blog版 がおろ亭

sspaces.exblog.jp
ブログトップ

タグ:テレマーク記録 ( 161 ) タグの人気記事


2014年 05月 09日

春休み源流大人キャンプ(真川源流から北ノ俣岳)

【山域】北アルプス
【場所】北ノ俣岳
【日時】2014年5月3日~5日
【コース】飛越トンネル~寺地山~真川源流BC~北ノ俣岳往復
【メンバー】Nさん(おやじまったり登山隊)、いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】1日目:曇りのち小雨
    2日目:晴れ
    3日目:雨

「テレマークスキーと渓流フィッシングの融合」
GWのプランをいしはらさんと相談していて、どこかの源流にキャンプしてのんびりスキーしたり、釣りや焚き火をしたいねという話が出ました。
いくつか候補地はありましたが、昔ステップソールで滑り込んで、大変良い印象を持っていた真川源流に行ってみることにしました。
「おやじまったり登山隊」のK先生とNさんにも声を掛けましたが、直前になってK先生は風邪でダウンの連絡があり、3人でキャンプすることになりました。
主たる目的はキャンプしてまったりすることなのですが、せっかくなので真川源流から北ノ俣の西面の原生林を滑る計画も入れました。
このあたりは、高岡の「たき」さんが昔滑ってみえたと思います。
アプローチは寺地山の北に延びる尾根から。
ここが、思った以上にスキー向きのいい尾根でした。

真川源流の雪原は、やっぱりイメージどおりの天国でした。
北ノ俣はお昼近くなっても上部の雪がゆるまず、昔、御嶽で痛い目にあった板(手彫のステップソール)で来たので緊張しましたが、滑り込んでみると、いい感じになっていて、楽しくテレマークができました。
何度でも来たいところです。

(1日目)
飛越トンネルのかなり手前で林道の路肩にいっぱい車が止めてあり、登山者の多さに驚きました。
途切れ途切れですが雪のあるところはスキーで歩きます。
e0064783_21514619.jpg
登山道はトンネルの左を上がっていますが、スキーを使えそうなトンネル左手の尾根を上りました。
途中でファイントラックの相川さんとすれ違い、ご挨拶しました。

登山道に合流すると雪が十分あります、緩やかなアップダウンがある尾根はステップソール向きです。
いしはらさんはマズシャス、わしは彫刻刀手彫の細板です。
登行能力はくやしいけど、マズシャスのほうがちょっと上みたいでした。
ちなみに、Nさんは山スキー。
最後までペースが合いませんでした。

寺地山へ近づくと北ノ股の白い斜面が見えてきて、明日の滑降が楽しみになります。

e0064783_21514638.jpg
寺地山から北の尾根に滑り込みます。
サワラやコメツガなどの疎林で楽しく滑れます。
e0064783_21514645.jpg
上部はメローな感じ。
e0064783_20505660.jpg

下部はちょっと急なところもあります。
真川の源流に降り立ち、期待していたスノーブリッジを探しますが、このあたりは既に流れが完全に出ていました。
水量は少ないので、場所を選べば渡渉もできますが、ちょうどいい所に自然の橋がありました。
e0064783_21522935.jpg
この橋の前が平地になっていたので、ここをベースキャンプ地に決定。

e0064783_21514625.jpg
Nさんに焚火の準備を任せて、わしといしはらさんは早速釣りに行きました。
天気は小雨もようで、非常に寒く、コンデションはよくなかったけど、今夜の塩焼きと骨酒用は確保できました。
e0064783_21514604.jpg
小雨の中でなかなか火が熾きず苦労しました。

e0064783_20510081.jpg

雨も上がり、酒を飲みながらのんびりします。
e0064783_21514662.jpg
いい感じになってきました。
e0064783_21512187.jpg
夕方まで、骨酒飲んだり、飯盒の飯を食べたりして、贅沢な時間を過ごしました。
これだけでほぼ今回の目的は達成したようなもの。
夜空は晴れ渡り、夜は放射冷却で冷え込みました。

林道車止8:30 トンネル前9:15 寺地山12:45 真川源流13:30 


(2日目)
夜明けとともに起床。
あまり早く出発しても、上部はクラストしているので、ゆっくり準備して、7時ごろ出発しました。

e0064783_20544476.jpg
熊の新しい足跡がありました。
昨日は糞も見たなぁ。
e0064783_21521335.jpg
ここがステップソール天国です。
e0064783_20545369.jpg
コメツガ、オオシラビソなどの原生林の中にところどころ開けた斜面が出てきます。
e0064783_20545075.jpg
隣の太郎山の西尾根も真っ白で美味しそうです。
e0064783_20535874.jpg
神岡真道に2400mあたりで合流します。
その下の沢状の地形を登ります。
e0064783_21521362.jpg
VO?
e0064783_20544258.jpg
ここで調子がいまいちのNさんは別行動することになりました。
上部はハードクラストでシールでは少し怖かったけど、なんとか頂上に着きました。
430MHzバンドで高岡の固定局の方と交信できました。
e0064783_20535242.jpg
なかなか雪がゆるまないので、頂上でぐずぐずしていましたが、きりがないので…。
e0064783_20544049.jpg
出だしはかなり急でしたが、雪はいい感じに緩んでいました。
e0064783_20534947.jpg
古い細板のステップソールでも快適です。
e0064783_21532298.jpg
マズシャスのいしはらさんも当然いい感じ。
e0064783_21521293.jpg
2400mあたりでNさんとも合流できました。
e0064783_21521224.jpg
途中でおいしそうな斜面に引き込まれ、下部はかなり左寄りのラインになってしまいました。
こういう時、ステップソールなら横移動でラインを変えるのは簡単なのですが、Nさんには悪いことをしました。
ベースキャンプまで戻ってほっとしました。
e0064783_21521238.jpg
今日もNさんにたき火を任せて、いしはらさんと2人で釣りに出ます。
e0064783_21521286.jpg
小雨だった昨日と違い、天気が良くて、喰いもいいみたいです。

e0064783_20541361.jpg
本日の大物賞
e0064783_20541628.jpg
Nさんの焚き火も進化形

e0064783_21521271.jpg
いしはらさんが刺身を作ってくれました。
e0064783_21521262.jpg
今日も骨酒と持ってきたいろんなつまみと飯盒飯で満腹です。
天気もいいし、もう天国じゃあ。

