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2008年 05月 31日

極夜前最後の日

今日は太陽が水平線から顔を出す可能性のある最後の日。
朝から盛りだくさんの1日だった。

まず、昨夜寝る前に喉が渇いたので、トマトジュースと野菜ジュースを飲んで寝たら、朝5時過ぎにおしっこがしたくて眼が覚めた。
してきてから二度寝しようかとも思ったけど、もったいないので、のんびり自転車漕ぎしようと設営事務室前のトレーニングスペース(TBC)に行った。
まだ朝飯まで2時間以上ある。
食堂へ行ってDVD「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督)を借りてきて、観ながら自転車を漕ぐ。
結局、最後まで観てしまって、2時間漕いだ。
切ない話で、ラストシーンでは汗か涙か分からなくなってしまった。
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風呂で体を拭いて着替え、すっきりして朝食へ。
バターをたっぷり塗ってマーマレードを塗ったトースト、大盛りのキャベツサラダ、半熟オムレツ、ベーコンとミックスベジタブルの炒め物、マグカップなみなみのコーヒー、ハムと卵のサンドイッチなどお腹いっぱい食べる。

9時から仕事。
今日は、Iチーフといっしょに、シーズン初めに整備したものの、厳しいブリにさらされてエンジンが掛からなくなったりして海岸に停めてあった、イーグル号、レッドチェリー号、セルシオの3台のスノーモービルの掘り出しと移動。
周りの雪をどかし、エンジンルームにびっしり吹き込んで堅く固まった雪を掻きだす。
その後、ミニブルで牽引し雪が付きにくい場所に移動した。
イーグル号よ!お前を駆けって氷山の向こうのそのまた向こうへ行ってみたかった。

ときおり、お日様が顔を出さないかと北の氷山群の向こうを見るが、快晴なのに水平線にだけ雲・・・
午前中の作業を終え、サイレンが鳴って一番で食堂へ駆けつける。
メニューはチキンカツ。野菜栽培装置で収穫されたレタスもたっぷり。
このレタスについてNHKの電話取材があるらしい。
いつもは、最後になるくらいゆっくり食べるのに、やりたいことがあるので飯をかきこみ、一番でごちそうさま。

部屋へ走って行って、ヤッケを着てテレブーツを履いて板を担ぎ出発。
昼休みに「わしらのゲレンデ」でテレマークをするのだ。
極夜になる前のけじめにこれだけはやっておきたかった。
ゲレンデに行ってみると予想どおり強烈モナカ雪。

北の空には朝焼け。それとも夕焼け?
今日はお日様の顔を拝むのは無理そうだ。
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ジャンプターン、2ステップなどいくつか試してみて、この雪にはなにもしない大回りが一番いいと分かった。
切り替えてフォールラインに向くまで何もしないで我慢する。
これだと3ターンほどしかできないけど、モナカにしては気持ちがいいスキーができた。
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満足の顔
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1時に基地に戻る。
午後もスノーモービル掘り出しの続き。
終了後、2時45分から全体会議。

5時に業務終了。
事務室前のトレーニングスペースでベンチプレス。
最近、筋肉が付いてきて体重が増えている。
バーベルを上げる感じで分かる。
Iチーフも興味があるみたいで、お得意の超回復についての話を聞いてもらう。

チンニング、コンセントレーションカール、フレンチプレスなど一通りトレーニングしたころ夕食のサイレン。
夕飯はサバの味噌煮。
一杯飲みたかったけど、夕食には飲まないと決めたので、飲まない。

夕食後、事務室に戻り、ジミヘン聴きながらこのブログ書いてます。
終わったら、汚水処理棟へ行っていやになるほどブルースハープ吹こう。


今日から7月12日まで太陽が顔を出さない極夜が続きます。
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by s_space_s | 2008-05-31 01:41 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 24日

ようこそTBCへ!

