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2017年 12月 14日

城崎にて(その2)

翌日はいつもより寝坊して、内湯の朝風呂に入ってから朝食をいただきました。
昨夜あれだけ腹いっぱいに食べたのに、宿の朝ご飯は美味しくて、3杯もお代わりしました。

チェックアウト後も宿に車を置かせていただき、温泉寺へ行きました。
山門を入った左手に湯呑場があって、源泉を飲んでみました。
塩っ辛くて少し甘い感じがして、とろっとした温泉でした。
胃腸に効くらしい。
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ロープウエイは9時からの運行なので、とりあえず温泉寺まで歩いて上がることにしました。
たぶん、運行してても歩いて上がったと思いますが。

アカガシやシラカシなど、岐阜のあたりと違う植生で面白い。
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皮一枚で生きているカシの木がありました。

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薬師寺のある中間駅。
このロープウエイは昭和38年にできたのだそうです。
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かみさんは十一面観音を観たそうでしたが、本堂の受付がまだ開いていませんでした。
あきらめて、ロープウエイの終点の大師山まで登山道を登ることにしました。
多宝塔までは石段がありましたが・・・
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その上は滑りやすい登山道になります。
ヒールの高い皮ブーツのかみさんには下りは厳しそうでした。
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大師山の山頂には金の観音様があり、どこにでもある観光スポットの雰囲気。
展望台からの眺めを楽しんだ後、ロープウエイに乗って城崎温泉に下りました。
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次は、わしのリクエスト。
玄武岩の名前の由来となった、玄武洞へ向かいます。
川沿いの駐車場に車を止めて、公園の階段を上がると、眼前に予想以上の岩場が現れました。
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節理が複雑に入り組んだ洞窟は、映画「エイリアン」のデザインで知られるギーガーを彷彿させるものです。

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玄武とは中国の空想上の獣神でカメと蛇が合体したようなもの。
ここで採れる岩がカメの甲羅模様に似ていることから、玄武洞と名付けられました。
明治17年に地質学者の小藤文次郎が岩石の日本名としてこの洞にちなんで玄武岩と名付けたのだそうです。

ここはかつて玄武岩の砕石場で、岩穴は人工的なものだったんですね。
左のほうの穴は地震で崩壊し塞がっています。
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公園内には何か所か洞が点在しています。
中でも美しいのが青龍洞です。

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もう一つ興味があったのは、松山基範が1926年にここの岩石が現在の地球の磁場と逆向きに帯磁していることを発見したお話。
それが地球の磁場の逆転説に繋がったということです。(地球の磁極は数十万年ごとに逆転するらしいよ)
わしも元々の位置にあると思われる露岩何か所かにコンパスを近づけてみました。
けど、磁針が反転するようなことはなく、かすかに帯磁していることが分かる程度でした。

案内所に入ってみると展示コーナーがあって、地磁気の説明と帯磁した岩の展示がありました。
コンパスを当ててみると確かに数十度針が振れて、帯磁していることがわかりました。
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大満足で、次の目的地、竹田城に向かいました。
但馬牛を食べてみるかという話も出ましたが、結局、但馬牛すじ肉のうどんを食べました。
わしらには、そのくらいが丁度いい感じです。

竹田城の北西の登山口には「山城の郷」という新しい観光案内所ができていました。
1時半ごろ駐車場に着くと誘導員から、もう登城はできませんと言われ、ショ~ック!
冬のシーズンは13時が最終登城時間となっていたのでした。
調べておかなかったわしらが悪い。
またもあきらめ、案内所のおねえさんに薦められるがまま、バーチャル雲海の写真を撮ってもらってお茶を濁します。

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未練がましく竹田城の石垣が少しだけ見える駐車場の奥に行ってみると、そこにいた誘導員のおじさんから次善策の提案。
雲海に浮かぶ竹田城の写真がよく紹介されているが、それは町を挟んで対岸にある立雲峡の展望台から撮ったもので、そこなら今からでも登れるとのことでした。
展望台までは立雲峡の駐車場から40分ほど登らないといけないらしいけど、途中からでも見えるかも。
行ってみることにしました。

