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2014年 04月 30日

サイクリングクラブOB会2014

今年もMの発案で、大学のサイクリングクラブのOB会ポタリングに行ってきました。
他のメンバーにも声を掛けるような話もありましたが、結局、メンバーは昨年と同じになりました。
今回は犬山周辺で走るということで、走って行くことにしました。

岐阜から犬山までは15kmほどしかないので、のんびり走っても1時間弱。
10時半の待ち合わせに余裕をもって、8時半に家を出ました。
苧ヶ瀬池に寄りながら、木曽川右岸に到着。

木曽川を挟んだ犬山城

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上流にまわって2000年からツインブリッジになった犬山橋を渡りました。
最近来たことがありませんでしたが、昔、車道と電車の軌道が一緒になっていた記憶は今でも残っています。
高校時代の彼女がこっち方面の娘だったので、何回か自転車で来たことがあったので。

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待ち合わせの(と、このときは思っていた)名鉄犬山駅には、やっぱり1時間で着いてしまいました。
時間があるので、犬山城方面へ行ってみました。
美濃町の町並みのように綺麗に観光地化されていて驚きました。
路地裏に入ってみると、宇宙人の基地がありました。
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早めに駅に戻り、駅西のロータリーでベンチに腰掛けてぼけ~としていると、Kから電話がありました。
Kは10時から駅東の郵便局の前で待っていたけど、だれも来ないので電話したとのこと。
後でMからの携帯メールを確認したところ、郵便局前に10時半ということになっていました。
Kは時間を、わしは場所を間違えていたわけです。

なんとか集合できました。
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昨年は、電動アシスト付きママチャリだったMは、DAHONの折りたたみスポーツ車になっていました。
モデルは違いますがKとお揃いブランドです。
わしは、もちろん・・・。

Mから今日のコースの発表がありました。
犬山城方面ではなく、入鹿池をぐるっと廻って、尾張パークウェーを走って戻る、なんとなく走りメインのプランです。
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とは言っても、話をしながら走れるぐらいの、のんびりペースです。
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尾張富士の麓、浅間神社の入口に???という感じの看板がありました。
この神社には、火中出産の神話がある木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)がお祀りしてあるそうです。
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ここから、明治村までの峠道がきつかった。
明治村の正門になっているのは、我が母校の前身である第八高等学校の正門を移築したものです。
Mはこの正門前で記念写真を撮りたかったようです。
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峠から短いダウンヒルで入鹿池につきました。
休日なのに閑散としています。
こういう場所が好きです。
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Mは少し腹の調子が良くないので、トイレを探しましたが、湖畔には売店や食堂が数軒あるだけで見つかりません。
そこで昼飯も兼ね、端っこにあって1軒だけ違う雰囲気のレストランに入ることにしました。
年配のご夫婦?がやってみえるお店でした。
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今日のランチは魚フライとささみのピカタ。
洋食のことはよく分かりませんが、ちゃんとスプーン、ナイフ、フォークが出てきて、こだわりのある店のようでした。
ランチを食べてからコーヒーを飲んでゆっくりしました。
不愛想なシェフが、調理の後、レンジ周りをピカピカに磨いているのが印象的でした。
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お腹も膨れたところで、ゆっくり出発。
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尾張パークウェーはアップダウンの傾斜も適度で、走っていて気持ちよかった。
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国道41号をまたいで、最後は犬山モンキーパークが終点です。
わしは、ここで観たかったものがありました。
岡本太郎の「若い太陽の塔」です。

2年前に大阪万博跡の「太陽の塔」を観てから、この塔が近所にあることを知って是非観たいと思っていました。
この塔は、モンキーパークの敷地内にあり、近くから観るのは入園料がかかるので、Mが園外から観ることができるスポットを見つけてくれました。
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これだけで、わしは感動!
昔、彼女とモンキーパークのジェットコースターに乗ってふらふらになり、スピードとGにはめっぽう弱いことを自覚した苦くも甘い記憶も蘇ってきたりして…。

まだ時間があったので、近くにある「すきまスポット」桃太郎神社に行ってみました。
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なんか綺麗すぎる。

