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2017年 02月 11日

雪もようの休日

この土曜日は石徹白の山をガイドする予定でしたが天気が悪そうなので延期しました。
その代わりにNSネットのネイチャースキーのお手伝いをするつもりでしたが、それも流れ。
朝一番でボレのスキーアイゼンの取り付けをしました。
96㎜用のやつですが100㎜センターのアトミックにぎりぎり付きました。
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手前はペッツルのスキーアイゼンです。
ペッツルはビス3本なのに対しボレは2本。
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アイゼンの形状も凹凸で強度を出しているペッツルに比べボレは一枚板。
刃先の鋭さもペッツルに分があるようです。
なお96㎜用を100㎜に付けるのはシビアな穴あけの位置決めが必要です。

まだ雪が降っています。
かみさんが美濃の小坂酒造の蔵開きにに行くというので付いて行きました。
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沢山の人がみえてました。
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蔵の裏庭
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蔵の中まで入れてもらい
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「夢のじゃぐち」から無濾過の純米しぼりたてを瓶に入れていただきました。
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運転を任せて試飲もいただきました。
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粕汁や酒粕の振舞いや酒饅頭でお腹もいい感じ。
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次は3月4日・5日です。
お酒は吟醸しぼりたて。
シボリ上げるそうですよ。

午後は関市の映画館へ行って「この世界の片隅に」を観ました。
ヒロイン「すず」のおっとりと対照的にストーリーは目まぐるしく展開し、年寄にはついていくのがやっとでした。
けど、描いている世界はよくわかるし、歴史のことを考えるとき、いつも感じていることでした。
(日常にかまけて深く考えることなどほとんどないのですが。)

あの時代に生きた人たちの人生は、不幸な人生でしたねで片付けられるのか。
すずはおっとりしたままで死ねれたら幸せだったのか。
あの時代の人はどうすればよかったのか。

純米しぼりたてを呑みながらでは、考えがまとまりません。




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by s_space_s | 2017-02-11 19:58 | 日常 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 13日

The Revenant

仕事帰りに柳ケ瀬のシネックスで「レヴェナント」を観てきました。
先日帰ってきた坊主が3回も観たというので、非常に期待して行ってみると…。
なんと、割と広めのシアターにはわし一人。
もぎりのお姉さんも「今夜は貸切かもしれませんね。」と笑ってました。
上演時間直前に2人ほど入ってきて、貸切は逃れました。
映画はやっぱり大勢で観たいもんですね。

例の映画泥棒のCMが終わって、本編に入るやいなや、その映像美と音楽にわしづかみにされました。
1回も眠くなることなく156分後のラストまで映画の世界に浸ることができました。
話題になったグイズリーに襲われるシーンや息子の仇フィッツジェラルドとの格闘の場面は思わず肩に力が入ってしまいました。

あれだけ熊にやられたら助からないと思うのですが、グラスの命を繋いだものは仇を討つという執念だったのか。
単に生きる意志が強いというだけでは説明ができない驚くべき生命力です。
回想や夢のシーンでネイティブの妻が殺され火傷を負った息子ホークが残される。
はっきり語られてはいませんが、きっとグラスは妻の仇もとったのでしょうね。
白人をたくさん殺したのでしょう。

かたき討ちを果たした後、グラスは死ぬのかと思ってました。
死体が川を流れて行ったのも、グラスが身投げでもしたのかと。
でも監督のイニャリトゥが用意したのはそんなベタなエンディングではありませんでした。
妻の幻影に背を向けられ、絶望したような眼差しのグラスだったのです。

2015年 アメリカ映画 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督


帰りにおでんや「おふく」に寄りました。
女将から「閉店まで20分やけどいい?」と言われ、かけつけ2杯ひっかけていい気持ちで帰りました。



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by s_space_s | 2016-05-13 12:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 01日

旅の重さ

あてど無い旅は学生時代以来したことがない。
今わしがやっているような山の旅は結局、計画したうえでの旅であり、野宿しながら人が恋しくてたまらなくなるような旅とは本質的に違うものだと思う。
ただ目的もなく歩く。(わしの場合は自転車で走ったのだが)
そこに「旅の重さ」の軽重がかかっていたと思う。
やっぱり若いということはいい。





1972年 日本映画 斎藤耕一監督





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by s_space_s | 2015-12-01 00:02 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2015年 11月 09日