竹田城人気にあやかって整備を進めているらしく、細いと聞いていた林道は拡幅工事中でした。
駐車場には他に1台しか駐車してなくて、先ほどの竹田城の登山口と違い寂れた雰囲気です。
雲海の見える秋のほかは、人もあまり来ないとこなのかと少し不安になるわしらでした。
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10分も登らないうちに第三展望台がありました。
それなりに城跡が望めるのだけど、まだ側面しか見えず、曇りのせいもあって立体感がありません。
もう少し登ってみることにしました。
これまた5分も登らないうちに第二展望台があり、気持ちですが、見え方がよくなってきたような気がしました。
こんなに近いなら40分かかるという第一展望台も鯖を読んでいるのじゃないかと思い、雪の残る遊歩道をさらに進むことに。
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登れど登れど展望台は現れず、結局40分ぐらいかかってやっと雪の積もった第一展望台に着きました。
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そのとき、曇っていた空から傾きかけた太陽が顔をのぞかせました。
おー!すぺくたきゅらー!

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雲海はありませんが、雪道を登ってきた甲斐があったと2人で喜びました。
わしらの後にも登城を拒否されてこちらに廻ってきた人達が何組か登ってきました。
同じ苦労を味わって連帯感がわくのか、お互い声をかけあったりするのでした。

いろいろあったけど、面白い旅行になりました。





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by s_space_s | 2017-12-14 12:30 | 旅行 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 02日

初冬の穴毛谷で肘鉄を食らう(穴毛岩試登)

【山域】北アルプス
【場所】笠ヶ岳穴毛谷
【日時】2017年11月1日(木)
【コース】新穂高~穴毛谷~穴毛岩試登~穴毛大滝見物~穴毛岩試登2回目~穴毛谷下降~新穂高
【メンバー】イシハラさん、わし、まっちゃん(穴毛岩から別行動)

10月に2回計画して台風のために延期にした穴毛谷。
遂にしびれを切らして年休を取って行ってきました。
穴毛岩の秘部に触れてみようと2回も手を出してみましたが、結果は敗退。

大滝から上はもう冬の様相でした。
まっちゃんは別行動で穴毛谷を抜け、笠新道から下山しました。
なんと、地下足袋に綿の靴下で杓子平では膝下ラッセルだったそうです。
ようやるわ。


まっちゃんの地下足袋とイシハラさんの登山靴。
このギャップはいったい?

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雪のある時期しか通ったことがない穴毛谷は、ちゃんと水の流れる、普通の谷だった。

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四ノ沢を覗く。正面にピナクル
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穴毛岩の下に到着
これは穴と言うよりアーチ橋
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まっちゃんは、ここから別行動で本谷を登る。

両脇の岩壁は弱点がなく、登れそうもないので、下流から見えていた右手の壁に廻ってみる。
イシハラさんリードで一段上のテラスに上がる。
階段状に見えていた壁は、傾斜がきつく、プロテクションも取れず、おまけに脆いという3Kの壁であった。
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無理をすることもないので、取付きに戻り、時間があるので大滝見物に出かける。
大きなスノーブリッジが残っている。
左手奥に大滝が見えてきた。
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陽が当たると壁の氷が落ちてくる。
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まっちゃんの地下足袋の足跡はザイテンタールに向かっていた。

下降中、穴毛岩の下を通過して、未練がましく振り返ると、さっきのラインの右のリッジが良いラインに見えてきた。
イシハラさんに「登ってみいへん?」と訊くと「いいですよ」といつもの答え。
ガレ場を詰めて、小滝の横から取付く。
今度はわしがトップをやらせてもらう。

下部は岩が安定していて楽しく登れたが、20mほど登ると脆くなってきて気を遣う。
30mほどでコメツガのある安定したテラスに着いた。

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あと10mほどでブッシュラインに届く。
しかし、傾斜はさほどないものの、脆く、プロテクションも取れそうにない。
ロープも重いような気がしたので、ここでピッチを切ったが、そのまま伸ばすべきだったかもしれない。
というのは、次のリードのイシハラさんは、落下係数2のリスクを負って登ることになるから。
まあ、イシハラさんが降りると判断するぐらいのボロさなので、わしには無理だったとは思うが。

取付きから右岩稜を見上げる
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穴毛岩右岩稜全景
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あとは歩きにくいゴーロの谷を黙々と下るのみ。
飛び石の渡渉数回。

