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2008年 12月 31日

最近観た映画

読書しようと思っていたのに、酒飲んで映画を観る楽さに流れたこの1ヶ月余り。気合いを入れて観たのがないので、感想もそれなりです。

昨年の今日(大晦日)は、夏作業まっただなか。午前中は氷上輸送。午後はプロパンガスのゲージの入れ替え作業。終わってから夏宿配管の除雪作業を夕方までやって、早めに夕食を済ませ、雪上車でしらせに戻って年越ししました。

今年は、まだ50次隊が昭和基地入りしていないので、のんびり年越しムードです。
わしは、午前中、1時間自転車漕ぎしてから新しいハープのリフ練習、ブランチは塩バターラーメン、事務室の書類などの整理、年越し蕎麦打ち、ウエイトトレーニングしてから風呂入って髭剃り。
6時からの夕食はすき焼きに松茸ご飯らしいです。

明日はテレマークの初滑り&昭和滑り納めの予定。
それから、元旦深夜0時10分ごろ(日本時間で朝6時10分ごろ)テレビ朝日の生中継で昭和基地が紹介されます。
坊主頭(というかほとんどスキンヘッド)で黒縁メガネ、顎にちょび髭のおっさんが映ったらわしですので、よろしく!

皆さん、よいお年をお迎えください。


★ファイヤーウォール
普通のサスペンスドラマとして観ればまあまあ面白かった。
メアリー・リン・ライスカブ演ずる秘書はハリソンフォードに惚れてるんだね。
2005年アメリカ映画、ハリソンフォード主演、リチャード・ロンクレイン監督

★ビューティフル・ボーイ
わし担当の金曜ロードショーで鑑賞したタイの映画。
女の子になりたかったムエタイボクサーの話。
なかなか良かった。
自分の心に正直に生きること、誇りを持って生きることの大切さを語っていた。
実話に基づいているらしい。
本人も美しい人だ。
2003年、タイ映画、ユカチャイ・ウアクロンタム監督

★ヒストリー・オブ・バイオレンス
これは怖い話。
突然付き上げる暴力への衝動。
子供が切れるシーンは怖かったけど何故かすっきりしてしまったのは、自分にも同じ感情が働いていたから。
ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、主演2人が魅力的。
アメリカの片田舎の秋の風景が美しい。
2005年、アメリカ・カナダ合作、デヴィッド・クローネンバーグ監督

★マーズ・アタック
休日に観てゴロゴロする。
火星人のブラックユーモア的なキャラクターが面白かった。
俳優も大物揃い。
評判が非常に悪い映画であるが(U隊員は劇場で観てがっかりしたらしい)、わしは、こういう映画嫌いではない。
1996年、アメリカ映画、ティム・バートン監督

★まあだだよ
黒澤明監督の遺作。
小説家、内田百閒の晩年を描いた作品。
「しみじみした~。」以外、特に感想なし。
1993年、日本映画

★ビートル・ジュース
またまたティム・バートン作品。
この映画もかなり好き。
悪魔払い師ならぬ人間払い師ビートル・ジュース(おえっ!)がイン・ザ・プールの精神科医伊良部と似ているような気がした。
継母役のしゃくれおばさんも嫌味な役だが、いい味出してる。
霊が憑いて、やりたくもないバナナボートのダンスをするシーンが圧巻。
ウィノナ・ライダーは小さいころから可愛かった。
この女優さん、ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」にタクシードライバー役で出ていた。
1988年、アメリカ映画

★ショコラ
禁欲的な村長さんが、チョコレートのかけらを口にした途端、欲望を抑えきれなくなって、怒涛のごとく食べまくるシーンがある。
酒を飲むと同じことしているから、他人事とは思えなかった。
酒を飲みながら観はじめると途中で酔っ払ってラストの覚えがなくなるので、何回も観なおすことに・・・。
戒律より人間性が重要というメッセージ。
異なる価値観を持った他人を受け入れよというメッセージの込められた映画だった。
ハルストレム監督の前年の「サイダー・ハウス・ルール」翌年の「シッピング・ニュース」と3作観たが、これが一番好き。
ジョニー・デップはここではチョコレートを作るのではなく食う役。
2000年、アメリカ映画

