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blog版 がおろ亭

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2019年 06月 15日

最近読んだ本(みずうみ、二人がここにいる不思議、ダンス・ダンス・ダンス)

テレビを観ることはあまりなくて、ニュースとテレビ体操とそのあとの子供向け番組ぐらいです。
あと笑点は観るかな。
そのかわり、時間があれば本を読んでいます。
酒を飲んでしまうと数ページもいかないことが多いので、眠り薬的なものかも。
必要に迫られたとき以外は、役に立つ本というのは読みません。
純粋に楽しみで読んでいます。

★みずうみ 他四篇
ドイツの抒情詩人シュトルムは少々、少女趣味のようである。
男女にかかわらず若いということは美しい。

「マルテと彼女の時計」は、老女マルテの生き方そのものが美しい。
―― 人生を知ってこれを愛する者なら、あえて口に出そうとしないことを、彼女はよく大きな声で怖じることなく言ったものである。
「わたしはいちども病気になったことがありませんの。きっと長生きをするでしょうよ」と。 ――
結婚もせず家族もいない下宿屋のおばさんに、生きる苦しみや寂しさがなかったわけではないのに。

「遅咲きの薔薇」は妻を惚れなおす話。
若いころの妻の美しい肖像画を見て突然、トリスタンとイゾルデが飲んだ愛の美酒をあおったようになる旦那。
中2のころのかみさんは確かに美しかったと思う。

岩波文庫 シュトルム著 関泰祐訳

★二人がここにいる不思議
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この書名と帯のコピーは、ちょっと誤解をまねくのでは。
ここにいるのが不思議なのは、亡くなってしまった両親。
ロマンチックではなく、ちょっと皮肉なほろ苦いお話。

丘の上で見知らぬ女性と眠る話は「生涯に一度の夜」。
まあ、こちらも不思議な話ではある。

オリジナルの表題は"The Toyngee Convector"。
100年後の未来へのタイムトラベルから帰還し、100年後にインタビューにこたえるタイムトラベラーのお話。

「プロミセズ、プロミセズ」のラストが上手い。
SFという範疇に収まらない短編集。

新潮文庫 レイ ブラッドベリ著  伊藤 典夫訳

★ダンス・ダンス・ダンス上下
「羊をめぐる冒険」の続編みたいな長編。
ここにも「羊男」が出てくる。
耳のすごい彼女ってキキっていう名前やったっけ?

村上春樹は優れたストーリーテラーなので面白くてどんどん読み進めることができた。
何がテーマかなんて考える必要もない。
「文化的雪かき」と感じる読者がいるかもしれないけど、村上自身が書きたいとおもって書いたものならそんなこと言われる筋合いではない。

講談社文庫 村上春樹著





by s_space_s | 2019-06-15 21:03 | 読書 | Comments(0)


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