blog版 がおろ亭

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2013年 06月 28日

OBLIVION(その2)

この映画についてSFに詳しい息子と話をしていて「なるへそ!」と思うことがありました。
ジャックのクローニングについてなのですが、息子によれば、そんな高等なテクノロジーを持った侵略者なら、細胞から培養するのでなくて、同位体を使ってコピーするそうな。
あくまで空想科学上の話ですが、そのやり方なら分子レベルまでまったく同じ構成の個体ができる。
赤ん坊から大きくするのではなく、いきなりジャックと同じものがポコンとできあがるイメージです。
その場合、脳内の電気的な状態も同じになるはずなので、記憶もコピーされるはずです。
その上で、テットは不要な記憶や都合の悪い記憶を消去したのではないでしょうか。

目の前に、見た目から記憶まで同じ人間が現れても、それは自分ではないですよね。
SFで人間を遠く離れた宇宙へ転送する話があります。
この場合、カット・アンド・ペーストみたいな感じで、分子構成をデータとして送って現場で再構成するとしたらどうなるでしょう。
再構成された個体は元の個体と全く同じ記憶を持っているはずです。
でも、それは自分ではない。
けど元の個体が消滅するようなシステムならどうか。
第三者から見たら、元の個体が移動したのと変わらないでしょう。
古いSF映画「ハエ男の恐怖」で使われていた電送も同じようなアイデアですね。

ここで、ある宗教のお話を思い出しました。
神が天国に選ばれた人々を蘇らせるというお話です。
天国に蘇った人たちは仮に現世の記憶があってもコピーなのではないか?
わしなんか地獄で蘇るのがおちでしょうが、今の自分とどういう繋がりがあるのでしょう。
たぶん、もっと霊的な問題が絡んでいるのです。


話はOBLIVIONに戻ります。
ジャック49号は自分が死んでも52号がその続きを生きてくれるのなら自分が生きているのと一緒と感じた。
それで「スカブ」たちに52号をあの渓谷へ連れて行ってくれるよう頼んでいったのかもしれません。

前回のお話
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by s_space_s | 2013-06-28 17:25 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 06月 27日

人形のBWH

2012年に亡くなった丸谷才一のエッセー集。
替歌について考えることから始まり、国内外、古典から現代まで非常に幅広く、面白い話が出てくるは出てくるは。

藤田嗣治やマン・レイなど多くの芸術家のモデルになったモンパルナスのキキの「へたうま」な絵の話(観てみたい!)。
レオナール・フジタ 「モンパルナスのキキ」
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Man Ray, Prayer
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アラビアンナイトの産科婦人科学的考察。
1001夜、王様にお話を聴かせてるうちに3人も子供が出来てたなんて。
BWH(バスト・ウエスト・ヒップ)という題名からもうかがえるように、結構エッチ(死語?)な話題も多くて楽しめた。

最終章、道鏡についての考察で師の巨根伝説からの感想が述べてある。
次に読んだダイアモンドの考察と重なる部分があって興味深かった。

「笑点」で馬鹿を演じている喜久蔵改め木久扇はやはりただ者ではないのだな。
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by s_space_s | 2013-06-27 08:21 | 読書 | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 26日

OBLIVION

― 忘却とは忘れ去ることなり ―

職場の暑気払いの席で、予想以上によかったという話題が出たので、観に行ってきました。

宇宙戦争後の荒廃した地球の風景、戦闘機やスカイタワーなどハイテク機器のリアルな映像がすばらしく、劇場の大画面で観るべき映画だと思いました。
美しいけど希望がない暗い感じの演出がわし好みでした。
これは音楽の効果も大なんでしょう(M83というバンドがやってます)。
地球居残りミッションのパートナー(ヴィカ)役アンドレア・ライズボローのアンドロイド的な雰囲気がいかったです。
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結末は「インデペンデンス・デイ」を彷彿とさせるなど、いろんなSF映画のいいとこ取りのような感じでしたが、楽しめました。
時系列が少し複雑なストーリーの割に分かりやすく、すっきり感のある映画でした。
落ちには賛否両論あるようですが・・・。

2013年 アメリカ映画 ジョセフ・コシンスキー監督

以下ネタバレの内容です。
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by s_space_s | 2013-06-26 11:56 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2013年 06月 23日

岩谷のトチノキ

夜叉ヶ池を今庄コースから登る谷沿いにあるトチノキの巨木です。
2本あり、最初は左のトチに目がいきますが、近づいてみると右奥の木のほうが1.5倍ぐらい大きく、巨木の貫禄を備えていることがわかります。
樹齢は推定で300年だそうです。
幹周りは10mとなっていました。
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手前の緑はウリノキです。
面白い花が咲いていました。

登山道ではコアジサイ、ヤマボウシの花が満開でした。
池の周りはサワフタギの白い花、岐阜県堺のお花畑ではニッコウキスゲ、イブキトラノオが盛りでした。
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by s_space_s | 2013-06-23 09:36 | 巨木巡礼 | Trackback | Comments(0)
2013年 06月 20日

Don't try.

