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2014年 12月 24日

石徹白バックカントリーガイド(毘沙門途中まで)


今日は、石徹白で山スキー始めてと2回目の女性お二人をガイドしました。
お二人とも山屋さんで、ゲレンデスキーも経験があると言ってみえましたが、滑るところを見たことがないので、新雪滑降に不安がありました。
結局、それも杞憂に終わり、シール登高、滑降とも楽しんでいただけ良いツアーになりました。

旧石徹白スキー場手前の広場に駐車させていただき、準備をして出発。
頑張るぞー!
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天気も最高です。
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スキー場を抜け、なだらかな樹林帯をラッセルしていきます。
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尾根に出ると、気分の良いブナ林が。
ラッセルを交替してもらいました。
お二人とも山屋さんだけに元気です。
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予定?の1155mピークまで着きました。
温かい飲み物で大休止。
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さて、期待と不安の滑降開始!
樹林帯では両足加重のプルークで安全に降りでいただきました。
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ちょっと開けたとこは楽しみましょう。
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お楽しみのゲレンデ滑降
新雪の急斜面に挑戦しました。
お二人とも果敢にフォールラインを攻めてました。
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この積極的姿勢がいいですね。
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ひゅーひゅー!
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2回もゲレンデをまわして、お腹いっぱいです。
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お疲れ様でした。
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ガイドのご案内





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by s_space_s | 2014-12-24 12:56 | ガイド | Trackback | Comments(2)
2014年 12月 23日

イトシロシャーロットタウン跡から毘沙門岳途中まで

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【山域】石徹白
【場所】毘沙門岳北面
【日時】2014年12月20日(土)
【コース】石徹白スキー場跡~1155mピーク
【メンバー】コザエモンさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇りのち小雪のち雨

スキー場跡の急斜面では全層雪崩と面発生表層雪崩の跡が見られたので、急斜面に入る前にピットを掘ってみました。
70cmあたりにザラメ層が観察されましたが、弱層にはなっていなかった。

積雪180㎝、フットペン50㎝
F,F,4F,4F,K(70-75cm ),1F,1F
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谷を避けて尾根を行きます。
ここへ戻ってくるかは未定ですが、戻って来たくなる斜面です。
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スキー場上部
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追憶のゲレンデ
リフトの支柱は既に撤去されています。
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スキー場上はしばらく切り開きの雪原が続き、それが終わったあたりで右手の広い沢側をトラバース。
植林帯は木が大きくなっており歩きやすい。
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こんなブロック落ちてきたら危ないね。
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広い谷の原頭はブナ林が広がっていました。
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1155mピークまで登り、まだ昼前ですが、予報どおり吹雪いてきました。
今日はここまでとし、視界もきかないので往路を戻ることにしました。

尾根上はちょっとクラスト気味
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谷に入ると快適な新雪でした。
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気持ちいいクルージング
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スキー場に戻る手前で少しだけシールを付けて登ります。
雪は小雨に変わり、期待したスキー場の斜面は超重腐れ雪になっていました。
残念!

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by s_space_s | 2014-12-23 22:36 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 21日

ステップソールで百々ヶ峰散歩

12月18日は乗鞍の「冬の源流の森指導者養成講座」で山田誠司さんのテレマーク講習の予定でしたが、大雪のため山田さんが来られなくなったのでテレマークのプログラムは中止になってしまいました。
すでに休暇をもらっていたので、午前中は雪かきなどしてから、午後、岐阜市の最高峰、百々ヶ峰に散歩に行ってきました。


林道しか滑れませんでしたが、こういうスキーも楽しいです。
今回は雪が少なそうだったので三田洞方面から登りました。
平日なのに歩いている人が多く、野鳥の写真を撮影してみえる方達も。
その中にエヌエスネットでお世話になっている梶浦先生もみえて、少しお話ができました。
オオマシコという赤い鳥を観察してみえるそうです。


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冬山気分
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峠のトイレ
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白山展望広場から
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芝生広場で3ターン
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by s_space_s | 2014-12-21 10:50 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 06月 09日

白山大カンクラ雪渓・転法輪・小カンクラ雪渓テレマーク周遊

今シーズン板納めに白山へ行ってきました。
平瀬道の大倉山を越えたコルから大白水谷へ滑り込み、大カンクラ雪渓を詰めて転法輪谷へ滑り込み、小カンクラ雪渓で御前峰へ登り、最後は大カンクラ雪渓の滑降約850mで締めくくる周遊ルートです。

大倉山までスキーを担いで往復しないといけないので、少々篤志家向けなラインです。
6月に入り大白川の林道が開通になってから狙えるラインとしては結構良いのでは。
石川県側から同時期に登るのと比べると1.5倍ぐらいのアプローチにはなりますが、東面だけに雪は多いです。

