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タグ:沢登り ( 98 ) タグの人気記事


2019年 07月 16日

米子川から四阿山2354m(四阿火山カルデラ横断)

【山域】上信越・菅平周辺
【場所】四阿山、根子岳
【日時】2019年7月13日(土)
【コース】米子大瀑布駐車場~権現滝上流登山道橋~米子川左俣~四阿山~根子岳~米子大瀑布駐車場
【メンバー】まっちゃん、わし 
【天気】曇り
【タイム】駐車場5:30 入渓点6:50 登山道10:00 四阿山10:25~50 根子岳12:00 米子不動尊14:25 駐車場15:15
【トラックデータ】クリックしてね
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この連休はまっちゃんのお誘いで南アルプス南部の沢へ行く計画を検討していたのですが、予想していたとおり、天気がはっきりしない。
まっちゃん家でビールを飲みながら相談していて、浮上してきたのが今回のプランでした。
このプランは以前にも提案があったのですが、非常に遠いのと、わし自身このラインの意味をよく理解しておらず、なんとなく断っていたような記憶がありました。

改めて地形図を確認してみると、かなり難しい状況になる可能性もあるラインだと思いました。
まっちゃんが知る限り記録がない沢で、100名山への沢ルートとして価値があるということも理解できました。
珍しく金曜日の夜から出発して、どこかでテントを張って寝る準備をして長野に向かいました。

できるだけ下道を走って、最後だけ高速に載って須坂長野東で降り、登山口に向かうころ雨が本降りになり、ガスも出てきました。
米子大瀑布の駐車場に深夜に着き、簡易休憩所?のテントの下にテントを張らせていただき、酒も飲まずシュラフに入りました。
夢うつつながらテントを叩く雨音が耳に入り、半分諦めの気分で朝を迎えました。

4時半ごろ目が覚めると、外が明るい感じ。
テントから出てみると雲の切れ間に青空も覗いていたのでした。

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米子大瀑布展望台付近からの眺め
右が不動滝85m、左が権現滝75m
今回は権現滝の上流を遡る計画
嬉しそうなまっちゃん

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この辺りは米子鉱山跡で、最盛期には1500人もの人が住んでいたらしい。
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大瀑布周遊コースから離れ、権現滝の上流に掛かる橋から入渓
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橋のたもとにあった美味しそうな湧水を飲んだら、「酸っぱい!」
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前半は思わせぶりな滝もちらほら
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こんなナメも

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あのゴルジュマークは泥壁のことだったの?
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かっては美しい流れだったのかもしれない
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たまに出てくる小滝にも「おお!」
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まっちゃん曰く「2m縛り」
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面白い縞々模様の石
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最も何かありそうだと予想していた奥の二俣もこんな感じ
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石を積み始めるまっちゃん
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確かに厳しい地形ではある
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赤い滝が連続
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水を飲んでみると貧血に効くような味
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小さくてよかった
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まっちゃんの遡行スピードが半端ないので、付いていけない
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源流は針葉樹の静かな森

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最後は笹を漕いで四阿山東肩あたりの登山道に出た
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登ってきた米子川を見下ろす
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三角点に到着

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四阿山の祠に参拝

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古そうな石の祠もあった
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ほら貝の音がすると思ったら、山伏?の方が祠を清めてみえた
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沢にはひとけが微塵もなかったのに、登山道は人でいっぱい
スマホ片手の人も多い
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縦走コースで一番気分の良かった、根子岳への笹原
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根子から小根子までは岩場も出てくる

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白山千鳥

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猫好きにはたまらん

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北の肩までのなだらかな尾根もいい感じ
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不動滝上流の沢も大きく崩れていた

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入渓地点の橋に戻る
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米子鉱山跡の山の神にお参りしていく
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賽銭棒?
お互いもうご利益なくてもいいね
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古い賽銭棒
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権現滝の下流にひょんぐり

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米子不動尊
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ひと気はなかったが、たまには賑わうこともある感じだった
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米子大瀑布・米子不動尊案内板(クリックしてね)

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不動滝

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権現滝の下までは行けない
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いや~、いい山だったな~。
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ロープとカム、ハーケン少々を持参しましたが出番はありませんでした。
登山道に出るまで静寂の沢でした。
米子大瀑布、米子不動尊、米子鉱山跡見物も含め満足度の高い山旅でした。