最近観た映画

「バッファロー’66」という典型的なミニ・シアター系映画と「マイインターン」というハリウッドコメディーを観ました。
描く世界や雰囲気が正反対な2つの映画ですが、どっちもちょこっとハッピーエンドでよかったです。
意地悪な目で人を見ていないのも良い。

バッファローのヴィンセント・ギャロは見かけは危なそうですが、中身はナイーブ。
いい感じで、惚れてまいそうでした。
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インターンのデニーロはちょっと出来過ぎくんの感じ。
あんな老人がいたら、最初のジュールズ(アン・ハサウェイ)の反応みたいにうっとおしいと思う人もいるのでは。
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主演の女優さんについては好みが分かれるところだと思います。
わしは、スタイルも考え方もスマートなアン・ハサウェイより、おっとりしていてぽっちゃりのクリスティーナ・リッチのほうが好きです。
あくまで映画のキャラクターとしてですが。

★バッファロー’66
1998年 アメリカ映画 監督ヴィンセント・ギャロ

★マイインターン
2015年 アメリカ映画 監督ナンシー・マイヤーズ




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by s_space_s | 2015-11-09 23:03 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 09月 23日

シルバーウィークの過ごし方

せっかくの5連休。
山や渓流には行けないので、特に何か計画もせず、なんとなく終わりそうです。

1日目
病急復帰後1週間、自分では1月のギャップもあまり感じず、仕事ができたように思いますが、周りから見たらどうだったのでしょうか。
自転車は禁止なので自動車で通っています。
ラジオのスペイン語講座を聴くのが楽しみです。
金曜日の夜、長男坊が帰ってきて、喋って呑んでいたら少し飲みすぎました。
なので、土曜日の午前中はダウンしていました。
夜はおがせ池近くの「森海」という寿司屋に行きました。
かみさんの友人のご主人がオークビレッジの職人さんで、店舗の建築に関わってみえた関係で、教えていただいたお店です。
開店当初からたま~にお邪魔してますが、こういう贅沢もたまにはいいもんです。

2日目
近所の用水の下流がハエ釣りに良さそうだったので、歩いて釣りに出かけました。
大きいのが沢山泳いでいましたが、毛ばりに関心がないようで、釣れませんでした。
二尺ほどの真鯉が藻の中からたまに出てきて、悠々と目の前を横切っていきました。
こんなのに毛ばりを吸い込まれたらひとたまりもありません。
夕方まで竿を振って、また歩いて帰りました。

3日目
映画を観に岐阜の街にでかけました。
11時ごろ柳ヶ瀬に着いたので、久しぶりに丸デブに中華そばを食べに行ってみました。
このお店にはそばとワンタンがあって、「ごめんね、ごめんね」といつも言っているおばちゃんに、そばでなくワンタンを注文するのが1つのハードルでした。
今日はもう一つのハードル「ネギ多め」と言うのに挑戦してみました。
麺と汁がこぼれるほど一杯入ってそばが来ると、気持ちネギが多いような気がしました(隣のおじちゃんのと見比べたりして)。
こんどは「汁からめ」と「そば固め」に挑戦してみたいと思います。
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店を出るころには、行列ができていました。

柳ヶ瀬のロイヤル劇場に20分ほど早めに着いてしまったので、ロビーで掃除のおばちゃんやお客さんと喋ったりしながら待ちます。
映画は、渥美清主演の「喜劇急行列車」。お客は年配の方ばかり20名ほどか。
寅さんでない渥美清が新鮮で、声を出して笑って観れました。(もう笑っても大丈夫)
寝台列車に乗ってみたいと思いましたが、もう走ってないでしょうね。
「天下の大女優佐久間良子特集」というプログラムで、彼女はやっぱり綺麗でした。
けど、わしは大原麗子のほうが好みです。
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柳ヶ瀬を出て金華橋通りを北に向かって歩き、JAZZ喫茶フェイマス・ドアに寄りました。
EMY trioのGENESIがかかっていて、いい感じでした。
ピアノ・トリオがやっぱ好きです。


次に、エリック・アレクサンダー・カルテットの「チム・チム・チェリー」。
ドン・チェリーのEternal RhythmはLPでかかっていてこれも好きな感じでしたが、残念ながら途中で出てきてしまいました。

その後、近くにある岐阜メディアコスモスに初めて入りました。
モンベル岳人のバックナンバーがあったので目を通してみました。
欲しい情報はなくなってしまったような紙面で、今後も期待できないと思いました。