総登行高度 約2300m 滑降高度 約1500m

【山域】白山
【場所】大カンクラ雪渓、転法輪谷、小カンクラ雪渓
【日時】2014年6月8日(日)
【コース】大白川ダム~大倉山西のコル~大白水谷~大カンクラ雪渓~転法輪谷滑降~小カンクラ雪渓~御前峰~大カンクラ雪渓滑降~大倉山~大白川ダム
【メンバー】いしはらさん、じゅんぺいくん、わし(岐阜テレマーク倶楽部
【天気】曇り時々雨
【ルート図】
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【タイム】
大白川登山口6:20 大倉山西のコル8:20 転法輪乗越2490m10:20 御前峰・剣ヶ峰コル12:45 御前峰13:30
大倉山西のコル15:10 大白川登山口16:10


大倉山西のコルからちょっとの藪漕ぎで滑降開始ポイントに出る。
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出だしはこんな感じ
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流水溝がまだ固いので、じゅんぺいくんも慎重な滑り
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標高差200mほど滑ると大白水谷へ合流する
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大白水谷上部
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大白水谷の上部は大カンクラ雪渓に続く
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2490mの乗越から転法輪谷へ滑り込む。
非常に快適な斜面である。

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いしはらさんのテレマーク
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じゅんぺいくんもカービングで飛ばす
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2050mあたりで繋がっていそうなラインを探して、小カンクラ雪渓に移動する。
この乗越で復活したと思っていたわしのシールがバカになる。
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小カンクラ雪渓を見上げる。
頂上はガスに隠れてしまった。
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御前峰と剣ヶ峰のコル手前
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剣ヶ峰からの落石が多いので注意
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コルから不安定なガレ場を登り御前峰へ。
奥宮にお詣りしていたら急に雨が強くなる。
しばらく雨宿り。

ガスはまだ掛かっているが小降りになったので出発。
滑降の準備が整ったところで、お祈りが通じたのかガスが上がる。

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大カンクラ雪渓の大斜面


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中間部もメローで快適
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下部は流水溝が多くなるが、この時期贅沢は言えない。
標高差900m弱をあっという間に滑り見覚えのある枝沢の合流点。
わしはシートラーゲンで最後の登りがきつかった。
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登山道に出て靴を変えた後、1時間で下山。

このポイントではいつも立ち止まって眺めてしまう。
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大満足の白山周遊でした。








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by s_space_s | 2014-06-09 23:56 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 26日

針ノ木雪渓赤石沢上部、蓮華大沢テレマーク

【山域】北アルプス
【場所】針ノ木雪渓、赤石沢、蓮華大沢
【日時】2014年5月25日(日)
【コース】扇沢~針ノ木峠~2754ピーク~赤石沢滑降2450mまで~蓮華岳~大沢滑降~扇沢
【メンバー】いしはらさん、じゅんぺいくん、つるさん、わし
【天気】高曇り
【ルート図】(クリックしてね)
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【タイム】扇沢7:45 針ノ木峠10:20 蓮華岳14:00 扇沢15:15

たまには定番のコースも滑りたいので、いしはらさんと白馬方面へ行く計画をしていたら、いしはらさんのクライミング仲間で若いじゅんぺいくんとつるさんも一緒に行くことになり、じゅんぺいくんたちが白馬方面へ行ってきたばかりなので、蓮華大沢を滑ることにしました。
蓮華大沢だけだと半日で終わってしまうので、赤石沢の上部もおまけで滑りました。

赤石沢の上部は一枚バーンの広い急斜面でいい感じでした。
地形図のバグだと思いますが、「何じゃこりゃ?」の所も確認したかったけど、登り返しがきついのでやめました。

昼近くになると、急斜面が腐れ雪になり、赤石沢の登り返しには苦労しました。
わしのアイテムは、修理したT3とヌーニョという軽さ重視のチョイスです。
わし以外の3人はセミファット以上の板にT2,T1などの滑り重視。
おまけに、ヌーニョにはスキーガイド検定のとき必須だったので、直付けのペッツルスキーアイゼンも付いています。
結果的に、登りではこの選択が効いて、若い子たちに置いて行かれることはありませんでした。
復活したシールもちゃんと使えました。

蓮華岳からは手前のピークからのラインが良さそうに見えたので、少し戻って滑り込みました。
じゅんぺいくんのテレマークは思い切りがよくフォールラインを攻める滑りで、感心しました。
わしは、怪我をしないよう慎重にクラシックなテレマークで腐れ雪の急斜面を降りました。
谷底に入り狭いとこもありましたが、雪はまずまずで楽しく滑降。

二俣の少し上はやはり落石がありますが、たまに変な衝撃がソールに感じられる以外はそれほど支障ありません。
その下の広くなったメロウな斜面でお口直しして終了。
若い人と滑ると自分も元気が出ます。

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針ノ木峠からはシートラーゲン

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赤石沢滑降の前にハッピーターンで験かつぎ
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じゅんぺいくんのテレマーク。かっこいいね。
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安定したいしはらさんのテレ

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わしも行くど~!