翌日は雨の予報が出ていたので、帰ることにしました。
帰りに松本で蕎麦をごちそうになりました。






by s_space_s | 2019-07-16 21:26 | 山登り | Comments(0)
2019年 07月 09日

小津白山神社の大杉

小津の奥へ釣りに行った帰りに寄りました。
小津権現山の頂上にある祠はこの神社の奥の院なのでしょう。
新しい登山口ができる前は、ここが登山口でした。
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本殿はかなり古いものですが、風雪を防ぐため屋根がつけられています。

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境内と駐車場の境に杉の大木が並んで立っています。
参道の左に他の杉を遥かに凌ぐ大きさの大杉がありました。
目通り幹囲は7m以上。
岐阜県の天然記念物に指定されています。
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この大きさを写真で現すのは難しいです。
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肝心の釣果は芳しくなく、沢の遡行が楽しかったのが救い。
源流域で25㎝ほどのを引っ掛けたのが気持ちよかったです。
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by s_space_s | 2019-07-09 21:51 | 巨木巡礼 | Comments(0)
2019年 07月 09日

旧徳山村扇谷支流カラカン谷から合セ倉919.9m

【山域】奥美濃
【場所】扇谷支流カラカン谷
【日時】2019年7月6日(土)
【コース】扇谷右岸櫨原展望台~扇谷林道~カラカン谷~合セ倉919.9m~西尾根下降
【メンバー】tsutomuさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部) 
【天気】曇り
【タイム】駐車場6:55 林道終点7:45 H579m9:30 合セ倉11:00 駐車場14:00
ルート図(クリックしてね)
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参考:昭和8年作成の地理院地図(クリックしてね)
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tsutomuさんのお仲間のmasaさんとそばつるさんの記録を拝見して、一度行ってみたいと思っていたコースです。
林道歩きが意外と疲れたので、自転車を使ったほうがいいかも。
昔の地図で狂小屋(きちがいごや)という地名が出ているあたりは、確かに平地が多くて人が住めそうなとこでした。
カラカン谷の由来も興味が湧くところです。
tsutomuさんが言うように「すっからかん」が変化して「からかん」になったのかもね。

二俣より上流の小滝の連続するミニゴルジュと三等三角点「合セ倉」辺りのブナ林は来て良かった~!と思わせるとこでした。

岐阜から2時間もかからず来れるようになったのを喜ぶべきか、複雑な気持ちです。
櫨原集落の展望台に車を置いてスタート。
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林道終点付近は崩落個所が補修されていました。
対岸に小屋が見えました。
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1時間弱で林道終点。
ここからの道は靴を濡らすことになるので、沢装束に衣替え。

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なんとなく林道の名残があります。
ため池があったり小屋跡があったり、ひと臭いところです。
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カラカン谷はず~~っと平凡
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楽しみは何かの影
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H579mの二俣を過ぎると滝が出始めました。
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新緑をバックに滝が映えます。
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モデルさんどうぞ~。

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なかなか楽しい
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大人の水遊び
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サワグルミの大木

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精悍な顔つきの・・・
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三角点へ突き上げる支流に入ると一気に標高を稼ぐのできつかった。
源流部は右岸尾根に逃げました。
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三角点に到着!

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西尾根は非常に歩きやすい尾根でした。
これもシカのおかげ?
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尾根の末端は植林帯となり、狂小屋に戻ります。

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狂小屋には頭のおかしい女が住んでいたとか、精神病の療養所があったとか諸説あるみたいです。
気になる地名ではあります。




by s_space_s | 2019-07-09 17:56 | 山登り | Comments(0)
2019年 06月 27日

小津の白倉谷左俣大滝登攀

【山域】奥美濃
【場所】揖斐川支流高地谷白倉谷
【日時】2019年6月23日(日)
【コース】白倉谷左俣~大滝~奥の右俣~林道~右岸尾根下降
【メンバー】tsutomuさん、YAMAさん、Yさん、わし 
【天気】曇り
【タイム】堰堤横駐車スペース8:00 林道の橋下9:20 大滝下10:10 稜線林道12:45 林道の橋14:00 駐車スペース14:40
【ルート図】クリックしてね
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前日の大日ヶ岳が思ったより時間がかかり、夕方から予定していた登高会のザイル祭をお断りしてしまいました。
ザイル祭に参加してたら、多分飲み過ぎで翌日は起きれなかったと思います。
久しぶりの沢でもあり、皆さんの足を引っ張らないよう、晩酌もほどほどにして寝ました。

翌朝、YAMAさんに迎えにきていただき、揖斐の総合庁舎で皆さんと合流しました。
車の中で話を聞いていると、ゆる沢へGO!の予定が、なにやら怪しい感じに・・・
昨年秋にtsutomuさんが単独で登った左俣大滝も登るらしい。