TBCは、あのTドクターが校長のビューティー・カレッジ。
TBCと言えば特にダイエットのコースに定評があり、全国から潜在能力が高い優秀な会員を多く集めています。
最近では、サイクリングマシン3台(1台はモニターが故障)、ランニングマシン1台の収容能力を超える会員が集まり、順番待ちができるほどです。
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人気のコースは、朝食前45分、夕食後65分、ビデオ(機動戦士ガンダム)を鑑賞しながらひたすら自転車を漕ぐというものです。
わしは正式に入校してないので、会員に混じって音楽を聴いたり読書したりしながら、自転車を漕いでいます。
岐阜にいたころは、ママチャリの自転車通勤で毎日30km走っていたのに、極地研究所に入ってからは自分から進んで運動しないといけなくなりました。
まあ、癖になってしまえば、体が運動を求めてくるのでそれほどストイックな精神力は必要ないのですが。

自転車を漕ぎながら今読んでいるのはシャックルトンの「エンデュランス号漂流記」です。
きつい負荷になると頭に入らないので、同じところを何回も読んだりしてページが進みません。
マシンの設定を35歳にさば読む(読みすぎ?)と目標の心拍数が111になって、これを超えると負荷が自動的に下がるようになっています。
逆に言うとそれまでは負荷が上がり続けるしくみなので、脈拍が上がりにくいわしにとっては最初が非常に苦しいことになります。
20分くらい漕ぐと安定してきて、だいたい130W前後の負荷で60分漕ぎます。

このマシンでひとつ発見したことがあります。
同じ負荷でもママチャリで漕ぐようなポジションよりロードレーサーのようにクラウチングの姿勢で漕いだほうが心拍数が上がらないのです。
肘で上体を支えるほうがもっと楽。
競技用の自転車の姿勢は風の抵抗を少なくするためや、パワーを出すときに上半身の力を有効に使うためのものだと思っていました。
けど、それほど強くない負荷で走る時も、クラウチング姿勢のほうが楽なことがわかりました。

トレーニング機器は48次隊ではあまり利用されていなかったようです。
バーベル、ダンベル、ベンチなども倉庫棟の隅で埃を被っていましたが、わしが引っ張り出してきてから毎日だれかが利用しています。
わしは1日おきにベンチプレス(最近は60kg×3~5セット)しています。
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あと、居住棟~管理棟~新発の通路を走っている隊員も何人かいます。
48次隊ではスキーもあまりやらなかったみたいですが、ロックバンドをいくつも結成して演奏したり、自転車クラブがあったり、それぞれの隊でベクトルの方向は違うけど、限られた環境の中でもいろいろ楽しんでます。
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by s_space_s | 2008-05-24 15:24 | 南極 | Trackback | Comments(8)
2008年 05月 23日

野菜栽培装置

昭和基地には「農協」という生活係があって、野菜栽培装置のお世話をしています。
今日は、組合長である機械G隊員にYASAI栽培装置・NEOワッチ当番の仕事を教えていただきました。
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オーストラリア出航後、生鮮食料品には保存期間に限度があるので、野菜や果物はだんだん食卓から姿を消していきます。
レタスは最初からものがよくなかったようで輸送中に悪くなり、こちらではほとんど食べれなかったし、キャベツも最近怪しい感じです。
先日、最後のオレンジが出されました。
なので、野菜栽培装置で採れたレタスが最初に夕食に出たときには、みんなすごい御馳走だと感激してサラダを食べました。
いろんな野菜の種を持ってきているので、レタス以外にもクレソンやハーブ類などもできるようです。
わしはルッコラを栽培して生ハムのピザが食べたいです。

農協以外でも、個人的にモヤシやカイワレ、ブロッコリースプラウトなどを栽培して調理に提供している隊員もいます。
夕食時に当直から「今日のモヤシは〇〇農園で収穫されたものです。」などと紹介があると、全員から拍手がおこります。

さて、ワッチ当番ですが、農協組合員が交代で毎日各機器データの記録(温度、二酸化炭素濃度、PHなど)や温度管理、栄養水の補充、定期的な種まき・植え替えなどを行っています。
装置はパソコンで制御されています。
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この当番にはひとつ特典があって、日照時間がない極夜を迎え、だれもが憂鬱になる時期に、人工ではありますが、明るい光を見て元気になれるのだそうです。
現在、日照時間は3時間を切っていて、野外活動がなければほとんど屋外にも出ないわしなどは、自分でも気がつかないうちに鬱になっているのかもしれません。
光を浴びて元気になれるのなら、毎日野菜を見にいってみようかな。