KとMは大事なバイクを担いで本殿まで上がります。
わしは鍵もかけず下に置きっぱなし。
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鳥居をはじめ各種のモニュメントは、コンクリート群像作家として知られる浅野祥雲による作品です。
30年ほど前に来たことがありましたが、もう少し怪しい雰囲気があったような気がします。
2012年に修復プロジェクト活動が実施されたようです。

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修復の前はこんな感じでした。
(説明パンフより)
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「やさしい鬼です 背中へどうぞ」
土足で乗って写真を撮ってもらっている若い女性がいました。
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猿と雉ですが、何となくウルトラマンの怪獣を想わせる風貌です。
左:半漁人 右:ラドン
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まだまだ時間があるので、犬山城方面へ行ってみました。
朝来た時より観光客で賑わっていました。
地ビールの売店で1杯だけビールを買って3人で乾杯!
また近いうちに走ろうなと言って解散しました。
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わしは、坂祝から関経由で帰りました。
関市内で昔、美濃町線の電車が走っていた道には自転車専用レーンが出来ていました。
けど、舗装の質は悪いし、交差点の縁石も出ていてほんとに自転車乗りのことを考えて作ったのか疑問も残りました。

4時半に無事帰宅。


こんな感じで70kmちょっと走りました。
自転車通勤で毎日30km弱をママチャリで走っています。
その2倍ちょっとを1日かけて走っただけですが、日頃走らない道を走ったり珍しいものを眺めたりするのは楽しいことです。

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by s_space_s | 2014-04-30 23:12 | 自転車 | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 28日

今日は家でのんびり

庭のキウイフルーツの花芽が沢山出ています。
昨年は、花が咲いてから風が吹いてほとんど花が落ちてしまいました。
収穫できた実は十数個しかありませんでした。

受粉しなかったということも考えられますが、かみさんの提案で、防風ネットをかけてみることにしました。
ごらんのとおり素人の剪定なので棚から離れてあっちゃこっちゃに枝が出ています。
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最初の作戦では、幅1mの防風ネットを端から順番に掛けていく予定でした。
やってみると、枝がじゃまして思うような形にならず、諦めました。
次に考えたのは、5mほどに切った防風ネットをつなぎ合わせて1枚の大きなネットを作り、ふんわりと上から掛けるという作戦。

かみさんは仕事に出てしまったので、庭に一人で腰掛けて、7枚のネットをつなぎ合わせました。
気分は浜の漁師さん。
NHK-FMのウィークエンドサンシャインと世界の快適音楽セレクションを聴きながら、手を動かすのは良い気分です。
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今年は昨年より柚の花芽がたくさん付いていて、楽しみです。
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まっちゃんにいただいた、エビネも元気。
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道具を整理していたら、柄のない剪定ノコギリの刃が出てきたので、使っていない別の手ノコの柄をつけることに。
ボルトを通す穴の位置が違うので、ハンドドリルで穴を開けようとしましたが、材が堅すぎて歯が立たず。
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柄のほうに別の穴を開けて上手くいきました。
GWの「春の源流大人キャンプ」でも活躍してくれそうです。
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夕方、かみさんが帰って来て、ネットを掛けてみました。
物干し竿で端を引っ張ってふわっと掛けるつもりが、ちょっと枝に引っかかると、全然言うことをきかないので苦労しました。
おまけに、せっかくの花芽が付いた枝が折れたりして「心が折れそう」になりながらも、なんとか終了。
ご近所の方から「何やっとるの?」と訊かれるくらい目立って不細工です。
けど、ちょっとでも効果があれば嬉しい。
 
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色々、家のことができたので、早めにぷしゅっと泡の出るやつを飲みました。
あては近所で採ってきたワラビのぬか漬け。
辛子和えも美味いですが、漬け物もいけますよ。
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by s_space_s | 2014-04-28 12:54 | 日常 | Trackback | Comments(2)
2014年 04月 26日

モズクは飲み物です

ほんじゃまかの石塚が「カレーは飲み物」と言っていた。
スーパーで売っているモズクは飲み物以外の何物でもない。
ちゃんとしたモズクを食べたい。
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by s_space_s | 2014-04-26 22:14 | あほばなし | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 25日