今回は皆さんの計画にのっかる形なので、大人しくついていきます。


本日のガイド、ひょっこりはん、ではなくtsutomuさん
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堰堤上から白倉谷に降り立つとすぐいい感じのミニ廊下
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新緑が美しい
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最初の難しそうな滝は、tsutomuガイドが上手にラインを示してくれました。

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わしは空元気
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YAMAさんがどんどんシャワーに突っ込むので、だいぶ体も冷えてきました。
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ここはYAMAさんがいいラインを見つけました。
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お手頃な滝は先行させてもらいます。
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うれしそうなYAMAさん

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やるかと思ったら・・・

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やっぱり
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ここまでで結構お腹が膨れたのですが、時間はそんなに経ってません。
夏の水遊びにはもってこいのとこですね。

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ガイドお薦めのシャワーゾーンも今回はパス
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ボルダリングのように楽しみます。
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登り方がみんな違ってみんないい。
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左俣の出合は巨岩帯
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左俣に入ると水が涸れてしまい、ほんまに大滝なんかあるのかと心配するのも束の間。
立派な大滝が出ました。

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水量もあり立派な滝です。
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ゆっくり眺めても直登するラインが見えてこないので、tsutomuガイドの初登ラインで登ることにしました。
まずは左岸のスラブに入ったルンゼっぽいとこを1ピッチ。
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2ピッチ目は絶妙な感じで岩壁にバンドが繋がっていました。
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落ち口のしょぼい根っこでビレーしました。
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まだまだ小滝が続きます。

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りっぱな炭焼き窯の跡がありました。
周囲には大きなサワグルミの木が多い。
ということは、基本的に沢床が不安定な沢であろうかと。
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奥の三俣を右に取ると、tsutomuガイドも未知の連瀑帯に突入です。

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5mほどの細い滝をフリーで越えると、8mほどのチョックストーン滝
ここは上手いこと巻くことができました。
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もう滝はいらないのですが、まだ出てきます。
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最後は少し荒れた感じのガレ沢を詰めて、稜線の林道に出ました。
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高地谷を挟んで対岸には花房と小津権現が。
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tsutomuガイドによるとプロムナードという評価の下降尾根は、鼻歌交じりで降りれるような尾根ではありません。
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最後は廃道になった林道に出て終了。

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にょろにょろも居るみたいなので、チェックを忘れずに。
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なかなか充実した沢でした。
お疲れ沢~。(ぱくり)





by s_space_s | 2019-06-27 17:49 | 山登り | Comments(0)
2019年 01月 28日

★★沢登り記録(地域別)★★

ブログ掲載の沢登り記録を整理してみました。
それ以前の記録はこちらをご覧ください。


こちらをご覧ください

by s_space_s | 2019-01-28 20:08 | 山登り | Comments(0)
2018年 10月 10日

乗鞍岳土樋池踏査、大丹生池再訪

まっちゃんが、かねてから温めていた計画にご一緒しました。
純粋にそこに行ってみたい、地形はどうなっているのかという興味から出たものです。
登攀的に価値があるとかいうのではないのが面白い。

目的地は、乗鞍の土樋池です。
上流っぽく見える大丹生池や中間の堰止湖跡にも興味津々。
行ってみて地形がどうなっているかこの目で検証するのが大事だと再認識した山行でした。

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国土地理院の電子地形図にルート等を追記して掲載


地形的には池之俣発電所のある土樋谷川に流れ出るはずの土樋池の水ですが、ほとんどの部分が伏流しており、谷の中は苔むした巨岩のゴーロ歩きが延々と続きます。
中流には炭焼釜跡がありました。
シラビソなど針葉樹の森でどうやって炭焼をしたのか不思議でした。
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H1880mあたりに支流から水が流れ込むところがあり、波板などの人工物ときれいな池がありました。
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土樋池からは水が流れ出していました。
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池にはどこからも水が流れ込むところがありません。
ときおり底から泡が浮き出すので、伏流水が沸いているのかもしれません。
紅葉が素晴らしい。
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ナラタケ豊作
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樺の皮で焚きつけます。
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新規投入の丸飯盒デビュー
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火の粉が天に昇り、天の川に白鳥座
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池の水で自炊。
途中で採ったキノコで作った具沢山ラーメンがうまかった。
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まっちゃんの持ってきた、レメディに使うアロマエッセンス?入りのブランデーで静かに夜は更けていきました。
夜中にフクロウが鳴いていました。


