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blog版 がおろ亭

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2005年 11月 10日

本と猫とピアノ

夜,絨毯にあぐらをかいて
病気の猫をまたぐらに乗せ
シベリアへ行った兵士の物語を読む
「亡き王女のためのパヴァーヌ」が流れている
ときおり耳をぴくっとさせる猫を撫でながら
うわのそらで同じところを何度も読む
曲は自然に流れ,やがて終わるのに

―国境の高い杭のもとに横たわる兵士
 その傷口から血が海のように流れ出す―

物語もいずれは終わる
Memento mori

長谷川四郎「鶴」を読んで。
今日,病院でこの猫は輸血が必要だと言われました。






by s_space_s | 2005-11-10 12:51 | 読書 | Comments(0)


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