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蓮華岳へ移動

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蓮華岳から隣のピークを振り返る。
隣の芝生はなんとやら。


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下が見えない急斜面を果敢に攻めるじゅんぺいくん
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つるさんも行くど~!
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大沢を振り返る
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by s_space_s | 2014-05-26 17:21 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 09日

春休み源流大人キャンプ(真川源流から北ノ俣岳)

【山域】北アルプス
【場所】北ノ俣岳
【日時】2014年5月3日~5日
【コース】飛越トンネル~寺地山~真川源流BC~北ノ俣岳往復
【メンバー】Nさん(おやじまったり登山隊)、いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】1日目:曇りのち小雨
    2日目:晴れ
    3日目:雨

「テレマークスキーと渓流フィッシングの融合」
GWのプランをいしはらさんと相談していて、どこかの源流にキャンプしてのんびりスキーしたり、釣りや焚き火をしたいねという話が出ました。
いくつか候補地はありましたが、昔ステップソールで滑り込んで、大変良い印象を持っていた真川源流に行ってみることにしました。
「おやじまったり登山隊」のK先生とNさんにも声を掛けましたが、直前になってK先生は風邪でダウンの連絡があり、3人でキャンプすることになりました。
主たる目的はキャンプしてまったりすることなのですが、せっかくなので真川源流から北ノ俣の西面の原生林を滑る計画も入れました。
このあたりは、高岡の「たき」さんが昔滑ってみえたと思います。
アプローチは寺地山の北に延びる尾根から。
ここが、思った以上にスキー向きのいい尾根でした。

真川源流の雪原は、やっぱりイメージどおりの天国でした。
北ノ俣はお昼近くなっても上部の雪がゆるまず、昔、御嶽で痛い目にあった板(手彫のステップソール)で来たので緊張しましたが、滑り込んでみると、いい感じになっていて、楽しくテレマークができました。
何度でも来たいところです。

(1日目)
飛越トンネルのかなり手前で林道の路肩にいっぱい車が止めてあり、登山者の多さに驚きました。
途切れ途切れですが雪のあるところはスキーで歩きます。
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登山道はトンネルの左を上がっていますが、スキーを使えそうなトンネル左手の尾根を上りました。
途中でファイントラックの相川さんとすれ違い、ご挨拶しました。

登山道に合流すると雪が十分あります、緩やかなアップダウンがある尾根はステップソール向きです。
いしはらさんはマズシャス、わしは彫刻刀手彫の細板です。
登行能力はくやしいけど、マズシャスのほうがちょっと上みたいでした。
ちなみに、Nさんは山スキー。
最後までペースが合いませんでした。

寺地山へ近づくと北ノ股の白い斜面が見えてきて、明日の滑降が楽しみになります。

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寺地山から北の尾根に滑り込みます。
サワラやコメツガなどの疎林で楽しく滑れます。
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上部はメローな感じ。
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下部はちょっと急なところもあります。
真川の源流に降り立ち、期待していたスノーブリッジを探しますが、このあたりは既に流れが完全に出ていました。
水量は少ないので、場所を選べば渡渉もできますが、ちょうどいい所に自然の橋がありました。
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この橋の前が平地になっていたので、ここをベースキャンプ地に決定。

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Nさんに焚火の準備を任せて、わしといしはらさんは早速釣りに行きました。
天気は小雨もようで、非常に寒く、コンデションはよくなかったけど、今夜の塩焼きと骨酒用は確保できました。
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小雨の中でなかなか火が熾きず苦労しました。

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雨も上がり、酒を飲みながらのんびりします。
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いい感じになってきました。
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夕方まで、骨酒飲んだり、飯盒の飯を食べたりして、贅沢な時間を過ごしました。
これだけでほぼ今回の目的は達成したようなもの。
夜空は晴れ渡り、夜は放射冷却で冷え込みました。