Bagdad Café

久しぶりに(でもないか?)コザエモンさんに電話したら、「今日、飲もまい」ということになりました。
岐阜駅で待ち合わせ、「ちょこっとだけ飲む」という話だったので新岐阜駅裏のくしびきへ行きました。
常連さんがいつも座っている5席しかないカウンターがちょうど2席空いてました。
そこに割り込んで、おばちゃんのポテトサラダと筍の煮物で飲み始めました。

ここで、コザエモンさんからわしに嬉しいサプライズ。
きれいなギフトバックに入った高度計付き腕時計(プロ…)でした。
これにはいろいろ伏線があるのですが、隣に座って飲んでいた女性の常連さんには、わしら2人はホモ逹ということにして楽しみました。

カウンターではタバコの話で盛り上がり、禁煙5ヶ月経過中だったコザエモンさんには厳しい状況。
最初は、もらいタバコしていましたが、ついにおばちゃんにタバコを買いに行ってもらってました。
かなりきわどい話(ち××の話)も出て、最後のほうは、もうぐだぐだでした。
この話で、最近観た映画「バグダッド・カフェ」のワン・シーンを思い出しました。
このトレーラーの1:26あたりにちらっと出てきます。




この映画、お気に入りです。
ふと気が付くと "I'm calling you" が頭の中に流れていたりします。





この日は珍しく、はしごしないで帰りました。


1987年 パーシー・アドロン監督 西ドイツ・アメリカ映画



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by s_space_s | 2014-04-25 20:39 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2014年 04月 23日

フードポルノ、蜜の味

今朝の朝日新聞にこんな見出しの記事が載っていて、初めて聞く「フードポルノ」という言葉にぎょっとした。
確かに、美味しい料理やお酒の写真を見ても、お腹が膨れるわけでも、満足感が得られるわけでもない。
まだ、本物のポルノのほうが直接的な効能がある(少なくともわしには)。

自分で料理したものを、他の人にも見てもらいたいというのは分かりやすい。
レストランなどで今から食べるものを写真で写して情報発信するのに何の意味があるのだろう。
まあ、やっている人には意味があるのであろうが。

自分でもこのブログに南極の食事に関して沢山の写真を掲載した。
そのとき、南極での食生活について興味をお持ちの皆さんが多いだろうと考えたのは事実だ。
しかし実際は、情報発信のネタがないので、とりあえず写真でも載せとけレベルのものであったと思う。

「フードポルノ」という言葉に、なるほどと思うのは、居酒屋やレストランで料理を撮るという行為が、自分自身、非常に恥ずかしいからだ。
特に飲み屋で料理や酒の写真を撮っているのは、かっこ悪い。
なのでブログねたにガラ携のカメラで店構えの写真を撮るぐらいがやっとである。
こんなのも止めればいいのにね。

自分が食ったり飲んだりしているものをシェアしたいのなら、一緒に飲みにでも行くことを考えてはいかがか。


【関連記事】
「レストランで料理の写真撮るな」、仏シェフたちの怒り










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by s_space_s | 2014-04-23 19:26 | うまいもん | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 21日

花の小津権現山

岐阜大学御嶽会の定例山行で小津権現山へ行ってきました。
稜線ではまだ新緑が出始めたばかりでしたが、いろいろな花を観ることができました。
大学の先生方と歩くと、知らないことを教えていただけます。
岐阜市内から自転車で走って来られて、登山後、また走って帰られた先生もみえました。(脱帽)


 アブラチャンの花芽は、チアガールのボンボン?みたいでかわいい。
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タムシバの白い花
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タムシバの花の下で。
K先生はAEDを担いでみえました。
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イヌブナの幹に産み付けられたマイマイガの卵から、大量の毛虫が孵っているのを見つけました。
ひこばえが沢山出ていましたが、幹が弱っているのでしょうか。
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イワウチワの群生地がありました。
花の盛りでした。
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シャクナゲの蕾みは、まだ堅い。
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能郷白山(左奥)はスキーが出来そうなぐらい白くみえました。
花房山(右端)の二重山稜の鞍部には、まだ雪が残っていました。
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その他、観察した植物
ヤブレガサ、ミヤマシキミ、ミツバツツジ、キランソウ(地獄の釜のふた)、ツルアリドオシ、ハルリンドウ、イカリソウなど。

