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2013年 05月 29日

「ヒルバオ」について考える

白山の山行計画を立てているときに、雪渓につけられた名前が気になりました。
今回滑ったヒルバオ雪渓、大倉尾根の北にあるカンクラ雪渓などです。
無精なわしは、とりあえずネットで検索してみました。
けど、由来が書かれているような資料は見つけることができませんでした。
ここで照会すべきはその道の研究者。

白山エコツアーの研究をしてみえる職場のM氏に尋ねてみることにしました。
以下、M氏からご回答いただいたメールを掲載させていただきます。
(自分で考えてなくて、すんません。)
わし的には、ヒルバオはギョウジャニンニク説あたりが納得の線です。
カンクラはサンカの風習説が興味深い。
追加の情報がありましたら、また紹介させていただきます。


******以下メール本文(一部修正あり)**********

雪渓の件ですが、石川県山岳会元会長さん?に聞きましたら以下のようでした。
明快なものがないようですが、よろしくお願いいたします。


<報告1>
さて、ご依頼の件ですが、名称の由来がサッパリ分かりません。
何人か、見聞の広そうな岳友に声を掛けていますが明快な回答が返って来ません。
カンクラの語源は神倉・神?・・? カンクラは泰澄大師が白山の神仏十一面観音を
感得した転法輪窟(?)を見上げる様な谷です。

ヒルバオは検討が付きません。岳友からヒルバオの下流(大白川源流)には行者ニン
ニクが群生しており、ニンニク(大蒜)の生えている場所を指す意味で蒜場尾で
は・・?とヒントをくれました。

御前峰の近くに御宝庫(おたからぐら)と云われる火山の大きな岩塊があり、庫(ク
ラ)ではないかと考えています。カンクラのクラは庫かも知れません。
カンクラは平瀬道側、ヒルバオは中宮道にあり、いずれも白山三禅定道の道筋から離
れており、古文書や曼陀羅にも表わされていない様です。
また、いずれの雪渓も岐阜県白川村に属します。白川村村誌など探してみる手があり
ます。
まだ、返事待ちの岳友が居りますので、解り次第ご連絡致します。
○○拝

<報告2>
或る人の談ですが・・・。
白山主峰の東面急斜面がカンクラ雪渓です。雪渓の下部から眺めると御前峰と剣ヶ峰
の間の雪渓が枕の窪んだ形状を成し、晒し木綿をぶら下げた様に見える。三角寛の
『サンカの社会』に、子供が4歳になると日課として、朝起きたら父親の枕をテント
の天井に吊り下げる仕事が与えられる。この枕を吊り下げることを「カンクラツリ」
というと書いてある。カンクラツリを連想しカンクラ雪渓と名付けたのではないで
しょうか?という談です。
白山にサンカが存在したのか分かりませんが、参考までに報告します。

※1995年1月発行の石川県白山自然保護センター発行の「はくさん93号」にもこの推測に関する記述があります。
 サンカの分布については、通説では北海道、東北を除く全国に広がっていたようです。
 ただし、三角寛のサンカ研究には創作も多いとのことです。(がおろ注記)

<報告3>
十一面観音で観庫かも。
東面に立ち入る文人は稀だったでしょうからカンクラ、ヒルバオを記述した古文書を
探すのは並大抵ではないと思います。
何に必要かわかりませんがご健闘を祈ります・・・(^^)
○○様

by s_space_s | 2013-05-29 22:58 | 山登り | Comments(0)
2013年 05月 25日

白山ヒルバオ雪渓・仙人谷源頭滑降

今シーズンの滑り納めに行ってきました。
別当から中飯場上の担ぎは覚悟していったので、この時期としては沢山滑れて大満足の一日でした。
翠ヶ池からヒルバオ雪渓の斜面は素晴らしかった。
大汝から滑り込んでも良さそうでした。

時間があったので仙人谷も覗いてみました。
火の御子峰の崩壊ぐあいが硫黄尾根みたいでした。
仙人谷の斜面も非常に快適で楽しめました。
2100mあたりまで滑り込みました。

先日から少し風邪気味で腹の調子も悪かったので、戻りの登り返しはふらふらでした。
最後は室堂平の上から甚ノ助ヒュッテの下1700mあたりまで950mほどの滑降でフィニッシュ。
今シーズンも発見がいっぱいがあったテレマークスキーでした。