林道車止8:30 トンネル前9:15 寺地山12:45 真川源流13:30 


(2日目)
夜明けとともに起床。
あまり早く出発しても、上部はクラストしているので、ゆっくり準備して、7時ごろ出発しました。

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熊の新しい足跡がありました。
昨日は糞も見たなぁ。
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ここがステップソール天国です。
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コメツガ、オオシラビソなどの原生林の中にところどころ開けた斜面が出てきます。
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隣の太郎山の西尾根も真っ白で美味しそうです。
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神岡真道に2400mあたりで合流します。
その下の沢状の地形を登ります。
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VO?
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ここで調子がいまいちのNさんは別行動することになりました。
上部はハードクラストでシールでは少し怖かったけど、なんとか頂上に着きました。
430MHzバンドで高岡の固定局の方と交信できました。
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なかなか雪がゆるまないので、頂上でぐずぐずしていましたが、きりがないので…。
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出だしはかなり急でしたが、雪はいい感じに緩んでいました。
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古い細板のステップソールでも快適です。
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マズシャスのいしはらさんも当然いい感じ。
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2400mあたりでNさんとも合流できました。
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途中でおいしそうな斜面に引き込まれ、下部はかなり左寄りのラインになってしまいました。
こういう時、ステップソールなら横移動でラインを変えるのは簡単なのですが、Nさんには悪いことをしました。
ベースキャンプまで戻ってほっとしました。
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今日もNさんにたき火を任せて、いしはらさんと2人で釣りに出ます。
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小雨だった昨日と違い、天気が良くて、喰いもいいみたいです。

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本日の大物賞
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Nさんの焚き火も進化形

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いしはらさんが刺身を作ってくれました。
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今日も骨酒と持ってきたいろんなつまみと飯盒飯で満腹です。
天気もいいし、もう天国じゃあ。

BC発7:00 9:40森林限界 10:50~11:30北ノ俣 BC着12:45


(3日目)
小鳥の声で目が覚めました。
朝から雨が降っています。
こうなったら慌ててもしかたないので、ゆっくり朝飯を食べてからテントを撤収して出発。
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本当にいい感じの尾根です。
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寺地山に着くと下山する数パーティーと前後するようになりました。
中には登山道を外れて真川方面にいってしまうパーティーもありました。
トレースがあっても2回ほど逸れかかってヒヤッとしました。

トンネル脇に降りる尾根は雪が切れているところもありました。
わしの技術では怪我しそうなので、潔く板を担ぎました。
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Nさんゴールイン!

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駐車してあった車もだいぶ減っていました。
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BC発6:30 車止10:20

山へ入る前から少し風邪気味だったのを、こじらせてしまいました。






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by s_space_s | 2014-05-09 12:41 | テレマーク | Trackback | Comments(5)
2014年 04月 21日

奥美濃・夜叉壁中央ルンゼ(仮称)初登(宮城さんの記録)

岳人4月号のクロニクル欄に宮城さんの書かれた夜叉壁の記録が掲載されました。
当然ながら編集部の手が入って面白さが半減しているので、ここにオリジナル版をこそっと掲載させていただきます。
写真はこちら
ところで、岳人って8月号で東京新聞発行が終了するそうですね。
モンベル発行になるとスタッフとか編集方針とか変わるのでしょうか?

【山域】奥美濃
【場所】夜叉壁
【日時】2014年1月18日(土)
【コース】広野ダム~夜叉ヶ池~夜叉壁登攀~夜叉ヶ池~広野ダム
【メンバー】宮城公博 30(right&fast)、石原和宏 42(right&fast、岐阜テレマーク倶楽部)、
      石際淳 53(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇りのち雪
【タイム】広野ダム7:10 夜叉ヶ池登山口8:00 夜叉ヶ池11:00 夜叉壁へ出発11:45 夜叉壁登攀終了15:00
     登山口16:40 広野ダム17:50 
 

「奥美濃・夜叉壁中央ルンゼ(仮称)初登」
テレマークスキーとウィンタークライミングの融合

 

週末、予定があいてしまい、誰かパートナーはと探していたら、アイスクライミングのゲレンデに行かれるという石際・石原さん達に混ぜて頂ける事になった。「アイスクライミング?いいですね、僕もお邪魔していいですか?ところで、奥美濃に夜叉壁ってのもあるんですが・・・」と半ば強引に切り出してみた。
 

夜叉壁?どこだそこ?と、思われる方が多いかと思う。夜叉壁は奥美濃・三国岳と三周ヶ岳の稜線直下、 標高1000m付近に存在する岩壁帯だ。隣には夜叉ヶ池と呼ばれる、稜線上にありながら周囲230mの規模で存在する不思議な池がある。神秘的で非常に美しい場所で、夏はトレッカーに大人気となっているそうだ。夜叉ヶ池にはヤシャゲンゴロウという、この池にしか生息しない固有種がおり、レッドリストの絶滅危惧種で、夏期はボランティアの方々をはじめ、多くの人が環境保護に尽力しているそうである。
 