秋の小津権現

話は変わりますが、前日の金曜日に、JAZZライブも定期的にやっている岐阜市御浪町の居酒屋「大黒」へ飲みに行きました。
もう少し、コアな感じのお店を想像していたのですが、小洒落たよくあるお店でした。
JAZZの店ならもう少し不健康で不良っぽいとこがあってもいい(勝手なイメージです)。

ライブのときは違うのかもね。


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by s_space_s | 2014-04-21 17:37 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 21日

奥美濃・夜叉壁中央ルンゼ(仮称)初登(宮城さんの記録)

岳人4月号のクロニクル欄に宮城さんの書かれた夜叉壁の記録が掲載されました。
当然ながら編集部の手が入って面白さが半減しているので、ここにオリジナル版をこそっと掲載させていただきます。
写真はこちら
ところで、岳人って8月号で東京新聞発行が終了するそうですね。
モンベル発行になるとスタッフとか編集方針とか変わるのでしょうか?

【山域】奥美濃
【場所】夜叉壁
【日時】2014年1月18日(土)
【コース】広野ダム~夜叉ヶ池~夜叉壁登攀~夜叉ヶ池~広野ダム
【メンバー】宮城公博 30(right&fast)、石原和宏 42(right&fast、岐阜テレマーク倶楽部)、
      石際淳 53(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇りのち雪
【タイム】広野ダム7:10 夜叉ヶ池登山口8:00 夜叉ヶ池11:00 夜叉壁へ出発11:45 夜叉壁登攀終了15:00
     登山口16:40 広野ダム17:50 
 

「奥美濃・夜叉壁中央ルンゼ(仮称)初登」
テレマークスキーとウィンタークライミングの融合

 

週末、予定があいてしまい、誰かパートナーはと探していたら、アイスクライミングのゲレンデに行かれるという石際・石原さん達に混ぜて頂ける事になった。「アイスクライミング?いいですね、僕もお邪魔していいですか?ところで、奥美濃に夜叉壁ってのもあるんですが・・・」と半ば強引に切り出してみた。
 

夜叉壁?どこだそこ?と、思われる方が多いかと思う。夜叉壁は奥美濃・三国岳と三周ヶ岳の稜線直下、 標高1000m付近に存在する岩壁帯だ。隣には夜叉ヶ池と呼ばれる、稜線上にありながら周囲230mの規模で存在する不思議な池がある。神秘的で非常に美しい場所で、夏はトレッカーに大人気となっているそうだ。夜叉ヶ池にはヤシャゲンゴロウという、この池にしか生息しない固有種がおり、レッドリストの絶滅危惧種で、夏期はボランティアの方々をはじめ、多くの人が環境保護に尽力しているそうである。
 

そんな夜叉ヶ池の側にある夜叉壁はスケールこそ大きくないものの、春~秋は極一部のマニアックなクライマーに極まれに登られているらしい。ネットでの記録の少なさから、登攀数はおそらく両手で数えられる程ではないかと思う。少なくとも積雪期の記録は未見である。実はこの課題、私がクライミングを始めて間もない9年以上も昔から温め続けきたのだ。あまりに長期に渡り、温め過ぎて、私自身、ここ数年は忘れてしまっていた程だ。
 

この壁の魅力を語り始めれば、きりがない。岩壁がそのまま稜線に突き上げるロケーションの美しさ、丸い樹林の山が連なる奥美濃という山域の中に有りながら、何故かここにだけ岩壁があるというアンバランスさ、名前の格好よさ、何より好きな漫画の舞台ともなっている事。僕にとって今すぐに行かない理由が無いような壁なのだ。
 

しかし、問題はずっとパートナーだった。長いアプローチに加え、冬にあの壁がどうなっているかは全くの未知数、行ってみて、全く登攀意欲を注がれない泥の斜面だったり、思いの他、傾斜がゆるくてほとんど雪で埋まっている可能性も有りうる。そのような事情から、大きな壁で高難度ミックスクライミングを志しているような、いきりたったクライマー達を、遠方からここ奥美濃に呼びつけるのはちょっと気が引けた。そう、この課題に取り組むには樹林の丸い低山の聖地、奥美濃への愛がないとダメなのだ。


つまり、奥美濃を主戦場とする石原・石際ペアがパートナーと決まった以上、もう夜叉壁しかありえなかった。
 

冒頭に書いた通り、もともとゲレンデアイスの予定だったお二人を、直前にかなり強引な誘い方をしたが、そこは奥美濃を愛するお二人、私の目論見通りすぐに快諾してくれた。流石の振る舞いである。
 

