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2013年 06月 04日

書を捨てよ、町へ出よう

寺山修司のエッセイ・評論集。
本書の題名については高校の頃、演劇作品の題名として聞いたことがあったような気がする。
行方不明?の演劇部のAからだったか。

詩人寺山修司の言葉の鋭さは、「家出のすすめ」で体験済み。
今回も期待を裏切らない切れ味の良さだった。
が、やはり書いてある事件や風俗が当然ながら昔の話。
これが世に出たころには、すご~く刺激だったのだろう。

パチンコにも競馬にも自動車にも野球にも興味はない。
ジャズの話にしても出てくるのがマルウォルドロンでは趣味があわない。
けど、寺山が語ると何かが変わって見えてくる。
一口で言えば自信に溢れていて、かっけ~!のである。
寺山修司はやっぱ詩人やわ。
自分を美しく見せる言葉を知っとるもん。


誰が書いたかよくわからないけど、ハイティーン詩集も面白い。

――――

私が娼婦になったら
いちばん最初のお客は おかもとたろうだ

――――

わしなら・・・。

わしが男娼になったら
いちばん最初のお客は こぐれりえだ

劇団「天井桟敷」の音楽・演出担当で寺山亡き後、その遺志を継いでいるらしいJ・A・シーザーにも興味を持った。


角川文庫

by s_space_s | 2013-06-04 20:34 | 読書 | Comments(2)
Commented by a at 2013-06-09 14:39 x
通りすがりのものですが、7月末に天井桟敷の伝説的演目「邪宗門」が万有引力により再演されます。
寺山演劇は立体詩劇とでもいうべきもので寺山の言葉、シーザーの音楽、俳優の肉体が織り成す一大スペクタクルです。
視覚的にも単純に見て楽しめるのでご興味があったら一度行ってみてはいかがでしょうか。
Commented by がおろ at 2013-06-10 23:30 x
「邪宗門」の情報ありがとうございます。
万有引力のHPもチェックいたしました。


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