばっかりに・・・
「ごくつぶし」(ミルボー)  こうやって死ねればごくつぶしにもならんやろう 
「罪のあがない」(サキ)  子供って恐ろしい
「ひかりごけ」(武田泰淳) 

★死の恐怖
「断頭台の秘密」(ヴィリエ・ド・リラダン) 首が胴体から離れても一定の時間意思があるか?  
「三浦右衛門の最後」(菊池寛)
「蠅」(ピランデルロ)

★幽霊、妖怪、心霊現象系
「バッソンピエール元帥の回想記から」(ホフマンスタール)
「信号手」(ディケンズ) この舞台自体が幻想的
「ロカルノの女乞食」(クライスト) 
「緑の物怪」(ネルヴァル) 強がってこういうものに関わらないほうが良いってこと
「竈の中の顔」(田中貢太郎)  
「剣を鍛える話」(魯迅) 日本人には着いてけない変な話
「利根の渡」(岡本綺堂) 人の恨みの恐ろしさ

★異常心理系
「死後の恋」(夢野久作) ああッ…… アナスタシヤ内親王殿下……。「ドグラマグラ」読むべし
「網膜脈視症」(木々高太郎) 
「マウントドレイゴ卿の死」(モーム) 夢が現実世界を凌駕する話

★その他
「詩人のナプキン」(アポリネール) 詩人は死を好む?
「お前が犯人だ」(ポー) こんなことされたらホントびっくりするわな

刺激の多い現代社会に生きていて感覚が麻痺しているのか、ぞっとするような恐ろしい話には感じない作品が多い。
また、西洋人とわしらとでは怖さの感覚が少し違うような気がする。
安野光雅、 森毅、井上ひさし編なのでどっちか言うと奇妙な味の小説を集めてあるような感じです。
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by s_space_s | 2008-04-29 23:49 | 読書 | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 27日

今日は休日

今日は、休日。
天気が良ければ、漁協の漁場調査で、氷に穴を開けて釣りをする予定でしたが、あいにくのブリザード模様。
昨夜は、ガイドA隊員、通信K隊員、Aシェフなんかと4時過ぎまでバーで騒いでいたので、こんな天気がかえって有難かったりして。
ブルースハープを吹きすぎて唇が痛いです。

日曜日の朝飯は各自コーヒーやパン、ご飯に味噌汁など食べて済まします。
わしは珈琲を啜りながら食堂にある現代美術全集をのんびり眺めるのが休日の朝の楽しみです。
今朝はブラックを観ました。

休日の朝飯と昼飯は11時のブランチでいっしょになっています。
土曜日はカレー、日曜日は麺でどちらも楽しみです。
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麺は蕎麦、うどん、ラーメン、パスタ(Aシェフの専門)などバリエーション豊富。
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ついでにこちらの食事についてご紹介します。
洋食、和食、中華、どれも美味しいです。

やっぱり、みんなお肉が大好き
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魚料理もよく出ます。鯵の梅煮。
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このボリュームを見よ!
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載ってるのは昭和基地産のかいわれです。
これから越冬期間が長くなってくると新鮮な野菜が不足してきます。
昭和農協では野菜栽培装置を使ってレタス、ハーブなどを栽培しています。
また、オングル中央病院のH先生は、かいわれ、もやし、ブロッコリースプラウトなどを普段使われない手術室を使って栽培してくれてます。
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たまに、夜食のラーメンが出ることも。
このかわいい子は誰だ?
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これは花見のときのお重です。
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これだけご馳走があると、やはり食べすぎと、栄養の偏りに注意がいります。
昭和基地ではメニューを写真で記録したり食材を記録して専門家に栄養価を調べてもらうなど、隊員の健康に留意した食事への取り組みが始まっています。

食事とは関係ありませんが、わしの部屋の窓は冷蔵庫代わりになってます。
外は-20度の世界なので二重窓でもいい具合に冷えます。
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飲みすぎにも注意。
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by s_space_s | 2008-04-27 16:52 | 南極 | Trackback | Comments(3)
2008年 04月 25日