BC発7:00 9:40森林限界 10:50~11:30北ノ俣 BC着12:45


(3日目)
小鳥の声で目が覚めました。
朝から雨が降っています。
こうなったら慌ててもしかたないので、ゆっくり朝飯を食べてからテントを撤収して出発。
e0064783_21522916.jpg

本当にいい感じの尾根です。
e0064783_21522990.jpg

寺地山に着くと下山する数パーティーと前後するようになりました。
中には登山道を外れて真川方面にいってしまうパーティーもありました。
トレースがあっても2回ほど逸れかかってヒヤッとしました。

トンネル脇に降りる尾根は雪が切れているところもありました。
わしの技術では怪我しそうなので、潔く板を担ぎました。
e0064783_21522962.jpg
Nさんゴールイン!

e0064783_21522967.jpg
駐車してあった車もだいぶ減っていました。
e0064783_21522936.jpg

BC発6:30 車止10:20

山へ入る前から少し風邪気味だったのを、こじらせてしまいました。






[PR]

by s_space_s | 2014-05-09 12:41 | テレマーク | Trackback | Comments(5)
2014年 04月 21日

奥美濃・夜叉壁中央ルンゼ(仮称)初登(宮城さんの記録)

岳人4月号のクロニクル欄に宮城さんの書かれた夜叉壁の記録が掲載されました。
当然ながら編集部の手が入って面白さが半減しているので、ここにオリジナル版をこそっと掲載させていただきます。
写真はこちら
ところで、岳人って8月号で東京新聞発行が終了するそうですね。
モンベル発行になるとスタッフとか編集方針とか変わるのでしょうか?

【山域】奥美濃
【場所】夜叉壁
【日時】2014年1月18日(土)
【コース】広野ダム~夜叉ヶ池~夜叉壁登攀~夜叉ヶ池~広野ダム
【メンバー】宮城公博 30(right&fast)、石原和宏 42(right&fast、岐阜テレマーク倶楽部)、
      石際淳 53(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇りのち雪
【タイム】広野ダム7:10 夜叉ヶ池登山口8:00 夜叉ヶ池11:00 夜叉壁へ出発11:45 夜叉壁登攀終了15:00
     登山口16:40 広野ダム17:50 
 

「奥美濃・夜叉壁中央ルンゼ(仮称)初登」
テレマークスキーとウィンタークライミングの融合

 

週末、予定があいてしまい、誰かパートナーはと探していたら、アイスクライミングのゲレンデに行かれるという石際・石原さん達に混ぜて頂ける事になった。「アイスクライミング?いいですね、僕もお邪魔していいですか?ところで、奥美濃に夜叉壁ってのもあるんですが・・・」と半ば強引に切り出してみた。
 

夜叉壁?どこだそこ?と、思われる方が多いかと思う。夜叉壁は奥美濃・三国岳と三周ヶ岳の稜線直下、 標高1000m付近に存在する岩壁帯だ。隣には夜叉ヶ池と呼ばれる、稜線上にありながら周囲230mの規模で存在する不思議な池がある。神秘的で非常に美しい場所で、夏はトレッカーに大人気となっているそうだ。夜叉ヶ池にはヤシャゲンゴロウという、この池にしか生息しない固有種がおり、レッドリストの絶滅危惧種で、夏期はボランティアの方々をはじめ、多くの人が環境保護に尽力しているそうである。
 

そんな夜叉ヶ池の側にある夜叉壁はスケールこそ大きくないものの、春~秋は極一部のマニアックなクライマーに極まれに登られているらしい。ネットでの記録の少なさから、登攀数はおそらく両手で数えられる程ではないかと思う。少なくとも積雪期の記録は未見である。実はこの課題、私がクライミングを始めて間もない9年以上も昔から温め続けきたのだ。あまりに長期に渡り、温め過ぎて、私自身、ここ数年は忘れてしまっていた程だ。
 

この壁の魅力を語り始めれば、きりがない。岩壁がそのまま稜線に突き上げるロケーションの美しさ、丸い樹林の山が連なる奥美濃という山域の中に有りながら、何故かここにだけ岩壁があるというアンバランスさ、名前の格好よさ、何より好きな漫画の舞台ともなっている事。僕にとって今すぐに行かない理由が無いような壁なのだ。
 

しかし、問題はずっとパートナーだった。長いアプローチに加え、冬にあの壁がどうなっているかは全くの未知数、行ってみて、全く登攀意欲を注がれない泥の斜面だったり、思いの他、傾斜がゆるくてほとんど雪で埋まっている可能性も有りうる。そのような事情から、大きな壁で高難度ミックスクライミングを志しているような、いきりたったクライマー達を、遠方からここ奥美濃に呼びつけるのはちょっと気が引けた。そう、この課題に取り組むには樹林の丸い低山の聖地、奥美濃への愛がないとダメなのだ。


つまり、奥美濃を主戦場とする石原・石際ペアがパートナーと決まった以上、もう夜叉壁しかありえなかった。
 

冒頭に書いた通り、もともとゲレンデアイスの予定だったお二人を、直前にかなり強引な誘い方をしたが、そこは奥美濃を愛するお二人、私の目論見通りすぐに快諾してくれた。流石の振る舞いである。
 

夜叉壁のネックはおそらく登攀そのものよりも、長いアプローチだと考えていた。日帰りの予定だったので、ワカンでは時間的に苦しい距離だが、3人交代のラッセルでなんとかこなすつもりでいた。しかし、テレマークスキーを愛用する二人の提案でテレマークでアプローチする事になった。ちなみに私はテレマークどころか、スキー自体、ゲレンデで数度の経験しかない。
 

