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2010年 12月 26日

しいのみ公園

自宅の近くの諏訪山団地の奥に「しいのみ公園」という公園があります。
町内の盆踊りなども行われる普通の公園です。
うちの子供たちも小さい頃よく遊びに行っていました。

かみさんの話では、この公園にはシイの木はなくて、昔「しいの実(みのる)」が来たことがあり、それにちなんで「しいのみ公園」になったそう。
「しいの実」と言っても知らない方が多いと思いますが、「高山の夜」がヒットした演歌歌手です。
日曜日の午後、かみさんと散歩がてらこの話の真偽を確かめに行ってみました。

公園に植えられている木はほとんど落葉していましたが、1本だけ葉っぱをつけている木がありました。
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スダジイでした。
落ちているドングリは時期が遅く虫に喰われたりしたのが多かったけど、ポケットにいっぱい拾って帰りました。
炒って食べたらコジイよりかなり大きいので食いでがあって美味かった。
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この木があったので、「しいのみ公園」になったのか、「しいのみ公園」になったのでこの木が植えられたのかは定かではありません。

最近、ちょっと心配なのが、団地の裏山にナラ枯れと思われる立ち枯れのコナラが多くなってきたことです。
放置されたコナラの大木が被害に遭いやすいので、倒れたら大変なことになりそうな大木の立ち枯れが民家のすぐ裏にあったりします。
既に岐阜市の担当課のほうには情報が届いているかも知れませんが、確認してみたいと思います。
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by s_space_s | 2010-12-26 20:40 | 山菜・きのこ | Trackback | Comments(3)
2010年 12月 23日

夏の庭

この本を読んで、小6の夏休みのことを思い出した。
懐かしい胸が締め付けられるような感覚が蘇る。
拓郎の「夏休み」を歌ったときみたいに、鼻がきゅんとなる。

その記憶も後から何かで読んだり観たりしたことを当時の自分の感情だと思っているふしもある。

友達と喧嘩しても次の日には素直に謝ることができた夏
蛙や虫を簡単に見つけることができた夏
不思議な力が自分にもあると感じていた夏
大きくなったらなんでもできると思っていた夏
かなしいこともあったような気がする
田舎へ帰っても、もう爺ちゃん婆ちゃんと遊ぶことはなかったなあ

この本は、誰にでもある小6の夏休みの記憶と、好きだった爺ちゃん婆ちゃんのことを思い出させてくれる。
そして、無くしたものに悲しむだけではなく、自分の中に生き続けていると感じる自信にも似た感覚。
それは大人になることと言い換えてもいい。
夏休みあとの「ぼく」は、以前の「ぼく」とちょっと違う。

悲しいかな、大人になると自己や利害が邪魔をして、この小説みたいな関係を作るのが難しくなる。
大人になっても誰かとこんな関係を持てたら、奇跡かもしれない。
「おじいさん」にはその奇跡がおこった。

「魚影の群れ」「台風クラブ」の相米慎二監督、三國連太郎「おじいさん」役で映画化もされている。
観てみたい。


湯本香樹実 著、新潮文庫
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by s_space_s | 2010-12-23 23:04 | 読書 | Trackback | Comments(2)
2010年 12月 21日

最近観た映画

★レスラー
ミッキー・ローク主演、50代になっても戦い続ける往年の名プロレスラーの悲哀を描いた映画。
ロッキー(初回だけ)が好きな人ならはまると思います。
ハッピーエンドではないけど(たぶん)、これしかなかった男の生き様に魂を揺すぶられる、そんな作品です。

ロバート・デ・ニーロ主演の「レイジング・ブル」で店に出る前にシャドーボクシングして気合を入れる場面があります。
「レスラー」でもスーパーの売り子に出るとき同じような気合の入れ方をしていて面白かった。
「レイジング・ブル」では商売で成功するのに対し、レスラーでは結局、世間には適応できないわけですが。

色男だったミッキー・ロークがかっての面影がないほど変わっていて、その人生も重ねて見えるようで心に残る1本になりました。
助演女優のマリサ・トメイがいい感じでした。
ブルース・スプリングスティーンの曲が流れるエンドロールの文字が読めなかったのは何でだろう。

