blog版 がおろ亭

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2006年 02月 09日

水いらず

実存主義という言葉は聞いたことがあるだけで,その概念については全然知りません。



この短編集は,それを理解していないとつまらないという書評もあるようです。けど,私には短編小説として単純に楽しめました。

「水いらず」のリュリュのように女性が感じているのだとしたら,私なら萎えてしまうでしょう。なのになんで男と寝るの?

「壁」 スペイン内乱の最中,明日の朝は銃殺という宣告を受けた男の話。この設定からくるイメージかもしれませんが,ヘミングウェイのハードボイルドな短編を読んでいるような気がしました。

少々長めの「一指導者の幼年時代」も男色に関する部分で好き嫌いが分かれると思いますが,勘違いの人格がどのように形成されていったのかが興味深く読めました。

こんどは「嘔吐」でも読んでみようかな。

水いらず 新潮文庫
サルトル (著), Jean‐Paul Sartre (原著), 伊吹 武彦 (翻訳), 窪田 啓作 (翻訳), 白井 浩司 (翻訳), 中村 真一郎 (翻訳)
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by s_space_s | 2006-02-09 00:05 | 読書 | Comments(0)


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