blog版 がおろ亭

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2018年 06月 03日

墜落

頭の下に枕がわりに敷いたロープバックに紅いものが流れ出す
素手で触ってはいけないなどと言っていられなかった

***

リードすることに不安を漏らすXにトライを唆したのはわしだ
2ピンめのロープさばきで、今日はXには登れないなと思った
Xはラインから左にはずれ危なっかしく隣のルートのボルトに向かって登っていく
2ピンめは既に足元のかなり下なのに

何故目の前のボルトにクリップしないんだ
ランナウトしてるぞと声を掛けた直後、ぽろっと壁から落ちた
Xの相棒はしっかり確保していたが、ランナウトが激しくグラウンド寸前でやっと制動がかかった
その瞬間、体が回転し頭が下になり逆さ吊りの状態で止まった

Xには何が起こったのか分からないようだった
意識レベルは一桁、外傷をチェックすると頭を打ったようだという
ヘルメットをかぶっていなかったのを、そのとき気が付いた
手ぬぐいのほうかむりが紅く染まっていく
横にならせ、わしの被っていた手ぬぐいしかなかったが、畳んで圧迫止血する

見当識障害があり、ここがどこか、午前中何をしていたかが分からない
幸い出血は止まり、手足のしびれや目まいなどもないというので、歩いて駐車場まで下ることにする
最寄りの総合病院の時間外外来に行ってみると、当直の先生に診ていただけることとなった

***

朝、翌日のガイドの準備をしているとき魔女の一撃を腰にくらった
午後にはXとのクライミングの約束があった
自分はビレーだけでもするつもりで、岩場に向かったのであった

もう少し注意して見ていればよかった
一つ間違えばXもわしもクライミングできなくなるところだった
この1日で何年も歳をとったような気がする





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by s_space_s | 2018-06-03 14:38 | クライミング | Comments(2)
Commented by かま at 2018-06-03 18:25 x
ご自分で歩けるレベルで良かったですね。早く治りますように。
Commented by s_space_s at 2018-06-04 08:20
ありがとうございます。


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