林道の案内板
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多分、まっちゃんを待つことなるだろうとの予想で、のんびり林道を歩いて車に戻る。
ロックしたはずのドアが開くので、車上狙いにやられたかと思った。
後ろシートからがばっと顔が出てきてびっくり。
まっちゃんが寝て待っていたのであった。

穴毛には性懲りもなく、また来るかも。





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by s_space_s | 2017-11-02 12:35 | クライミング | Trackback | Comments(4)
2016年 10月 20日

二ツ森山のこうもり岩と大ナラ

本記事におきまして、大ナラが立ち枯れてしまったようなことを書きましたが、地元で保護に尽力されている団体の代表の方から、下記のメッセージをいただきました。
確かに何か所かから若い枝が出ていたのは確認しています。
この処置が功を奏して、この大ナラが元気になってくれることをお祈りしています。
新緑の時期に再訪したいと思います。

(メッセージ)
二ッ森山の登山道の整備とコウモリ岩や薬研洞の大ナラの管理を白川町に委託されている黒川トレッキングクラブ代表の伊藤と申します。大ナラは日本で2番目に大きいと言われています!3年ほど前にカシナガノキクイムシが入ってしまい岐阜樹木医協会でウッドキングを穴を開けて手入れして頂きました(周辺のナラの木30本くらいにも)!樹齢が600年位の古木ですが昨年も新芽を付けていました。これからもこの大ナラと遠見場のハナの木などの巨木の面倒を見ていくつもりでいます。


(以下、記事本文)
切越峠からの二ツ森山はヒノキの植林の尾根を歩くあまり見どころのない登山道です。
二つある展望台もほとんど展望が得られません。
けど、その分岩山になっている頂上の解放感は登ってよかったなぁと感じさせる山であります。

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○穴と巨○好きのわし的には、この登山道から少し外れたこうもり岩と大ナラに興味がありました。
二ツ森山には露岩が点在していて、岩質は触ったところ瓢と同じ感じです。
探せばクラックやボルダーの課題などもありそうな。

こうもり岩もそんな露岩のひとつで、頂上のちょっと手前から右の尾根に入り20分ほど急な踏み跡を下ったところにあります。
写真では大きさがわかりませんが15mほどのかなり大きな岩です。
岩の上にはイワカガミが群生しており、基部には岩屋があります。

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快適にビバークできそうなりっぱな岩屋です。
写真では暗くて分かりにくいですが、奥に木の階段があります。

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登ってみると、さらに広い2階部屋がありました。

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ヘッドライトを点けないと真っ暗です。
天井をよく見ると、名前のとおり3匹の小さなこうもりが寝ていました。

むにゃむにゃ・・・

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五月蠅いなぁ・・・誰?(マントを少し広げて覗いてました。)


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突いて起こしてみたかったけどやめました。
登山道に戻る踏み跡沿いには岩場がいっぱいで、そのうちの一つに登ってみたら奥新田の集落がパノラマのように見渡せました。
頂上でおにぎりを食べてのんびりしてから、南西尾根の登山道を下ります。

こちらも大きな露岩が点在しています。
尾根から外れて薬研洞に少し降りたところに大ナラはありました。
日本のミズナラで5本の指に入るような巨木です。

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幹周は7mほどあります。

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しかし、残念なことに立ち枯れのようで、葉が一枚も付いていません。
今の時期ならまだ少しは枯葉が残っているはずなのに。
寂しい気持ちになって、とぼとぼ林道を歩いて登山口に戻りました。

後で調べてみると数年前からナラ枯れになっていたようでした。
予防対策も実施されましたが、効果がなかったようで残念です。

元気なころの写真






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by s_space_s | 2016-10-20 12:54 | 山登り | Trackback | Comments(2)
2016年 09月 16日

高賀山周遊ルート

9月10日土曜日の午前中はコパン忠節のカルチャースクールの登山教室でうちの裏山(各務原権現)に登りました。
終わってから参加者の皆さんとお茶するのも楽しいのですが、ガイドブックの取材スケジュールがタイトになってきたので、解散後、一人で高賀山へ向かいました。

高賀山は古くから信仰の山として登られており、修験者が泊まった岩屋や水垢離した跡など歴史的に興味深いものが登山道沿いにあって飽きません。
まずは力岩におまじないの石を投げ上げてっと。

木地師の古屋敷跡のボルダー
3mほどの前傾壁で非常に面白そう
登ったら怒られる?