とっつきルート工作進捗状況

昭和基地は南極大陸から5kmほど離れた東オングル島にあり、オングル海峡を隔ててすぐそこになだらかな大陸が見える。
一見すると、ちょっと海を渡ってすぐ大陸に取り付けそうなのだが、実際は沿岸には氷瀑、クラック、クレバス、裸氷などがあり、内陸旅行に使う雪上車が上陸できる場所は限られている。
現在、昭和基地から大陸へ旅行する場合、上陸地点としているのが、沿岸を15kmほど北上した地点にある「とっつき岬」付近である。

毎年、海氷の状態、氷山の位置などが変わるので、各隊は自分たちで海氷上の新しいルートを設置することになる。
ドーム富士基地は閉鎖になったが、250kmほど内陸にある「みずほ基地」及び基地に至るルート上には現在も観測機器が設置されており、49次隊でもデータ取得、メンテなどのため内陸旅行が計画されている。
まずは、海を渡ってとっつき岬に至るルートを確保することが計画の第一歩なのだ。

4月4日、18日、22日と3回ルート工作に出たが、まだ海氷の発達が少なく、夏に融けたり流れたりした海氷が徐々に安定してくる時期なので、中型雪上車が通行できる最低ライン60cmを確保できるラインを見つけるのが難しく、思ったようにルートが伸びていない。
40cmしかない氷に開けた穴、それも開けた瞬間に海水が噴き出すような穴から、奈落のような海の底を見下ろすときの恐怖。
はるか大陸から御神渡り(プレッシャーリッジ)が延々と伸びてきているのを見るときの畏怖。
氷の下は深いところでは1000mもある海の上であることを忘れてはならない。

気温マイナス17度。パタゴニアのジャケットは強い味方になってくれる
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雪上車での暖かい昼食でほっとする
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夕日に染まるラングホブデ長頭山
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とっとと帰って酒飲もうぜ!
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開通したら報告します。
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by s_space_s | 2008-04-25 02:14 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 24日

久々のテレマーク

最近、明るくなるのが朝8時過ぎ。日没が4時ごろと日が短くなったので、早朝スキーや夕方スキーができなくなりました。
また、4月は土日のたびに天気が悪く、スキーをするチャンスがなかなかありませんでした。

今日は快晴で、風も比較的弱かったので、Tドクと機械のG隊員を誘って、昼飯ダッシュでスキーをしました。
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雪はこしまり雪で滑りやすかったけど、やっぱり、滑らない期間が開くと、感覚が戻るのに時間がかかります。
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Earn Your Turns!(ターンは足で稼げ!)
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6本ほど滑って、汗だくで基地に戻りました。
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by s_space_s | 2008-04-24 23:43 | テレマーク | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 21日

最近観た映画

★コントロール
2004年、アメリカ映画、監督 : ティム・ハンター
製薬会社のモラルを疑わせるような映画。
死刑囚の反社会的な性格を投薬で治そうという新薬開発に関わる研究者と死刑囚のドラマ。
最後に大どんでん返し。
レイ・リオッタは性格の変化をリアルに演じている。
「プラトーン」などでおなじみのウィレム・デフォー演ずるコープランド博士の陰影ある人間性にも共感できました。

酒飲んで観ていたら(映画には関係ないけど)無性に食欲が湧き、最後カップヌードルまで食べて2時に寝ました。

★少林サッカー
2001年、香港映画、監督・主演:チャウ・シンチー
金曜ロードショーで上映。
昔、子供と観たことがあり、あまりいい印象を持っていなかったが、また観てみたら面白かったです。
ばかばかしさ加減がいい感じ。
わしもこういうのが楽しめる年になったのかと、感慨ひとしお?
ムイ(ヴィッキー・チャオ)の坊主頭はズラだね。

★ニューオリンズ・トライアル
2003年、アメリカ映画、監督:ゲイリー・フレダー、主演:ジョン・キューザック、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン
銃を製造販売する企業(群)を相手に訴訟を起こす社会派のドラマ。
物語は鍵は陪審員に握られている。
この映画がアメリカの現実を反映しているとしたら、良くも悪くも陪審員を選ぶところから戦いは始まっている。
アメリカも日本も銃のない社会になってもらいたい。
(これは他人任せな感想です。)

★ユニコーンキラー
1999年、アメリカ映画、監督:ウィリアム・A・グレアム、主演:ナオミ・ワッツほか
観ていて気持ちが悪いだけの映画。
この自己愛の塊のようなカリスマ。どうにかならんのか!
ああ怖わ。