当日未明、石際邸で車を乗り合わせ、朝方、広野ダムにつく。思ったより雪はしまっており、アプローチの林道をスキーで快適にとばす。ただの林道歩きでも、小さな葉っぱや、動物の糞、足跡、本当に小さな小さな山の生き物たちの息遣いまで見ている二人のいい山屋っぷりが目立つ。

林道が終わり、夜叉ヶ池の南尾根に取り付いてからは、スキー素人の私はもたもたしてしまっていたが、雪も少なく予定よりずいぶん早く、雪で埋まった夜叉ヶ池に到着することができた。実は時間的に偵察だけになる可能性も視野にいれていたので、これは嬉しい。壁のスケールを考えると、弱点を登れば登攀は2~3時間で済むとの目論見で、登攀を結構する事に決めた。スキーと不要な荷物を夜叉ヶ池にデポし、夏場登山道となっているであろうルンゼを150m程くだり、夜叉壁を見上げた。
 

「カッコいい。」
 

正直、想像の5倍は見栄えがした。小雪がチラつき、壁を白く化粧してくれているのもプラス要因だ。夏の写真では壁の全容はよくわからなかったが、大きな一枚の岩壁というよりは、急峻なリッジがいくつか並んでいるいう感じだ。どこを登ろうか迷ったが、回り込んでみていると、なんと、中央に見栄えのする氷瀑が現れるではないか。
 

1月とはいえ、基本的に温かい山域である奥美濃、それも標高1000mという低さにある壁で、まさか氷瀑が発達しているとは思わなかった。「これは冬ならではのライン、登らざるを得ませんね!」と、アイススクリューを持ち合わせていないにも関わらず、二人を強引に氷のラインへとお誘いした。ちなみに石際さんはアイスアックスを持ってきておらず、ピッケルとサブバイルという氷登りでは大変なスタイルだ。割と無茶な提案にも関わらず、二人とも笑顔で「任せますよ。」とまた快諾してくれた。
 

「まるで鹿島槍の氷のリボンみたいだ。チリ雪崩もでてきて演出にも余念がない。」
 

とは石際さんの言葉。氷瀑下の岩までラッセルし、ビレイ点をつくる。この手の岩場ではよくある事なのだが、ボロい上に、摂理がなくて支点作りに苦労する。私の夜叉壁への情熱を察し、全てリードさせてもらえることになった。持ってきたのが44mロープなので、ルートの長さを考えると氷瀑を抜けたところででビレイ点が作れない可能性がある。その場合、最悪コンテになると告げておいた。
 

まずは氷瀑までの雪壁をラッセル。雪もそこそこ降っていて寒いかと思って上着を着ていたのだが、すぐに汗まみれになる。暑すぎる。こんな気温でよく凍るものだと思っていたのだが、氷瀑に付けば、想像通りすぐ下を水が流れるカキ氷状のスカスカ氷だ。うむ、このスカスカ氷ならスクリューなど持ってきてたとしても使う余地がないので持ってこなくて正解だ。氷爆基部横の岩で支点をとると、あとは氷瀑を抜け口までランナウトで対応した。氷を抜けると雪壁になるが、案の定、ビレイ点が作れず、すぐにロープがいっぱいに伸びてしまいコンテになる。雪壁の途中に苦し紛れにアイスアックスを埋めて支点をつくり、その後は上部リッジ下までロープを伸ばし、カムでセルフをとって肩絡みでビレイ。フォローの二人を迎えた。
 

2p目は傾斜の強いリッジだ。小指ぐらいの藪がちょこちょこ生えており、それを掴んで登ることもできたが、せっかくなので奥美濃に似つかわしくないドライツーリングでガシガシ登っていく。なかなか楽しい!最後は気持ちのいい雪稜に飛び出した。周囲の景観はまるで北アルプスのようだ。フォローの二人を迎えると、二人とも笑顔だ。奥美濃でこんなクライミングができるなんて思っていなかっただけに、最高に嬉しい。
 

しかし、核心は登攀の後にまっていた。柔らかい登山靴でテレマークという変則スタイルなので、うまく滑れない。素人の私は当然として、ベテランスキーヤーの二人も苦労している。私はそうそうに諦めてワカンを履いて下り出し、スキーの調子の悪い石原さんも最後はツボ足で歩いておりる事となった。お楽しみのテレマークスキーとはいかず、苦労の下山となってしまった。ただ、林道はやっぱり早く、スキーの機動力を今更ながらに知らされた。
 

帰り際、「宮城くん、ほんとは山スキー楽しいから。靴さえ違えば楽しいから。」と繰り返す石原さんが印象的であった。
 

テレマークスキーとウィンタークライミングを組み合わせることで、また遊びの可能性が無限に広がった。

 

 

 


[PR]

by s_space_s | 2014-04-21 12:03 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 16日

御嶽・地獄ノ中尾根初滑降

2年越しの宿題が片付きました。
もともとはイシハラさんの発案でしたが、行くたびにその素晴らしさを発見し是非滑りたいと思わせる尾根でした。

昨年3月は、イシハラさんと福井のゲンゴロウさんという最強メンバーで計画しましたが、末端の雪がほとんどなく藪漕ぎで敗退。
昨年3月の敗退記録
今年の3月は、イシハラさんと1泊2日の余裕の日程で、下部も雪があることを確認して行きました。
しかし、アタック日に天候が悪化し、ホワイトアウトのなかコルまでスキーを担いで、担いだまま降りてくることになりました。
ベースキャンプ2150mより下は、ガリガリのクラストでしたが、非常にスキー向きの尾根であることが確認できました。
本年3月の敗退記録

調べてみたところ、2万年前ぐらいに一ノ池火山から西の尺ナンゾ谷方面と南の地獄ノ中尾根方面に分かれて溶岩流が流れたそうです。
この2つのスキー向きの広大斜面は同時期に生まれた双子みたいなものです。
今回は、兵衛谷を渡る橋も完成して便利になった尺ナンゾから山越えして地獄ノ中尾根を滑る計画としました。