そんな夜叉ヶ池の側にある夜叉壁はスケールこそ大きくないものの、春~秋は極一部のマニアックなクライマーに極まれに登られているらしい。ネットでの記録の少なさから、登攀数はおそらく両手で数えられる程ではないかと思う。少なくとも積雪期の記録は未見である。実はこの課題、私がクライミングを始めて間もない9年以上も昔から温め続けきたのだ。あまりに長期に渡り、温め過ぎて、私自身、ここ数年は忘れてしまっていた程だ。
 

この壁の魅力を語り始めれば、きりがない。岩壁がそのまま稜線に突き上げるロケーションの美しさ、丸い樹林の山が連なる奥美濃という山域の中に有りながら、何故かここにだけ岩壁があるというアンバランスさ、名前の格好よさ、何より好きな漫画の舞台ともなっている事。僕にとって今すぐに行かない理由が無いような壁なのだ。
 

しかし、問題はずっとパートナーだった。長いアプローチに加え、冬にあの壁がどうなっているかは全くの未知数、行ってみて、全く登攀意欲を注がれない泥の斜面だったり、思いの他、傾斜がゆるくてほとんど雪で埋まっている可能性も有りうる。そのような事情から、大きな壁で高難度ミックスクライミングを志しているような、いきりたったクライマー達を、遠方からここ奥美濃に呼びつけるのはちょっと気が引けた。そう、この課題に取り組むには樹林の丸い低山の聖地、奥美濃への愛がないとダメなのだ。


つまり、奥美濃を主戦場とする石原・石際ペアがパートナーと決まった以上、もう夜叉壁しかありえなかった。
 

冒頭に書いた通り、もともとゲレンデアイスの予定だったお二人を、直前にかなり強引な誘い方をしたが、そこは奥美濃を愛するお二人、私の目論見通りすぐに快諾してくれた。流石の振る舞いである。
 

夜叉壁のネックはおそらく登攀そのものよりも、長いアプローチだと考えていた。日帰りの予定だったので、ワカンでは時間的に苦しい距離だが、3人交代のラッセルでなんとかこなすつもりでいた。しかし、テレマークスキーを愛用する二人の提案でテレマークでアプローチする事になった。ちなみに私はテレマークどころか、スキー自体、ゲレンデで数度の経験しかない。
 

当日未明、石際邸で車を乗り合わせ、朝方、広野ダムにつく。思ったより雪はしまっており、アプローチの林道をスキーで快適にとばす。ただの林道歩きでも、小さな葉っぱや、動物の糞、足跡、本当に小さな小さな山の生き物たちの息遣いまで見ている二人のいい山屋っぷりが目立つ。

林道が終わり、夜叉ヶ池の南尾根に取り付いてからは、スキー素人の私はもたもたしてしまっていたが、雪も少なく予定よりずいぶん早く、雪で埋まった夜叉ヶ池に到着することができた。実は時間的に偵察だけになる可能性も視野にいれていたので、これは嬉しい。壁のスケールを考えると、弱点を登れば登攀は2~3時間で済むとの目論見で、登攀を結構する事に決めた。スキーと不要な荷物を夜叉ヶ池にデポし、夏場登山道となっているであろうルンゼを150m程くだり、夜叉壁を見上げた。
 

「カッコいい。」
 

正直、想像の5倍は見栄えがした。小雪がチラつき、壁を白く化粧してくれているのもプラス要因だ。夏の写真では壁の全容はよくわからなかったが、大きな一枚の岩壁というよりは、急峻なリッジがいくつか並んでいるいう感じだ。どこを登ろうか迷ったが、回り込んでみていると、なんと、中央に見栄えのする氷瀑が現れるではないか。
 

1月とはいえ、基本的に温かい山域である奥美濃、それも標高1000mという低さにある壁で、まさか氷瀑が発達しているとは思わなかった。「これは冬ならではのライン、登らざるを得ませんね!」と、アイススクリューを持ち合わせていないにも関わらず、二人を強引に氷のラインへとお誘いした。ちなみに石際さんはアイスアックスを持ってきておらず、ピッケルとサブバイルという氷登りでは大変なスタイルだ。割と無茶な提案にも関わらず、二人とも笑顔で「任せますよ。」とまた快諾してくれた。
 