レタスの芽。完全な水栽培です。
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少し大きくなったら上の段に植えかえます
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収穫間近
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by s_space_s | 2008-05-23 01:14 | 南極 | Trackback | Comments(7)
2008年 05月 21日

最近観た映画

★フラガール
金曜ロードショーで上映。2006年日本映画、李相日(イ・サンイル)監督
題名から「ウォーターボーイズ」みたいな青春ものかと思っていた(単純な連想)。ある意味、青春物だけど、もう少し骨のある話でした。蒼井優がかわいかった。この人、韓国の女優さんの雰囲気があるような気がする。分かりやすく、泣ける映画だった。松雪泰子は今までそんなに好きじゃなかったが、いい女に見えた。しずちゃんもいい味出してます。なにか目標に向けて努力する人の姿はみんな美しい。

★マッハ!!!!!!!!
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ、主演:トニー・ジャー、2003年、タイ映画
夕食後、格闘技マニアでもあるAガイドの発案でこのタイ映画を観る。トニー・ジャーの体を張ったアクションがすごい。ムエタイだけでなくて色んな格闘技の要素が入っているそうな。Aガイドは観た後キックの練習をしていた。タイの田舎と都会の雰囲気のギャップも面白い。本編より「ノー・スタント、ノー・ワイヤ」を謳った宣伝フィルムのほうが面白かった。

★the EYE
2002年、香港・タイ映画
食堂にDVDがあったので、部屋で観はじめて、すぐ後悔した。恐ろし過ぎたから。香港のパン兄弟監督による”the EYE”。いつどっきりが来るのか分からないので、斜め45度に顔を向けて観なければならなかった。途中から、心霊ホラーから路線が変わってきて、ロードムービー→パニック映画→感動ものになって終わった。ずっと目が不自由だった人が目が見えるようになって1週間で自殺したという実話にインスピレーションを受けて作られた映画だけに、そのメッセージは明確で理解できるものだった。アンジェリカ・リーはマレーシア生まれの女優(歌もかなりいいらしい)でたいへんキュート。インタビューで素顔を見るとよけいに魅力的に見えた。

★ザ・ワイルド(原題:The Edge)
監督:リー・タマホリ、1997年、アメリカ映画
この土曜日は予報よりいい天気が続いた。しかし昨夜のダメージ(二日酔い)でなにもやる気がしなくて、DVDでアンソニーホプキンス主演の「ザ・ワイルド(ザ・エッジ)」の続きを観る。この金持ちの紳士は何故かサバイバルの達人らしく、どんな状況でも落ち着きはらって、いろんなテクニックや知識をこれ見よがしに繰り出すのだな。

例えば
・ゼムクリップや針のような金属を服でこすって葉っぱに載せ水に浮かべてコンパスにする
(どっちが北かほんとに分かるんやろか?)
・小動物の骨で作った釣り針にペンダントの純金の鎖をちょっと使って、ルアーを作り鱒を釣る(冬場の小さな流れでは鱒はルアーを追わないと思うんやけど)
・焚き火にモミの生木の葉っぱをくべて、煙を出しヘリの合図にする(これはあり)
・小枝で籠を作り落とし籠にリスを餌で誘って捕まえる(これもありかな?)
・ロストポジションで死ぬ人間の大部分は「恥で死ぬ」die of shame
 (やるべきことをやらなかったことを恥じて死ぬらしい)
・氷で火を熾す方法とは?(ここまでくると格言です)
あとはヒグマとの死闘がメインの話になってくるので、それが現実的な対応方法なのか、わしにはわかりません。
カナディアンロッキーだと思うが山岳の風景はきれいでした。意外にも最後泣けたのは、歳くって涙腺がゆるくなったせい?