下の写真で、中央に像の鼻のように伸びている尾根が地獄ノ中尾根です。
この尾根の滑降記録はわしも寡聞にして未見です。
先日、中部ガイド協会の総会で地元、王滝村の斉藤ガイドとお話する機会がありました。
斉藤ガイドもスキーで滑った話は知らないとのことでしたので、初滑降ということにしときます。
e0064783_025798.jpg

昨年3月の写真
非常にアルパイン的です。
e0064783_019936.jpg
【山域】御嶽
【場所】尺ナンゾ谷、地獄ノ中尾根 【日時】2014年4月13日
【コース】濁河温泉~上俵山~継母のコル~地獄ノ中尾根滑降
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇り
【タイム】スポーツレクリエーションセンター7:10 継母のコル11:10~12:15 地獄ノ中尾根滑降(2280m地点まで)
     継母のコル14:15~14:30 センター16:20
【ルート図】クリックしてね
e0064783_18135498.jpg






センター入り口前に車を置かせていただき、7時過ぎに出発。
尺ナンゾは2006年5月に来て以来だ。
その記録を岳人の「ハイグレード山スキー」で紹介してから、ここも人気ルートになっているようだ。

林道の橋が完成して随分楽になった。
上俵山までの原生林はいい雰囲気だが、こんなに平坦なイメージは持っていなかった。
地獄ノ中尾根のほうが、大木が多くワイルドな雰囲気だと思う。
e0064783_002533.jpg
曇り空で雪が緩んでこないので、非常にゆっくり登るが、コルには4時間ほどで到着してしまう。
ストックも刺さらないほどのハードクラストなので、しばらく待機することにする。
風はそよ風程度で、気温も低いことはないので、座っていると何回か夢に引き込まれた。
e0064783_01238.jpg
1時間待ってもあまり状況は変わらないので、滑降に移ることにする。
斜面は堅いが、ツルツルの氷ではないのでエッジは効く。
けど、こけたらたぶん森林限界まで滑落するか、地獄谷へ落ちるかだろう。

とてもテレマークターンはできず、アルペンターンのジャンプターンで高度を下げる。
標高2500mまで降りると、ようやく部分的に雪が緩んだ部分が出てきた。
e0064783_03256.jpg
雪が少し緩めば、斜面は超快適。
森林限界までどれほどもないが、沢状の地形が白川の深い谷へ落ち込む寸前まで一気に滑った。
e0064783_034917.jpg
こ、これだよ~!
e0064783_035913.jpg
白川の源頭の凄い岩壁とルンゼ、雪稜などをクライマーの目で確認してから、アイゼンを着けて尾根を登りかえす。
e0064783_06295404.jpg
e0064783_06302907.jpg
e0064783_06301850.jpg
500m弱の登りだが、結構しんどかった。
e0064783_043757.jpg
上部はやはりハードバーンのままであった。
e0064783_044811.jpg
コルで少し休憩したのち、おまけの尺ナンゾを滑る。
やはり、上部はハードクラスト、下部にはモナカまであって、疲れた脚にはきつかった。
e0064783_05456.jpg
雪が良ければ、こんな感じで気持ちいいのになぁ。(尺ナンゾ中間部)
e0064783_14483265.jpg
センターに2時間弱で到着。
道路脇の湧水で顔を洗い、気分もさっぱりして車の人となった。


これから行かれる方へワンポイント
・登山としては、当然、末端から登ったほうが充実する。
 濁川沿いの新しい林道は3月には除雪されるので、自転車を使うとよい。
 この尾根の魅力は、原生林の登下降といっても過言ではない。
 アプローチはこのサイト参照
 末端の雪が消えるのが早いので、3月中の寒気が入っていない快晴で気温の上がる日を選ぶ必要がある。
・尺ナンゾから峠越えで滑る場合は、GWのコーンスノー時期がおすすめ。
 森林限界2200mあたりまで滑っても普通に日帰りが可能。



[PR]

by s_space_s | 2014-04-16 00:21 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 06日

またまた敗退

すばらしいブナ林の滑降を期待して向かったが、予報どおりお昼前から吹雪になった。
今回はルートを確認するに留め、引き返した。
予想どおりブナ林が素晴らしいエリアだった。

林道の雪が切れている部分が多く25回ほどスキーの着脱を繰り返し疲れた。
ブナやミズナラの立ち枯れが多いのが気になった。
マイマイガの卵がびっしり付いたブナの立ち枯れを見た。

帰りに白川郷手前の「やまこし」でおろしそばを食べて帰った。
この1月ばかり、土日のたびに天気が悪いと、蕎麦屋のおばちゃんがぼやいていた。

朝のうちは晴れ間も覗いたのだが…。
e0064783_20321191.jpg
雪が降り始め、ガスが掛かってきた。
e0064783_20343528.jpg
このルートは結構大きな谷を渡るのがポイント。
渡渉点を確認し引き返した。

e0064783_20324896.jpg
ちょっとだけ新雪も滑れた。
e0064783_22555098.jpg
e0064783_20330000.jpg
デポしたポデローザ3号も雪まみれ。

e0064783_20331353.jpg
e0064783_22562580.jpg









[PR]

by s_space_s | 2014-04-06 20:46 | テレマーク | Trackback | Comments(0)
2014年 03月 17日

御嶽地獄ノ中尾根

【山域】御嶽
【場所】御嶽南面、地獄ノ中尾根
【日時】2014年3月15・16日
【コース】地獄ノ中尾根~継母のコル
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】1日目:晴れ、2日目:晴れのち吹雪
【タイム】(1日目)御嶽自然湖9:00 尾根末端11:00 H2150テントサイト13:30
     (2日目)テントサイト8:00 継母のコル10:30 テントサイト12:00 尾根末端13:00 自然湖14:30

1年前の前回は尾根末端まで林道歩きで辿り着いたものの、全くと言っていいほど雪がなく、偵察に終わってしまいました。
今回は長野県南部が大雪になったこともあり、ライブカメラなどで見る限り、昨年よりは雪がありそうです。
少々の藪漕ぎがあっても、時間的余裕ができるよう、1泊の計画を立てました。
天気予報も土日の晴天を約束しているようです。
計画は完璧に思えたのですが・・・。

