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blog版 がおろ亭

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2008年 09月 07日

邂逅の森

松橋富治は、大正から昭和初期に秋田のマタギの家系に生まれ育つ。
20代後半にある事件がきっかけで鉱夫になるが、三つ子の魂百まで。またマタギに戻る。
その数奇な人生を描いた大河ドラマ。
わしはまだ行ったことがないけど、月山や八久和、朝日連峰など、一度は行ってみたい山域が舞台になっている。

娯楽小説なので、少し話の展開が都合よすぎるのは仕方ない。
マタギや鉱山の渡り鉱夫(友子制度という互助制度があった)の生き方は興味深かった。
性はこの小説の重要なテーマであるが、その描写は好きになれなかった。

ツキノワグマが人間の脚を食うことが本当にあるのだろうか?

文藝春秋、熊谷達也著

参考:信州ツキノワグマ研究会

by s_space_s | 2008-09-07 16:34 | 読書 | Comments(3)
Commented by ワルテル at 2008-09-09 00:09 x
熊といえば、吉村昭の羆(ひぐま)という短編集(だったと思う)を読んだことがあります。主人公が手負いにした熊と再会して対決する(だったと思う)息を呑む展開に夢中になって読んだと記憶しています。もともと読書無精で読書能力も低いわしですが、今までに作者で選んで読んだのは吉村昭だけです。高熱隧道とか漂流とか、水の葬列、魚影の群(だったと思う)短編集では少年少女の集団自殺を扱った星への旅、少女架刑とか、けっこうはまりました。
Commented by gaoro at 2008-09-12 01:15 x
「星への旅」は昔、山に行ったときにワルテルさんに話を聞いたような様な気がします。崖から飛び降りる怖いやつですよね。
Commented by ワルテル at 2008-09-12 07:59 x
そうです。海岸の崖の上から飛び降りて、落ちていくるきの描写(描写っていうのかな?)が息をのみます。
「岩はいやだ、岩はいやなんだ。」とか、着地(着水だったかも)した瞬間、
「頭の中で砂がきしむような音がした。」とか。おおコワッ。


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