監督:ダーレン・アロノフスキー、2008年、アメリカ映画
「レスラー」オフィシャル・サイト

★クリーン
最初に観たとき、ドラッグに溺れ、かってなことばかりして、周囲の人に食ってかかるエミリーの表面的なところしか見えなくて、全然共感できない映画だと思いました。
そのときは、酒を飲みながら観ていて、かなり酔っていました。
けど、なにか心に引っかかる部分があり、1週間後にしらふで観てみました。

すると、今度は前に感じることのできなかった、エミリーの悲しみや意思がぐっと胸に沁みこんできて、全く違う印象を持ったのです。
主演のマギー・チャンはあまり好きな女優ではありませんが、この作品は素晴らしい作品だと思います。
昔よく聴いたロキシー・ミュージックのブライアン・イーノの音楽が美しく印象的でした。

「レスラー」でも「クリーン」でも薬を飲まないとやっていけない人間の弱さが描かれています。
酒を飲むのも同じでしょう。
アルコールは思考力や感受性を鈍くし、そのときの気分を良くも悪くも増幅します。
「クリーン」を2回観てよく分かりました。

酒を飲みながら映画を観るのは止めようと思います。

監督:オリヴィエ・アサイヤス、2004年、フランス映画
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by s_space_s | 2010-12-21 13:00 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 18日

Help Me

最近、朝のちょっとした時間にSonny Boy williamsonのHelp Meを吹いています。

この曲はちょっとベンドができれば割と簡単です。
けど、この人みたいな音を出すのは難しい。
Aハープで吹いてます。


フランスのハーププレイヤーですが、不思議な魅力を持った方です。

こんな演奏はオーバーブローを使わないとできません。
イワさんに教えてもらおう。Help Me!
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by s_space_s | 2010-12-18 09:57 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 15日

積雪期の森指導講習会

エヌエスネットの主催事業「積雪期の森指導講習会」が乗鞍高原スキー場に於て12月13日~15日の日程で行われました。
わしは2日目のプログラムだけ参加しました。
この日のプログラムはクロスカントリースキー、スノーシューそしてテレマーク。
わしはテレマークスキーの指導法のクラスに参加しました。
岐阜テレマーク倶楽部のメンバー、エヌエスネットの良さんも一緒に受講しました。

講師は、かの山田誠司氏

目からうろこのヒントをいっぱいもらえた講習でした。
テレマークの参加者は平日開催ということもあってODSSとエヌエスネットの身内ばっかでした。
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この写真にも今回の講習のヒントが詰まっています。
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2人テレマーク。
1人が内足役、もう1人が外足役。
こういう発想が出る山田さんに脱帽。
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以下、自分の憶えに講習のヒントを思いつくまま列挙します。

・スポーツは競技によって発展する
(TLTの話から。山田さんは今こちらに興味があるとのこと。)
・谷回りの追究が課題。谷回りでスキーが離れていく感覚
・ズレのない横長のターンは美味しい
・脚をまげて加重しているつもりになってない?
・テレマーク導入ストレッチ法
・テレマーク姿勢斜滑ができれば6割完成(と講習者を喜ばせる)
・カウボーイスタイル(3枚目の写真の手前の人)が後ろ足の基本ポジション
・力を抜きブーツ、ビンディングの剛性を生かすとカウボーイスタイルが楽にできる
(山田さんはスプリング強度限界まで高くしているらしい)
・カウボーイスタイルから片方の足を前に出すとテレマーク基本姿勢の出来上がり
・疲れないためには常に動くこと。同じ姿勢でこらえると疲れる
・切り替え時に外足(前足)を外に踏み出すことで早く内エッジに乗る
・良いポジションは危険(前転)と紙一重
・良いポジションより後ろに体があることが転ばないテレマーカーになる条件!
・良いポジションの幅は思ったより広い
・ガチガチの滑りより力の抜けたふてぶてしいスタイルがテレマークには向いている
・後ろ足加重、前足テール押し付けで砕氷艦になれ(上の写真参照)
・切り替え時、次の内足(後足)は曲り、外足(前足)は突っ張るように伸びる
・ピボットターン、スイッチテレマークのコツは後傾、トップ浮かし、ワイパー
・急斜面では鉛直に立ち腰を前に張ることでスキートップを下げる
・前傾、両腕は前など従来のスキー講習の常識には弊害が多い
・基本は指導法講習会で学べるが、講習方法は自分で造り出すもの