前日、職場の歓送迎会があり、正座してお酌などしていたら、痛めていた右膝が痛み始めました。
おまけに、注ぎつ注がれつしていたら、もはや止めどもなく。
翌朝、なんとか寝床から這い出して、いしはらさんとの待ち合わせには間に合いました。

御嶽湖まで来て、予想どおり雪が残っていてちょっと気持ちが上向いてきました。
しかし、自然湖の駐車場ゲートまで入ってみると、が~ん!
ご丁寧に林道の除雪がしてあるではありませんか。

またしても、スキーを担いで林道を歩き始めました。
濁川の左岸に渡る橋の手前でようやく除雪が終わり、スキーが使えるようになりました。
このあたりから眺める御嶽が一番格好いいです(これが大事)。
継母と剣ヶ峰のコルから斜め左方向に落ちているのが地獄の中尾根です。
e0064783_23274546.jpg
奥の林道は倒木が多くスキーを外したり、くぐったりと忙しい。
林道終点から尾根末端へは1回渡渉がありました。
昨年、笹の藪だった急斜面は辛うじて残雪があり、いしはらさんはスキーで上がって行きました。
わしは1回スキーを外し少し藪漕ぎしました。

台地に上がってしまえば、後はカラマツ、コメツガ、トウヒなどの原生林の緩やかな尾根をのんびり登ります。
素晴らしい雰囲気です。
e0064783_23280453.jpg
標高2100mを超えると尾根は急になって、森林限界も近いので、適当な平地を見つけてキャンプサイトとしました。
テントはBDの底なしメガライトです。
まだ13時半なので、ベースを張っておいて登ってくることもできました。
けど、明日は絶対いい天気だと思っていたし、飲み会明けで体がだるく、膝の調子も良くないので、今日はのんびりすることに決めてしまいました。
e0064783_23281381.jpg
シェルターの中は広くて、温かいし、快適です。
いしはらさんの持ってきてくれたビールがめっちゃうまい。
二人であまり喋ることもありませんが、ウイスキーをちびちびやりながら、贅沢な時間を楽しみました。

夜は次第に風が強くなってきました。
スキーが飛ばされないかと心配になって外へ出てみると、黒い樹影の上に浮かんだほぼ満月。
怖いくらいの月明かりでした。

翌朝、明るくなってからシュラフから出ると、風は強いが青空が広がっています。
ハードクラストした斜面が、滑降の時間にちょうど緩むよう、8時ごろ出発しました。
森林限界のすぐ下までスキーで登り、そこでアイゼンに切り替えました。
雨が降ったのでしょうか、斜面に縦縞が刻まれています。

左右には白川の奥壁と地獄谷の奥壁がそびえ立ち大変アルペン的です。
この景色が見えただけでも来た甲斐があったと思いました。
隣の尾根の上をカモシカが走って逃げていきました。
e0064783_23285176.jpg
地獄谷には噴煙が上がっています。
e0064783_23292609.jpg
白川の奥壁。凄い壁です。
 
e0064783_23380991.jpg
雪稜も面白そうなのがたくさんあります。
e0064783_23295310.jpg
そして…。
大斜面が、じゃーん!
e0064783_23290235.jpg
下部はクラストしているだけでしたが、上部に行くにつれて氷ったところが出てくるようになりました。
スリップしたらどこまで滑り落ちるかわからないので、ピッケルを出して慎重に登りました。
左手の岩場にガスが掛かっているなと思っていると、間もなく周囲はガスに包まれてしまいました。

遥か下のほうまで一枚バーンが続き、凄い高度感です。
 
e0064783_23301890.jpg
急斜面を抜けたころには、もうホワイトアウト寸前。
継母のコルのあたりまで登り、ガスが上がるのを待ちました。
風も強く、おまけに地吹雪で何も見えません。
諦めて、スキーを担いだまま下山することにしました。

地図とコンパスで方向を定め、氷化しているところは後ろ向きでじわじわ高度を下げました。
目標物がないので斜度も分からず平衡感覚もおかしくなりそうです。
e0064783_23291105.jpg
やっと森林限界までたどり着きほっとしました。
e0064783_23302868.jpg
寂しそうな?いしはらさんの後ろ姿
e0064783_23303794.jpg
結局、キャンプサイトまでスキーを担いで戻りました。
テントを撤収して、下山開始。
ここからはスキーを使います。
モナカ雪とガリガリ君で痛めている膝が悲鳴を上げそうでした。
それでもスキーは速く、原生林の滑降は楽しい。
1時間ほどで林道まで降りることができました。

除雪終了点までスキーで滑り、後は雪のない林道をボコボコ歩きます。
途中で大きなイノシシ一家に遭遇。
車に着くころには、雪は雨に変わっていました。

あの大斜面が脳裏に焼き付いてしまい、近いうちにまた来るぞと心に誓うのでした。
4月に滑った記録



[PR]

by s_space_s | 2014-03-17 23:35 | テレマーク | Trackback | Comments(4)
2014年 03月 13日

白尾山周辺は快適斜面がいっぱい

林道の登り始めは雪がほとんどなく、転進も考えましたが、白尾山まで上がると、スキー天国でした。
東面の谷中心に4本滑りました。
林道経由だと3時間ほど掛かりますが、スキー場からだと2時間ぐらいです。
ytさんの記録

【山域】奥美濃
【場所】白尾山
【日時】2014年3月9日(日)
【コース】三ヶ村~林道~白尾山~周辺滑降~林道~三ヶ村
【メンバー】ワルテル師(春日井山岳会)、みさお先生、ytさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】晴れ
【タイム】林道車止7:00 白尾山10:10 周辺滑降 白尾山発14:00 林道車止15:20
【ルート図】クリックしてね
e0064783_21220108.jpg