【山域】白山
【場所】ヒルバオ雪渓、仙人谷
【日時】2013年5月25日(土)
【コース】別当~室堂~翠ヶ池~ヒルバオ雪渓~仙人谷源頭(2100mぐらいまで)~翠ヶ池
     ~室堂~別当
【メンバー】いしはらさん、こざえもんさん、わし(岐阜テレマーク倶楽部:テレ仲間募集中!) 
【天気】快晴
【ルート図】
白山ヒルバオ雪渓・仙人谷源頭滑降_e0064783_21282759.jpg



別当のあたりは既に新緑の感じ。
「雪あるんかしら?」
白山ヒルバオ雪渓・仙人谷源頭滑降_e0064783_20372569.jpg

H1700mぐらいから雪が繋がってくる。
右手に別山
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弥陀ヶ原
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翠ヶ池の上で一服
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こざえもんさんいい感じ
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次はヒルバオ雪渓へ滑り込む
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いしはらさん(右)とこざえもんさん(左)のデュエット
白山ヒルバオ雪渓・仙人谷源頭滑降_e0064783_21454377.jpg

ヒルバオ雪渓を振り返る。
左のピークは剣ヶ峰、右が大汝。
鞍部から滑りました。
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仙人谷のコルから仙人谷を望む
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火の御子峰をバックに仙人谷を滑るわし
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いしはらさんのテレマーク
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仙人谷のコルへ戻りハイマツを漕いでヒルバオ雪渓へ戻る。
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こざえもんさんは仙人谷は省略して一足先に翠ヶ池へ戻った。
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バックの鞍部になっているところが仙人谷のコル。
わし、もうふらふら
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室堂への大斜面
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元気一杯のこざえもんさん(から元気?)
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甚ノ助ヒュッテ目指して荒れた急斜面の谷を滑る
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タイム:別当橋7:00 弥陀ヶ原10:00 翠ヶ池上11:30 仙人谷2100m12:50
     翠ヶ池上14:15 室堂へ滑降開始14:50 H1700m15:55 別当17:00

(おまけ)
「ヒルバオ」について考える

by s_space_s | 2013-05-25 23:12 | テレマーク | Comments(9)
2012年 07月 17日

石徹白川源流カサバ谷~うえ田湿原・桧笠羽湿原~銚子ヶ峰

今年の春にテレマークで何回かこの山域に入り、白山修験道の調査などにも参加して、ますます石徹白に興味が沸いてきた。
日本登山体系には白山の沢の最後の方で石徹白川流域が紹介されている。
遡行価値があるのは、左岸の支流、倉谷と初河谷しかないと書いてある。
昔、岐阜登高会のG木田君と2日連続でこの二つの谷を遡行した。
倉谷はあまり印象に残っていないが、たしかに初河谷は中流の2つの大滝と上流のナメが素晴らしいところであった。

けど、石徹白川源流が今わしの興味を引くのは・・・。
民宿「おしたに」のご主人にお聞きした古のカサバ谷のブナとミズメの原生林の鬱蒼としたイメージ。
源流の湿原の風景。
かつて白峰と石徹白の村人の交流があった笠羽峠。
きっと昔とは変わっているであろうが、少しでも自分の目で見ておきたい。
また、大滝から上流が永久禁漁になっているため、源流のイワナを追いながらの遡行も期待した。

期日:2012年7月8日
メンバー:コザエモンさん、がおろ
タイム:初河谷出合上流車止7:10 大杉登山口7:20 母御石谷出合8:00 二股9:50 うえ田湿原12:20 登山道14:20 銚子ヶ峰14:45 神鳩非難小屋15:30 大杉16:25 車止17:10

ルート図(クリックしてくりょ)

石徹白川源流カサバ谷~うえ田湿原・桧笠羽湿原~銚子ヶ峰_e0064783_12343826.gif

コザエモンさんの記録


椎高谷出合のあたりで山抜けがあり、自動車が入れないため、少し戻って、路肩に駐車。 

がけ崩れ現場。帰りには通れるようにしてあった。



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大滝(カウレ大滝)の対岸のスラブに貫入する火山岩脈のダイクが面白い。



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古い橋が架かる願教寺谷出合を過ぎると、ゴーロの谷がずっと続く。
古いワイヤーが落ちていたりするが、谷は苔むして水量が安定しているらしい。
大木はないが自然林のいい感じである。



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滝らしい滝はない。
巨岩が多く、乗越が結構しんどい。



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サワグルミが多い。(レンズが濡れてました。)



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二股。左俣(西カサバ谷)へ入る。



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ここから沢は急になり、沢自体が急なゴーロ滝のような感じ。
インゼルを過ぎて少し登ると、初めてのナメ!