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2階建ての不動岩屋

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これは2階部分
泊まったら快適そうです。
水場は少し下がった別の岩屋の下にあります。

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岩の隙間から1点だけ光が入ってきていました。
下の写真の真ん中の石の付け根あたりです。
太陽信仰に関係があるのか、昔の日時計のようなものなのか。

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峠に出たところで、すぐ裏まで舗装路が延びてきているのにがっくり。
峰稚児神社に立ち寄りました。
大岩の上に祠がありました。

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峠から頂上までの道は非常になだらかです。
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気持ちのいい高賀山頂上

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加部峠への尾根道は通行不能との表示がありました。
ピストンではルートとして面白くないので入ってみると、部分的な切り開きと踏み跡があり、地図が読めれば難しいところはありませんでした。

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こんな大岩の岩くぐりもあります。

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右手の切り開きから降りてきました。
左の切り開きはどこへ延びているのでしょう。
間にブナが。

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加部峠手前で高圧線の巡視路にでます。
参考にしたヤマレコのトラックデータがこの巡視路を下るものが多かったので、鉄塔下の切り開きに入りました。
後で考えると加部峠まで行って涸れ沢を下降し林道に出たほうがすっきりしているのではないかと思われます。

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巡視路は谷斜面のトラバースが多く、滑落の危険があるところもあります。
同じ道を歩きたくない山慣れた人にはいいかもしれません。
ガイドで紹介するか悩ましい…。

下山後、高賀神社に寄って、車に放置してあったおにぎりを食べようとラップを開けると、めし粒が納豆みたいに糸を引いていました。
もったいないので全部食べてしまいました。
味もちょっと納豆風味でした。

高賀六社のひとつ高賀神社

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養老年間(717~724)創建の由緒ある神社です。

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絵馬に描かれた「さるとらへび」という魔物
これ、そのままゆるキャラになりません?
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こっちはリアルな「さるとらへび」
退治しているのは藤原高光
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面白いものがいっぱいある山でした。








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by s_space_s | 2016-09-16 13:03 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2016年 04月 12日

高木山のエイカン穴

ayaさんからのご質問があったので、2年前の写真を確認してみました。
その中に創造の森の案内図の写真がありました。

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左側のエイカン穴周辺部分を拡大したのが下の写真です。

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写真を見て思い出しましたが、エイカン穴へは割と簡単に登れたと思います。
階段のある歩道を登って谷の中の踏み跡をどんどん登っていくと古い機械が残された鉱山跡に出ます。
マンガン採掘鉱跡やエイカン穴の写真もありましたが、楽しみが減ると思いますのでここに掲載するのはやめときますね。
穴に入った時は変な名前の穴だなぐらいの感想でした。
いわれを知ると少し見方も変わるかも。
「エイカン穴」のはなし




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by s_space_s | 2016-04-12 12:50 | 山登り | Trackback | Comments(1)
2016年 04月 06日

芥見権現山北面大洞谷探索

日比野さんの百山百渓4に紹介されている芥見権現山北面の大洞谷を歩いてみました。
大洞団地奥にある中将姫誓願桜から右手の林道に入っていくと、すぐに林道が分かれて三俣になっています。
興味深い岩穴や石仏などがいっぱいあるようです。
家から歩いていけるので、またウロウロしてみたいと思います。

右俣の七地蔵
それぞれいい表情をしておられます。
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宝暦5年(1755年)の銘があります。
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左俣の荒神様と山神様
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中俣行者岩基部の岩穴
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この岩穴には石碑とお祀りした跡がありましたが、仏像はありませんでした。
日比野さんの記録では石仏があるとあったので、ひょっとして持ち去られたのかと思い、日比野さんにお電話してみましたが、仏像があったかどうかは記憶にないとのことでした。
行者岩はかなりの規模の前傾した壁で、ルーフクラックもあります。
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右手の踏み跡から回り込めます。
行者岩のてっぺん(おまたがムズムズ)
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上部に続く岩稜
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対岸から見た行者岩
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誓願桜を観て帰りました。
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by s_space_s | 2016-04-06 08:19 | 山登り | Trackback | Comments(2)
2015年 12月 09日