言葉だけでなく、体でイメージするための、多くの練習方法も教えていただきました。

また、なにか思い出したら追加します。
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by s_space_s | 2010-12-15 23:51 | テレマーク | Trackback | Comments(2)
2010年 12月 11日

冬の恵み

かみさんが平日休みの昼間、団地の奥の山の裾野を散歩していて、冬苺を見つけました。
たくさん摘んできてジャムにして食べたらすっぱくておいしかった。(種がちょっと歯にあたるけど)

このとき立ち枯れの木にキノコがびっしり生えていたと言うので、一緒に見に行きました。
キノコは間違いなくヒラタケです。
知っている方がみえるらしく、採られたあとでしたが、少しいただくことができました。
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次の日、金華山へシイの実を拾いに行きました。

途中、毎日の通勤の行き帰りに前を通る日野の諏訪神社の社叢が気になったので寄ってみました。
りっぱなスギやカシの木がありましたが、なかでも目を引いたのが、目通り3mほどもある大きなクロガネモチ。
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幹にはなにやら書いた痕跡があります。
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毎日、この木を眺めるのが楽しみになりました。
諏訪神社には鎌倉時代末期の木造獅子頭も保存されています。

案内板
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場所はこちら
巨木・蕎麦MAP

金華山はアラカシ、ツブラジイなどの常緑広葉樹の山ですが、長良川沿いにはエノキ、ムクノキ、ケヤキなどの落葉樹が自生しています。
エノキの切り株からは冬にエノキダケが出るので、たまに見に行きます。
今回も出ていました。
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鏡岩水源地の旧ポンプ棟は水の資料館になっていて、岐阜市の水道について学ぶことができます。
この水源地の地下にはチャートの岩盤を掘削して作られた大きな貯水槽があって、長良川の水が地下水となっでまた湧き出た水を貯水しています。
道理でうちの水はおいしいはずです。
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エヌエスネットの良さんから遅がけに落ちてきたシイの実情報が入ったので、岐阜公園から馬ノ背を登りがてら、シイの実を探しました。
金華山を登るときはトレーニングで走るかボッカすることが多く、こんなに一本一本木を観察しながら歩いたことは久しぶりです。
金華山にはツブラジイ(コジイ)が多いという情報をよく見ます。
けど、目立つ大きなシイの木では樹皮にクヌギのような裂け目のあるスダジイのほうが多い。
コジイは100年ほどで枯れることが多いので大きな木は少ないのかもしれません。
また交雑したものもあるようです。

前に拾いに来たときは固まって落ちていた記憶があるので、すぐ見つかるかなと思っていましたが、よく探さないと見つからない感じでした。
リスに食べられたのかな?

スダジイの実と葉っぱです。
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by s_space_s | 2010-12-11 14:48 | 山菜・きのこ | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 11日

大智寺の大座禅会

12月4日の夜、大智寺の大座禅会に参加させていただきました。
前回、大桧を観にお邪魔した時に「たより」をいただいたのがご縁です。

山門から本堂までずっと手作りの灯篭が飾られていました。
他に明かりがないため静かなお寺の座禅会らしい雰囲気が出ていました。
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座禅会には100名ほどの方がみえました。

まずは大太鼓で始まり、般若心経と座禅和讃を唱えます。
大智寺は臨済宗のお寺なのです。
そのあと住職から座禅の方法を教えていただきました。

座禅には形もありますが、最も大事なのは呼吸の仕方、息耕(そっこう)という呼吸法なのだそうです。
1から10までゆっくり数えながら鼻から息を最後まで吐ききります。
息を吸うとき顎と肩を引き胸を膨らませないようにして、腹で呼吸する。
簡単に言うとこうなりますが、最初は深い呼吸が難しかった。
しだいに慣れてきてスムーズに呼吸できるようになると、頭もすっきりしてきます。
高所登山にも訳に立ちそうな呼吸法だと思います。