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そして上流を見ると・・・。
なんじゃ、こりゃー。
スラブに掛かる2段25mほどのりっぱな滝が現れた。



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ロープや三つ道具も持ってきたので、一瞬喜んだのであるが、滝の下まで行って見ると、谷は右に折れて続いており、目の前にあるのはH1400 あたりの側壁に落ちている支流の滝であった。
本流もここから小滝が連続する。



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バックに25m滝



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ちょっとしたスラブ滝



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最後の二条チョックストーン滝は右からコザエモンさんがやけくそのシャワークライミングで抜ける。(2人とも後で震えました。)



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H1450あたりで滝場は終わり、流れは平坦になる。
しかし、環境が厳しすぎるためか、期待した魚影は走らなかった。



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沢には薮がかかるようになり、四つんばいで進むところも多くなる。
クマにでもなった気分。
ガスのため目標物が設定できないので、地図とコンパスで方角を確かめながら進む。
ダケカンバとオオシラビソがぽつぽつ生える笹原を水線に沿って進む。



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沢に沿って獣の新しい踏み跡が付いていた。
コバイケイソウがなぎ倒されている。



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クマかと思ったが、下山中にお会いした登山道整備中の石徹白のおやじさんによれば、イノシシがミズバショウを食べて歩いているらしい。
ミズバショウの花は終わっていた。



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水がどこを流れているかわからなくなったころ、うえ田湿原に付く。



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ニッコウキスゲが咲き始めだった。
足の踏み場もないほど群生しており、最盛期には素晴らしい眺めになるだろう。



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一瞬ガスが上がり、銚子ヶ峰が顔を出す。



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湿原にはモウセンゴケが多い。



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ガスの中稜線に向けて藪を漕ぐ。



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急斜面を登りきるとまた平坦な場所に出た。
そこに面白い形のヒノキがあった。
山行前にこの地域を調べたとき写真を見たことがあった「つなぎぶしの桧」だ。



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泰澄上人が刈込池に封じ込めた悪蛇の姿をとどめているという伝説がある。
確かに蛇がのたくったような不思議な株である。



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ここで沢靴を替え、追分峰に向かう。


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右手のくぼ地にまた湿原が現れる。
桧笠場湿原である。



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コバイケイソウと(おいしそうな?)シダが群生していた。



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稜線までは手強いネマガリタケの薮漕ぎ。
登山道に出るころやっとガスが晴れ、尾上郷が見渡せた。



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登山道脇はお花の真っ盛り。
アカモノ、ゴゼンタチバナ、コイワカガミ、ニッコウキスゲなど写真を撮りながら、のんびり下る。
これは何やった?カンチコウゾリナ?すぐ忘れてまう。



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可憐なマイズルソウ



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振り返ると、尾上郷川の源流、別山谷にまだ雪が残っていた。
ここも、いつか遡行してみたい。



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母御石への稜線。



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泰澄上人について白山に登ろうとした母の伝説が残る母御石。


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この伝説についてよく紹介されている筋書きは、泰澄上人が女人禁制を守るため法力で石を割り母を閉じ込めたというもの。
ある説話では、白山の神(くくり姫)に嫉妬されて「おたけり坂」などで落石、雷、土砂降りなどでぼろぼろになった母がついにこの石のところで力尽きて死んでしまう。
白山で修行をしていた泰澄上人が南を見ると母の御影が見えたような気がして、急いで別山を越え戻ってみると母が倒れていた。
その霊を弔う(やはり閉じ込める)ためにこの石を割ったという。
こっちのほうが腑に落ちるものがありません?