夜叉壁のネックはおそらく登攀そのものよりも、長いアプローチだと考えていた。日帰りの予定だったので、ワカンでは時間的に苦しい距離だが、3人交代のラッセルでなんとかこなすつもりでいた。しかし、テレマークスキーを愛用する二人の提案でテレマークでアプローチする事になった。ちなみに私はテレマークどころか、スキー自体、ゲレンデで数度の経験しかない。
 

当日未明、石際邸で車を乗り合わせ、朝方、広野ダムにつく。思ったより雪はしまっており、アプローチの林道をスキーで快適にとばす。ただの林道歩きでも、小さな葉っぱや、動物の糞、足跡、本当に小さな小さな山の生き物たちの息遣いまで見ている二人のいい山屋っぷりが目立つ。

林道が終わり、夜叉ヶ池の南尾根に取り付いてからは、スキー素人の私はもたもたしてしまっていたが、雪も少なく予定よりずいぶん早く、雪で埋まった夜叉ヶ池に到着することができた。実は時間的に偵察だけになる可能性も視野にいれていたので、これは嬉しい。壁のスケールを考えると、弱点を登れば登攀は2~3時間で済むとの目論見で、登攀を結構する事に決めた。スキーと不要な荷物を夜叉ヶ池にデポし、夏場登山道となっているであろうルンゼを150m程くだり、夜叉壁を見上げた。
 

「カッコいい。」
 

正直、想像の5倍は見栄えがした。小雪がチラつき、壁を白く化粧してくれているのもプラス要因だ。夏の写真では壁の全容はよくわからなかったが、大きな一枚の岩壁というよりは、急峻なリッジがいくつか並んでいるいう感じだ。どこを登ろうか迷ったが、回り込んでみていると、なんと、中央に見栄えのする氷瀑が現れるではないか。
 

1月とはいえ、基本的に温かい山域である奥美濃、それも標高1000mという低さにある壁で、まさか氷瀑が発達しているとは思わなかった。「これは冬ならではのライン、登らざるを得ませんね!」と、アイススクリューを持ち合わせていないにも関わらず、二人を強引に氷のラインへとお誘いした。ちなみに石際さんはアイスアックスを持ってきておらず、ピッケルとサブバイルという氷登りでは大変なスタイルだ。割と無茶な提案にも関わらず、二人とも笑顔で「任せますよ。」とまた快諾してくれた。
 

「まるで鹿島槍の氷のリボンみたいだ。チリ雪崩もでてきて演出にも余念がない。」
 

とは石際さんの言葉。氷瀑下の岩までラッセルし、ビレイ点をつくる。この手の岩場ではよくある事なのだが、ボロい上に、摂理がなくて支点作りに苦労する。私の夜叉壁への情熱を察し、全てリードさせてもらえることになった。持ってきたのが44mロープなので、ルートの長さを考えると氷瀑を抜けたところででビレイ点が作れない可能性がある。その場合、最悪コンテになると告げておいた。
 

まずは氷瀑までの雪壁をラッセル。雪もそこそこ降っていて寒いかと思って上着を着ていたのだが、すぐに汗まみれになる。暑すぎる。こんな気温でよく凍るものだと思っていたのだが、氷瀑に付けば、想像通りすぐ下を水が流れるカキ氷状のスカスカ氷だ。うむ、このスカスカ氷ならスクリューなど持ってきてたとしても使う余地がないので持ってこなくて正解だ。氷爆基部横の岩で支点をとると、あとは氷瀑を抜け口までランナウトで対応した。氷を抜けると雪壁になるが、案の定、ビレイ点が作れず、すぐにロープがいっぱいに伸びてしまいコンテになる。雪壁の途中に苦し紛れにアイスアックスを埋めて支点をつくり、その後は上部リッジ下までロープを伸ばし、カムでセルフをとって肩絡みでビレイ。フォローの二人を迎えた。
 