★椿三十郎
夕食後、Aガイド他数名で黒澤明の「椿三十郎」を観る。三船敏郎の「抜き身のようなギラギラ」がかっこよかった。最後の殺陣にはびっくりした。すごいチャンバラになるかと思ったら、達人の居合はすごいんですね。室戸半兵衛(中代達也)の悪役ぶりも悪くない。エピソードにユーモアがあって勧善懲悪じゃないところがいいですね。缶酒飲んで、みんなで笑いながら観て楽しい映画鑑賞でした。こんどは何観る?
1962年、日本映画

★クリクリのいた夏
夕食後、明日、土曜日の喫茶(わしは喫茶係)で出すうどん打ち。足踏みまでやって、生地をねかせる間に、金曜ロードショー(わしはAV係もしてる)でフランス映画「クリクリのいた夏」を観る。のんびりした、いい映画だった。フランスの田舎の風景は美しく自然が豊富で、いいところだ。これは昔の話ではあるが。自分で釣った蛙食いてー(蛙って鶏肉みたいで旨い)。ちっちゃな5歳の女の子クリクリは確かに可愛いけど、この題名は映画の本質をとらえていないと思う。これじゃ子供向けの映画と勘違いするじゃろが。
監督:ジャン・ベッケル、主演:ジャック・ヴィユレ(リトン、ちびで酔っ払いのだめ男。クリクリの父)、ジャック・ガンブラン(ガリス、ハンサムでしっかりした男。クリクリ家族の世話役)、1999年、フランス映画

映画が終わって、酒を飲みながら、Kシェフに砂肝の煮物の肴をもらっていい気分でうどんを打つ。麵切り機で最初に切ったので調子がわからず太くなりすぎてしまった。後の人は細麺にしてうまく切っていた。試食をしたら見かけよりうまかった。その後もI隊員と食堂で飲む。話を聞くとなかなかすごい人だ(わしは別にしてここに来ている人はすごい人が多い)。世界を股にかける話を聞く。部屋に帰ってからもビールを飲みながら、映画「ザ・ワイルド」(上記)を観る。
こんな感じで、乱読ぎみに観ていますが、そろそろ活字に飢えてきた・・・。

そんなこと言ってて、今夜は
「ニワトリはハダシだ」を観てしまいました。
相当酔っ払っているので感想は後日。
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by s_space_s | 2008-05-21 02:39 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 19日

ラングホブデルート工作

月の半分以上、野外に出るスケジュールのため記録の整理ができてませんでした。
5月31日には1日中太陽が昇らない極夜を迎えます。
今日でも日の出が10時半、日没が14時で3時間半ほどしか日照がありません。
というわけで、極夜前のルート工作は12日、13日に行ったラングへの作業が最後になりました。

計画では、そのルートを使って、17日~19日でラングホブデ雪鳥小屋へオペに出るはずだったのですが、ブリが来る予報が出たので中止になってしまいました。
まだ海氷が安定しないこの時期には、往きに渡れた氷がブリの強風によって流され、帰りには海水が広がってしまう危険性があるので、少しでも天候の悪化が予想される場合には実施できないのです。

お楽しみは極夜明けにお預けになりました。
自分としてはラングホブデの長頭山の真横まで行けただけでも、満足です。

以下記録です。

記録
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by s_space_s | 2008-05-19 15:33 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 19日

S16オペレーション

49次隊として、自分たちでルート工作し、泊まりがけで野外行動をするのは今回が初めてでした。
特に面白い話はありませんが、一応記録としてここに残しておこうと思います。

記録
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by s_space_s | 2008-05-19 03:31 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 16日