いつ見てもりっぱな大杉



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登山口に戻って林道を歩いていると、面白いものが。
オトシブミ。色んな葉っぱが使われている。
種によって使う葉がきまっているのだろうか。
一つ広げてみると小さな卵が入っていた。



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こんな葉っぱを使っていた。たぶんケヤマハンノキ。



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倉谷出合を過ぎたあたりの林道脇にまたまた面白いものが。
硯のようにくぼんだ大きな平たい岩に水が溜まって池ができている。



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奥のほうに、何か白いものがぶら下がっている。
よく見るとモリアオガエルの卵だった。



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遡行価値うんぬんと言われると、「?」となりますが、このあたりの支流を全部踏査してみたい、支流の支流まで何があるか見てみたいと思うわしでした。







by s_space_s | 2012-07-17 17:59 | 山登り | Comments(3)
2012年 04月 14日

蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m

現在,白山スーパー林道の岐阜県側の料金所のある旧馬狩の集落。
ここから廃村加須良に抜ける道の峠に蓮如上人がお座りになったと言われる岩があります。
蓮如岩と名付けられ,地形図にも表記されています。
峠も蓮如峠と呼ばれ,昭和初期まで往来があったようです。

こんな悲しい歴史もありました。
弧村のともしび

トヨタ白川郷自然学校が取り組んでいる古道再生プロジェクトの話を聞いて,この峠と蓮如岩に興味を持ちました。
また,峠の南にある1441mピークの台地状の地形も面白そう。
この日曜日に,こざえもんさんを誘って,ステップソールで遊びに行ってきました。

蓮如岩は蓮如上人が座られたくらいの岩なので,今の時期は積雪に隠れ見ることはできませんでした。
1441mピークは自然学校のインタープリター加藤さんから,自然が手付かずで残り,クマが多数生息する素晴らしいところと聞いていました。
ブナ,ウダイカンバなどの原生林とクマ,キツネ,カモシカ,ノウサギ,イノシシなどの動物が非常に濃いのが印象的な畏敬の念さえ覚える場所でした。
多数のアニマルトラック(でかいクマのも)はもちろん,カモシカを間近で観察し,イノシシとカモシカの新しい死体を観ました。

一番心配していたのは,横谷の横断です。
往路はブーツのまま,じゃぶじゃぶ徒渉しました。
帰路は,ラッキーなことに地形図には表記のない林道が延びてきており,この林道の橋を使ってスーパー林道に戻ることができました。
帰路のルートを使えば蓮如峠,1441mピークを比較的容易に往復でき,ブナ林の滑降が楽しめます。
このルートで経由することとなる,スーパー林道から分かれた横谷側の斜面も美味しそうなところがありました。

パウダーの時期にまた行ってみたいと思います。

【山域】白山北部
【場所】馬狩周辺
【日時】2012年4月14日(土)
【コース】自然学校~蓮如峠古道登り口偵察~スーパー林道~尾根経由で横谷徒渉地点~
     蓮如峠~1441mピーク~蓮如峠~横谷左岸林道経由スーパー林道~
     林道下斜面滑降~自然学校
【メンバー】こざえもんさん、わし 
【天気】小雨のちくもり
【タイム】自然学校7:30 スーパー林道8:45 横谷徒渉地点10:30 蓮如峠12:00
     1441mピーク14:20 蓮如峠15:20 スーパー林道17:20 自然学校18:00
【ルート図】クリックしてね
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_74831.jpg

蓮如峠への古道の状況をまず見に行きましたが,スキーが使えそうにないのでスーパー林道に戻ります。
こざえもんさんはおニューのMADSHUSのウロコ板。
わしのとは太さが違うなぁ。
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天気は小雨からホワイトアウト気味。
蓮如峠も霞んでいます。
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林道終点から横谷への急斜面に滑り込みます。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_745783.jpg

谷は増水して徒渉すれば濡れずには済まない感じ。
二人で行くか戻るか暫し思案のときがありました。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_75618.jpg

やっぱり渡ろうということになりました。
ここは中洲の手前で,向こう側の水量はもっと多く,完全に濡れました。
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滑ってきた尾根を振り返る。
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峠への支流は最初,堰堤が連続しますが,谷は開放的でスキー向きです。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_753686.jpg

帰りの滑降が楽しみです。
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途中から谷は急になります。
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カエデの大木とこざえもんさん
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山から降りてきた新しいクマの足跡
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_761536.jpg

この足跡の主は中ぐらいか。
あとでもっと大きな足跡を見ました。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_762290.jpg

