blog版 がおろ亭

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2014年 09月 28日

ビルマの竪琴

終戦間もない昭和23年、ドイツ文学者の竹山道雄によって少年少女向けの連載小説として書かれたもの。
児童文学なので読みやすく、風邪で家にいた日曜日の半日で読めてしまった。
竹山自身ビルマには行ったことはなく、当初は中国を舞台にした話として構想していたようだ。
当時のこと、外国の情報が簡単に手に入る状況でもないし、実際にビルマから引き揚げてきた兵士からもネタになるような取材はできなかったようだ。
なので、竹山は、あとがきで、この物語は空想の産物だと言っている。

戦場における音楽の力、自然と宗教に生きるビルマの文化(近代文明との対比として)、庶民として死んでいった兵士たちの鎮魂といったテーマがあり、物語はそれが分かりやすいように非常にシンプルな構成で書かれている。
侵略された側の視点が抜け落ちているという批判はあるようだが。

幾つか興味深い記述もあった。

ミャンマーの北部はヒマラヤ山脈の東端に位置している。
岐阜大学の2012年1月の遠征もあって、ジャングルに住む村人たちのヒマラヤの歌の話は面白いと思った。

主人公水島が肥らされて食べられそうになった部族はカチン族となっている。
儀式としての食人ならありそうな気がするが、この表記は当のカチン族から抗議があり、改訂版では「蛮族」とされている。
このあたりの詳細については、「カチン族の首かご : 人喰人種の王様となった日本兵の記録」(1957年、妹尾隆彦著)が面白そうなので図書館で探してみたい。

新潮文庫




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by s_space_s | 2014-09-28 16:32 | 読書 | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 28日

モヒカン

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初めまして、俺モヒカン

何で「モヒカン」かと言うと、頭のとこだけ黒いから
いつも餌をくれる禿のおっちゃんからモヒカン、モヒカンって呼ばれてる
みんな小さい頃は体中黒かったけど、大きくなったら赤くなっちゃった
俺だけそんな色に染まるのに抵抗してたら、こんなふうになったって訳

モヒカンって名前、自分でも気に入ってる
だって強そうじゃん
体は2番目に小さいけど






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by s_space_s | 2014-09-28 14:24 | 日常 | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 27日

運動会の歌

運動会シーズンですね。
今日も運動会日和ですが、咽頭炎でリンパが腫れてしまったので、薬を飲んで寝ています。

小学生のころ、運動会の応援団員になったことがありました。(クラスの陰謀で?)
やり出すと嵌まるタイプなのか、校舎の裏でまじめに応援練習をしていたような気がします。

応援歌には「お月さん」とか「春日の森」とか名前が付いていました。
たぶん何かの替え歌なのだと思います。

例えば「春日の森」はこんな歌詞でした。

♪春日の森に紅葉映え~、今日は楽しい運動会~♪
○×△~◎□▽○この力~、安桜健児の意気をみよ~♪


最初と最後は出てくるのですが、途中を忘れてしまっています。
かみさんとは中学からの同級生なので、うちの小学校のこと訊いても知らないし。


「春日の森」というのは小学校の隣にあった関市の春日神社のことです。
当時、春日神社の敷地内に養老院がありました。今は老人ホームと言うのかな。
それで、口の悪い小学生の餓鬼どもは、下校の道すがら大声でこんな替え歌を歌っていました。


春日の森の養老院~、じじばば揃って運動会~♪
パン食い競争、歯が抜けた~、やっぱりじじばば歯が弱い~♪

こっちがすぐに出てくるところをみると、わしもこれを大声で歌っていたのでしょうね。


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by s_space_s | 2014-09-27 13:51 | あほばなし | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 26日

長良川川下り

9月20日の川下りは小学校の運動会シーズンとバッティングしたこともあり、参加が子供3人と少々寂しかったです。
川の状態は渇水のため、水垢が石にべっとり付いて気持ちが悪いほどでした。
けど流れが遅いので、漕ぎ手が少ないボートに都合が良かった。
長良橋からスタートし小紅の渡しまで遊びながらのんびり下りました。