「まるで鹿島槍の氷のリボンみたいだ。チリ雪崩もでてきて演出にも余念がない。」
 

とは石際さんの言葉。氷瀑下の岩までラッセルし、ビレイ点をつくる。この手の岩場ではよくある事なのだが、ボロい上に、摂理がなくて支点作りに苦労する。私の夜叉壁への情熱を察し、全てリードさせてもらえることになった。持ってきたのが44mロープなので、ルートの長さを考えると氷瀑を抜けたところででビレイ点が作れない可能性がある。その場合、最悪コンテになると告げておいた。
 

まずは氷瀑までの雪壁をラッセル。雪もそこそこ降っていて寒いかと思って上着を着ていたのだが、すぐに汗まみれになる。暑すぎる。こんな気温でよく凍るものだと思っていたのだが、氷瀑に付けば、想像通りすぐ下を水が流れるカキ氷状のスカスカ氷だ。うむ、このスカスカ氷ならスクリューなど持ってきてたとしても使う余地がないので持ってこなくて正解だ。氷爆基部横の岩で支点をとると、あとは氷瀑を抜け口までランナウトで対応した。氷を抜けると雪壁になるが、案の定、ビレイ点が作れず、すぐにロープがいっぱいに伸びてしまいコンテになる。雪壁の途中に苦し紛れにアイスアックスを埋めて支点をつくり、その後は上部リッジ下までロープを伸ばし、カムでセルフをとって肩絡みでビレイ。フォローの二人を迎えた。
 

2p目は傾斜の強いリッジだ。小指ぐらいの藪がちょこちょこ生えており、それを掴んで登ることもできたが、せっかくなので奥美濃に似つかわしくないドライツーリングでガシガシ登っていく。なかなか楽しい!最後は気持ちのいい雪稜に飛び出した。周囲の景観はまるで北アルプスのようだ。フォローの二人を迎えると、二人とも笑顔だ。奥美濃でこんなクライミングができるなんて思っていなかっただけに、最高に嬉しい。
 

しかし、核心は登攀の後にまっていた。柔らかい登山靴でテレマークという変則スタイルなので、うまく滑れない。素人の私は当然として、ベテランスキーヤーの二人も苦労している。私はそうそうに諦めてワカンを履いて下り出し、スキーの調子の悪い石原さんも最後はツボ足で歩いておりる事となった。お楽しみのテレマークスキーとはいかず、苦労の下山となってしまった。ただ、林道はやっぱり早く、スキーの機動力を今更ながらに知らされた。
 

帰り際、「宮城くん、ほんとは山スキー楽しいから。靴さえ違えば楽しいから。」と繰り返す石原さんが印象的であった。
 

テレマークスキーとウィンタークライミングを組み合わせることで、また遊びの可能性が無限に広がった。

 

 

 


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by s_space_s | 2014-04-21 12:03 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 16日

御嶽・地獄ノ中尾根初滑降

2年越しの宿題が片付きました。
もともとはイシハラさんの発案でしたが、行くたびにその素晴らしさを発見し是非滑りたいと思わせる尾根でした。

昨年3月は、イシハラさんと福井のゲンゴロウさんという最強メンバーで計画しましたが、末端の雪がほとんどなく藪漕ぎで敗退。
昨年3月の敗退記録
今年の3月は、イシハラさんと1泊2日の余裕の日程で、下部も雪があることを確認して行きました。
しかし、アタック日に天候が悪化し、ホワイトアウトのなかコルまでスキーを担いで、担いだまま降りてくることになりました。
ベースキャンプ2150mより下は、ガリガリのクラストでしたが、非常にスキー向きの尾根であることが確認できました。
本年3月の敗退記録

調べてみたところ、2万年前ぐらいに一ノ池火山から西の尺ナンゾ谷方面と南の地獄ノ中尾根方面に分かれて溶岩流が流れたそうです。
この2つのスキー向きの広大斜面は同時期に生まれた双子みたいなものです。
今回は、兵衛谷を渡る橋も完成して便利になった尺ナンゾから山越えして地獄ノ中尾根を滑る計画としました。

下の写真で、中央に像の鼻のように伸びている尾根が地獄ノ中尾根です。
この尾根の滑降記録はわしも寡聞にして未見です。
先日、中部ガイド協会の総会で地元、王滝村の斉藤ガイドとお話する機会がありました。
斉藤ガイドもスキーで滑った話は知らないとのことでしたので、初滑降ということにしときます。
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昨年3月の写真
非常にアルパイン的です。
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【山域】御嶽
【場所】尺ナンゾ谷、地獄ノ中尾根 【日時】2014年4月13日
【コース】濁河温泉~上俵山~継母のコル~地獄ノ中尾根滑降
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇り
【タイム】スポーツレクリエーションセンター7:10 継母のコル11:10~12:15 地獄ノ中尾根滑降(2280m地点まで)
     継母のコル14:15~14:30 センター16:20
【ルート図】クリックしてね
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センター入り口前に車を置かせていただき、7時過ぎに出発。
尺ナンゾは2006年5月に来て以来だ。
その記録を岳人の「ハイグレード山スキー」で紹介してから、ここも人気ルートになっているようだ。