★ホテル・ルワンダ
ルワンダのフツ族とツチ族の民族抗争に巻き込まれる家族の話。
旦那がフツ族で奥さんがツチ族なのでその争いの不条理さがさらに際立つ。
人間個人の関係ではなく集団として、政治や経済の問題から、他の部族を虐殺したいという感情を抱くようになるということは恐ろしいことだ。
社会的な存在でしか生存できない人間の性なのかも。
2004年、南アフリカ共和国、イギリス、イタリア合作、テリー・ジョージ監督

★オリバーツイスト
「戦場のピアニスト」と同じポランスキー監督の作品。
ディケンズの長編小説の映画化。
1830年台のイギリスの田舎と大都市を描く映像には重厚な雰囲気がある。
オリバーの純真無垢さにはついていけない感じがした。
2005年、イギリス映画

★手紙
泣かせるように作られた映画。
テレビドラマにでもしたらいい視聴率が稼げるのでは。
ラストシーンに流れる小田和正の「言葉にできない」はそこまでやるかという感じ。
被害者の息子の心情は分かるような気がした。
2006年、日本映画、生野滋朗監督
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by s_space_s | 2008-12-31 19:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 27日

やっとゴールが見えてきた

除雪するたびにブリザードで元の状態に逆戻りの繰り返し。
まさにジジフォスの神話状態だった除雪作業のゴールが見えてきました。
これから、年末にかけて晴天が続く予報も出ています。
昭和基地にも遅い夏が来そうです。

12月9日の気象棟前の除雪風景。
わしは主にキャタピラの付いたダンプで雪捨て場まで往復の繰り返し。
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12月22日の気象棟前。
12月11日から昼夜交代制で休日なしの作業の結果ここまで来ました。
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12月9日の第1、第2居住棟。
左がわしの住んでいる第1居住棟です。
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12月22日の第2居住棟と倉庫棟(青い建物)。
その奥のドーム型の天窓のあるのが管理棟です。
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雪が一番多かったころの様子
除雪が終わったら、道路標識の赤旗、青旗、標識ドラムの修復です。
除雪でラインが変わってしまったライフロープの張り替えも・・・。
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by s_space_s | 2008-12-27 13:43 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 26日

クリスマスディナー

クリスマスイブにディナーをいただきました。
Aシェフが10日も前から仕込んだフレンチ。
どの料理もソースが絶品でした。
例年ですと今の時期には既に次の隊が到着していて、物資の輸送と夏作業に追われ、こんなに落ち着いたクリスマスイブは過ごせないようです。
50次隊は25日に日本を出発しました。

お通し
生ハムとほたてのタルタルキャビア添え
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前菜
イセエビの蒸し焼き、セップ茸のソースで
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肉料理
仔羊の背脂包み焼きとフォアグラのポワレ、トリュフソース
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デザート
クリームブリュレ
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ワインは赤、白、ロゼ、シャンペンお代わり自由
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パンはAシェフの手作り

バーで2次会
お腹いっぱいのはずなのに・・・
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by s_space_s | 2008-12-26 23:29 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 22日

My Favorite Things

Raindrops on roses and whiskers on kittens
Bright copper kettles and warm woollen mittens
Brown paper packages tied up with strings
These are a few of my favorite things



これ、今ブルースハープで練習してるので載せてみました。
ハープでオクターブ奏法なんか使ってやるとちょっと雰囲気が変わってサティ風のいい感じが出ます。
コルトレーンのJAZZもいいですね。
お気に入りです。
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by s_space_s | 2008-12-22 05:01 | 音楽 | Trackback | Comments(5)
2008年 12月 20日

これな~んだ?