金華山をバックに。
瀬張り網もこの渇水では意味ないのでは。
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こういうとこはやっぱり気持ちがいい

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懐かしい忠節橋(北高だったので。)
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忠節橋で良さんに船頭を交替して、小紅の渡し上流の水門まで車を廻しました。
流れが遅いので、ボートはなかなか見えてきません。
テトラブロックに座って、うつらうつらしたり、群れている小魚を眺めたりしながら気長に待ちました。

子供達が到着し、好きなように遊びます。
このあたりで、スナヤツメやマシジミなど珍しい生物を観察することができました。

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昔、石徹白ネイチャースキーで一緒にお手伝いしたことがある「けんぼう」が長良川の船頭を始めたと良さんから聞きました。
結の舟
川遊びの達人(今はプロの漁師)なので、また話をきかせてもらいたいと思います。




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by s_space_s | 2014-09-26 12:51 | 自然 | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 24日

板取毛鉤釣り或いは男達の熱き挑戦

日曜日は珍しく特に予定がなかったので、ゆっくり起きて、かみさんのパンが焼けるのを待ってコーヒーを飲みながらのんびり。
パンが焼けるまで、裏のお家からジャガイモをどっさりいただいたのを団子にした芋餅を沢山食べた。
家で発酵させたヨーグルトも食べたかな。

あんまり天気がいいので、まっちゃんお勧めのフェルトタビで沢を歩いてみることにした。
札幌秀岳荘オリジナルでパッケージのコピーが憎い。
わしも沢登りを始めたころは、建築作業用の地下足袋のゴムを削って、フエルトを貼り、オリジナルの渓流タビを作ったものだ。
けど、力王のタビは2000円ほどするし、フエルトも結構高いので、手間を考えると秀岳荘のを買った方が合理的。
こいつはコハゼが3枚と短いので、土木作業用のネオプレン長い靴下を組み合わせると調子が良い。
価格もフェルトタビが4000円弱、ネオプレン靴下が2000円ほどで経済的だ。

余談であるが、韓国の沢に行くときにこれを使うなら、地元登山者に笑われるのを覚悟しておいたほうがいいらしい。
先割れのタビは豚の足みたいというのがその理由。

「男たちの熱き挑戦」
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行先は前から気になっていた板取川の支流。
9時頃家を出て、Tレックスのタンクスを一回り聴きながら1時間ほどでとうちゃこ。

ケヤキの大木が多い谷だった。
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簡単に入れる沢なので、しばらくはアタックしてくるのはチビアマゴばかり。
最初にアマゴの20cmちょっとが掛かり乗ってくる。
少し釣り上がるとイワナに変わった。
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まだ紅葉には早い。
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上流部は先日の大雨の影響か、土砂が入って岩魚の生息には厳しそうだった。
ネイティブに近い岩魚が掛かるが、ちょっと痩せたのが多かった。
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かなり登ったところに、昔のワサビ田の跡があった。
このあたりで魚はいなくなってしまう。
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釣果は25cm筆頭に15匹ぐらいでまずまず。
短い谷で下降も時間がかからないので、納竿したところで大休止。
沢の水で冷やし中華を作って食べた。
こうやってみると不味そう。(むちゃ美味かったけど。)
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岩に馴染む地下足袋の感じもよかった。
渓流シューズはガイド用にしよう。





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by s_space_s | 2014-09-24 17:28 | 釣り | Trackback | Comments(2)
2014年 09月 22日

剱岳八ッ峰Ⅵ峰Dフェース富山大ルート(1P目左バリエーション)

中学のバレーボール部のメンバーで、お互い中年になってから居酒屋「峠」で再開したコウムラと、長年の約束を果たすことができました。
コウムラは、学生時代から社会人山岳会に所属してクライミングを始めましたが、ある事故がきっかけでクライミングを止めていました。
一緒に飲むようになって、いつかまた劔の岩登りに行きたいといつも言ってました。
けど、わしもクライミングに関しては、ほとんど休止状態で、なかなか実現できずにいました。

