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blog版 がおろ亭

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2014年 03月 31日

さようなら野麦学舎

NSネットで春と夏に長年お世話になった野麦学舎が3月いっぱいで閉鎖することになりました。
今回が最後の子供キャンプということで、土日だけでしたが、まだ雪がたくさん残る、野麦を訪れました。
野麦キャンプは毎回、4日から1週間という長いプログラムなので、平日に休みが取りにくいわしは、初めての参加です。

 阿多野郷集落手前から雪をかぶった乗鞍の雄姿が望まれました。
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野麦学舎に着くと、「幸福の黄色いハンカチ」を思い出させる黄色い旗が迎えてくれました。
この旗は野麦集落の世帯数を表しているのだそうです。
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今日のプログラムが始まる時間にはまだ早かったので、良さんの案内で学舎を見学させていただきました。
味のある階段を上がると…。
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ここだけ時間が止まったような、生徒のいない教室がそのままになっていました。
一体化した机と椅子は珍しい。
座ってみると小学生になった気分。
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元学校の先生だった良さんはこの場所が似合います。
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足踏み式オルガン。まだ音が出ました。
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今日のプログラム「野麦雪上オリンピック2014」
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参加選手はキャンプ参加者の3人(ちょっと寂しいですね。)とOGリーダーの二人。
2チームに分かれるとバランスが悪いので、わしも選手で参加することになりました。
まず、皆で聖火台を作りました。
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聖火ランナー第1走者は良さんです。
クロカンスキーで雪のグランドを一周します。
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みんな一周ずつ回ります。
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最終ランナーはキャンプ常連の「せいた」。
スキーのまま聖火台を登り、点火しました。
 
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選手宣誓はリーダーの「りな」
審判長はスーバーG「かじさん」
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「わさび」チームと「さびぬき」チームに分かれて競技開始です。
わしは「さびぬき」チームに入れてもらいました。

第3種目「バブルの塔」
4分間でどれだけ雪を高く積めるかという、単純だが奥が深い競技です。
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第4種目「スノーフラッグ」
ビーチフラッグの雪上版ですが、「かじさん」のセットするペットボトルの位置はひねってあります。
最終レースはさながらレスキューの埋没者探索の様相を呈しました。
結局、全員出動で探索することになり、運よく「さびぬき」チームが埋まっていたペットボトルを見つけました。
ここまでで「さびぬき」チームがわずかにリードです。
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最終競技は春の野麦キャンプの集大成、クロカンスキーのリレーです。
わしは最終ランナーでしたが、先行する「わさび」チームに追いつけず負け。

全ての種目が終了した後、審判長の「かじさん」から結果発表がありました。
奇しくも「かじさん」マジックで同得点となり引き分けとなりました。
「わさび」チームのキャプテン「わさび」は最後まで悔しがって、決勝ラウンド実施を申し出ていました。

野麦の館のおばちゃんが作ってくれる美味しくてボリュームたっぷりの昼食をいただいてから、のんびり休んだ後、午後のイグルー作りがスタート。
これも、青年の家のイグルー作りプログラムの講師も務める「かじさん」の指揮で作業が進みました。
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最後は脚立を使いました。
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中の様子
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入口のアーチを付けて完成。
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きれいな三角がふたつ
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夕食前、大人たちだけで散歩に出ました。
奥の熊野神社でモモンガ、カモシカ、キツネの落とし物を見かけました。

冬の間の野麦集落には2世帯しか住んでいないそうです。
1軒が区長さんの家、もう1軒が野麦学舎を管理していただいている「わたるさん」の家です。
「わたるさん」は消防団長でもあります。
春になれば、野麦学舎の校庭に上がっている旗の数だけ村の人たちが戻ってくるのでしょうか。
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夕食の後、隣の「野麦の館」で大人だけで野麦の思い出を語る会が開かれました。
「わたるさん」ご夫婦も出席され、古い写真を見ながら思い出話は尽きることがありませんでした。

真夜中に野麦学舎へ戻ってきて上機嫌で踊る良さんとわし
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広い講堂にわし一人で寝ました。
寝袋に入って、しばらく暗い講堂の天井を眺めていましたが、知らない間に眠ってしまった。


う~ん。眠い。
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起きてみると、外は雨。
そう言えば、夕べから降り出し雨の中イグルーにシートを掛けたのでした。
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今日は雨の日用プログラムで、天灯(スカイランタン)作りをしました。
まずは胴となる和紙にメッセージや絵を描きました。

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子供の発想って個性があって面白い。
ふなっしーだなっしー!
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まずひとつ完成
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和紙の天井を貼り付けるのが難しかったけど、皆で協力してもう一つも完成。
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夜になって雨が上がったら、校庭で揚げる予定でした。
底に十字に渡した針金に麻紐を巻き付け、灯油を浸して点火。
ランタンの中の空気が暖められ、その浮力で上昇します(するはずです)。

雨はますます強くなり、「アサG」がケーキを持って学舎に着く頃には、シートも飛ばされるほどの嵐になっていました。
「アサG」の顔を見て(ケーキを食べて)から、皆さんと野麦学舎にさよならしました。
野麦ではその後、吹雪になり、また冬景色に戻ってしまったようです。

そんな天気でスカイランタンは上がったのでしょうか?
良さんの報告




by s_space_s | 2014-03-31 18:13 | 自然 | Comments(0)


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