2p目は傾斜の強いリッジだ。小指ぐらいの藪がちょこちょこ生えており、それを掴んで登ることもできたが、せっかくなので奥美濃に似つかわしくないドライツーリングでガシガシ登っていく。なかなか楽しい!最後は気持ちのいい雪稜に飛び出した。周囲の景観はまるで北アルプスのようだ。フォローの二人を迎えると、二人とも笑顔だ。奥美濃でこんなクライミングができるなんて思っていなかっただけに、最高に嬉しい。
 

しかし、核心は登攀の後にまっていた。柔らかい登山靴でテレマークという変則スタイルなので、うまく滑れない。素人の私は当然として、ベテランスキーヤーの二人も苦労している。私はそうそうに諦めてワカンを履いて下り出し、スキーの調子の悪い石原さんも最後はツボ足で歩いておりる事となった。お楽しみのテレマークスキーとはいかず、苦労の下山となってしまった。ただ、林道はやっぱり早く、スキーの機動力を今更ながらに知らされた。
 

帰り際、「宮城くん、ほんとは山スキー楽しいから。靴さえ違えば楽しいから。」と繰り返す石原さんが印象的であった。
 

テレマークスキーとウィンタークライミングを組み合わせることで、また遊びの可能性が無限に広がった。

 

 

 


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by s_space_s | 2014-04-21 12:03 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 19日

カエルの歌が聞こえてくるよ

通勤の帰りに道路わきの用水から、きれいな声が聞こえてきました。
ちょうど、カスタネットをカタタタタと細かくたたくような澄んだ音です。
カエルだろうとは思ったのですが、聞いたことがない声なので気になっていました。

調べてみると、シュレーゲルアオガエルでした。
出勤のときも鳴いていますが、ゆっくり聞いている時間がないので、帰りに自転車を止めて鑑賞しています。
けっこう神経質で、ちょっと音を立てると暫くだまってしまいます。

1匹が鳴き始めると、あちこちから「カエルの歌」の輪唱みたいに順番に鳴き出します。
たまに、ゴケッみたいなアドリブが2種類ぐらい入ります。
まだ、姿は見ていません。
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かえるの歌が

聞こえてくるよ   かえるの歌が

げ げ げ げ     聞こえてくるよ

げげげげげげげげ  げ げ げ げ

ぐぁ ぐぁ ぐぁ   げげげげげげげげ

げ げ げ げ     ぐぁ ぐぁ ぐぁ

げげげげげげげげ  げ げ げ げ

ぐぁ ぐぁ ぐぁ   げげげげげげげげ

          ぐぁ ぐぁ ぐぁ

こりゃあトノサマガエルだな。



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by s_space_s | 2014-04-19 22:47 | 自然 | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 16日

御嶽・地獄ノ中尾根初滑降

2年越しの宿題が片付きました。
もともとはイシハラさんの発案でしたが、行くたびにその素晴らしさを発見し是非滑りたいと思わせる尾根でした。

昨年3月は、イシハラさんと福井のゲンゴロウさんという最強メンバーで計画しましたが、末端の雪がほとんどなく藪漕ぎで敗退。
昨年3月の敗退記録
今年の3月は、イシハラさんと1泊2日の余裕の日程で、下部も雪があることを確認して行きました。
しかし、アタック日に天候が悪化し、ホワイトアウトのなかコルまでスキーを担いで、担いだまま降りてくることになりました。
ベースキャンプ2150mより下は、ガリガリのクラストでしたが、非常にスキー向きの尾根であることが確認できました。
本年3月の敗退記録

調べてみたところ、2万年前ぐらいに一ノ池火山から西の尺ナンゾ谷方面と南の地獄ノ中尾根方面に分かれて溶岩流が流れたそうです。
この2つのスキー向きの広大斜面は同時期に生まれた双子みたいなものです。
今回は、兵衛谷を渡る橋も完成して便利になった尺ナンゾから山越えして地獄ノ中尾根を滑る計画としました。