岐阜市百々ヶ峰岩舟谷左俣遡行

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

「風の又三郎」宮沢賢治

午前中に百々ヶ峰の反対側で地図・コンパス勉強会を行って、半日時間ができました。
アシスタントをお願いしたコザエモンさんと勉強会参加者でクライマーのGさんを誘って百山百渓4に紹介されていた岩舟谷右俣に行ってみることにしました。
イシハラさんも予定が変わって参加できるということで4人になりました。
一応、沢靴と登攀具を準備しましたが、水がなさそうなので沢靴は置いていくことにしました。

左俣は2年前にトレースしたことがあったので、今回は出合に滝がかかる右俣を登ってみたかった。
けど、日比野さんの記録にあった「大同心・小同心」という記述と左俣の岩穴が気になったので、左俣をまず覗いてから、二俣に戻って、右俣を登ることにしました。

松尾池の奥に見える大同心・小同心

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谷に入ってみると、前回と状況は変わらず、人工物があったり倒木、倒竹?、実がくっつく雑草などでお誘いしたのが申し訳ないほど。
冬だからと言ってスッキリするわけではないようです。
それでも、というかそんな沢だからこそ、小滝(ほんの段差程度)やナメ(数m)でも「おおっ!」といちいち歓声を上げて、むりやり盛り上げて行きました。

楽しそうな(大人の)コザエモンさん
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初めて現れたビューポイント「百々ヶ岩」
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その基部に、水が申し訳程度に流れているナメ滝
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詰めの小滝をイシハラさんは簡単そうに登って行きましたが、わしも取りついてみるとチムニー状で動けず登れませんでした。
もたもたしているうちにコザエモンさんとGさんは右のバンドから登っていったので、わしも諦めてそちらから。
滑りそうで、手に力が入ってます。
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ここも微妙

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クライマーGさんはさすがに安定した登りです。
わしは必死。
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小同心の基部を過ぎ最後の10m滝まで来ると、もう戻るのは怖い感じに。
イシハラさんは黙っていたらフリーソロしそうな勢いでした。
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滝を右手から巻いて、遡行図にも出ていた岩穴に寄ってみました。
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大同心の頭に立つイシハラさん。
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ここまで来たらもう下降するという選択はなくなりました。
その後は、チクチクのネズが痛い薮っぽい岩稜を詰めて登山道に出ました。

頂上にいた近所のおじさん(黄色いジャケット)のハイテンションにもかかわらず、ちょっと沈んでないかい?
Gさんにとっては、忘れようとしても思い出せないトラウマになったかもしれません。
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お疲れ沢でした。(ぱくり)

コザエモンさんの記録






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by s_space_s | 2015-12-09 17:30 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 07日

納古山木作谷右俣不動窟探索

昨年、奥美濃でたまたまお会いした「百山百渓」の日比野さんから納古山の面白い谷情報をいただきました。
7月に木作谷の左俣に行ってみて、短いながら興味深い地形で楽しめました。
その後、まっちゃんの林業関係の知り合いであるFさんに右俣にも面白いものがあるという情報をいただきました。
谷の側壁に岩穴があり、入口が石組で壁になっていて、中に入ると寛永通宝が散乱しているらしい。

復帰山行がいきなり沢登りというのも不安がありましたが、まっちゃんとイシハラさんの最強コンビなら大丈夫かなと。
木作谷の林道をビッツで突っ込みすぎ、回転するのにハラハラしました。
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林道終点から少し登ると1:1の二俣。
右俣は、ほんとに何かあるのか不安になるほどの小沢。
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暫く登ると、左岸に岩窟が現れた。
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これはでかい。
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側壁には大木の根っこが。
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奥はこんな感じ。
住めるんじゃない。(by洞窟おじさん)
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石灰成分があるのか、石筍が何本かあった。
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けど、ここには人工的なものが見当たらず、目的の不動窟ではない。
不動窟は左岸にあるという情報から、ここまで左岸を注意して遡行してきたが不動窟のありそうな岩壁はなかった。
わしらはさらに上流を目指した。

小さな谷は既に源流の様相で、Fさん情報からは登りすぎのような気がする。
戻って中俣など支流を覗いてみるも発見できず。
沢の中には何ヶ所かケルンが積まれていた。

神薬と書かれた小さな小瓶を見つけた。
裏面には水野薬房とあった。
いつの時代のものだろうか。

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結局、尾根近くまで登ってしまった。
ここで大臼歯。

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Fさん情報の記述について3人ともはっきりとした記憶がない。
「ここでメールを確認できたらなあ。」と誰ともなく言っていたら、なんとイシハラさんのスマホで確認できてしまった。
そこで驚愕の事実が判明した。
不動窟は最初の岩窟の下流にあるというのだ。
確かその逆だと記憶していたはずなのに。
重要なものは後になって現れるという思考バイアスもあり、現状に合わせて記憶をねじ曲げてしまったようだ。