★許されざる者
1992年、アメリカ映画、監督:クリント・イーストウッド、主演:クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン
イーストウッドがカッコ良すぎる。
馬糞や干し草、埃、饐えたバーの匂いなんかが画面から漂ってくるような、こてこての西部劇。
足を洗ったはずの悪党が最初は金のため、最後は復讐のため暴力に戻っていくというのは、よくある筋書きだと思うが、すんなり入り込めた。
映画の重要なテーマを担っていると思われるジーンハックマン演ずる保安官の性格がいまいち掴み辛い。
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by s_space_s | 2008-04-21 01:53 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 20日

岩島ルート工作

昭和基地から1kmほど沖にある岩島へ行ってきました。

越冬に入って初めて岩島へ渡るのでルート工作をしながら行きました。
ルート工作というのは、海氷上を雪上車やスノモで移動するための安全なラインを設定する作業です。
海氷は毎年状況が変わるので、前の隊が設定したルートは参考にはしますが、自分でルートを開拓しなければなりません。
クライミングのルート開拓にも通じるものがあり、楽しんでやってます。

今回はまず、わしとK師匠が先頭で海氷の危険個所をチェックしながら見当をつけたラインをスノーモービルで走り、200mぐらいごとに仮の赤旗を立てます。
次に雪を掘って氷の面を出し積雪深を測ってから、電動ドリルで穴を開け氷厚測定器で厚さを測ります。
そのとき厚さだけでなく、氷の状態もチェックします。
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気温が低くて安定した氷であれば、10cmで1トン以上の支持力があると言われています。
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安全が確認できたら、正式に旗を設置し、セカンドのO隊員とI隊員が、前のポイントからの磁方位、距離、ポイントのGPS座標を計測し記録していきます。
岩島まで10ポイントほど穴を開けて、厚いところで3m以上、薄いところでも1.5mほどあり安全が確認できました。

陸と海氷のコンタクトラインには、潮の干満で氷が動いてできたタイド・クラックがあり注意が必要です。
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海氷は潮の干満、気圧などによって絶えず運動しており、毎日2m以上も上下しているそうです。
また、ブリザードで海氷が大きく流され海面が出てしまうこともあり、一見、雪原のように見えても氷の下は深い海であることを意識しながら行動しなければなりません。

今回は、この監視カメラの立ち下げ作業のため岩島へ渡りました。
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岩島から氷山群を眺める
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ルートの脇にあった氷山に初めて触ってみました。
あたり前ですが、氷の塊でした。
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氷山の周りには、クラック、ウインドスクープ(積もった雪が風でえぐられてできた雪壁)、裸氷、パドル(水溜り)と海氷における危険がすべてそろっています。近づくときは細心の注意と太くて長いゾンデ棒が必要です。
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なぜか常に風上にできるウインドスクープ。
視程がないとき無理して雪上車で走って落ちてしまう事故がよくあります。
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こんなこともしてみました。
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by s_space_s | 2008-04-20 12:16 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 15日

事故例集再読会

南極観測隊員には全員に「事故例集」という資料が配付されています。
これは過去の観測隊が起こした事故で現在でも事故防止のため参考になる記録を60件ほどピックアップしてまとめたものです。
火災、爆発、ガス中毒、ロストポジション、怪我、クラック・クレバス・パドル転落から酔って屋外に出て救出された事例まで、長い歴史の中にはいろんな事故がありました。
この資料は極地研究所の内部資料で取扱い注意となっています。

49次隊では、安全講習の一環として平日の夕食後のミーティングに隊長が決めた順番で担当者が事故例の概要と自分としての意見、感想などを発表することにしました。
他の隊員からもそれに対する意見を出し合います。
似た事例なら何件かまとめて発表してもいいのですが、今のところ1件ずつやっています。

今回は10回目でわしの番。
案件は「昭和基地でブリザード中、ロストポジションにより遭難死」。
1960年10月10日に起きたこの遭難は日本南極観測隊唯一の死亡事故ということで、聞いたことがある方もみえると思います。
せっかくの機会でしたので、他の資料や地図も参考にして自分なりに事故の原因とそこから得られる教訓を考えてみました。

以下長文です。
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by s_space_s | 2008-04-15 13:51 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 11日