しらおスキー場の手前から三ヶ村の奥に入っている林道を車で入る。
道には全然雪がなく、これは時期を間違えたと思ったが、せっかくなのでスキーを担いで登ってみることにする。
e0064783_21440571.jpg
10分ほどでなんとなく雪が繋がるようになったので、シール登行に切り替える。
陽の当たるところは繋がっていないので、スキーを外したり着けたり忙しい。
ワルテル師とは久しぶりの山行なので話をしながらの林道歩きは苦にならない。
e0064783_21441891.jpg
H1100あたりの切り開きは雪が多ければ快適そうな斜面だが、今回は無理。
しばらく登ると、ようやく林道をショートカットできそうなくらいの雪の量になってきた。
また林道に出たところで下からエンジンの音が聞こえてきた。
スノーモービルに跨がった4,5人の猟師さんのグループで、声を掛けていただいたので少しお話する。

林道から別れると尾根は緩やかでアップダウンもありステップソール向けかな、などと話しながら登る。
e0064783_21442933.jpg
小さいギャップを越えると目の前に「なんじゃこりゃ~!」
奥美濃離れした斜面が飛び込んできた。
e0064783_22312887.jpg
斜面はところどころハードクラストしていたが、傾斜がないので問題ない。
稜線には小さな雪庇が出ている。
先ほどの猟師さんグループはもう尾根に上がっていて、雪庇の上から、わしらの登るのを見ているようであった。
白尾山には3時間で到着。

鷲ヶ岳(一番左奥)までの山並み
e0064783_21453897.jpg
ここまでは単なるアプローチ。
本日の目的は白尾山東面の滑降なのである。
良さそうな斜面を物色しながら、まずは北東にある1667ピーク方面に移動する。

では1本行ってみましょう。
e0064783_21443633.jpg
ん~。なかなか気持ちいい。by Yt
e0064783_21481552.jpg
大きなブナ、ダケカンバの点々とするメロウな斜面がそこらじゅうにある。
e0064783_21473471.jpg

滑っては登り、滑っては登り・・・。
e0064783_21462242.jpg
白尾山のすぐ隣の小ピークから望む東面。
3本目に滑ったラインは谷底まで良い斜面が続き200mほどで切り上げたが、まだまだ滑れそうだった。
e0064783_21470731.jpg
やはりスケールは小さく1本が100m~200mほどの標高差しかないので、まだ,時間がある。
4本目は白尾山の南東に入っている谷を滑る。(写真の白い斜面)
e0064783_21444563.jpg
少し藪がうるさい所もあったが、まずまず。
e0064783_21471793.jpg

みさお先生もご満悦
e0064783_22320562.jpg

でかい体でダイナミックに飛ばす、ワルテル師
e0064783_22321310.jpg

いいかげん疲れたので、14時頃、白尾山に別れを告げる。
登りで目を瞠った広い斜面は、やっぱり快適だった。
e0064783_22322346.jpg

小さいギャップもそれほど苦にならず、順調に滑って林道に出る。
途中で、猟師さんたちが撃った鹿を処理しているところに遭遇する。

e0064783_21445254.jpg

腸から絞り出された大量の緑色の糞が凄い臭いだった。
鹿は耳がいいので、すぐ逃げられ捕るのが難しいと言ってみえた。
e0064783_21474724.jpg

ヒノキの苗を食べ尽くしてしまうし、鹿肉は美味しいけど、モービルに引きずられていく鹿が哀れであった。
林道の雪はさらに解け、着脱の回数が半端なく、ステップインのワルテル師が羨ましかった。
みさお先生は雪がないところもスキーのまま歩いてみえた(さすが)。

それでも、車まで1時間半で戻る。
林道脇に出ている清水が霊水という話を猟師さんに聞いた。
スキーをその水で洗って、スキーが上手くなるよう願掛けして帰った。



[PR]

by s_space_s | 2014-03-13 12:08 | テレマーク | Trackback | Comments(6)
2014年 02月 25日

根尾東谷ネイチャースキー

2月23日の日曜日、NSネットのネイチャースキーのガイドで根尾東谷へ行ってきました。
いつもの本巣の道の駅「織部の里」に集合して、車に乗り合わせ現地に向かいました。
1月下旬の前々回は雪が少なく、フィールドが限られる状況でしたが、車窓から見る周辺の山や田んぼは前回よりも更に少ない状況。
ほんとにスキーできるの?といった感じです。

NEOキャンピングパークでクロカンスキーを借りてから、上流にある残雪斜面まで車で移動しました。
雪が少なく、ネイチャースキーだけでは物足りなくなりそうなので、スキーを履かずに自然観察をすることにしました。
まずは、神明神社の境内で動物のフィールドサイン探しと冬芽の観察を行いました。
e0064783_21353257.jpg
この神社のご神体は、もとは明神山にある岩穴に祀ってあったものが、大水でこのあたりまで流されたものを、神社を建立して祀ったものだそうです。
その岩穴はたぶん明神洞にある岩穴ではないかと推測しています。
e0064783_21345818.jpg
この森にムササビが住んでいるのは知っていたので、糞を探してみました。
あった~。正露丸ぐらいのがいくつも見つかりました。
e0064783_21344862.jpg
今まで、巣穴を確認したことがありませんでしたが、よく探したら可能性の高い洞がありました。
e0064783_21350811.jpg
幹を枯れ枝でごりごりしてみましたが、留守なのかお休み中なのか、顔は出してくれませんでした。
けど、飛びついたときについた爪痕がたくさんあり、使っている洞なのは間違いないようです。
e0064783_21351547.jpg
かなり大きいウサギの糞も発見。
十円玉などスケールになる物といっしょに写せばよかったですね。
色も分からないし写真は下手くそです。
e0064783_21352266.jpg
これは、橋の上にこかれていたテンの糞。
e0064783_21354689.jpg
オニグルミ、シロモジ、ホウノキなどの冬芽も観察しました。
e0064783_21352680.jpg
神明神社の横には「神明水」と呼ばれる霊水が湧きだしていて、水筒にいただいて帰りました。
コーヒーを入れてみたら、まろやかな味になり美味しかったです。
e0064783_21353849.jpg
いつもならゲレンデのスロープのようになる斜面もごらんのとおり。
e0064783_21355226.jpg
林道を少し登ると使えそうな雪の広場がありました。
林道の斜面でダウンヒルに挑戦する子、広場でタイムトライアルをする子など、自由にスキーで遊びます。
これをまず出来るようにして、次はこれ、みたいなことは言いません。
e0064783_21362584.jpg
広場の奥にはイノシシの箱罠がありました。
e0064783_21361307.jpg
みんな転びながら上手くなります。
e0064783_21360031.jpg
盛りだくさんの内容でみんな楽しかったようです。
なんと、前々回に怪我をしたMちゃんも参加して、元気に滑ってました。
日帰りのネイチャースキーはこれで最後です。
あとは、3月の終わりに4泊5日で野麦の廃校に泊まって滑りまくる「春の野麦子ども自然体験村3/27-31」が待ってます。