谷を戻るか納古山を経由して谷の出合へ戻り仕切りなおすか思案。
さすが山屋さんのお二人、尾根に上がってピークを踏むことになった。
筋力の衰えているわしにはきつかった。

松の生えたチャートの岩稜を登る。
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ノコリン
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納古山の頂上からは御嶽も望まれた。
前回、下部が藪漕ぎになってしまった木作谷コースを下る。
2回目の今回は容易くルートを見つけることができた。
小さい山である。
木作谷にはあっという間に戻る。

ここから仕切り直し。
右俣に入り暫く登ると最初の岩窟にまた着いてしまい、諦めかけたが・・・。

あった~!

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入口の碑には不動明王とあるのに、中に入ってみると薬師如来的な仏様が祀ってあった。
台座には「初代山口家」とある。
後になって安置されたものかもしれない。
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左奥には泉が。



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これで帰れる~。

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日比野さん情報のとおり、沢登りとしては左俣のほうが楽しめると思います。
けど、なにかを探して山を彷徨するのも面白いもんです。

まっちゃんのヤマレコ日記




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by s_space_s | 2015-11-07 22:19 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 15日

納古山633mの興味深い谷2本(木作谷、小牧谷)

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小牧谷大滝下段15m

【山域】美濃、飛騨川中流
【場所】納古山、木作谷、小牧谷川
【日時】2015年7月11日(土)
【コース】木作谷左俣~納古山~南西尾根下降~小牧谷~納古山~木作谷コース~木作谷
【メンバー】いしはらさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部)
【天気】晴れ
【遡行図】(クリックしてね)


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昨年秋に揖斐のある山で偶然お会いした日比野氏から「隠れた好ルート」を幾つか教えていただきました。
先日の土曜日、その中で、納古山北面の木作谷と南面の小牧谷へ行ってみました。
当初は、久しぶりに錫杖へ行く計画だったのですが、天気があまり良くなさそうな情報が出ていたので、近場でお茶を濁そうかと思ったわけです。

ところが、予想に反してかんかん照りの猛暑日となりました。
1本目の木作谷は多少とも水があって良かったのですが、小牧谷の大滝は尾根に巻き上げられ、熱中症でふらふらになりました。

木作谷は源流が3本に分かれていて、日比野さんによれば、右・中・左の順に難しくなるとのことでした。
低山の小谷なので、すっきり感や美しいといった感じはありませんが、なかなかの地形です。
まっちゃん情報によると右俣も面白いとのことです。

小牧谷は上にも書きましたが、急に始まる連瀑帯が厳しすぎて、下段を少し登っただけで諦めました。
岩質からプロテクションを取るのが難しいので、突っ込めませんでした。
日比野さんの見立てでは50mということでしたが、もっと大きいかも。
秋とかにトライしたらどうかな、なんて今考えています。

近くの小さな山にも面白い楽しみ方があることを再認識した沢登りでした。


1本目は木作谷。
林道の途中に車を止めて、終点まで歩く。
流域は全山植林で、雰囲気は良くない。

納古山へ上がっていく不明瞭な登山道と別れ、はずれ沢の詰めのような小谷を不安になりながらも登っていく。
植林で隠れているが、谷の奥になにやら怪しい雰囲気が漂ってきたと思ったら…。
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突然、両岸に壁が現れ、予想しなかったゴルジュに突入。
両壁はかなり高くおまけに悪そうなチャート。
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チャートの節理が美しい支流の小滝
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源流の右岸からルンゼが合流する地点に、ケルンらしきものが積んであった。
そのルンゼを詰めれば尾根に上がれそうな感じである。
我々はそのまま本流を詰めることとする。
右岸に立派な岩穴があった。

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中の様子
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両岸は脆そうな壁に囲まれ、5mほどの黒い滝を越えると、奥には悪そうな被り気味のルンゼが立ちふさがった。
ここが奥深い山の源流で、退却することも難しいところであれば、奮闘的なクライミングになっても突っ込むのであろうが、そこは里山の気楽さ。
無理をする気にもなれず、適当な木の根っこを支点に懸垂下降した。

