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blog版 がおろ亭

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2018年 12月 10日

最近読んだ本(羊をめぐる冒険、君たちはどう生きるか)

★羊をめぐる冒険
これも、たまたま家にあったので読みました。
村上春樹はストーリーテラーなので、テレビドラマや映画を観ているように、すんなり頭に入ってきて読むのが楽です。
まあ、単なる暇つぶしかな。
所々に、面白いエピソードがあって、そおゆうのが記憶に残るぐらい。
今回は、名前のない老猫に運転手が「いわし」と命名するところが良かったです。

講談社文庫


★君たちはどう生きるか
昨年、同名の漫画がベストセラーになり、その原作も見直されることになった青少年向けの倫理小説です。
第二次大戦直前の1937年に出版されたもので、戦前の道徳本のようなものだと嫌だなと思いながら読みすすめました。
吉野源三郎は反戦主義のジャーナリストだったそうで、今読んでも納得できる考え方が提示されています。
それは、人間は社会的な存在であり、立派な人間になるべきだということ。
何が立派なのかは、自分で考えなければならないということ。
最近読んだ本(羊をめぐる冒険、君たちはどう生きるか)_e0064783_13510876.jpg
わしは「立派」でない人生のほうに、より共感を強く覚えるほうです。(ホウ、ホウ、ふくろう)
吉野は「人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ。」と言いますが、人類の進歩という考え方が、わしにはしっくりきません。
少なくとも後者のほうが害が少ないと思ってしまいます。

コペル君が友人を結果的に裏切ることになり、後悔の涙を流す場面があります。
わしにも未だにフラッシュバックする出来事があるため身につまされました。

岩波文庫





by s_space_s | 2018-12-10 17:56 | 読書 | Comments(2)
Commented by team_kozaemon at 2018-12-10 21:42
君たちはどう生きるか
今度貸してくらはい tutomuさん

ビーコン講習会
5時までに帰ってこれそうなら参加希望です。
コロラド特集ソウルスライドはその時に持参します。2冊あります。
Commented by s_space_s at 2018-12-11 08:30
多分、諏訪山でやることになると思います。
午前中で終わりかな。


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