今年になって何を思ったのか、コウムラが具体的な計画を提案してきたので、その真剣さにわしも久しぶりに登ってみる気になりました。
わしの技術は一昔前のものですが、コウムラの登っていた時代の技術はもっと古く、ダブルロープのロープワークやプロテクションの設置からトレーニングする必要がありました。

金華山や美濃加茂の岩場で何回も練習して、やっと8月上旬に計画した劔岳クライミングは台風の影響で延期になってしまいました。
今回は3日間晴天の予報が出ていて、気分も上々、余裕のクライミングかと思っていました。
しかし、1日目から雨が降ったり、ボケかけた中年おっさんパーティーのこと、色々ハプニングもあり、かえって印象深い山行となりました。

【山域】立山・劔
【場所】剱岳八ッ峰Ⅵ峰Dフェース
【日時】2014年9月13~15日
【コース】室堂~劔沢~長次郎谷~熊ノ岩BC~八ッ峰Ⅵ峰Dフェース富山大ルート(1ピッチ目左バリエーション)~BC~長次郎~室堂
【メンバー】コウムラ、わし
【天気】1日目:曇り夕方雨、2日目:快晴、3日目:曇り

9月13日(土)
バスに弱いコウムラは、当初、扇沢からの入山を希望したのであるが、時間とアルペンルートの料金を考えると立山駅入山のほうがメリットが大きく、立山駅入山に計画を変更した。
コウムラは酔い止めの薬を飲むと歩けなくなると言っていたとおり、雷鳥沢からの登りでふらふらになってしまった。

別山乗越で、熊ノ岩に行くのは無理だと言うので、今日は真砂沢まで行って寝ることにした。
コウムラは途中で酒を仕入れると言っていたのに、御前小屋でも劔沢でもその気配がない。
ふらふらでも、やはり下りは早く、長次郎の出合にお昼過ぎに着いてしまった。

真砂沢で宴会したそうなコウムラであったが、「ゆっくり歩いていれば夕方には熊ノ岩に着く。」となかば強引に長次郎に入っていった。
このころは、まだ晴れ間も覗き、落石だけ注意すれば、雪渓の状態もよい。
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白い花崗岩と雪渓は、バガブーを彷彿させる美しさである。と言ったら劔に失礼か。
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左岸に岩小屋のあるあたりで、雪渓が切れているところがあり、右岸のスラブに移ったり、左岸に再度渡渉したりするも、特に問題なく熊ノ岩に着いた。
コウムラは復活せず遅れているので、テン場の確保と水場の確認などしながら待つ。
既に10張りほどのテントが張ってある。
到着時にぽつぽつ程度だった雨が本降りになる。
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雨の中、コウムラ到着。
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コウムラが新調したエスパースのテントを張り、転がり込む。
やっぱりコウムラは酒類なしだった。
途中で計画変更したので、しかたないか。
可哀そうなので、担いできた発泡酒とバーボンをわけっこする。

ここで、バスの往復切符を失くしたことに気が付く。
どうも、室堂ターミナルでゴミを捨てた時に一緒に捨ててしまったらしい(涙)。

夜半まで雨が続く。
ツエルトでなくて良かった。
明日は壁が乾くまで待機かな。


9月14日(日)
夜明け前、小便に起きると、夜空に月が輝いていた。
水たまりには氷が張っている。
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壁に日が当たって来るまで、テントでのんびりする。
左の三角のフェースがあるのがDフェース。
富山大ルートは三角の右辺の少し上をたどるライン。
最後は日の当たっているリッジに出る。
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まだ、壁に日が当たっていないが、ぼちぼち出発。
取りつきには雪渓を渡って、ガレ場を登るとすぐ到着。
Cフェースとのガリーを少し入ったあたりにアンカーがあり、そこがスタートだと思ったが、コウムラが長次郎右俣に面したところの残置がスタートで間違いないと言うので、そこをスタートととした。