峠まではブナ,カエデの疎林。
峠の向こうは木が小さく,昔、斧が入ったのでしょうか。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_763184.jpg

峠でご機嫌なこざえもんさん。
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峠から上は少し急になります。
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台地に上がったところに不思議な感じの広場がありました。
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ブナ,ウダイカンバの原生林は怖さを覚えるほど。
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苔のついたブナの大木
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クマの木登り跡
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今日一番の大木
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ピークの手前で予期しなかった,大きな雪庇。
崩落しているところもあり,ガスが掛かった状態で,越えるのは無理かと思われました。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_783727.jpg

また暫し思案のときがありました。
ここまでで戻ろうかと思ったとき,一瞬ガスが切れました。
これも他力の妙でしょうか。
雪庇の崩れた部分から這い上がり遂にピークに到着(合掌!)
時間も押しているので行動食を少し食べすぐ出発。
蓮如峠から蓮如ピーク(仮)1441.5m_e0064783_784873.jpg

ステップソール天国です。
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旧加須良の集落跡が遠くに望まれました。
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峠からの谷の滑降も快適です。
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下部の広い斜面を楽しみます。
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横谷を渡る橋が架かっていました。
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カモシカの死骸。内蔵だけ食べられていました。(合掌)
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エノキダケが出ていました。(大根おろしでいただきました。)
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林道をのんびり歩いてスーパー林道に戻りました。
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5時過ぎでしたが,林道下の斜面をもう一滑りして帰りました。
もう、お腹いっぱいの大満足な1日でした。










by s_space_s | 2012-04-14 14:45 | テレマーク | Comments(2)
2012年 03月 18日

ひるがの高原~大日ヶ岳~天狗山~アマゴ谷~尾上平スキー場跡

前日本降りの雨で、あまりやばい斜面のあるところは行きたくない。
先週も行者道調査に入り、気軽にハイクできそうな大日周辺へまた行って来ました。
今回のメインはアマゴ谷を滑って、みずかみさんから聞いて気になっていた尾上郷のスキー場跡へ下るルートです。

ひるがのから大日の尾根はアニマルトラックも多く、自然観察にもってこいのルートです。
天狗山周辺は雪がよければ快適な滑降が楽しめるところですが、今回はすごい腐れ雪。
悪雪修行となりました。
それもまた楽し。

アマゴ谷の滑降は上での修行の成果か、思ったより快適にすべることができました。
尾上平スキー場跡は廃墟となっていました。
なんか不思議なところでした。

【山域】白山南部
【場所】大日ヶ岳周辺
【日時】2012年3月18日(日)
【コース】ひるがの高原大日ヶ岳登山口~大日ヶ岳~大日谷滑降~天狗山~東面滑降~アマゴ谷の頭~アマゴ谷滑降~尾上平スキー場跡~ひるがの高原登山口
【メンバー】いしはらさん、わし 
【天気】くもり
【タイム】登山口7:00 大日ヶ岳10:30 天狗山12:00 アマゴ谷の頭13:30 尾上平スキー場跡14:00 ロッジ跡15:30 主尾根16:00 登山口16:40 
【ルート図】クリックしてね
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これだけ指の形がはっきり出ているノウサギの足跡は珍しい。
しかもかなり大きかった。
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ミズメの冬芽
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ブナ、ミズメ、ミズナラが多い。
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ドライフラワーのようなツルアジサイ
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滑り込む予定のアマゴ谷の頭からスキー場跡を望む。
ロッジの屋根が見えた。
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尾根の上部。ウラジロモミが混じる。
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大日ヶ岳で岐阜登高会の大先輩、白木さんと河村さんにお会いする。
お二人ともお元気そうでした。
少しお話してから、大日谷へ滑り込む。
昨日の雨で腐れ雪のうえに、流水溝とクラストがあり、ちょー難しかった。
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200mほど滑り、シールを付け、天狗山へ向かう。
途中で見かけたツタウルシの冬芽。
木に巻きつく様子はツルアジサイと同じだけど、こちらは要注意。
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天狗山直下
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先週縦走した鎌ヶ峰方面の稜線
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天狗山から東面の谷へ滑り込む。
ちょっといい感じかも。
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けど気を抜くと、またまたこのとおり。
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いしはらさんは悪雪にも薮にも強い。
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わしもちょっと馴れてきたかも。
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ここも200mほど滑って、谷の上部をトラバースしアマゴ谷の頭に向かう。
ガスが出てきたアマゴ谷に滑り込む。
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雪の状態はあまり変わらなかったけど、滑りに余裕が?
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アマゴ谷は上部はブナ、中間部はカラマツのいい感じの谷だった。
下部はほぼ左岸を滑り、谷が割れて左岸の斜面が崖になる手前で林道跡に出た。
林道跡を滑り1回渡渉してスキー場跡の林道へ出る。
ここからは探検気分で、スキー場跡を見て回る。
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こちらオペレーター。もしも~し。
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古い索道がそのまま。
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無念の涙雨に煙るゲレンデ。
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けっこう立派なロッジ。まがったロの字が哀しい。
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林道を辿ればひるがのに戻れるが、ショートカットして小谷を登る。
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登山道の尾根に戻り、登山道沿いに滑降する。
雪が切れそうなとこもあって、あまり快適ではない。
スキーなら主尾根をそのまま滑り林道にでたほうが快適かも。