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答えは・・・
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by s_space_s | 2008-12-20 00:39 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 18日

オングル海峡横断スキーツアー

前回は、一時期大陸上陸地点として使われていた、向岩へ行きました。
今回は、最短距離(4kmほど)でオングル海峡を渡り大陸に上陸し、大陸の斜面を滑ってきました。
やっぱ、いいわ。

通信K隊員はマウンテンバイク使用。
締まった雪の上ではスキーより早くて楽そうでした。
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大陸上陸地点。
一段上の露岩までは美味しそうな新雪斜面。
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この辺りでは傾斜がある斜面を選んだのですが、露岩より上は思ったよりたらたら。
シールなしで直登できるほどの緩い斜面です。
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広い斜面をどんどん登ります。空は晴れて気分最高。
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せっかくなので大陸の奥まで見渡せるプラトーまで登りました。
この上はずっと雪のつかない裸氷。
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さあ滑るぞ~!
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ゆったり滑るU隊員。
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海氷の手前の斜面はちょっとモナカっぽかったけど気持ちいかった。
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K隊員のダウンヒル
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途中で出会った丹下段平似のアザラシ
「イッヒッヒッ・・・あんちゃんいいパンチしてんじゃねえか。」
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こっちは愛嬌のあるアザラシ
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by s_space_s | 2008-12-18 00:41 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 15日

最後の宿泊野外

西オングルに宙空部門の観測施設があり、宿泊のためにソリ付きの小屋(居住カブースといいます)が置いてあります。
4月にルート工作で行ったとき見て、なかなか味のある小屋だなと思い、距離も昭和基地から4kmほどと手ごろなのでAガイドと歩いて行って、1泊してくる計画を8月に立てました。

ところが8月、9月、10月と計画するたびに天気(予報)が悪く、遊びで行くのは諦めました。
日帰りのスキーツアーなどと違って、宿泊を伴う野外活動は1ヶ月前に隊長に申請して計画を越冬オペレーション会議にかけ、承認されてやっと実施できます。
事前に調理に欠食の連絡をしたり、持って行く食料をもらったりと準備もあります。
隊の行事が休日に入っていることも多く、天気が悪いからといって簡単に次週に延期することもできません。

少々吹雪でもAガイドと2人なら問題なく動けると思いますが、天気が悪い日に行っても楽しくないだろうし、遊びで危険を冒すのもいけないだろうと思い、慎重に判断していたら、行く機会を逸してしまいました。
そこに、宙空部門のムー隊員から、西オングルの観測施設のバッテリーを充電するために1泊する必要があるので行かないかという嬉しいお誘いが。

ムー隊員は某有名大学のワンゲル出身。
なかなかマニアックな山をやっていたらしく、日本酒も好きで話が合います。
もう一人参加者を募ったら、最近野外づいている気象Ⅰ隊員が参加することに。
このメンバーならすごく楽しそうです。
12月4日、5日で行くことになりました。

今回もなにかか邪魔をしているのか荒天の予報が出ました。
けど、仕事に行くのだから多少の吹雪でも行け行けムードです。
普段どおり5時半に起きて、ブルースハープを1時間ばかり吹いて、朝飯もしっかり食べ8時に出発。

東オングル島と西オングル島の海峡「中の瀬戸」は盛り上がったプレッシャーリッジにスノードリフトが付き陸続きのようでした。
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西オングルに渡ったところにある面白そうなボルダー
登りに来たいけど・・・。
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1時間半でカブースに着きました。
左がムーさん。右が宇宙人?
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ちゃんと仕事をしている証拠
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発電機を回して充電しながら、2時間おきにワッチすればいいので、空いた時間で西オングル島にペンギン営巣地がないか踏査しました。
まず「ざくろ石丘陵」を南下。
ざくろ石とはガーネットのことです。
粒は細かいけど赤い結晶の入った岩がよく見られます。
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南海岸に出ました。
遠くにラングの長頭山。
ここから西海岸沿いに北上。
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黒い苔がいっぱい生えている池がありました。
他の池はまだ厚い氷が張っているのに、この池だけは太陽熱を吸収するのか水を湛えていました。
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カブースへ戻る途中、故福島隊員が荼毘にふされた場所に寄りお参りをしました。
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カブースに1回戻り、こんどはペンギンがいる可能性が高いと思われる、島の北西海岸を見に行きました。
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残念ながら、ペンギンはおろか巣の跡もなく、タイドクラックに大きなアザラシが1頭昼寝をしていただけでした。
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今日の作業はこれで終わり。
さあ飲むか・・・。
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Kシェフからもらって来た刺身がいっぱい。
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天窓からは白夜なので太陽が見えます。
昼間っから飲んでるわけではありません。
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そろそろ寝るか。
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ZZZZZ

