blog版 がおろ亭

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2018年 08月 19日

山抜け

続・百山百渓の100番目に紹介されているのが、板取の滝波谷である。
わしもこの記録を参考に1992年5月に谷を遡行し滝波山を登った。
源流は、いわゆる癒し系の自然の残る谷であり、山頂までヤブ漕ぎなしで突き上げていた。

この谷が7月の豪雨で完全に土砂で埋まってしまった。
大滝の落ち口には今も白濁した水が流れ込んでいる。
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谷は土砂で埋まり、溜まっている砂や泥もまだ固まってなくて、泥沼のようである。

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支流には自然の堰止湖が出来ていたりする。
規模は小さいので、本流の土砂の流出とともに消失すると思われる。
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泥のゴルジュを遡行してみる。
何時崩れてくるかわからないのでひやひやものである。
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何本も大木がなぎ倒されている。
この大トチも倒れるのは時間の問題だろう。
写真では分からないが、幹のかなり高いところまで泥が付いていて、川床から10m以上の水位があったことが分かる。
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下の写真は林野庁のヘリ調査の画像である。
左にあるのは林道延長によって行われた伐採・植林斜面で、今回の山腹崩壊は人為的なものではなかったようだ。
この谷の回復に、どれほどの年月がかかるのか想像もつかない。


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滝波谷沿いに上穴馬村に抜ける山道があって、滝波山の東の白木峠を越えていた。
今回大滝右岸に、部分的に抜けているが、明瞭な道が残っているのが確認できた。

延々と続く泥ゴルジュに、滝波山は諦めざるをえなかった。
林道に上がり車まで戻った。
いつもは澄んでいる板取川本流が、雨も降っていないのに白濁し続けているのを見ながら車を走らせた。



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by s_space_s | 2018-08-19 20:06 | 自然 | Comments(0)


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