by s_space_s | 2012-03-18 21:31 | テレマーク | Comments(3)
2012年 03月 16日

白山行者道エコツーリズム調査(その2)

鴛谷卓蔵さんからの聞き書き

先日の白山行者道調査の際にお世話になった民宿「おしたに」のご主人のお話を備忘録としてメモしときます。

・30年前の白山室堂では越前室の勢力が強く、非常に立派な石室が運営されていた。
 石の壁で梁には松の大木が使われていた。中では焚き火が焚かれていた。
・若い頃室堂からお客を石徹白まで送り、少し休んでその日のうちに室堂へ帰ったことがあった。
 (すごいですね。)
・白山神社は愛知県に多い。(これは何勢?)
・修験者は石徹白の集落に寄らず、尾根道を通って白山に向かった。
・途中にある「宿」と呼ばれる場所は寝泊まりするところという意味ではなく、祭をするところ。
 護摩を焚くところ。
・大日ヶ岳経由の行者道以外にも野伏側の尾根を経由して白山に向かった修験者がいたと思われる。
 山の名前にその由来が感じられる。
・石徹白へは牛首、打波から出作りにくる人が多かった。そのまま住み着いた人もいた。
 出作りとは山のなかの平坦地を開墾してひえ・あわなどの雑穀を栽培すること。
・和田山(現牧場跡)は非常に肥えた出作りに向いた場所だった。
・橋立峠が加賀・越前との交流の道。「嫁取り峠?」という異名もあった。
・冬期、村外との交流は桧峠経由に限られていた。
 (現在も同じ。なお、冬に桧峠を車で越えられるようになったのは、スキー場ができた1972年。)
・ある事象(笹が鳴るとか)があるときは桧峠を通ってはいけないなどのルールがあった。
・冬期に力尽きて峠を越えられず死亡する者もあった。
・カサバ谷の源流はブナ、ミズメ(アズサ)の巨木が鬱蒼と茂る森だった。
 (現在は伐採され、灌木が残るのみ。)











by s_space_s | 2012-03-16 08:49 | テレマーク | Comments(0)
2012年 03月 13日

白山行者道エコツーリズム調査

勤め先の大学で白山エコカフェ、長良川エコカフェなどを主催してみえる、みずかみさんから、石徹白周辺から白山にかけての行者道をエコツアーのフィールドにするための調査に協力して欲しいとの依頼があり、大日ヶ岳を周遊してきました。
3月では雪崩、アイスバーン、吹雪など一般的なエコツアーで企画するにはちょっと厳しい条件ですが、ルートの設定や残雪期に行うなど工夫すれば、すばらしい企画が実施できることがわかりました。

個人的には、天気のいい日にステップソールで駆け抜けたくなる、そんなコースです。

白山の三禅定道の一つ、美濃禅定道は、長滝白山神社から桧峠付近を越え、石徹白川を遡って大杉あたりで尾根にとりつき神鳩から主稜線を北上し白山に続いています。
これは、一般の参拝ルートであったらしく、修験者は石徹白の集落は経由せず大日ヶ岳から主稜線を辿って神鳩で合流しました。
途中には何ヵ所も宿坊(祭礼場所)があり、その遺跡が発見されています。

