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2014年 02月 02日

古いピッケル(続き)

ちょっと前に古いピッケルを修理したお話をしました。
何処でいつごろ作られたものなのかやっぱり気になり、いろいろ調べてみました。(検索しただけです。)
結局、はっきりしたことは分かりませんでしたが、なんとなく見えてきた部分がありました。
e0064783_19323711.jpg
このピッケルの特徴として、ヘッドに穴がなくリーシュは遊動リングによりシャフトに付けられています。
このタイプのピッケルは、画像検索してみると第二次世界大戦中にアメリカの山岳部隊が使用しており、ピックとブレードのデザインも非常に似ています。
また、ピッケル全体の作りとして芸術品のような凝ったものではなく、あくまで実用本位の作りになっている。
石突きの差し方も横にずれていたり細部にはあまりこだわらず量産できる構造です。
道具としては軽くバランスも良く実戦向きです。
戦闘に使われたとしたらそのようなデザインになるのは当然です。
e0064783_08190571.jpg
第10山岳師団 U.S.Army 10th Mountain Division

この写真では小さすぎてよく見えませんが、ザックに差してあるピッケルのリーシュデザインは今回修理したピッケルとまったく同じです。
ただ、この部隊で使用したピッケルにはUS-Amesの刻印があり、わしのピッケルは実際に軍隊で使われたものとは違うようです。
想像するに、第2次大戦後に同じデザインを使って市販品を作ったのではないでしょうか。
アメリカ軍がピッケルをどこから仕入れていたのか情報がなかったので、どこ製なのかは結局わかりません。

10th MountainというとKarhuのステップソールを思い出しますね。
この師団にはスキーに関する逸話も多いようなので、調べてみると面白いかも。
 



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by s_space_s | 2014-02-02 09:00 | 山登り | Comments(0)


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