良さんの報告






[PR]

by s_space_s | 2014-02-25 17:44 | 自然 | Trackback | Comments(4)
2014年 02月 22日

大日ヶ岳テレマーク周遊

【山域】奥美濃
【場所】大日ヶ岳、天狗山
【日時】2014年2月21日(金)
【コース】高鷲スノーパークトップ~大日ヶ岳~朝日添川源頭滑降~西尾根~大日~大日谷~天狗山~東面滑降~
     中間ピーク北東尾根滑降~大日~前大日北東尾根~ゲレンデ
【メンバー】てれカズさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】晴れのち曇り時々雪
【タイム】ゲレンデゴンドラ始発8:00 大日ヶ岳9:00 天狗山11:30 前大日14:20 センターハウス15:30
【ルート図】
e0064783_20492515.jpg

関市のテレマーク指導員てれカズさんと大日ヶ岳で遊んできました。
陽の当たる斜面はクラスト気味でしたが、降ってない割には気持ち良い新雪滑降が楽しめました。

始発のゴンドラに乗ってゲレンデトップから1時間ほどで大日山頂。
ここで、大日谷へ滑り込むつもりが、目の前の広い斜面につられて西面の朝日添川源頭に滑り込んでしまいました。
大日谷にしてはえらい急やな、などと思いながら150mほど滑ってボトムに入りました。
一部モナカもありましたが、いい斜面でした。
右手の尾根を登って尾根に復帰して、稜線をしばらく行っててれカズさんが。
「どこに向かっていく予定?」
と訊くので、目の前のピークをよく見ると、なんと!鎌ヶ峰がそびえているではありませんか。

前大日のコルから見る、大日(右)と鎌ヶ峰(中央)
e0064783_23122155.jpg
わしは、平謝りするしかありません。
「いい斜面見つけたので、よかったです。」
てれカズさん。流石の振る舞いです。

大日に戻り、こんどは普通に大日谷へ滑り込みました。
林間に入るといい雪が残っていましたが、シュプールの付けられたところは中が固まっていて少し気持ちが悪かった。
相当のボーダー、スキーヤーが入っているようです。
e0064783_23135567.jpg
大日から離れるほどシュプールは少なくなりました。
e0064783_23123821.jpg
尾根に戻り、天狗山を目指します。
e0064783_23124828.jpg
Ytさんお勧めの天狗山の北西面に滑り込んでみたかったのですが、最初のルートミスで時間がおしていました。
2人で地図を見て、ここは傾斜が緩すぎるなどと理由をつけて見送り。
天狗山東面に滑り込みました。
e0064783_23131300.jpg
なかなかいい雪です。
てれカズさんの優雅な新雪滑降はむちゃくちゃカッコいい。(プロやであたりまえ)
ちなみに板はVoile VectorBCというステップソールです。
1500mあたりまで滑りシールで尾根に戻りました。
e0064783_23140819.jpg
朝は晴れていましたが、次第に風が強くなり小雪も混じってきました。
大日との中間ピークから望む前大日北東尾根がいい感じです。
e0064783_23141531.jpg
今日は風向きがいつもと違い、東風で叺谷の源頭はクラストしています。
こういう時は、風の影響の少ないツリーランに限ります。
中間ピークから北東に伸びる支稜を滑りましたが、ここが最高でした。
あまりに楽しいので、行けるところまで行こうということになり、1380mあたりで大日谷の本流に落ちるまで滑りました。

大日に戻り地吹雪のなかシールのまま前大日へ移動。
このあたりをよく滑っているてれカズさんの後について北東尾根を滑ります。
ここも雪がよく、叺谷本谷合流点手前1250mまで楽しく滑り、シールでゲレンデに戻りました。
e0064783_23142224.jpg
ゲレンデで無理を言ってワンポイントレッスンなどしてもらいながら、センターハウスまで。
非常に楽しいテレマークでした。


てれカズさんの新雪滑降

優雅ですね。
その滑りにはある秘密が…。






[PR]

by s_space_s | 2014-02-22 10:05 | テレマーク | Trackback | Comments(2)
2014年 01月 18日

夜叉壁中央ルンゼ(仮)~テレマークスキーとウィンタークライミングの融合~

【山域】奥美濃
【場所】夜叉壁
【日時】2014年1月18日(土)
【コース】広野ダム~夜叉ヶ池~夜叉壁登攀~夜叉ヶ池~広野ダム
【メンバー】Mさん(R&F、セクシー登山部)、いしはらさん(R&F、岐阜テレマーク倶楽部)、
      わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇りのち雪
【タイム】広野ダム7:10 夜叉ヶ池池登山口8:00 夜叉ヶ池11:00 夜叉壁へ出発11:45 夜叉壁登攀終了15:00
     登山口16:40 広野ダム17:50
【アプローチルート図】クリックしてね
e0064783_10595430.jpg



