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2011年 11月 15日

揖斐の猿谷からムネ山905.5mと古ヶ池

晩秋になって近郊の山にも紅葉が訪れるころになると、岐阜に近い奥美濃の小沢をのんびり歩きたくなります。
この時期ならではの自然の恵みも期待できますし。

日比野和美さんが1986年に出された「百山百渓」はそんな沢歩きの対象を探すにはぴったりの本です。
この本にも紹介されていて、前から気になっていた揖斐の猿谷へコザエモンさんを誘って行って来ました。

日比野さんの記録は1981年7月のもので、モーレツな薮沢とありましたが、最近になって山抜け(土石流)が発生して、薮は押し流され割とすっきりした感じになっていました。
直登できる小滝も多く楽しく遡行できました。

「百山百渓」は見開き2ページで1つの沢が紹介されており、左が手書きの遡行図、右がエッセー風の記録になっています。
日比野さんの文章はとても味があると思うのですが、初期の記録には山菜やキノコ、岩魚などの情報が素朴な感じで書いてあります。
(「続」になると、こういう情報はかなり慎重に扱われています。)
そして、直接書かれていなくても、ほのめかしのような記述が残されていることもあり「これは何なんだろう」と想像しながら遡行図や地図を眺めるのも楽しみです。

猿谷の記録のなかほどに「しかし、この薮沢にも救いはあった。」と書かれています。
何かいいものでもあったのでしょうか。

上流まで来ると谷は落ち着いた感じになります。
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サワグルミの大木
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水が枯れるとムネ山も近い
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植林が進んだムネ山から古ヶ池に廻ってみました。
夜叉ヶ池と同じように尾根の上にあり、不思議な池です。
祠の跡があり、信仰の対象になっているようです。
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祠の横にはスギの大木
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沢の中で見つけたオオカメノキ(ムシカリ)の冬芽
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体操してるみたいです。
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ムシカリの紅葉も残っていました。
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源流で見かけたセンブリの仲間、アケボノソウ。
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近づいて見ると・・・。かわいい住人が。
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古ヶ池にはシカかイノシシのぬた場がありました。
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近くのスギにはタオル代わりに体を拭いた泥の跡が。
低いところにも付いているのでイノシシかもしれませんね。
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帰りは奥谷山経由で「内谷」との中間尾根を下る予定だったのですが、どこで間違えたのか、また猿谷の上流に出てしまいました。
雨も降り出し、さらに暗い感じになった猿谷を怪我をしないことだけを気をつけながら下りました。

こんな沢登りでしたが、やはり「救いはあった」のでした。


コザエモンさんの記録
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by s_space_s | 2011-11-15 22:42 | 山登り | Trackback | Comments(2)
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Commented by faggio at 2011-11-17 21:03
今日ひとりで尾根から登って内谷林道へ下りてきました。
天気も良くて先回の暗い尾根の感じとは全く違っていました。
この間と今日で二度楽しめました。
Commented by s_space_s at 2011-11-19 08:00
一粒で二度美味しいアーモンドグリコみたいですね
ひょっとすると雪が降ったときもいいかも


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