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先ほどのケルンのところまで戻らず、黒い滝左岸のハング壁のバンドをたどり巻くことにする。
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うまい具合に尾根に出て、さほど苦労もせず、頂上脇に出ることができた。
登攀ラインとしてもなかなか良いのではと、2人ともまずは満足。

頂上には数人の登山者がいた。

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ウスノキの実がもう生っていた。
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まだお昼前なので、重い腰を上げ2本目にかかる。
南面の小牧谷の大滝が次のターゲット。
日比野氏情報では、ロープがあれば登れるということだった。

まずは谷への下降である。
地形図を見ると、破線の道が送電線に絡んで、谷まで降りている。
日比野氏は、かなり遠まわりになるこの道を使わず、支流を懸垂下降を交えて下降している。
我々は時間もあるので、消えかけた道を辿って、下流から入っている林道に出た。

鶏肉でヘボ(クロスズメバチ)の巣を採っているおじさんがいた。
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こちらの谷も木作谷と同じ雰囲気である。
林道が終わって谷へ降りるとヤブと倒木で登りにくく、興ざめ気味。
小滝が幾つか出てきたなと思ったら…。
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急に連瀑帯が現れる。
2つ小滝を越えると、15mほどの大滝。
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これは厳しそうなので、右から巻く。
バンドがあり、滝の上に戻ることができた。
そこから見上げる上部にはさらに2段の滝が。
上段はハングした壁に入った狭い隙間から水が飛び出している。
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しばらく眺めていたが、やはり突っ込めず右手のバンドからこの2段も巻くことにする。
滝からかなり離れてしまったが、戻れそうなバンドがあったので辿ってみる。
壁はほぼ垂直になり、それ以上近づけないところまで行ってみたけど、滝はさらに上から落ちてきていた。

また諦めて、巻きに入る。
どんどん右に追い上げられ、谷から完全に離れた尾根に出てしまった。
気温が高く、息も苦しくなってくる感じでやばかった。

頂上脇の木陰で体温を下げてから、ゆっくり下山した。
夕飯のビールの美味かったこと!
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by s_space_s | 2015-07-15 12:02 | 山登り | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 10日

揖斐で岩魚釣り

日曜日はいい天気だったので、近くの谷へ岩魚釣りに行ってきました。
先行者があったようで、当たりは遠かったですが、上流へ行くと入れ食いとなり、35㎝の良く肥えたやつも出て、いい気分で帰ることができました。

この谷は、わしが30年くらいまえ奥美濃の沢登りの面白さに気づき始めたころ登ったところです。
同じルートや山を何回も登る方がみえます。
登るたびに季節や条件が変わるので、新たな発見があるのかも知れません。
わしは、登山にしても釣りにしてもめったに同じ所へ通うということがありません。
いい思いをしたところほど、2回目行って幻滅したくないというような心理かなと自己分析しています。

それで、この谷はどうだったか?
やはり、幻滅する部分はありました。
けど、大木が残る自然林や、源流の岩魚に会えて、また来て良かったなと思いました。
この先、この谷は今のままの姿を保っていくのか、林道が延びて変わってしまうのか。
わしは、この谷を再訪することがあるのか、ないのか。
どちらにしても、今回の釣行が記憶の中の大事な1ページになったことは間違いありません。


この滝は登れないので巻きます。
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ハーケンが打たれた6mほどの滝を越えると、20㎝ちょっとぐらいのが入れ食いに。

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こんな感じのところには、かならずいます。
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すごい壁の基部に奇妙な岩穴が。
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なにか祀ってあるかと思い、覗いてみましたが、何もありませんでした。
自然にできたものなのでしょうか?
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傾斜がきつくなる手前の落ち込みで35㎝ぐらいの雄が掛かりました。
岩の下に入り込まれそうになり、しばらくやり取りして、浅瀬に引きずり出しました。
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この滝の上にもいましたが、ここで納竿。
谷を下るのは厳しいので、尾根に上がり、尾根上を取付きまで下りました。

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35㎝と30㎝の岩魚は夕食のちゃんちゃん焼きになりました。















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by s_space_s | 2015-05-10 22:22 | 釣り | Trackback | Comments(0)