1994年に亡くなったアメリカの「酔いどれ」詩人チャールズ・ブコウスキーの墓石には"Don't try"の墓碑銘がある。

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この墓碑銘の意味についてリンダ夫人がインタビューで語った記事がブコウスキーのオフィシャル・サイト(必見です)に載っていた。
"Don't try"は「無理すんな。」みたいな意味ではなく、「試しにやってみるようなことはするな。(やれ!)」という、非常にポジティブなものとして捉えていると、彼女は語っている。

しかし、ブコウスキーが書いた手紙を読むと、わしには「やれ!」とは言っていないような気がする。
ブコウスキーは、詩とは無理矢理ひねり出すようなものではない、自然に出てくるのを待てと、言っている。

夫婦であっても考え方の違いはある。
こんな捉え方のできる女性なのでブコウスキー夫人が務まったのかもしれない。
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by s_space_s | 2013-06-20 11:45 | あほばなし | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 16日

現地調達釣り

昨日は1日雨の中、荒島岳の登山ガイドでした。

今日は一転、快晴の猛暑日。
エヌエスネットの人気プログラム、長良川で現地調達釣りのお手伝いに行ってきました。
竿に使う竹採りから餌に使う川虫採りまで子供たちが自分でやるという企画です。

低学年の子供には手助けが必要です。
手伝っている親さんも夢中になってしまう釣りの魅力です。
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こりゃ、そんなに握り締めたら死んでまう(口には出しません)。
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長良川は梅雨だというのに渇水のため条件は悪かったのですが、後半になってヌマチチブのいい型がけっこう釣れて盛り上がりました。
釣った魚はみんなで話し合って家に持ち帰り食べることにしました。
(これが一番よい選択だと思います。)

夜は、近所の昔からある鮨屋で鮨を食べました。
今、父の日とやらで、娘から届いた酒を飲んでます。
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by s_space_s | 2013-06-16 21:48 | 釣り | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 13日

警戒心の遺伝

先日、かみさんと福井の荒島岳を登りました。

下山途中、しゃくなげ平の上あたりで、すぐ近くまで2羽のヒガラが飛んできました。
その中の1羽は手を伸ばせば触れるくらいの枝に留まって、持ってきたイモムシを食べていました。
ずっと観ていたかったけど、時間のこともあるのでゆっくり歩き出すと、特に驚いたという様子もなく、少し離れた木に飛んで行きました。

勝原スキー場跡まで降りてきて、ゲレンデの林間コース跡を歩いていると、今度は目の前にホオジロが飛んできました。
低い灌木に留まってしきりに囀っています。
ここでも、かみさんと暫く立ち止まって眺めていました。

この山の小鳥はみんな警戒心がないね。
ピーナツに寄ってくる金華山のヤマガラみたいに餌付けされてるとは思えないし・・・。
登山者が大事にしているからやろか、などど話しながら駐車場まで歩きました。

下山後、荒島岳の歴史などを調べていて、面白い記述に目が止まりました。
(以下、webサイト「荒島岳」から引用)
荒島岳は殺生禁断の制札を掲げて一般の立入りを許さず、云々
影響録に 「この山、烏類制禁の地なるに、大野の人、推して持登りて怪異あり」 ...と書かれており、云々

ということで、想像するに、荒島岳の小鳥たちは昔から人間に危害を加えられなかったので、人間に対し警戒心が薄いのではないかしら。
遺伝学的な説明はわしには難しいけど、1日に2回も不思議な体験をしたので、何か特別な理由があるような気がします。

トトロの木
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しゃくなげ平のアズキナシ
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頂上付近にはキジムシロの花畑
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葉の形が面白いヤハズハンノキ
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ブナの大木の下にはエゾユズリハがいっぱい
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by s_space_s | 2013-06-13 18:32 | 自然 | Trackback | Comments(7)
2013年 06月 07日

一番の省エネ

  自分でできる一番の省エネは

  自分がこの世界から

  いなくなることです
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by s_space_s | 2013-06-07 23:51 | あほばなし | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 04日

書を捨てよ、町へ出よう

寺山修司のエッセイ・評論集。
本書の題名については高校の頃、演劇作品の題名として聞いたことがあったような気がする。
行方不明?の演劇部のAからだったか。

詩人寺山修司の言葉の鋭さは、「家出のすすめ」で体験済み。
今回も期待を裏切らない切れ味の良さだった。
が、やはり書いてある事件や風俗が当然ながら昔の話。
これが世に出たころには、すご~く刺激だったのだろう。

パチンコにも競馬にも自動車にも野球にも興味はない。
ジャズの話にしても出てくるのがマルウォルドロンでは趣味があわない。
けど、寺山が語ると何かが変わって見えてくる。
一口で言えば自信に溢れていて、かっけ~!のである。
寺山修司はやっぱ詩人やわ。
自分を美しく見せる言葉を知っとるもん。


誰が書いたかよくわからないけど、ハイティーン詩集も面白い。

――――

私が娼婦になったら
いちばん最初のお客は おかもとたろうだ

――――

わしなら・・・。

わしが男娼になったら
いちばん最初のお客は こぐれりえだ

劇団「天井桟敷」の音楽・演出担当で寺山亡き後、その遺志を継いでいるらしいJ・A・シーザーにも興味を持った。


角川文庫
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by s_space_s | 2013-06-04 20:34 | 読書 | Trackback | Comments(2)
2013年 06月 02日

奥美濃アマゴ釣り

ちょっとしたゴルジュ
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鼻曲がりの雄アマゴ
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この谷はいい型が上がる
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まっちゃんとこのタケオ君に教えてもらったシライトソウ
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夜はコザエモンさんが美味しい稚鮎の山椒煮と焼酎を持って遊びに来てくれた。
テレマークの話をしながら酒がすすんだ。

ハナタレ女城主
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by s_space_s | 2013-06-02 14:22 | 釣り | Trackback | Comments(4)