3人とも登山靴にテレマークスキーという変則スタイルで出発。
e0064783_23524278.jpg
登山口の大カツラ
e0064783_23323024.jpg
登山道のある谷の南尾根から登る。
靴がぐにゃぐにゃなので足場が作れず急斜面は登るのが難しい。
少しブッシュがうるさい所もあるが雰囲気のいいスキー向きの尾根であった。
夜叉ヶ池は完全に雪の下。
e0064783_23321830.jpg
登攀具を着け、空身で夜叉壁基部へ。
天気は下り坂だが、まだ穏やか。
昇龍の滝は雪の下。
e0064783_23530317.jpg
尾根を回り込むと、見栄えのする氷瀑が現れる。
スクリューを持ってきていないので迷ったが、Mさんは岩でプロテクション取りながら行けるというので取り付くことにする。
e0064783_23531572.jpg
鹿島の北壁みたい。
時折、塵雪崩も落ちてきて演出にも手抜きがない。
e0064783_23532363.jpg
岩は綺麗なクラックの少ないチャートなので、ボンバーなアンカーが作れない。
今日のクライミングはMさんにお任せムード。
氷瀑の基部の岩に2か所プロテクションを取っただけで、アイス部分はランナウトで上部の雪壁に上がっていった。
e0064783_23325323.jpg
落ち口にはアンカーが作れないことは想定していたので45mロープが伸びきったらコンテで後続する。
e0064783_23534145.jpg
Mさんといしはらさんはアイス専用アックスを真面目に持ってきていたが、わしは山スキー用のおもちゃみたいなピッケルと古いカドタのバイル。
コンテなので絶対落ちれない。慎重に登った。
雪壁を登りビレー点につくと、カム一個でセルフをとったMさんが肩がらみで確保中であった。
 
e0064783_23330618.jpg
次のピッチは細いブッシュの生えた傾斜の強いミックス壁。
Mさんはドライツーリングしながらガシガシ登って行った。
わしはクラシックなクライミングしかできないため、頼りないブッシュを祈るような気持ちで握りしめながらところどころ小さくハングしたような壁を登った。
e0064783_23542819.jpg
ルート図 
e0064783_13343554.jpg
ミックスのピッチを抜けると気分のいい雪稜に飛び出した。
e0064783_23543928.jpg
さすがのMさん。
e0064783_23544780.jpg
池から、往路の尾根を下山する。
登山靴でもある程度滑れると思っていたが、足首の柔らかいクライミング用のブーツではとても急斜面でターンできず、我慢我慢のスキーになった。
e0064783_23545731.jpg
登山口まで明るいうちに降りてこれてほっとする。
e0064783_23551394.jpg
林道にアップダウンがあるためシール滑降となり、あまり時間短縮にならなかった。
e0064783_23552112.jpg
ああ、充実の夜叉ヶ池であった。

おしまい

Mさんの記録




[PR]

by s_space_s | 2014-01-18 23:59 | クライミング | Trackback | Comments(2)
2014年 01月 13日

立石林道から鷲ヶ岳(東面滑降)

 
【山域】奥美濃
【場所】鷲見川立石林道から鷲ヶ岳
【日時】2014年1月13日(月)
【コース】鷲見川~立石キャンプ場~鷲ヶ岳~東面滑降(1370mまで)~鷲ヶ岳~東面滑降(1500mまで)~鷲ヶ岳
     ~立石林道~車止め
【メンバー】こざえもんさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】曇り時々晴れ
【ルート図】
e0064783_21222286.jpg



山スキー向きでないという定評がある鷲ヶ岳ですが、東面(一色川側)にはブナ林の楽しいラインが隠れています。
下山も非常に短時間でできるので、美味しそうな斜面で遊ぶ時間が十分取れる面白いエリアです。
一服平のあたりは伐採されたばかりなので、ゲレンデのようなバーンが広がっています。

県道452号除雪終了点
e0064783_20245421.jpg

「鷲見の立石」
e0064783_20254958.jpg
「鷲見立石」の由来
 すみの立石は「霊鷲岩」とも言い里人は山の神様として畏れ敬い不浄の者は近づけなかった。天明年間(西暦1781年)郡上藩の学者江村北海がここまで来たものかその著書「濃北紀遊」の中でこの付近の景色をほめたたえている。
 この立石は白鳥町長滝の白山神社にある「みこと岩」と同じく往古の自然崇拝の遺跡である山人を守り農耕を守ってくれる山の神崇拝の象徴であった。
 今回この遺跡を高鷲村の文化財に指定し長く保護するためこの標識を建てたものである。
    昭和50年7月1日       高鷲村教育委員会・鷲見区

林道にはスノーモービルのトレースがあった。
e0064783_20260063.jpg

少し藪っぽい急斜面を登り、広い斜面に出た。
e0064783_20260709.jpg

主稜線の頂上直下は小雪庇とシュカブラで登りにくい。
e0064783_20261677.jpg
鷲ヶ岳山頂付近
e0064783_22254660.jpg
東面(一色川側)を望む
e0064783_20262591.jpg
お楽しみの東面滑降1本目
e0064783_22255633.jpg

1本目は標高差300mほど滑り、まだまだ滑れそうだったが、切り上げて戻る。
e0064783_21350561.jpg
 
2本目はもう少し北側のラインをとったが、こちらのほうがすっきりしていて気持ちがよかった。
e0064783_20264041.jpg

一服平方面の斜面もおいしそう。
e0064783_20273653.jpg

北尾根は登りが少々入るのでシールで一段下まで下る。
e0064783_20274745.jpg

むちゃくちゃ気持ちいい。
e0064783_20275741.jpg

ライン取りを少しミスって、藪っぽい斜面を滑ることになったが、雪がいいので十分楽しい。
e0064783_21342279.jpg

こざえもんさん、最後の斜面で渾身の滑り。
e0064783_20280435.jpg
ゲレンデみたいな一服平下
 
e0064783_22262637.jpg

鷲ヶ岳を振り返る。
左手のオープンバーンに入ってみたかった。
e0064783_20281443.jpg

林道は適度な傾斜であっという間に県道に出た。
e0064783_20282391.jpg

【タイム】県道452号除雪終了点7:50 一服平下9:00 鷲ヶ岳11:10 東面2本滑降 鷲ヶ岳発14:10 車止め15:30






[PR]

by s_space_s | 2014-01-13 20:31 | テレマーク | Trackback | Comments(0)