はいむるぶし

昭和基地にもバーがあります。
名前は「はいむるぶし」。沖縄弁で南十字星の意味だそうです。

営業は、火・木・土でバー係のメンバーの当番制で運営されています。
その日の店長の趣向で、居酒屋になったり、カラオケバーになったり、カクテルバーになったりします。
そのほか、たこ焼きバー、仮装バー、ワインバーなんていうのもあったなあ。
飲み物のメニューは、ビール各種、焼酎、ウイスキー、日本酒、ワイン、各種カクテル。
ソフトドリンクを飲みながら雰囲気を楽しむ隊員もいます。
わしは、行くと飲みすぎてしまうので、はいむるぶしの看板をなるべく見ないようにして歩いています(うそ)。
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この日は居酒屋風。
O隊員とU隊員のペアはいつ見ても夫婦でやっている飲み屋の雰囲気でいい感じです。
おかみさんのほうは自分で飲むのも好き。
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先日の釣り大会で釣ったショウワギスが肴として出されました。
揚げて甘酢餡かけになっています。
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味的にはあまり評判のよくない魚ですが、Aシェフの調理によってみんなお代わりするほど美味しい料理になりました。
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そのほか、今日のつまみは、小海老のマリネ、ラスク添え
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たこぶつ
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チーズの盛り合わせもうまかった。

てなこって、次の日に体重計に載るときの恐ろしさも、酔いとともに忘れがちな今宵です。
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by s_space_s | 2008-05-16 15:30 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 05月 13日

兜に愛

5月4日に昭和基地で子供の日のイベントがあり、新聞で作った兜が配られました。
わしがもらったのは、「愛」と書かれた兜。
気に入ったので、部屋に飾っています。
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この兜は、戦国時代の武将、直江兼続(なおえ かねつぐ)の兜を真似たものだと思います。
オリジナルの「愛」は神道の神様に由来するもので、人を愛するとかいう意味ではなかったようです。
ドラマで見た謙続の兜にはアンバランスなほど大きく「愛」の前立があったのをおぼえています。

5月5日には鯉のぼりを揚げました。
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3月3日には女の子もいないのに雛祭りもしました。
みんなお祭り好きです。
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by s_space_s | 2008-05-13 05:35 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 11日

中日新聞連載

中日新聞に毎月「南極便り」と題して連載しています。
ちょっと硬い文章で面白くないかもしれませんが、毎月第1木曜日。
5週ある月はもう一回あります。

南極便り
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by s_space_s | 2008-05-11 23:52 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 11日

オングル漁協釣り大会

6日から10日まで大陸の中継地点、S16に作業のためプチ旅行(49次単独としては初めての野外オペレーション)に出ていたので、このブログも更新できませんでした。
5日間のオペでFAとして色々学んだことが多かったのですが、そのお話はまた今度。

今日は休日、漁協の釣り大会をやりました。
アンテナ島の沖、100mほど。
ここらの海底は急に落ち込んでいるところが多いのですが、このあたりは20m前後。
午前中にアイスコア採取用のアイスドリルで氷厚1m弱の海氷に穴を15個ほど開けました。
たまに竹竿で突いてやらないとまた凍ってしまいます。
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アイスコアは逆転してますが、底のほうにはアイスアルジといって海中の微生物の色が付いています。
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きつね蕎麦のブランチを食べた後12人の参加者で会場に向かいました。
わしは準備やっていて機械ワッチを忘れてしまい、直前に気が付いて、G隊員にも手伝ってもらい、少し遅れて参加。

釣り大会は1時間の勝負。
わしは、この大会のために調理の菊さんに出してもらった熱燗を片手にショウワギスを釣りました。
餌はアサリの味付け(ソーセージでも何でもいいみたい)。
重い錘で底を取って50cm上げて当たりを待ちます。
ショウワギスはあまり活動的ではないらしく、魚のいる近くに餌が行けば食って、竿に明確な当たりがあります。
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2~3回当たりがあったら軽くあわすと、あまり抵抗もなく上がってきます。

いい型を上げてご機嫌なわし
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穴からあげると、しばらくばたばたしてますが、目ん玉からすぐ氷ってきて1分も経たないうちにコチコチに氷ってしまいます。マイナス15度前後。
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潮の目が影響するのか、午前中に試し釣りした時は入れ食いだったのが当たりは遠い。
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A隊員とわしは結局1時間に開けた日本酒缶の勝負へと脱線。
釣果は20匹前後。
こいつは夜の自主バー(正式開店日は火、木、土)のメニューになるでしょう。
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by s_space_s | 2008-05-11 22:31 | 釣り | Trackback | Comments(5)