登り始めると、登山靴、ツエルト、水・食糧など担いでいるとはいえ、非常に難しいフリークライミングである。
手持ちの古いトポにはⅣ級・A0となっているが、最近のネット情報ではⅣ級程度との報告が多い。
トポにも被り気味とあったので疑問に感じなかったが、ずっと傾斜が強く、おまけにピンが古いハーケンのみ。
それも、かなり疎らでルートファインディングが難しい。
カムが決まるクラックがほとんどないのもきつかった。
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それでもなんとかフリーで1ピッチ目を登りきる。

この登攀内容について疑問を持ったため、後日、手元にある資料等で検証してみた。

・1979年山渓発行の「剣岳の岩場」の写真解説に掲載の1ピッチ目の写真が上の写真と全く異なる。
・同ガイドの解説でも富山大ルートのスタートはCフェースとの中間ルンゼに少し入ったところという記述がある。
・同ガイドは登山靴で登る前提で解説されているが、A0したとしても登山靴では極度に難しく、Ⅳ級とは思えず、A0の連続で登れるほどハーケンの残置がない。
・このあたりでガイドをしているワルテル氏に訊いてみると、氏もこのラインと思われるルートに取りついたことがあり、お客をリードして登るにはリスクがありすぎるので、途中から下降し、久留米大ルート方面から富山大に繋げたとのこと。
・ネットの記録でも富山大ルートよりも左手に紛らわしいラインがあり、取りつくも途中で諦めて下降したというものがあった。

結論としては、単なるスタートポイントの間違いで、三角フェース側の傾斜の強い部分を登ってしまったようである。
クライミングとしては非常に面白いラインだと思う。
グレードはよくわからないがⅤ級+ぐらいか。

憶えのルート図(クリックしてね)
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てなこともあり、1ピッチ目をフォローしてきたコウムラは、またもふらふら状態になってしまった。
ツルベで登る予定なので、コウムラにリードを交代したが、2ピッチ目は傾斜はないものの残置が少なく、確実なルートファインディングとクライミングが必要と思われた。
2P目スタート時点で迷いがありそうなコウムラの登りに不安を感じたので、申し訳ないがリードを交代してもらった。
以後、わしが全ピッチリード。

2ピッチ目
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3ピッチ目
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4ピッチ目の快適なリッジ
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4ピッチ目上部
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最終ピッチをフォローするわし。
バックに熊ノ岩のテントサイト。
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Dフェースの頭で大休止のあと、5・6のコル経由で長次郎雪渓に下降する。
まだ、お昼なのでCフェースを登る時間はある。
コウムラはCフェースを登りたがっていたので確認すると、ツルベで登る自信がないので次の機会にしたいとの返事。

Dフェースを振り返る
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熊ノ岩に戻って、残り少ない酒をちびちびやりながらのんびりする。
ここで、コウムラが自分もバスの切符が見つからないと騒ぎ出す。
(幸い、後になって地図の間から出てきた。)

クライマーの天国。Dフェースをバックに。
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八ッ峰Ⅴ峰のニードルとⅥ峰A・Bフェース
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夜、目を覚ますと、コウムラが煙草を吸っていた。
漂ってくる煙の匂い。
コウムラは今、何を考えているのだろうと思ったりするのであった。


9月15日(月)
翌朝、出発の準備をしていたら朝焼けをバックに八ッ峰のシルエット。
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熊ノ岩からテントを飛ばされたパーティーがあった。
テントは雪渓まで落ちてきてきちんと立っていた。
(人物の右上。白いテントなので見にくい。)

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中間部のガレ場
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長次郎雪渓は朝一でカチカチ。
軽アイゼンでは厳しそうだった。
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昨日、少しでも軽量化するためザックのフレームを外した。
それを再度ザックにセットしたのであるが、前後ろを逆にしたらしく、変なところが当たって非常に背負いにくい。
コウムラとは登っているうちに離れてしまい、後は淡々と歩くのみ。

室堂乗越から振り返る劔。
次はCフェースから本峰まで行ってみたい。
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御前小屋から剣山荘方面へ向かうハイマツ帯に大きなツキノワグマが入り込んでいると警備隊のお兄さんが監視していた。
雷鳥沢への下りでコウムラの後ろに付いて歩いていたら、山ガールを追い越したところで何故かスリップ。
(ホントは、邪念をおこしたから。)