朝は濡れた地下足袋が氷っていました。
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湧水のせいか湖面には霧が
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一段上流にある堰止湖跡
水流の跡はありましたが、水がない。
上から眺めると、気分はもうジャングル大帝。
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大丹生池下の急斜面
ほとんど沢型がありません。
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大丹生池には雪のある時に来たことがありました。
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雪がないときのほうが神秘的な感じです。
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上流からかなりの水量の沢が流れ込んでいました。
大丹生池の水は土樋池のほうではなくアザミ平のほうへ抜けているのでしょうか。
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土樋池谷の下降は、まっちゃん流に言うと「不快調」そのものでした。
エノモトさんの記録にあるとおり、落とし穴がそこら中にあり、わしはその一つにやられてしまいました。
その後は、足をひきずり、まっちゃんを待たせながら我慢の下山になりました。

滝登りもナメ床もゴルジュもない沢歩きでしたが、充実した~!と言える山行でした。
大丹生池、土樋池のあたりにはスキーでまた来てみたいと思います。


籏鉾のバス停横にあった石碑が気になりました。
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以下に引用します。

史跡
石碑「無盡秀全 三十六童供養塔」 員数 一基

明治初期、木喰行書「無盡秀全」が乗鞍岳への登山道を開き、沢上集落から乗鞍岳頂上までに、三十六本の石製道標を設置した。
この道標は1本約二百キロで、童子が刻まれている。現在は肩の小屋から頂上までに三体の像が現存している。
丹生川町地内には、この行書が木っ端により書いた掛け軸が多く残っている。

平成十四年七月二十四日 指定
高山市教育委員会

下山後湧いてきたいくつかの疑問について、飛騨山岳会の諸先輩に質問してみました。






by s_space_s | 2018-10-10 22:31 | 山登り | Comments(2)
2018年 10月 01日

石徹白の鍋倉平(美濃禅定道)

白山順禮というサイトに、白山中居神社から尾根や谷筋を辿り大杉のある今清水社まで通じていた禅定道を歩いた記録が載っていました。
わしは今まで、中居神社から大杉までは昔も石徹白川沿いに道があったと思いこんでいました。
この古の道に興味が湧いてきました。

上記のサイトの管理人の方は、想像するに修験者ではないかと思います。
昔の禅定道周辺を季節を問わず何回も歩き、礼拝所で念仏をあげられています。
この時も1日で昔の道を往復してみえます。
相当、健脚な方です。
地図を公開されていないので、文面からルートを想像すると、こんな感じになりました。
(クリックしてね)
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この地図を作っていて思い出したのが、6年前、石徹白文化祭を見学したとき、小学校の廊下に掲示してあった絵地図です。
この地図は、聞くところによると、石徹白にみえた先生(役場の方?)が書かれたもの。
かなり以前にはインターネットにも公開されていました。
国土地理院の地形図を基に、美しい手書きで石徹白地区の史跡や地名、湿原、谷、滝などのランドマークが記載されていました。
残念ながら、現在は公開されておらず、ダウンロードしとけば良かったと悔やまれます。
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小学校でこの地図を見たときに、コザエモンさんと何枚かに分けて写真を撮りました。
この地図なら、禅定道のコースも描いてあるかもしれないと思い、外付けのハードディスクに入っていた写真を確認すると、ちゃんと禅定道が描かれていました。ラッキー!

さっそく地形図に写してみました。
女人禁制で女性はここで帰されたという美女下平の美女下社跡。
立山の美女平となにか関係があるのでしょうか。
伝説のある斧石(よきいし)、犬石。
垢離かき場など、興味深いものがいっぱい並んでいます。
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雨模様の休日、やることがないので鍋倉平に行ってみました。
ルートは禅定道ではなくナベクラ谷からの往復です。
ナベクラ谷は、鍋倉平までは非常に傾斜の強い谷で、途中2段10mほどの滝があります。
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鍋倉平は広い平坦地で、不思議なところでした。
よくあることですが、谷は地形図の水線とは違うところを流れています。
絵地図にあった水芭蕉は確認できませんでした。
石徹白の周辺では出作り・焼き畑が昔から行われてきましたが、このあたりも人が住んでいたのかもしれません。
現在は、平らな部分は全て杉の植林となっています。
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上流二俣まで遡行し戻りました。
そのうちに、コザエモンさんを誘って中居神社から大杉まで通しで歩いてみたいと思っています。