もう朝です。
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朝食に、小屋にあった賞味期限2003年のみかん缶を食べてみました。
問題なし。
ここでは時間が止まっているのでしょうか。
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予報どおり吹雪になりました。
1時間出発を遅らせ風が少し収まったところで出発。
視程が100mを切ることもあり、ずっとコンパスでナビしながらベタ雪の中を歩きました。
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昭和基地では外出制限が発令されてました。
わしらの顔を見た基地のみんなは驚いた様子。
出発の連絡が明確に伝わっていなかったこともあり、吹雪で停滞していると思っていたらしい。

ご心配おかけして済みませんでした。
けど、充実した~。(宇宙のS君風に)
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by s_space_s | 2008-12-15 01:41 | 南極 | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 13日

ペンギンセンサス最終日

12月3日に観測責任者のH先生、ペンギンセンサス命の気象Ⅰ隊員、わしの3人で泣いても笑ってもこれが最後となる調査に弁天島、ウートホルメン、メホルメンへ日帰りで出かけました。

結果は、弁天島に抱卵している巣が4つ、ウートホルメン、メホルメンには営巣が確認できないというじみ~な千秋楽でした。
ルート工作から本番までいろいろ御協力いただいた皆様、ここに御礼申し上げます。

「おほほほ、私がHです。」(弁天島にて)
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今日も風速20m/s(メホルメンにて)
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強風のためお弁当はウートホルメンでテントを張って食べました。
ちょっと、エクスペディション気分。
顔を出している(けど出してない)のはⅠ隊員。
このマスクは氏手作りのすぐれもの。
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ペンギンの代わりにアザラシがいたウートホルメン
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昭和基地のすぐ横のネスオイヤにも可愛いやつが4頭
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by s_space_s | 2008-12-13 23:22 | 南極 | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 10日

第2回ペンギンセンサス旅行

11月29日~12月1日で第2回のペンギンセンサス旅行に行ってきました。
今回も天候とメンバーに恵まれ予定どおり調査を実施することができました。
2日目にはセンサス終了後、袋浦の東にあるすごく目立つピラミッド状の195mピークにも登ることができました。

1日目
昭和基地~ルンパ、シガーレン、イットレホブデホルメン~ラング雪鳥沢小屋

まずルンパに上陸。
今回は個体数ではなく営巣数、抱卵数の調査をしました。
産卵したメスが餌を食べに出ているので、数が半分になり、オスは各巣にバラけて抱卵して動かないので数えやすかったです。
産卵するとメスは2週間ぐらい戻らず、その間、オスが卵を温めます。
メスが帰ってくると2、3日交替で餌を食べに行くそうです。
それが2週間ぐらい続き卵が孵ります。

落ち着いたたたずまい。
立ってうろうろしているのにはペアリングできなかったオスが多い。
いまだに石を探しては自分の巣に運んでいるのもいます。
抱卵しているオスのそばを歩くとつつかれまくり。
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これは前回(11日前)に上の写真の奥に写っているルッカリーを撮ったものですが、雰囲気の違いが分かると思います。
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2個抱卵していることも多いけど、雛として育てられるのは1羽だけ。
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営巣数のカウントはペンギンがいる巣を数えるのでわかりやすい。
抱卵数は、ペンギンが寝ているか、立っていても足の間に卵が確認できるものを数えます。
実際は非抱卵数(立っていて足のあいだに卵がなさそうなやつ)を数えて営巣数から引き算します。
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ルンパの一番大きいルッカリー。
ここは写真によるカウントなのでまだ結果は聞いていません。700ぐらいでしょうか。
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前回のペンギンセンサスで発見された新しいルッカリーにも1つ巣がありました。
バックはお馴染みのラングの山並み。
ペンギンは巣を汚さないように糞を周りに飛ばすのですが、この模様が好きです。
色と広がり具合がいいデザインに見えます。
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ルート途中のシガーレンのルッカリーは今回も時間短縮のため、Hドクとわしだけでスノモで行って見てきました。
7つ営巣しているのに抱卵数が3しかなく、過疎のルッカリーでは産卵に成功する確率も低いのかなと思いました。
やっぱり住むならルンパみたいな都会?
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次はイットレホブデホルメン。
前回と同様、2班に分かれて行動しました。
わしは気象のM隊員と二人で、前回見つけにくかった3羽のルッカリーを見に行きました。
上陸地点には海氷が融けたり海水がクラックから浸み出したパドルという水たまりが増えていました。
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資料の地図とGPSデータを比べてみたら170mほど位置がずれていました。
地図の場所で見つからないはずです。