室堂に戻ると草紅葉が始まっていた。
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みくりが池温泉でコウムラがビールをおごってくれた。







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by s_space_s | 2014-09-22 22:04 | クライミング | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 10日

テレビもネットもない暮らし

自宅の耐震診断をしてもらったら、築40年ほどで基準に満たないという結果がでました。
寝ているうちに下敷きになるのも嫌なので耐震補強工事をしてもらうことになりました。

テレビやインターネットのルーターのある居間も工事するので、テレビやルーターを今朝外しました。
電話も繋がっていましたが、こちらは携帯があるのであまり影響がないと思います。
20日間ぐらい、テレビの代わりにラジオを聴くことになります。
テレビのない暮らしは学生時代や南極越冬時にも経験してきたし、家族がいいといえば、このままテレビ無しでちっともかまいません。
むしろ楽しみです。

職場でメールぐらいはチェックできますが、このブログも更新できなくなります。
この機会に読書をたくさんしたいところです
けど、酒を飲んで寝てしまうのがオチでしょう。

それでは、しばらくご機嫌よう。





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by s_space_s | 2014-09-10 17:50 | 日常 | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 09日

中央アルプス今朝沢南沢~越百山2614m

【山域】中央アルプス
【場所】越百山
【日時】2014年9月6日(土)
【コース】今朝沢南沢~越百山
【メンバー】ヨネヤマさん、マッチャン(以上、北大山の会)、イシハラさん(R&F)、わし(おじんドルフィンズ) 
【天気】晴れ
【タイム】伊奈川ダム上流駐車場7:30 今朝沢入渓8:00 南沢出合10:00 越百山14:10~15:15 駐車場17:40


当初の計画では、この土日は、イシハラさんと何処か釣りメインでのんびり沢に行く予定であった。
その後、マッチャンから、中アの蕎麦粒岳と萩原沢岳のコルにルンゼとなって突き上げる萩原沢へ行くお誘いがあった。
蕎麦粒周辺の烏帽子岩、屏風岩、幕岩、中央稜などの岩場が興味深く、イシハラさんの了承も得られたので、1泊2日で萩原沢へ行く計画に変更となった。
その後、マッチャンの沢仲間(先輩)で体育会系行動派カメラマンのヨネヤマさんもメンバーに加わることになる。

数日前に週間天気予報を見ると土日の天気は微妙な感じ。
多分この時点でわしのモチベーションは既に下がっていたのだと思う。
金曜日になり、土曜日はまずまずの天気だが夜半から日曜日は雨が降る可能性が高いとの気象情報を得て?マッチャンに計画延期を提案し、翌日は釣りに行くつもりでいたところ、再度マッチャンから電話があり、今朝沢支流の南沢に日帰りで行くことになった。

中央アルプス木曽谷側の沢は30年ほど前に登山を始めたころ何本か登ったことがあり、今朝沢もその1本であった。
若くして亡くなった岐阜登高会の山仲間Sと昭和61年10月5日に遡行した印象では水量少なくガレ沢であり、詰めの脆い岩稜のイメージだけが残るのみ。
地図で南沢を確認すると、その流程は非常に短く、一気に越百山に突き上げている。
遡行図などの情報がないわしには、面白さが想像できないままの入山となった。


岐阜組3人はわしの車で下道を走り、19号線の道の駅大桑で甲府から来たヨネヤマさんと合流。
伊奈川ダムから少し上流の林道ゲート手前の駐車場から歩き始める。
ヨネヤマさんとマッチャンの記録文章についてのやりとりに、吹き出しそうになりながらも黙々と歩く。
体言止めの多すぎる文章はダメらしい。
なので、この記録も気を付けて書いている。
ACCの「メディカルグレード」の意味が分からないとか、ある記録でルート図にUZ、UZと沢山記入されていたのはアプザイレン(Abseilen)の意味だったとか・・・。