お掃除ロボット

当直が通路棟の掃除をするのに使う古い掃除機です。
容貌はご覧のとおりSTAR WARSのR2-D2に似ています。
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そして面白いことに、床の上を引っ張るとチューバッカそっくりの哀しげな咆哮を発します。
遠くの部屋にいてもその古代の恐竜じみた咆哮が聞こえ、当直さんが頑張って掃除していることがわかります。
自分が当直のときは「R2‐D2早よ来い。何やっとる、もっと吸え。」とか命令しながら気分はもうカーク大佐♪
(映画が違うって?気にするな)

この声の原因は、かなり傾斜のある通路棟に適度な摩擦抵抗を発生させるため、キャスターのかわりに取り付けてある角材が啼いているのでした。
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この設定は絶妙で、少し引っ張るだけで、まるで意思のあるように近くまで来て止まります。
傾斜がない場所でのことは聞かないでください。
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by s_space_s | 2008-04-11 01:50 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 04月 08日

最近観た映画

★「八月のクリスマス」1998年、韓国映画、ホ・ジノ監督作品
DVDに「殺人の追憶」というシールが貼ってあったので、サスペンスかと思って観ていたが、どうもそうではないみたい。不治の病気に罹っている写真館主人ジョンウォンと駐車取締員タリムの愛の物語らしい。部屋のパソコンで1時間ちょっと観たところでDVDがおかしくなり止まってしまう。
女優さんが可愛いし、ジョンウォンの静かな雰囲気もよかったので続きを見たいと思い、夕食後、サロンのDVDプレーヤーで最初から観るが、やはり同じところでフリーズ。ショック~!一緒に観ていたGUCCIIさんはハングルが読めるらしく、タイトルに8月のクリスマスと書いてあったというので、調べてみると、やはりそうだった。
途中までいい感じだったので続きが観れず残念。日本に帰ったら絶対観るぞ。
2005年に山崎まさよし主演でリメイクされている。

★「アイランド」The Island、2005年、アメリカ映画、マイケル・ベイ監督
近未来SFアクションもの。映像が特に美しかった。金持ちのために培養されたクローンの男女が脱走する物語。スカーレット・ヨハンソンは少しエキゾチックな雰囲気のある美しい女優。無垢なクローンぽい感じがいかった。こりゃあ演技だとしたらすごい。自分の臓器を買う予定であったクライアント(有名モデル)のビル広告を見るシーンが非常に印象的。仲間を助けに行く最後のアクションはどうでもいいような気がした。途中まですごくよかったので、最後は「ブレードランナー」的に終わってほしかった。

★「東京物語」1953年、小津安二郎監督、笠智衆主演
3月28日金曜ロードショーで上映。Tドクター担当。今日は先週より少なくて、鑑賞者はたったの4人だった。原節子が浮いたように綺麗。キャラもいい人過ぎないかね?個人的には老夫婦が熱海へ行くあたりがしみじみしていてよかった。飲みながら観ていたら勢いがついて部屋でも飲んでしまった。ずいぶん昔、ある人に笠智衆に似ていると言われたことを思い出した。笠智衆はこのころまだ49歳のはずなのに、ほんと年寄りに見えるなあ。

★「世界でいちばん不幸で幸せな私」2003年、フランス映画、監督ヤン・サミュエル
4月4日金曜ロードショーで上映。わしが選んだ作品。鑑賞したのはわし、Tドクター、隊長、Gさんの4人だけ。寂しい。けど、岐阜あたりのミニシアター系行ったらあたりまえの光景。最初の悪趣味なおとぎ話のような感じには疲れたが、エゴイズムという愛の本質を表現した印象的なフランス映画だった。もう1回じっくり観たい映画だ。

★「ガタカ」Gattaca、1997年、アメリカ映画、アンドリュー・ニコル監督、音楽マイケル・ナイマン
これも題名が気になって観た映画。近未来SF。先の「アイランド」が結局、アクション見せたいがための展開になっていくのに対し、ビンセント(遺伝子的に不適格者)とユージーン(最高の遺伝子を持つが身体障害者)の思いがズシンと心に響いて、エンドロールでは、熱いものがこみ上げて来てしかたがなかった。マイケル・ナイマンによる切ないテーマにも泣かされた。
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by s_space_s | 2008-04-08 02:29 | 映画 | Trackback | Comments(3)