今回は、石徹白を起点に檜峠から大日を経て天狗の鼻までの行者道の踏査と中居神社から尾根に上がる道として使われたかもしれない「わさびそ尾根」の下降を目標にしました。

【山域】白山南部
【場所】大日ヶ岳周辺
【日時】2012年3月11日(日)
【コース】ウイングヒルズスキー場~水後山~大日ヶ岳~天狗山~わさびそ尾根滑降~林道除雪終点
【メンバー】みずかみさん、こじま先生、わし 
【天気】快晴のち吹雪
【タイム】スキー場トップ8:20 水後山9:50 大日ヶ岳13:00 天狗の鼻15:00 林道車止18:00
【ルート図】(クリックしてね)
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お世話になった、石徹白の民宿「おしたに」
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夜は、白山室堂で30年働いてみえたご主人、鴛谷卓蔵氏に白山、石徹白周辺の行者道、村の生活などについてお話を伺いました。
興味深いお話がいくつもあり、その内容は、みずかみさんの報告書などで公表されると期待します。
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翌日は快晴。
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水後山まではこんな感じ。
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みずかみさんが前日に撮影した水後山(左端)と鎌ヶ峰(中央)。
手前はウイングヒルズの頂上駅です。
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鎌ヶ峰への稜線。
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水後山でピットを掘り、安定していたのでスキーで鎌ヶ峰に向かいました。
しかし、北面には薄く新雪が乗っていてスキーがグリップしないため、つぼ足に切り替えました。
たまにクラストがブレイクして泣きが入ります。
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雪庇注意
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鎌ヶ峰から大日の稜線。
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アイゼンが欲しいところもあります。
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大日手前の急斜面。
ガイドさんがロープでお客を降ろしていました。
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大日ヶ岳に着いたころから白山方面が怪しい雲行きに。
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あっという間に雪が降り始めました。
天狗の鼻までは左が切れていて、右がなだらかな地形でルートは分かりやすい。
ステップソールで自由に散歩できそうなところです。
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下降した「わさびそ尾根」はブナ、ミズナラの大木が残るいい雰囲気の尾根です。
晴れていれば、楽しい滑降になりそうなところです。
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わさびそ尾根は支稜が多く広い尾根で、ルートファインディングが難しくなります。
地図、コンパス、頭を駆使して吹雪の中、ルートを見つけていきます。
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最後は林道をのんびり滑り、なんとか明るいうちに車に着きました。
お疲れ様でした。
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by s_space_s | 2012-03-13 21:15 | テレマーク | Comments(2)
2012年 02月 21日

日照岳1751m福島谷支流滑降

山屋のゲンゴロウさんのお誘いでテレマークに行ってきました。
場所は、人気ルートの日照岳。
彼は、ここへはルートを変えてもう6回も来ているとのことでしたが、わしは、何時でも行けるからと後回しにして行ったことがなかったので、お言葉に甘えてしまいました。

前日に大雪が降ったのではないかと心配しながら行ってみると、今回もこのあたりはあまり降っていなかった。
しかし、上のほうは新雪が残っておりました。
頂上から北東に向かっている小尾根から福島谷へ滑り込み、底なしパウダーを味わいました。
1550mあたりまで谷を滑り、シールで登路の尾根に登り返しました。

1300mあたりから、登った尾根の北の谷に滑り込みました。
ここでもまあまあの新雪を楽しみながら、あっという間に国道まで降りました。

今回のメンバーはゲンゴロウさん、金沢の鮎川夫妻、コザエモンさん、わしの計5人。
ゲンゴロウさんは予想どおりのすごい体力とアグレッシブなテレマークに感服しました。
鮎川さんのことは、昔から白山の沢の記録などでお名前だけは承知しておりましたが、さすが山屋のオーラが違うような気がしました。
奥さんも気のおけない楽しい方で、いい山行となりました。

【山域】白山前衛
【場所】日照岳
【日時】2012年2月19日(日)
【コース】国道駐車スペース~日照岳~福島谷支流滑降~主尾根に登り返し~駐車スペース
【メンバー】ゲンゴロウさん、鮎川夫妻、こざえもんさん、わし 
【天気】晴れ
【タイム】駐車スペース7:00 日照岳10:25~11:25 駐車スペース12:50
ゲンゴロウさんの記録