鶏小屋橋を渡り、いよいよ今朝沢に入ると、マッチャンの雰囲気が変わった。
まず、その足の速さに驚いた。
これが10年ぶりに沢を再開した男とは思えない身のこなし。
全く付いて行けないわしを待つ時間に、きちんと遡行図を取るマメさ。
本人は「全然登れなくなってまった」と言うが、悪い草付きや、滝場での安定感と早い判断。
やっぱり、その道を極めた人は違うと感じた。


これは、ヨネヤマさん、イシハラさんも同じで、悪いところでコントロールして登れるし、判断も的確である。
なので、南沢に入って滝の連続になっても1回高巻きで「UZ」した以外はノーロープで抜けることができた。
わし自身は、何回か判断ミスもルーズ・コントロールもあったが。

今朝沢本流は最近雨が降ったのか、水量が多い。
花崗岩の白い岩と豊富な水量は、北アルプスの中ノ俣川を彷彿させ、両岸の樹林も濃く、非常にいい雰囲気である。

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昭和61年にはガレで埋まっていたと思われる美しいナメ床も復活していた。
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ファイトー!いっぱーつ!
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南沢出合付近でイシハラさんとわしには嬉しい発見もあった。
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出合で登攀具を身に付け、いよいよ未知の南沢に入る。
実はマッチャンは平成5年8月29日に「わっさかわっさか沢歩き」5人チームが遡行した記録を持っていたのであるが、遡行の興味が半減するので、我々には遡行図などを敢えて配らなかったのであった。
後で記録・遡行図を確認して、マッチャンの言うとおりだと思った。

さて、南沢は短い流程の中に滝を連続させ、ほとんど平流がないクライミング要素の高い沢であった。
マッチャンの遡行図でも大小合わせて20ほどの滝が記録されている。

深いお釜もある。

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この滝は右岸から大きく巻く。
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このぐらいの滝は各自「自己責任」で登っていく。
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中流部の20m滝
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変な恰好をさせられる滝が多い。
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いやな草付き
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三角の造形美
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明るい幅広の大滝

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その上にはナメ床。バックに御嶽。
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最後まで滝が続く。
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詰めにあった2段15mほどの滝は下段が行けそうだと取り付いてみたものの、外傾したスタンスに不安がよぎり諦めてクライムダウンして右岸のブッシュを高巻いた。
マッチャンは下段を登り「イシギワ返しの滝」と命名。
わしは新調したM社の渓流靴がしっくりこないせいにしておいた(負け惜しみ)。
マッチャンとヨネヤマさんは札幌秀岳荘の渓流タビ派で、これが良さそうに見えるのであった。


この滝を巻いて最後のナメでもイシハラさんが問題なく登っていったところで踏ん切りが付かず、ヨネヤマさんの「ホールドあった」ラインに助けられた。
靴のせいではないのだ。

滝場を抜けると甲斐駒的な花崗岩の浅いナメのルンゼから白ザレの登りとなる。

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休憩は、のんびり世間話などしながら。
普段、ゆっくり行動して休憩は短くというパターンなので、こういうのもメリハリがあっていいなと思う。
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斜面にはお花畑
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名前を教えてください。(ウメバチソウかコウメバチソウ?)
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詰めのザレ場を歩いていてヨネヤマさんが真新しいメガネを発見する。
登山道から流れてきたとは思えない状態だ。
この谷を登る沢ヤが、たまにはいるのであろうか。


満足そうなマッチャン

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最後のハイマツ漕ぎは背丈が低く楽勝のはずなのに、脚が上がらず、きつかった。
越百山頂上に14時10分に到着する。
女性2名を含む「わっさか」パーティーに負けるなと頑張った甲斐があり、予定より早い時間であった。
天気は、まだ晴れており、周辺の山も見渡せる。
「萩原沢行けたかも」とか思ったりするが口には出さない。