下の写真で、中央に像の鼻のように伸びている尾根が地獄ノ中尾根です。
この尾根の滑降記録はわしも寡聞にして未見です。
先日、中部ガイド協会の総会で地元、王滝村の斉藤ガイドとお話する機会がありました。
斉藤ガイドもスキーで滑った話は知らないとのことでしたので、初滑降ということにしときます。
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昨年3月の写真
非常にアルパイン的です。
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【山域】御嶽
【場所】尺ナンゾ谷、地獄ノ中尾根 【日時】2014年4月13日
【コース】濁河温泉~上俵山~継母のコル~地獄ノ中尾根滑降
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇り
【タイム】スポーツレクリエーションセンター7:10 継母のコル11:10~12:15 地獄ノ中尾根滑降(2280m地点まで)
     継母のコル14:15~14:30 センター16:20
【ルート図】クリックしてね
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センター入り口前に車を置かせていただき、7時過ぎに出発。
尺ナンゾは2006年5月に来て以来だ。
その記録を岳人の「ハイグレード山スキー」で紹介してから、ここも人気ルートになっているようだ。

林道の橋が完成して随分楽になった。
上俵山までの原生林はいい雰囲気だが、こんなに平坦なイメージは持っていなかった。
地獄ノ中尾根のほうが、大木が多くワイルドな雰囲気だと思う。
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曇り空で雪が緩んでこないので、非常にゆっくり登るが、コルには4時間ほどで到着してしまう。
ストックも刺さらないほどのハードクラストなので、しばらく待機することにする。
風はそよ風程度で、気温も低いことはないので、座っていると何回か夢に引き込まれた。
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1時間待ってもあまり状況は変わらないので、滑降に移ることにする。
斜面は堅いが、ツルツルの氷ではないのでエッジは効く。
けど、こけたらたぶん森林限界まで滑落するか、地獄谷へ落ちるかだろう。

とてもテレマークターンはできず、アルペンターンのジャンプターンで高度を下げる。
標高2500mまで降りると、ようやく部分的に雪が緩んだ部分が出てきた。
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雪が少し緩めば、斜面は超快適。
森林限界までどれほどもないが、沢状の地形が白川の深い谷へ落ち込む寸前まで一気に滑った。
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こ、これだよ~!
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白川の源頭の凄い岩壁とルンゼ、雪稜などをクライマーの目で確認してから、アイゼンを着けて尾根を登りかえす。
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500m弱の登りだが、結構しんどかった。
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上部はやはりハードバーンのままであった。
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コルで少し休憩したのち、おまけの尺ナンゾを滑る。
やはり、上部はハードクラスト、下部にはモナカまであって、疲れた脚にはきつかった。
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雪が良ければ、こんな感じで気持ちいいのになぁ。(尺ナンゾ中間部)
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センターに2時間弱で到着。
道路脇の湧水で顔を洗い、気分もさっぱりして車の人となった。


これから行かれる方へワンポイント
・登山としては、当然、末端から登ったほうが充実する。
 濁川沿いの新しい林道は3月には除雪されるので、自転車を使うとよい。
 この尾根の魅力は、原生林の登下降といっても過言ではない。
 アプローチはこのサイト参照
 末端の雪が消えるのが早いので、3月中の寒気が入っていない快晴で気温の上がる日を選ぶ必要がある。
・尺ナンゾから峠越えで滑る場合は、GWのコーンスノー時期がおすすめ。
 森林限界2200mあたりまで滑っても普通に日帰りが可能。



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by s_space_s | 2014-04-16 00:21 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 15日

ぴーっす!

昨日、袴田さんの報告集会について書いた朝日新聞の記事の見出しを見て「ん?」と思った。
再審開始決定を勝ち取ったという意味なら、勝利のVサインではないのか?
さらに、袴田さんは元プロボクサーなので、わしのイメージではVサインが似合うのだ。
ピースサインはプリクラなんかで女の子が小顔作るためにやるもんだと思う。
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わしと朝日新聞の石川さんの感覚の違いなのかと興味が湧いたので、他のメディアでどう書いているか調べてみた。

ピースサイン派:朝日新聞、東京新聞、中日新聞、共同通信、サンケイ、スポニチ
Vサイン派:読売新聞、毎日新聞、時事通信

記事の内容をよく読むと、袴田さんが「完全平和、よろしくお願いします」という発言をしたことに引っ張られた感じもする。
面白いのが、毎日のデジタル記事で、当初Vサインとピースサインが混在していたのが、訂正されてVサインに統一されていたことだ。
かみさんにこの話をしたら、どうでもいいわと無視された。

袴田さんには、まずは静かに体を休めていただきたい。










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by s_space_s | 2014-04-15 12:20 | あほばなし | Trackback | Comments(0)