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blog版 がおろ亭

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2014年 06月 24日

アメリカの鱒釣り

アメリカの鱒釣り」をだいぶ前に読んでしまったので、今トイレに置いて用を足しながら楽しんでいます。
この、なんとも説明しがたい詩情のようなものは、どのページを「ぺろ~ん」とめくって読みだしても感じることができるので、トイレにうってつけです。

今朝はシャワートイレのスイッチを入れたところでリモコンの電池が切れ、どうすることもできず暫く洗われるがままになってしまいました。
かみさんを呼んで訊いたら、最近電池を変えたばかりだと言います。
家にはバッテリーチェッカーがないので、リモコンから電池を出して、子供のころに工作で使った豆電球で電池の残りを調べてみました。
2本のうち1本が死んでいました。

電池を取り換えて、試験に水を流すスイッチを押してみました。
「大」のほうを押してしまい、もったいないことをしました。
普段は「大」のときでも「小」を手動で流しています。
「大」なのに少ない水しか流さないと、下水処理のとき何か問題が起るでしょうか。
昭和基地の下水処理場では、処理後にばっき漕内に浮かんでたまるスカムを手で汲み取っていました。
29人の隊員で、1週間に何10㎏もの汚泥がたまりました。
今、たまにティッシュを捨てるとこがなくて?流すことがありますが、こういうのは溶けないでスカムになってしまうのでしょう。

このあいだ、SCUMという単語を使ったとき、みんなに意味が通じませんでした。
わしの発音と説明が悪かったのでしょう。

「アメリカの鱒釣り」に出てくる「ワースウィック温泉」には、'bright orange scum'(オレンジ色の湯ノ花?)と 'green slime'(緑色のどろどろ)がいっぱいです。
それから、"When you lose your money, learn to lose."(金の切れ目が縁の切れ目)とか歌いながら、この温泉に流れ込んでしまい死んだ魚たち。
その温泉にかみさんと浸かりながら、むらむらと来た「私」
" I remember her standing there by the car. "(裸です。)
すんでのところで引っこ抜き、温泉のなかに発射された精液が、流れ星のように糸を引いて渦巻く
そこに死んだ魚が流れてきて・・・

目に浮かぶようです。






by s_space_s | 2014-06-24 22:28 | 読書 | Comments(0)


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