林道の橋が完成して随分楽になった。
上俵山までの原生林はいい雰囲気だが、こんなに平坦なイメージは持っていなかった。
地獄ノ中尾根のほうが、大木が多くワイルドな雰囲気だと思う。
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曇り空で雪が緩んでこないので、非常にゆっくり登るが、コルには4時間ほどで到着してしまう。
ストックも刺さらないほどのハードクラストなので、しばらく待機することにする。
風はそよ風程度で、気温も低いことはないので、座っていると何回か夢に引き込まれた。
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1時間待ってもあまり状況は変わらないので、滑降に移ることにする。
斜面は堅いが、ツルツルの氷ではないのでエッジは効く。
けど、こけたらたぶん森林限界まで滑落するか、地獄谷へ落ちるかだろう。

とてもテレマークターンはできず、アルペンターンのジャンプターンで高度を下げる。
標高2500mまで降りると、ようやく部分的に雪が緩んだ部分が出てきた。
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雪が少し緩めば、斜面は超快適。
森林限界までどれほどもないが、沢状の地形が白川の深い谷へ落ち込む寸前まで一気に滑った。
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こ、これだよ~!
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白川の源頭の凄い岩壁とルンゼ、雪稜などをクライマーの目で確認してから、アイゼンを着けて尾根を登りかえす。
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500m弱の登りだが、結構しんどかった。
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上部はやはりハードバーンのままであった。
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コルで少し休憩したのち、おまけの尺ナンゾを滑る。
やはり、上部はハードクラスト、下部にはモナカまであって、疲れた脚にはきつかった。
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雪が良ければ、こんな感じで気持ちいいのになぁ。(尺ナンゾ中間部)
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センターに2時間弱で到着。
道路脇の湧水で顔を洗い、気分もさっぱりして車の人となった。


これから行かれる方へワンポイント
・登山としては、当然、末端から登ったほうが充実する。
 濁川沿いの新しい林道は3月には除雪されるので、自転車を使うとよい。
 この尾根の魅力は、原生林の登下降といっても過言ではない。
 アプローチはこのサイト参照
 末端の雪が消えるのが早いので、3月中の寒気が入っていない快晴で気温の上がる日を選ぶ必要がある。
・尺ナンゾから峠越えで滑る場合は、GWのコーンスノー時期がおすすめ。
 森林限界2200mあたりまで滑っても普通に日帰りが可能。



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by s_space_s | 2014-04-16 00:21 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 06日

またまた敗退

すばらしいブナ林の滑降を期待して向かったが、予報どおりお昼前から吹雪になった。
今回はルートを確認するに留め、引き返した。
予想どおりブナ林が素晴らしいエリアだった。

林道の雪が切れている部分が多く25回ほどスキーの着脱を繰り返し疲れた。
ブナやミズナラの立ち枯れが多いのが気になった。
マイマイガの卵がびっしり付いたブナの立ち枯れを見た。

帰りに白川郷手前の「やまこし」でおろしそばを食べて帰った。
この1月ばかり、土日のたびに天気が悪いと、蕎麦屋のおばちゃんがぼやいていた。

朝のうちは晴れ間も覗いたのだが…。
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雪が降り始め、ガスが掛かってきた。
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このルートは結構大きな谷を渡るのがポイント。
渡渉点を確認し引き返した。

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ちょっとだけ新雪も滑れた。
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デポしたポデローザ3号も雪まみれ。

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by s_space_s | 2014-04-06 20:46 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 03月 17日

御嶽地獄ノ中尾根

【山域】御嶽
【場所】御嶽南面、地獄ノ中尾根
【日時】2014年3月15・16日
【コース】地獄ノ中尾根~継母のコル
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】1日目:晴れ、2日目:晴れのち吹雪
【タイム】(1日目)御嶽自然湖9:00 尾根末端11:00 H2150テントサイト13:30
     (2日目)テントサイト8:00 継母のコル10:30 テントサイト12:00 尾根末端13:00 自然湖14:30

1年前の前回は尾根末端まで林道歩きで辿り着いたものの、全くと言っていいほど雪がなく、偵察に終わってしまいました。
今回は長野県南部が大雪になったこともあり、ライブカメラなどで見る限り、昨年よりは雪がありそうです。
少々の藪漕ぎがあっても、時間的余裕ができるよう、1泊の計画を立てました。
天気予報も土日の晴天を約束しているようです。
計画は完璧に思えたのですが・・・。

