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2019年 08月 08日

最近読んだ本(極め道、人間はどこまで動物か、優しいサヨクのための嬉遊曲ほか)

★極め道―爆裂エッセイ
2000年、三浦しをん24歳のときの最初のエッセイ。
「男の友情」は「俺はゲイにはなりたくない」と言いながら女をできるだけ排除して単性でぬくぬくしたいという「腰抜け隠れ同性愛」なんだそうだ。なるほど。
ビール1リットル+日本酒半升から酒が始まる、このねえちゃんと飲んだら面白そう(勝負は決まっているが)。
ご推薦の二ノ宮知子「平成よっぱらい研究所」を注文してしまった。
このころからキラキラネームの走りはあったのだ。
「銀河鉄道のジョバンニ」が好きだからって子供の名前に「序晩」はないやろ。

光文社文庫

★人間はどこまで動物か
動物行動学が専門の科学者、日高敏隆のエッセイ
本のタイトルから、ヒトの動物としての本能を面白く語るものを想像していた。
けど、専門が昆虫生態学なのでフンコロガシやツチハンミョウやチョウが主役のお話が多かった。

「人間はどこまで動物か」というお話は、その問いかけ自体に「人間は単なる(動物としての)ヒトではない」という強固な信念が隠されているという指摘である。
「常に1本のスケールの上での到達度を問題にしようとする近代の発想の呪縛」とも言っている。

最終章「農業は人類の原罪か?」は、2002年に竹内久美子訳で出版された「農業は人類の原罪である」(コリン・タッジ著)の紹介である。
ヒトを自然とは一線を隔すものという西洋的な考え方の基礎となった農業が「原罪」であるかは、偉い科学者をもってしても結論が出ない問題のようだ。

タヌキの溜め糞をきれいにしてしまうと、タヌキは大困惑。糞ができなくなってしまうらしい。
こういう話は単純に面白い(期待どおり)。

新潮文庫

以上2冊は、通勤途中でたまに店先を通る、長良の古書店「鯨書房」の100円コーナーにて、出張の暇つぶし目的で購入。

★優しいサヨクのための嬉遊曲
島田雅彦を初めて読んだ。
この人、写真を見ると男前やねぇ。
同時代人ということもあり、非常に面白かった。文章のリズムみたいなのも気に入った。
学生時代の自分の感覚としても反体制運動よりバージニアのほうが切実だ。
「無理」が自衛官のおっさんにズボンを脱ぐことでサヨク市民運動の旗手になったのもわかる気がする。

新潮文庫

★親鸞の告白
南極にも持って行って読んだ本。
父の法事で「正信偈」を何回も読誦しているので、もう一回読んでみたくなった。
きちんと理解するなら偈文自体を勉強するしかないけど、その甲斐性がない。

梅原猛著 小学館文庫

★紙の動物園
最近、中国のSFがすごいらしい。
「三体」がブームになっているみたいだが、前から興味のあったケン・リュウを読みはじめた。

ハヤカワ文庫

文庫しか読んどらへん。






by s_space_s | 2019-08-08 17:29 | 読書 | Comments(0)


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