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2012年 05月 19日

Rip Van Winkle

ワシントン・アービングによって1819年に書かれた短編で、アメリカ版「浦島太郎」とも言える昔話です。

Rip Van Winkleの家はかかあ殿下で、のん気者の彼はいつも小言をもらってばかり。
ある日、狩に出かけた彼は、山奥で見知らぬ老人に声をかけられます。
ついて行くと谷間の広場で変な男たちがゲームをしていました。
老人はこの化け物みたいな男たちに酒を運んできたようです。
待っていたVan Winkleは、ちゃっかりその酒を味見してみました。
酒は上等なオランダのジン。
一杯が二杯に、二杯が三杯に、もう止まりません。
(この気持ち分かる。)
や~がて~男は~静かに眠るのでしょう♪

・・・・・・・

目が覚めると、まわりの様子が変わっていました。
村に帰った彼は、20年もの年月が経過していることを知ります。

浦島太郎と違うのは、うるさい妻(病気で亡くなっていた)から開放されたVan Winkleがハッピーになったことです。
この話は後に有名になり、尻に敷かれた亭主たちは「Rip Van Winkleの酒」を飲みたいと思うようになった、というのが落ちです。
普通に考えたら悲劇なのに、のーてんきにハッピーな余生を過ごした彼はすごい。

リン先生にもらった「アメリカ100短編」でナサニエル・ホーソーンの短編「Roger Malvin's Burial」を読んでいたら、次にこれが載っていました。
この話は、松田優作主演の映画「野獣死すべし」に出てきて、聞き覚えがあったので、読んでみる気になりました。
Rip・・とRoger・・どっちも古い作品なので、単語が古典的で、辞書なしでは読めませんでした。

ところで、「野獣死すべし」では松田優作の何かが憑いたような演技が恐かった。
Rip・・の「のーてんき話」もかなり脚色され、恐いお話になっています。
You Tubeに動画が載ってました

参考までに変えてある点は
・変な格好の男たち → 小人
・酒を盗み飲み → ご馳走になった
・ジン → XYZというカクテル(話の落ち)
・オリジナルでは夢は見ない → 狩の夢を見る
・20年眠った → 何十年も眠った
・かみさんが先に亡くなってラッキー → 妻に会うため村へ急いで帰った

by s_space_s | 2012-05-19 17:13 | 読書 | Comments(0)


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