前日、職場の歓送迎会があり、正座してお酌などしていたら、痛めていた右膝が痛み始めました。
おまけに、注ぎつ注がれつしていたら、もはや止めどもなく。
翌朝、なんとか寝床から這い出して、いしはらさんとの待ち合わせには間に合いました。

御嶽湖まで来て、予想どおり雪が残っていてちょっと気持ちが上向いてきました。
しかし、自然湖の駐車場ゲートまで入ってみると、が~ん!
ご丁寧に林道の除雪がしてあるではありませんか。

またしても、スキーを担いで林道を歩き始めました。
濁川の左岸に渡る橋の手前でようやく除雪が終わり、スキーが使えるようになりました。
このあたりから眺める御嶽が一番格好いいです(これが大事)。
継母と剣ヶ峰のコルから斜め左方向に落ちているのが地獄の中尾根です。
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奥の林道は倒木が多くスキーを外したり、くぐったりと忙しい。
林道終点から尾根末端へは1回渡渉がありました。
昨年、笹の藪だった急斜面は辛うじて残雪があり、いしはらさんはスキーで上がって行きました。
わしは1回スキーを外し少し藪漕ぎしました。

台地に上がってしまえば、後はカラマツ、コメツガ、トウヒなどの原生林の緩やかな尾根をのんびり登ります。
素晴らしい雰囲気です。
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標高2100mを超えると尾根は急になって、森林限界も近いので、適当な平地を見つけてキャンプサイトとしました。
テントはBDの底なしメガライトです。
まだ13時半なので、ベースを張っておいて登ってくることもできました。
けど、明日は絶対いい天気だと思っていたし、飲み会明けで体がだるく、膝の調子も良くないので、今日はのんびりすることに決めてしまいました。
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シェルターの中は広くて、温かいし、快適です。
いしはらさんの持ってきてくれたビールがめっちゃうまい。
二人であまり喋ることもありませんが、ウイスキーをちびちびやりながら、贅沢な時間を楽しみました。

夜は次第に風が強くなってきました。
スキーが飛ばされないかと心配になって外へ出てみると、黒い樹影の上に浮かんだほぼ満月。
怖いくらいの月明かりでした。

翌朝、明るくなってからシュラフから出ると、風は強いが青空が広がっています。
ハードクラストした斜面が、滑降の時間にちょうど緩むよう、8時ごろ出発しました。
森林限界のすぐ下までスキーで登り、そこでアイゼンに切り替えました。
雨が降ったのでしょうか、斜面に縦縞が刻まれています。

左右には白川の奥壁と地獄谷の奥壁がそびえ立ち大変アルペン的です。
この景色が見えただけでも来た甲斐があったと思いました。
隣の尾根の上をカモシカが走って逃げていきました。
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地獄谷には噴煙が上がっています。
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白川の奥壁。凄い壁です。
 
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雪稜も面白そうなのがたくさんあります。
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そして…。
大斜面が、じゃーん!
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下部はクラストしているだけでしたが、上部に行くにつれて氷ったところが出てくるようになりました。
スリップしたらどこまで滑り落ちるかわからないので、ピッケルを出して慎重に登りました。
左手の岩場にガスが掛かっているなと思っていると、間もなく周囲はガスに包まれてしまいました。

遥か下のほうまで一枚バーンが続き、凄い高度感です。
 
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急斜面を抜けたころには、もうホワイトアウト寸前。
継母のコルのあたりまで登り、ガスが上がるのを待ちました。
風も強く、おまけに地吹雪で何も見えません。
諦めて、スキーを担いだまま下山することにしました。

地図とコンパスで方向を定め、氷化しているところは後ろ向きでじわじわ高度を下げました。
目標物がないので斜度も分からず平衡感覚もおかしくなりそうです。
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やっと森林限界までたどり着きほっとしました。
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寂しそうな?いしはらさんの後ろ姿
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結局、キャンプサイトまでスキーを担いで戻りました。
テントを撤収して、下山開始。
ここからはスキーを使います。
モナカ雪とガリガリ君で痛めている膝が悲鳴を上げそうでした。
それでもスキーは速く、原生林の滑降は楽しい。
1時間ほどで林道まで降りることができました。

除雪終了点までスキーで滑り、後は雪のない林道をボコボコ歩きます。
途中で大きなイノシシ一家に遭遇。
車に着くころには、雪は雨に変わっていました。

あの大斜面が脳裏に焼き付いてしまい、近いうちにまた来るぞと心に誓うのでした。
4月に滑った記録



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by s_space_s | 2014-03-17 23:35 | テレマーク | Trackback | Comments(4)