20分座り、少し休んでから、次の20分は、希望すれば「警策」(背中を棒で打つこと)をいただけました。
わしは途中少し眠くなったので合掌してお願いしましたが、かみさんは最初から打ってもらいたかったようで、すぐにお願いしていました。
左右の肩を打ってもらうと肩こりまで治るような気がしました。
後半20分はあっという間でした。

終わってからいただいたシナモンの入ったミルク粥が美味しかった。
お釈迦さまも7日間座禅して悟りを開かれたとき、ミルク粥を食べられたそうです。
(娘スジャータの逸話です。)
参加した皆さんもまたやってみたいと言う方が多いようでした。

大智寺ホームページ
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by s_space_s | 2010-12-11 14:14 | 日常 | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 09日

唯願寺のシブナシガヤ

上石津の「緑の村公園」バンガロー村でエヌエスネットの主催事業「縄文キャンプ」が行われました。
その夜の部は忘年会も兼ねていたので、仕事が済んでから車で向かいました。
あいにく雨模様で夜のプログラムは中止になり、最初から「大人の時間」に突入。
参加の親子も一緒に猪鍋やトンチャン、差し入れの美酒で盛り上がりました。

だいぶ酔いも廻った頃、一緒に活動しているNPO「風の会」のイワさんがブルースハープを吹きだしたのには驚きました。
わしも少しは吹くのですが、イワさんは数段上。
ハープもトンボのメタルコームのスペシャル版。
リードは自分で調整し、オーバーブローをマスターして、今はブルースよりジャズのほうが面白いそうです。
わしもオーバーブローを教えてもらいました。
ブローベンド、ドローベンドができれば1つの穴で半音から1音半音を下げることができます。
それで曲の幅ができ、ブルースっぽいノートも出せるようになります。
さらにオーバーブローができれば半音上げることができ、演奏の幅が広がります。

酔っていて息切れしたけど何曲か一緒に吹いてもらって楽しかったです。
そんなこんなで、気がつくと車の中で寝ていました。

翌朝は、うどんをいただき、子供たちと「どろけい」などして遊んでから、キャンプ場を後にしました。
国土地理院の5万図を頼りに近くにあるはずのシブナシガヤを観て帰ることにしました。
古い地図なので現在地がよく分からず、裏道に入ったところの和菓子屋「宮崎屋」さんに寄って道を尋ねます。
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店のおばさんの説明では地図の位置と違うように思ったので、どら焼きをお土産に買って出ました。
(このどら焼きはとても美味しかった)
うろうろしていて、通りかかった大神神社の社叢が素晴らしかったので寄ってみました。
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スーパースターみたいな巨木はないけど、スギ、ケヤキ、アラカシなど代表的な樹木が全体的に保護されています。
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でも、普通の神社に比べたら立派なものです。
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案内板
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またまた大きな木発見。
江戸時代の宝暦年間の治水工事で植えられた千本松原の松と兄弟の松だそうです。
このあたりはちょっと探せばいろんな巨木がありそうです。
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案内板
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さて、本命のシブナシガヤ。
近くにあった上石津郷土資料館を訪ね学芸員さんに訊いてみました。
地図に載っていたシブナシガヤは国の天然記念物でしたが、何年か前に枯れてしまったそうです。
今はその場所に子供の苗が植えられているとのこと。
行ってみると、美の衆陣屋跡と書かれた石碑の横にかわいく植わっていました。
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ハイリフレフレ・ハイリホ~♪ 大きくなるんだよ。
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学芸員さんの話では枯れた木の兄弟木が近くにあるらしい。
少し離れた唯願寺の境内にも伝説のあるシブナシガヤがあるとのことでした。
宮崎屋のおばさんの話の意味がこれで分かりました。(おばさんごめんなさい。)