by s_space_s | 2018-10-01 20:18 | 山登り | Comments(4)
2018年 09月 06日

山越えして岩魚の谷へ —釣れないのは腕のせい?—

白山のちっちゃな谷のそのまた源流へ山越えして行ってみた。
尾根の乗越まで1時間くらい。トチ、ブナ、ミズナラの林床は低い笹で歩きやすい。
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イワウチワの群生する歩きやすい尾根をどんどん下る。
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目的の谷まで2時間かからなかった。
かなり水量もあり、岩盤主体のりっぱな谷である。
ここも先日の豪雨の影響を受けているようだ。
支流からガレが押し出している。
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地形図から想像していたのは、岩魚の楽園のような平流であった。
ところが、しばらく登ると予想に反して谷がゴルゴルしてきた。

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そして、遂に恐れていた滝場。
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廊下状がしばらく続き・・・
最後の滝。5m、2mの2段。
を抜けてほっとする。
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その後はゴーロとなるが、またも支流の伐採斜面から土砂の流出。
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この支流を分けてからは、魚影が走るようになる。
掛かるのは20㎝以上の良い型が多い。
けど、きっちり合わせたはずの魚が、取りこみの最中に外れることが何回もあった。
遊びなので、魚に逃げられても、さいなら~。って感じだが、尺物が水際で外れて、淵に戻っていくのを見送るのは悔しい。
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フッキングした魚が落ちてしまうことは、仕掛けの短い提灯釣りではよくある。
けど、今日は明らかに頻度が高い。
こういう時は、まず毛鉤の針先(ポイント)が鈍っていることが多いので、チェックする。
指の爪に斜めに滑らせ、引っかかればOKで、滑るようならダイヤモンドヤスリで研ぐ。

ポイントはそれほど鈍っていなかったが、念のため左右面と外側を研いだ。
使っている毛鉤は自分で巻いたものだが、研いでいて気になることがあった。
明らかに、ポイントがゲイプ側に巻き込んでいるのだ。

源流の滝

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最源流までイワナは生息していた。
納竿して支流を15分ほどで尾根に着く。
尾根上にはりっぱな道がつけられていた。

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なんと、この道が林道まで繋がっていて、鼻歌気分で車に戻れた。
豪雨の影響が納まったころ、また行ってみたい沢だ。


帰ってから、気になったフックの形状について調べてみた。
ポイントが内側に曲がっている形状のことを「ネムリ」というらしい。
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効用としては、
飲み込まれた鉤が喉の奥に引っ掛かりにくく、口元まで出てきて刺さる。
一旦フッキングすれば外れにくい。
構造的に鉤が折れにくい。
底石などに根がかりしにくい。などなど

マイナス面としては、
すっぽ抜ける確率が高くなる。
口を閉じてないとかからない。
ネムリが組織を切るためバーブが効きにくい。
早合わせに向かない。などなど

ということで、早合わせ勝負的な提灯毛鉤には向かない形状のようだ。
フライフィッシングでは状況によって頻繁に毛鉤を交換するのが普通だ。
テンカラの場合、流し方や誘い方で対応することが多く、面倒くさがりのわしなんか、数回の釣行を同じ毛鉤で通すこともある。
なので、巻くときは耐久性重視のマテリアルを使っている。

今回のことで、おかしいと思ったら面倒がらず、毛鉤を換えてみることが必要だと思った。
機会があれば、ストレートゲイプのネムリのないものと比べてみたいと思う。





by s_space_s | 2018-09-06 08:28 | 釣り | Comments(0)
2018年 08月 27日

姉川支流矢谷から1110mピーク尾根下降

【山域】伊吹山地
【場所】姉川支流・矢谷
【日時】2018年8月26日(日)
【コース】甲津原~矢谷~左岸1110ピーク~尾根下降
【メンバー】ヤマダさん(日本山岳会岐阜支部)、わし(岐阜テレマーク倶楽部) 
【天気】曇りのち晴れ
【タイム)矢谷出合6:50 1110mピーク10:45~11:05 矢谷出合13:00

ルート図(クリックしてね)
国土地理院の電子地形図にルート等を追記して掲載
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白山の谷へ行く予定でしたが、台風後もすっきりしない天気との予報にびびって・・・。
ブンゲンにも登らず・・・。
何とか予定コースは踏査できました。

