blog版 がおろ亭

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2014年 10月 30日

ちきんはーと

少し前の話になります。
仕事帰りに時々寄っていた居酒屋が閉店しました。
正確に言うと、閉店したのかなと想像しているだけで、確認したわけではありません。

暫くの間、店の明かりが消えていて、どうしたのかなと思っていた、ある日。
前を通りかかったら、明かりは点いていなかったのですが、入口のドアが開いていました。
大将が居るかもしれないと思って、中を覗いたら、(柄の悪そうな)兄ちゃんが2人、中から出て来ました。
わしを見るなり、「今日はやってません」と作り笑顔で言ったあと、2人でなにやら相談しています。
入口に張り紙をしないといかん、とか言ってるようでした。
雰囲気からして、オーナーが変わって改装でもするのかと思いました。

通勤途中の道路から、この居酒屋の看板とネオンサインが見えます。
暫くしてネオンサインがまた点くようになりました。
店の名前も看板もそのままだったので、リニューアル・オープンしたのかと、少し嬉しくなったのでした。

そして数日後、一杯やって帰ろうと思い、店の前まで来てみました。
入口のガラス窓から覗くと、カウンターの中にいるのは大将ではなく、知らないおかみさんでした。
カウンターには1人だけ男の客が座っていました。
と思ったら、店の関係者だったようで、わしに気がついて迎えに出ようと席を立ちました。
前に覗いたときの兄ちゃん達の顔が頭に浮かび、何か嫌な予感がして、店のドアも開けずに、わしは自転車で立ち去りました。いや、逃げました。
話ぐらい聞いても良かったのにね。

というわけで、わしは臆病者です。
何かのきっかけでスイッチが入り、自分でも驚くようなことをしてしまうこともあるのですが。

なので、頭を打ち抜かれながら、同朋の権利を訴える少女のような勇気が感覚的に理解できません。
どこかおかしいと思ってしまうわけです。



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by s_space_s | 2014-10-30 12:56 | あほばなし | Comments(1)
Commented by s_space_s at 2014-10-31 08:27
昨日、やっぱり気になってお店に入ってみました。
以前にもまして寂しい雰囲気になっていました。


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