唯願寺の方へ行ってみることにしました。
浄土真宗のお寺のわりに?面白い伝説が多いお寺でした。

この井戸は琵琶湖まで繋がっているという伝説があります。
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廚の裏手にシブナシガヤは立っていました。
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樹齢数百年のりっぱなカヤ。
苔むした幹は年月を感じさせますが、枝振りは非常に元気そうです。
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なぜか大きなサワガニが張り付いていました。
寒い日だったので、触ってもほとんど動きませんでした。
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この木の実にも伝説がありました。

その昔、何代目かの住職が蛇身の妻をめとったそうな。
やがて夫婦に子供ができたが、妻は赤ん坊を残して消えてしまったそうな。
住職は、妻の残した言葉に従い、この木の実をお乳がわりに赤ん坊に与え、りっぱな大人に育てたそうな。
その後、この木の実を食べるとお乳の出がよくなると評判がたった。、
皮を剥くと渋皮が実のほうに付かないのでシブナシガヤと呼ばれるようになったそうな。

カヤの実と落ち葉
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落ちていた実を少しいただいて帰りました。
カヤの実は樹脂系とも柑橘系とも言えるような、強い臭いがします。
お風呂に入れたらなんか良さそうなかんじ。

実を出し、煎って食べてみました。
渋皮は実に付かず、簡単に剥くことができました。
ココナッツのような味がしました。

場所はこちら
巨木・蕎麦MAP
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by s_space_s | 2010-12-09 19:58 | 巨木巡礼 | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 01日

せいがん

自宅からふた山越えた大洞団地の奥に中将姫誓願桜という古い桜の木があります。
この桜は、願成寺の境内にあるヤマザクラの珍しい変種で、国の天然記念物になっています。
その種は宇宙にも行ったそうです。
言い伝えでは、天平の昔、中将姫という尊いお姫様が願を掛けてこの桜を植えられました。
元あった幹は朽ちて、彦生えで出たものが株状になったものが今の姿のようです。

その花や葉を持っていると安産や婦人病予防のお守りになるそうです。
最近、姪に赤ちゃんができたので、先日、落ち葉を数枚拾ってきてあげました。

桜の話が長くなりましたが、今回の目的はお寺の門前にある蕎麦の店「せいがん」の蕎麦を食らうことです。
胡麻たれでいただく十割蕎麦、お椀をひっくり返しても落ちない山芋を使ったとろろ蕎麦など、わし的には最近食べたなかで最上ランクだと思います。
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テーブルの上に置いてあったチラシを読むと、あるエッセイストが蕎麦湯について書いていました。
わしも、蕎麦湯にはルチンなど蕎麦の栄養が溶け出していて健康によく、飲むとお腹も満足するので、いつも飲んでいます。
けど、本物の蕎麦湯はそれ用に作るものだとは知りませんでした。
たまに濃いどろっとした蕎麦湯が出てくると、美味しいと思うのですが、こんなになるまで湯を替えないのでは肝心の蕎麦がまずくなるのではないかと思ったりしていました。

このエッセイに書かれていた蕎麦湯の作り方は、こうです。
まず打ち粉(蕎麦を挽いて最初に出る白い一番粉)をお湯で溶き、糊状のものを作っておきます。
お客が蕎麦湯を頼んだら、蕎麦を茹でた湯で適度に延ばして蕎麦湯を作るのだそうです。
別のところで読んだ蕎麦通のエッセイには、美味い蕎麦湯を飲むために、わざわざ客が沢山入った後のお昼過ぎに蕎麦屋へ行くと書いてありました。
本物の蕎麦湯を出す店ならこんなことはしなくていいわけです。

蕎麦の風味もないしゃびしゃびの蕎麦湯が出てきたら、
「本物の蕎麦湯をください。」
わしも言ってみてぇ~。

当然ですが、「せいがん」では美味しい蕎麦湯をいただきました。


中将姫誓願桜
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桜の下にはアメノウズメが全裸にまとったヒカゲノカズラがきれいでした。
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場所はこちら
巨木・蕎麦MAP
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by s_space_s | 2010-12-01 23:58 | うまいもん | Trackback | Comments(0)