ここでも1時間ほど、のんびりして下山する。

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下りも「おばちゃん記録に負けるな」がスローガン。
渓流タビのままのマッチャンは駆け下るように降りていく。
地下足袋に履き替えたヨネヤマさんも、さささっと忍者みたいに下っていく。
わしは、必死に後を追いながら、こういう体育会系の下山も楽しいと思ったりするのであった。

左からヨネヤマさん、マッチャン、イシハラさん
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甲府に帰るヨネヤマさんと別れ、19号に出て車を走らせる。
すぐにぽつぽつと雨が降り出し、中津川あたりまで下ると本降りになった。(ほっ。)

よねやまさんのヤマレコ記録(地図、遡行図あります。)

【感想】
今朝沢南沢は滝も多く、越百山に突き上げているということも相まって、非常に楽しめる沢でした。
本流筋も28年前に遡行したときのマイナスイメージを払拭してくれる美しさでした。
ただし、今回は非常に水量が多く、平水の場合は印象も困難度も変わってくるものと思われます。
参考までに、2010年8月28日トマの風パーティーが撮影された写真を掲載させていただきます。
本文2枚目の写真と比べてみてください。
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by s_space_s | 2014-09-09 12:54 | 山登り | Trackback | Comments(2)
2014年 09月 07日

多毛留

俳優で絵本作家でもある米倉斉加年さんが、8月26日に亡くなった。
腹部大動脈瘤破裂ということで、他人事とは思えないのは別にして、昔から好きな俳優の一人だった。

多分、姉が昔買ってきたものだと思うが、本棚を整理していたらこの絵本があった。
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再読し、あらためて引き込まれてしまった。

九州の北海岸、「奴津」(福岡の那の津か)の漁師が少女を連れて帰り、多毛留が生まれる。
多毛留は十五になっても母の言葉を聞いたことがなかった。
嵐が明けたある夏の朝、浜に見知らぬ父と息子が流れ着く。
その親子を見て初めて母の口から出てきた言葉は、朝鮮の言葉だった。

「二年目 乙女と阿羅志」の絵が一番好きかな。
1976年に作られた絵本だが、今読んでも新しい発見がある本だ。

偕成社  米倉斉加年 文・絵





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by s_space_s | 2014-09-07 14:10 | 読書 | Trackback | Comments(0)
2014年 09月 02日

初提灯

広島に住んでいる姪っ子夫婦が岐阜へ遊びに来ました。
彼女たちは根っからのアウトドア派、特にサーフィンが好きで、サーフィンしに毎年、海外へ行くような人たちです。
旦那のしんごちゃんは、サーフィンがしたくて今の仕事を選んだということです。
ルアーフィッシングと海釣りも大好きです。
わしは、そこまで遊び人ではないと思っているのですが、かみさんに言わせると、同じ臭いがするのだそうです。

しんごちゃんが、前から渓流釣りに行きたいと言っていたので、長男坊も誘って、板取へ行ってきました。
餌でやれば簡単に釣れると思いますが、せっかくなので、毛鉤の提灯釣りを覚えてもらうことにしました。
前日、じいちゃん・ばあちゃんも呼んでウエルカム・パーティーで盛り上がったので、朝がきつかった。

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小さい頃から釣りをやっていただけに、なかなか筋がいい。
けど、やっぱり合わせが難しいようでした。
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夜半に雨が降ったらしく、イワナの食いは渋かったけど、何匹かキープサイズを掛けることができて楽しい釣りでした。
納竿して釣った魚の処理をしているところです。
釣り師の裏技はこちら参照
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夜は、イワナ、アマゴの唐揚げと塩焼きで、また呑んでしまいました。
翌日は犬山城へ観光に行きました。
GWに大学のサイクリングクラブのOB会で来たばかりでしたが、天守閣には上がってなかったので楽しめました。
ここも、昔来た印象とは随分違っていました。



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伊木山方面
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上流を臨む
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階段は相変わらず急です。
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名鉄犬山駅前の角屋で昼飯を食べて、桃太郎神社に寄ってから帰りました。
桃太郎神社は若い人にもインパクトが大きいようでした。








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by s_space_s | 2014-09-02 22:03 | 釣り | Trackback | Comments(0)