あと、進化論に関する本が集まった棚の近くでかたっぱしから目をとおして、興味をもった項目をベンチに座って読みました。
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家に帰ったらもう夕飯時でした。

4日目
歩くのは薦められていて、ジョギングも何故か許可されているので、そろそろ走ってみようかと思いました。
わしの場合、ひざやアキレス腱などの問題もあるので、まずは少し負荷をかけて歩くことにしました。
芥見の老洞峠を越えて周回コース10kmを2時間ほどで歩きました。

次男坊が帰ってきて宮城の美味い酒「萩の鶴」を持ってきました。
この連休になって、いろんな美味い酒が我が家に集まってきました。
亀吉は長男坊の友人の実家の酒。
一升瓶2本は裏の家のご主人から「ジュースやで飲んで」といただいたものです。
箱を空けて驚きましたが、米のジュースと言えなくなくもない。
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5日目
本日、予定なし。
毛鉤でも巻くか。



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by s_space_s | 2015-09-23 09:55 | 日常 | Trackback | Comments(2)
2015年 06月 27日

Hold your Breath Like a Lover

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仕事で東京へ行ったついでに、渋谷のユーロスペースで「息を殺して」という邦画を観ました。
東京オリンピックを2年後に控えた2018年の日本。憲法は改正され、国防軍が組織されています。
巨大な無人プラントでの夜勤が明けても家に帰らず、年を越した若者たち。
不思議な雰囲気の、観たことがない感じの映画でした。
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大学病院の当直で病棟を回っているとき。
昭和基地の発電棟のワッチで夜中に計器をチェックして回っているとき。
ふと、息を殺すと、何かの気配がするときが確かにありました。

BGMがないことも、この映画の非現実的なのにリアルな質感を増しているようです。
唯一音楽が流れるのは、タニちゃんが踊るシーン。
タニちゃん役の谷口蘭はいい感じ。




2014年 日本映画 五十嵐耕平監督





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by s_space_s | 2015-06-27 12:31 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 05日

青春の殺人者

午前中、濡れた山道具を片付けたりしてから、自転車で柳ヶ瀬のロイヤル劇場へ。
今日はずっと観たかった長谷川和彦監督、水谷豊主演の「青春の殺人者」。
水谷豊の魅力と、殺される市原悦子の艶めかしい母親の情念が印象的だった。
原田美枝子はまだ青い生って感じ。






観終わってから、映画の毒気に当たったのか、自転車漕ぐ力も出ず、1時間かけて家の近所まで帰り、喫茶店に入りコーヒーを飲んで、少し居眠りをしてから家に戻った。


長谷川和彦の作品と言えば沢田研二が主演した「太陽を盗んだ男」。
大学生のころ劇場で観た。
猫を電子レンジ(そのころあったっけ?)でチンする場面が脳裏に焼き付いて、忘れようにも思い出せない。

長谷川和彦が書いた映画「青春の蹉跌」もまだ観てない。
大学時代の女友達に、「君は、ああならないで。」と耳打ちされたのが、どういう意味だったのか、まだ確認できないままである。

1976年 日本映画 日本アート・シアター・ギルド


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by s_space_s | 2015-05-05 21:58 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2015年 03月 03日

鳥の道を越えて

岐阜県東白川村出身の今井監督がある日、祖父から聞いた「昔、山の向こうに鳥の道があった。」という話がこの映画を撮るきっかけだったそうです。

「鳥の道」とは渡り鳥が決まった経路をとって渡るルートのことです。
小鳥の群れはなるべく省エネで移動するため、山の鞍部を越えていきます。
野麦峠では昔、未明に峠を越えるツグミが頭を上げるのが恐いほど低空を大群で抜けていったそうです。

カスミ網漁は終戦間もない昭和21年、この地域を視察したGHQ関係者の即断で昭和22年に全面禁止になりました。
この映画では、竿に付けた網を上空に投げてカモを捕る投網猟も紹介されていますが、そのような条件付きの存続が出来なかったのかと思います。

野鳥(小鳥)を食べるのは、岐阜県内でも東濃地域に限られていたという紹介がありました。
けど、飛騨でもわしの小さい頃は祭り料理でスズメの丸焼きを食べていたし、関市出身のかみさんは、近所で網をかけて捕った小鳥を食べていたそうです。
非常に美味しかったと言っていました。

野鳥をカスミ網で捕るのは江戸時代から続く伝統技術であり、先人の自然に対する知恵が詰まっている。
また、食べるのは食文化であって、無条件で制限するのは問題があったのではないかと思います。
それが今でも、密猟という歪んだ形で尾を引いているのではないかと思いました。