日比野さんの続・百山百渓に矢谷の記録が載っています。
なんと日付が1989年2月26日の雪の日。
それも、ブンゲンまで3時間で遡行してみえます。

動き続けてないと凍えるような日だったのでしょう。
多分、日比野さんも楽しくなかったのだと思います(かってな想像です)。
記録にはナメ床が発達した谷との記述のみで、いいことが書いてない。
なので、これまで遡行の候補にも上がらなかったのでした。

暑い夏の日にシャワークライミングすると気持ちのいい沢です。
わしらはボルダリングのようにラインを設定して楽しんだり、生物を見つけては観察したり。
ゆったりとした時間を楽しみました。
ブンゲンにこだわらなければ左岸尾根を下ると便利です。
適度に難しい分岐もあるので読図の練習にも最適です。

前半はナメ床と大きなプールをもった手ごろな滝が連続します。
両岸が植林なのが惜しい。
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岩棚の滝
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棚に這い上がるヤマダさん。
うぉりゃー!

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くの字滝を攻める。
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連瀑帯の大スラブ滝は水量の多い左のチムニーラインから。
スリップしたら滝下までウォータースライダー。

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これは遊べなそうなので、あっさり巻いた。

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920mの二俣
右は滝の上に大岩が乗っかってます。
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少し戻って左岸支流から1110mピークを目指しました。
ほとんど藪漕ぎなしでピークに着きました。
クマが登った爪痕のたくさんあるブナの木の下で昼飯。
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コンパス・地形図を出して、2人でああじゃこうじゃ言いながら尾根を下りました。
廃道になったススキだらけの林道に出ましたが、暑いので谷に降りてクールダウンしながら戻りました。

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甲津原の「奥伊吹ふるさと伝承館」に寄りました。
入口から中を覗いていると、昼寝していた年配の管理人さんのところへ近所のおばあちゃんが訪ねてきました。
お二人が上がりなさいというので、中を見学させてもらいました。

ヤマダさんと熊の剥製を見て話をしていると、管理人さんがこのあたりの熊の話を色々聞かせてくれました。
熊は木から降りるときはどしーんとお尻から落ちてくる、だとか。
正面向いている熊は何もしない。後ろ向きの熊は危ない、だとか。
人間は熊より背が高いで、熊も怖がっている、だとか。
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木に登っているもう1頭の熊が、毛が茶色で何か変なので管理人さんに訊いてみると。
ツキノワグマではなく、何処かから持ってきたものだそうです。(多分、外国の熊)
「こんなもん、置いとったらあかんわ。」と管理人さん。
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江戸時代初期に建てられた民家です。
入母屋の破風に「水」の文字が面白い。
防火のための火伏せのまじないだそうです。
階段の横の湧水で顔と手足を洗わせてもらいました。

岐阜へ帰ると37度。





by s_space_s | 2018-08-27 20:16 | 山登り | Comments(4)
2018年 08月 19日

山抜け

続・百山百渓の100番目に紹介されているのが、板取の滝波谷である。
わしもこの記録を参考に1992年5月に谷を遡行し滝波山を登った。
源流は、いわゆる癒し系の自然の残る谷であり、山頂までヤブ漕ぎなしで突き上げていた。

この谷が7月の豪雨で完全に土砂で埋まってしまった。
大滝の落ち口には今も白濁した水が流れ込んでいる。
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谷は土砂で埋まり、溜まっている砂や泥もまだ固まってなくて、泥沼のようである。

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支流には自然の堰止湖が出来ていたりする。
規模は小さいので、本流の土砂の流出とともに消失すると思われる。
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泥のゴルジュを遡行してみる。
何時崩れてくるかわからないのでひやひやものである。
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何本も大木がなぎ倒されている。
この大トチも倒れるのは時間の問題だろう。
写真では分からないが、幹のかなり高いところまで泥が付いていて、川床から10m以上の水位があったことが分かる。
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下の写真は林野庁のヘリ調査の画像である。
左にあるのは林道延長によって行われた伐採・植林斜面で、今回の山腹崩壊は人為的なものではなかったようだ。
この谷の回復に、どれほどの年月がかかるのか想像もつかない。


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滝波谷沿いに上穴馬村に抜ける山道があって、滝波山の東の白木峠を越えていた。
今回大滝右岸に、部分的に抜けているが、明瞭な道が残っているのが確認できた。

延々と続く泥ゴルジュに、滝波山は諦めざるをえなかった。
林道に上がり車まで戻った。
いつもは澄んでいる板取川本流が、雨も降っていないのに白濁し続けているのを見ながら車を走らせた。




by s_space_s | 2018-08-19 20:06 | 自然 | Comments(0)