2つ営巣があり1つ抱卵でした。
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ちょんがーのオスは寂しそう。
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今日の調査はここまで。
ラングの雪鳥沢小屋に入りました。
49次隊がこの小屋を使うのは今回が最後です。
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2日目
雪鳥沢小屋~水くぐり浦~袋浦~東の195mピーク~袋浦~雪鳥沢小屋

水くぐり浦の立派な成鳥。
雌雄の見分け方はよくわかりません。
今の時期にルッカリーにいるのはたぶんオス。
普段丸い頭が角刈りの兄ちゃんみたいになるのは、緊張しているサインだそうです。
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足のアップ。
足で移動することが多いだけに丈夫そうな足です。
死んだ個体の足の裏を観察しましたが、鱗状になっていて爬虫類の足にそっくりです。
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こっちは袋浦のルッカリー。
170ぐらいでちょうど数えやすいサイズ。
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午前中に調査が済んだので、雪上車でゆっくり昼食を摂ったあと、裏の顕著な三角ピークに出かけました。
これは、反対の雪鳥沢小屋から夏に見た景色です。
左手のとんがったのが195mピーク、右手の高いのが長頭山です。
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取りつきのあけび池の峠まで思ったより遠かった。
峠からちょっと急な岩場を一段上がると、登りやすい一枚岩の尾根になりました。
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特に困難な場所はありませんが、両脇が切れているので、高度感ばっちり。
股のあたりがムズムズします。
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ガレの多い痩せ尾根を慎重に登り、手前のピークに着きました。
全員でバンザ~イ。右に見えているのは、ハムナ氷瀑です。
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せっかくなので少し奥の地図の195m標高点まで行ってみました。
大陸方面の景色はこちらのほうが素晴らしかった。
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東に見えるずっと気になっていた二子山。
もう登ることはないでしょう。
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帰りは袋浦を横断して帰りました。
ツルツルの裸氷に転倒者続出。
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雪上車を暖気している時間にアプリコットケーキでティータイム。

小屋に帰る途中で、山の頂上から見たハムナ氷瀑に寄り道しました。
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3日目
雪鳥沢小屋~豆島~オングルカルベン~昭和基地

小屋出発の時点で昭和基地の気象から風が25m/sぐらい吹いて、雪が降るかも知れないという予報が出ました。
既に風はかなり吹いていたけど、視界は確保されていたので出発しました。
この判断は毎回難しい。
慎重に行くなら小屋にもう1泊でもおかしくないでしょう。

予報どおり昼ごろに風がさらに強くなり、地吹雪になりました。
隊長の指示で旅行中ずっとスノモで先行しパイロットしましたが、地吹雪のときは視線が高い雪上車のほうが視程がわりと利いてナビしやすいようです。
わしがルートを見つけるのにかなり苦労していたのに、雪上車に乗っていたメンバーはそれほど危険を感じなかったそうです。

強風時に発生する吊るし雲
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ルート脇にあったアザラシの穴を覗いていたら、アザラシがガバッと出てきて、双方びっくり。
背に腹はかえられず鼻だけ出して息してました。
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豆島のルッカリーでの出来事。
メンバーが見ていた巣から卵が転がり落ちました。
状況は分からないのですが、どうやら巣にいたオスが自分で突きだしたらしい。
ひょっとすると放棄された巣を乗っ取ったのかも。
卵が巣から転げ出るとオオトウゾクカモメが数羽寄ってきました。

センサスのメンバーの目の前、さっきのペンギンも威嚇したにも関わらず、1羽のトウガモが大きな卵をくちばしに銜えてさっと飛び去ってしまいました。
そのメンバーはショックを受けているようで気の毒になりました。

卵がなくなっても巣に石を運ぶ件のオス
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一時ヒヤッとした天候もそれ以上悪化せず、隣のオングルカルベンの調査を済ませ、昭和基地に4時半に無事帰還。
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by s_space_s | 2008-12-10 13:41 | 南極 | Trackback | Comments(7)