2014年 日本映画 今井友樹監督 ドキュメンタリー

参考リンク
ふるさと坂下(中津川市)「鳥屋」





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by s_space_s | 2015-03-03 17:28 | 映画 | Trackback | Comments(2)
2015年 02月 18日

About Time

石徹白のBCガイドが中止になったので、かみさんと映画を観てきました。

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21歳になると男ならタイムトラベルできる能力を持つことになる家系に生まれたティム。
父親からその秘密を告げられ、早速その能力を試してみます。
行けるのは過去だけで、過去をイメージしてタイムトラベルするという方法上、遡れるのは自分が経験した過去のみです。

そういう能力があったらやってみたくなる事のひとつは、失敗した恋のやりなおしでしょう。
しかも、何回でもやり直しがききます。
けど、過去を変えることによって、現在の生活に思わぬ影響が及んだりして・・・。
最後にティムが悟ったことは、毎日の生活をかけがえのないものとして味わい尽くすということでした。

監督・脚本はMr.ビーンの脚本を書いたリチャード・カーティスです。
残念なことに、これが引退作品になるそうです。
メアリー役のレイチェル・マクアダムスもキュートな女優さんでマル!

2013年 英米合作映画

帰りに近所の蕎麦屋せいがんで蕎麦をすすって帰りました。
かみさんに付き合って久しぶりに図書館に寄り、町田康の「破滅の石だたみ」を借りました。
その後、docomoショップで携帯の機種変更をして半日かかってしまいましたが、携帯の進化に驚きました。
ガラパゴス的進化ですけどが・・・。



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by s_space_s | 2015-02-18 18:55 | 映画 | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 16日

タカダワタル的

仕事帰りに更衣室で着替えていると、隣の課の○○課長が入ってきて、
「岐阜出身のフォークシンガーのタカダワタルって知ってる? いつでもいいから観てみて。」
と「タカダワタル的」という2枚組のDVDを渡されました。

この名前については、どこかで聞いたことがあるような気がしましたが、名前と歌が一致しませんでした。
観る時間がなかったとうわけでもないのですが、気にはなりながらも、食卓の上に暫く置いてありました。

そして、土砂降りの雨が降る日曜日、やっと観る気になったのです。
内容は高田渡的な日常とコンサートの場面を繋いだドキュメンタリーです。
たぶん、55歳(亡くなる1年前)ごろの撮影だと思います。
高田渡的日常とは居酒屋や家で酔っ払っている時間のことです。
これが非常に親近感の持てる普通のおっちゃんなのです。

コンサートもその酔っぱらったおっちゃんの雰囲気を引きずって進んでいきます。
レイドバックの仕方が半端なく、後ろにひっくり返ってしまいそう。
けど、演奏に入ると空気が凜とした雰囲気になるのはミュージシャンの心意気でしょうか。
歌われる詩の世界には味があって、しみじみと浸みてきます。

バックバンドは確かな腕のプレイヤーを揃えていて、特に松田幸一のブルースハープにうっとり。
ブルースハープは曲のキーが合うとそれなりに吹けるので、手持ちのハープで吹けそうな曲が出てくると、酔っ払いながら真似して吹くのも気持ちよく、もう3回以上廻しました。

高田渡は、いろんな詩人の詩にフォークのメロディを付けて曲にするのが得意でした。
「生活の柄」という曲が気に入ったのですが、作詞は山之口貘という沖縄出身の詩人です。(1903~1963)
高田渡は曲にするにあたって原詩をアレンジしています。

貘は亡くなってから50年以上経ちましたので、ここにその原詩を紹介させていただいてもよろしいかと。
貘の著作の一部は青空文庫でも公開されています。


「生活の柄」  山之口獏

歩き疲れては、
夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝たのである
草に埋れて寝たのである
ところ構はず寝たのである
寝たのであるが
ねむれたのでもあつたのか!
このごろはねむれない
陸を敷いてはねむれない
夜空の下ではねむれない
揺り起されてはねむれない
この生活の柄が夏むきなのか!
寝たかとおもふと冷気にからかはれて
秋は、放浪人のままではねむれない。




○○課長、いいもの教えていただいて感謝しております。

2004年 日本映画 タナダユキ監督






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by s_space_s | 2014-12-16 17:21 | 映画 | Trackback | Comments(2)