気温は-15℃以下。
ダイアモンドダストを観ることができました(ダム湖に落ちているサン・ピラーのように見える部分)。
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鮎川さんのザックには、何故かワカンが・・・。
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こんな感じの和気藹々で登りました。
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彼らの流儀(バックは白山)
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ピットを掘りECT実施のうえ概ねいい評価ができたので、福島谷支流の源頭を滑りました。
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ゲンゴロウさん、かっとぶ。
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こざえもんさんの新雪滑降
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わしも、いただきま~す。
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こんな美味しい斜面でした。
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1300mあたりから滑り込んだ谷もこんな感じ。
百戦錬磨の鮎川さん。やる~!
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ネーちゃんもGO!
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フリースで滑ったわしがバカでした。スプレーまみれです。
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またお願いします。
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by s_space_s | 2012-02-21 00:42 | テレマーク | Comments(6)
2011年 09月 18日

残り咲き(9月の白山)

高山植物に関してはまったくの素人です。
そんなわしですが、ある必要性から、代表的な花の名前だけでも憶えようと、ハンディ図鑑を買ってきてトイレなどで眺めています。

今回は、もう9月ということであまり期待はしていなかったけれども、何種類か、かわいらしいお花(「お」を付けたくなります)を観ることができました。
カメラは性能がよくないし、花の名前も違っているかも知れませんが、自分のメモがわりに貼り付けてみました。

(観光新道下部)

アキノキリンソウ
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アキギリ
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シナノオトギリ(ミヤマオトギリ)弟切と言う名前には悲しい謂れが
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ミヤマセンキュウ(thank you!)
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(観光新道中間)

ホソバノヤマハハコ
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尾根に出たあたりでよく咲いていたリンドウ。(何リンドウ?)
オヤマノリンドウより立派で1輪ずつ咲いていました。
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なんとかシャジン?(ツリガネニンジンの仲間)
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なんとかアザミ
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これは図鑑見んでもわかる。
ハクサンフウロ
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樹木ならある程度判るのですが・・・。
オオシラビソの実
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殿ヶ池非難小屋でカップ蕎麦を作っておにぎりを食べました。
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室堂に早めに着いて、まだかみさんも元気なのでお池めぐりをしました。
伝説の翠ヶ池
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オヤマノリンドウ花盛り
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これ以降、カメラの電池が赤信号で、ほとんど撮れず。

あと、
非難小屋あたりでマツムシソウたくさん。
室堂周辺でイワギキョウいくつか。
チングルマのふわふわの髭たくさん。(あれ何?)
クロマメノキ、シラタマノキ少し味見。
ナナカマド、ウラジロナナカマド、タカネナナカマド比較研究(大げさ)。

久しぶりに室堂の小屋にお世話になりました。
食堂も新しくなり、ご飯も美味しく、また行きたくなりました。

高山植物に詳しい方みえたら、是非ご教示お願いします。

by s_space_s | 2011-09-18 00:00 | 山登り | Comments(2)
2011年 09月 15日

白山観光新道の化石

バスで別当出合まで運んでもらい(400円)、準備体操をしてから出発。
観光新道は最初から急登で、調子を見ながらゆっくり登りました。

登りながら、多分人工的に敷かれた登山道の踏み石を見ていたら、へんな模様のある石がありました。
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これも家に帰って、職場の地学のK先生に写真を見ていただきました。

以下、K先生の解説を引用させていただきます。

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添付の写真は手取層群の二枚貝化石だと思います.
ただ,貝の部分は溶けてしまって,印象化石となっているようですね.
殻は炭酸カルシウムなので溶けてしまうことが良くあります.

白山は火山ですが,山体は小さく,裾野の大部分は基盤の手取層群からなります.
別当出合付近も手取層群ではないかと思います.

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下山して白峰の「白山展望の湯」に入りました。
ここの露天風呂の壁にも、このあたりで出た植物化石の入った石が貼り付けてありました。

昔(25年ぐらい前)、石徹白の初河谷をG木田くんと登ったとき、恐竜の足跡化石みたいな岩があったのを思い出しました。
そのときはカメラを持っていなかったので記録できませんでした。
その後、G木田くんが専門家の人を案内して谷に入るようなことを言っていましたが、結果はどうやったんやろう?
今になって気になります。









by s_space_s | 2011-09-15 20:00 | 山登り | Comments(5)